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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo (15)

  • 小室事件についてちょっとコメント:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    個人的にはかなり衝撃だった小室事件ですが、これは著作権の話ではなくて、詐欺の話ですよね。とは言え、著作権特有の事情が話を複雑にしているのは確かです。既にITmedia岡田記者が記事を書いてますが、ちょっと補足しておきます。 たとえば、このような詐欺行為を土地でやるのは困難です。土地には登記制度があるので、登記簿を見ればその時点での真の所有者が誰であるかわかります。だから、自分の所有でない土地や勝手に処分できない土地を売ったりしようとしても、登記簿を調べらればすぐわかってしまいます(ナニワ金融道にあったように、詐欺的行為で登記簿自身を改竄してしまえば別ですが)。 特許権にも同じような登録制度があります。そもそも、登録しないと特許権が発生しませんし、また、譲渡の時も登録が必須です。ゆえに、特許侵害の警告をかけられた時は、受け手側の弁理士(弁護士)は、まず特許原簿を確認すべしというのが大原則です

    小室事件についてちょっとコメント:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • 米国では1年ちょっとでDRMフリー音楽配信が当たり前になってしまった件について:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    Wal-Martが販売していたDRM認証サーバの運用を停止するということで、DRM付きMP3ファイルを買っていた消費者がファイルの転送等ができなくなってしまうということが、ちょっと問題になっています(関連記事)。Wal-Martは、DRMサーバの遮断前にCD-Rにコピーすることで対応せよと言っているようですが、「リファンドしろ」という声もあるようです。 Wal-Martがどうするのかはわかりませんが、これを見て思うのは米国ではDRMフリーの音楽配信が当たり前になってしまったんだなあということです。 昨年の2月にスティーブジョブズが「DRM不要論」を提唱した時は、「そんなことをしたら違法コピーが蔓延して音楽産業は壊滅する」とか「DRMを廃止できないのとわかっていてのジョブズの詭弁である」というような意見がありました(私も後者の立場でブログ・エントリーを書いたりしました)。 それから1年ちょっ

    米国では1年ちょっとでDRMフリー音楽配信が当たり前になってしまった件について:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    ptj
    ptj 2008/10/06
  • 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > そもそも何で国内曲とか外国曲とかややこしいことになっているのか? : ITmedia オルタナティブ・ブログ

    なんか今週はニコ動に振り回されてしまった感じであります。ところで、前回書いた質問(「静止画あるいは真っ黒画面にJASRAC管理外国曲を付けたものはアップできますか?」)について、ニコ動側から回答が帰ってきました。お答えはNGというこことです。「動画投稿サイト」としてJASRACと契約している以上、投稿されたものはすべて「動画」とみなすという運用のようです。 さて、そもそも、なぜ同じJASRAC管理曲でも国内曲はOKで外国曲はNGというややこしいことになっているのでしょうか? この説明をするためには、まず逆に、なぜ外国の曲を日で演奏したり、ネット配信(動画なし)したりする時に、その外国の著作権団体の許諾を受けなくてよいかを考えてみましょう。これは、世界各国の著作権管理団体がネットワークを結んで互いに許諾を行い、利用料のやり取りをしているからです(JASRACのサイトの「JASRACの国際ネ

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  • 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > ウィルス作成者逮捕、ただし容疑は著作権法違反 : ITmedia オルタナティブ・ブログ

    P2Pで広まるウィルスの作成者が京都府警に逮捕されたそうですが、「日にはウイルス作成そのものを処罰する法律がないため、府警はアニメ画像を作者に無断でウイルスに使用した著作権法違反容疑を適用し、立件に踏み切った」ということだそうです(ソース)。 もちろん、ウィルス作成に対して何らかの制裁があるべきなのは当然ですが、安易に著作権法を適用してしまうことに違和感を感じます。著作権侵害は普通の日常生活を送っていてもやってしまいがちであるにもかかわらず、刑事罰も適用されますので、警察がその気になればわりと簡単に逮捕できてしまうのですね(もちろん、逮捕状は必要ですが)。 以前、教師が子供の死体写真をネットで公開するという相当に反社会的な事件がありましたが、これも容疑は著作権法違反でした。児童ポルノ法違反には問えないので、他人のスナップ写真を勝手に使ったということで著作権法違反としたようです。もちろん、

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  • 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > 【雑談】TV局の現場的にはYouTubeは黙認? : ITmedia オルタナティブ・ブログ

    以前、宇多田ヒカルがテレビ番組で「YouTubeで自分が出演した番組を観てる」と発言したのがスルーされてた(生番組ではないのにカットされてなかった)点について書きました。 今朝の「特ダネ!」でも、投稿サイト一般の特集で、アニメ声コメンテーター(山崎バニラ)が、「お笑いの人と仕事するときは事前にYouTubeみてネタを調べておく。自分が出てた番組を後で観るとバカみたいに見える」等と発言してました。もう一人のコメンテーター(竹田圭吾)は、「古い映像資料が必要な時に(YouTubeを)観ることはある。図書館のようなものと考えている」と懸命にpolitically correctにしようとしていました。番組はそのまんまスルーしてしまいましたが、TV局の現場的には、さすがに番組やDVDを丸ごとアップされるのは困るが、このレベルの使い方であれば黙認という感じなんでしょうかね?こういうのに対して「違法行

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    ptj
    ptj 2008/01/22
    めちゃイケで加藤号泣動画のアクセス数とかネタにされてたなあ
  • なぜ私はJASRACと契約するに至ったか:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    なんか、ミクsingsがITmedia体で記事になってしまいました(書いたのは岡田記者?)まあいいですけどね。そのわりにコメントが延びないな(^_^;) さて、何でわざわざJASRACと契約してまでこんなことをやっているかということなんですが、第一には、ミクを通じて世の中の人に知られざる名曲を知ってほしいという「教えて君」ならぬ「教えてあげたい君」的な気持ちがある一方で、さすがに知財を商売にしている以上、違法・脱法行為はできないからであります。 第二には、JASRACに対して漠然とした文句を言うだけではなく、実際に正規の手続きを取ってみて具体的問題があるところを問題にしようと思ったからであります。私は、別にJASRACの中の人とは全然関係ありませんし、代々木上原のJASRACの異常に豪華なオフィスビルとその隣にある謎の古賀政男記念館の前を通るたびに複雑な気持ちになってしまう者です。とは言

    なぜ私はJASRACと契約するに至ったか:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    ptj
    ptj 2007/12/04
    「奥さんが異常に気持ち悪がる」家族でやれたらいいのに
  • 【オフトピ】初音ミクはすっぴんの方が良い気がする:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    JASRACとの許諾契約が12月から始まりますので、律儀にも今晩深夜0時ジャストに初音ミク作品配信サイトのURLをこの場で一般公開します。と言ってもまだ3曲しかできてないですけどね。100曲分料金払ってるのにもったいない(と言っても、月額1000円ですけどね)。 DTMの打ち込み作業は盆栽のようなというか、鉄道模型のようなというか、時間をかけようとすればいくらでも費やせてしまうので困ってしまいます。当面は、ちょっと不満があってもできるだけどんどん曲を公開する方にフォーカスしていこうと思います。 さて、初音ミクの打ち込みですが、当然ながら機械音声をできるだけ自然にするためにいろいろと苦労することになります。Vocaloidでは、人間らしさを出すためにピッチの揺らぎ、ビブラート、ポルタメント、強弱、声色等々をいろいろ調整できるようになっています。しかし、試行錯誤を重ねてみると、結局、何にもしな

    【オフトピ】初音ミクはすっぴんの方が良い気がする:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    ptj
    ptj 2007/11/30
    なんか楽しそうだ
  • PrinceのYouTube提訴の件について:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    CDを新聞のオマケとして無料配付したり等々、ネット時代の著作権制度には前向きだと思われていた印象があったPrinceですが、意外にもYouTubeを提訴するという行動に出ました(参考ニュース)。 Princeサイドの弁護士の意見が公式サイトに出ています。著作権者の権利を守れという正論が書いてあるだけなので、特に意見したいところはありません。一方、容易に予測されることですが、欧米のネット世論の感情的反発は大きいように思えます。Digg.comには「Princeは『音楽を取り戻す』と言っているが、取り戻すべきは自分のキャリアじゃないのか」なんて辛辣な意見が書かれています。 正しいか間違ってるかという議論をすれば、確かにPrinceの(Princeの弁護士の)主張は正しいという他はないのですが、(Princeにとっての)損得という点ではどうなんでしょうか?YouTubeに自分の著作物を載せさせな

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  • 米国のネットラジオとSoundExchangeについて:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    前々回のエントリーで、日ではレコード会社の権利の関係により、市販CDを流すタイプのネットラジオの開設は難しいという話を書きました。 では、米国ではどうなっているかというとSoundExchangeというRIAA(全米レコード協会)の下部組織があり、ここに申請して規定のライセンス料を支払いさえすればネットラジオの営業が可能になります。実質的にレコード会社側に禁止権がなく報酬請求権となっていること、および、権利関係処理がOne-Stop-Shopになっている点で日と全然違います。last.fmは英国の会社ですが、英国でも同じような仕組みになっているのではと思います(ご存じの方いたら教えてください。) 先日、そのライセンス料金が大幅値上げされようとしているということで大問題になりました。Pandoraにメアドを登録してる人には「ライセンス料値上げでビジネスを継続できなくなるので、地元の議員に

    米国のネットラジオとSoundExchangeについて:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    ptj
    ptj 2007/06/03
  • 副作用が大きすぎるストレージ・サービス違法判決:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    自分のCDをリップして、アップロードし、自分の携帯電話にダウンロードできる(他人の携帯電話にはダウンロードできない)というストレージ・ホスティング・サービスが著作権侵害を構成するという判決が東京地裁でなされました(参照記事)。 判決文がまだ裁判所のサイトにアップされてませんので、報道内容から推定して検討します。 「システムの中枢になるサーバーは同社が所有、管理しており、同社にとってユーザーは不特定の者。複製と公衆(不特定多数)への送信の行為主体は同社だ」 ということで、いわゆるカラオケ法理が適用されたということのようです。 要は、「自分が所有する著作物を自分が使用するためだけにストレージ・サービスに許諾なくアップすると著作権侵害である」ということになります。 解釈論の話はさておき、現実的妥当性という観点から見るとこれは非常によろしくない判決ではと思います。この判決では、音楽の著作物だからと

    副作用が大きすぎるストレージ・サービス違法判決:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    ptj
    ptj 2007/05/27
  • 「YouTubeは著作権侵害者のお友達ではない」について:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    "YouTube's no friend to copyright violators"というCNETの記事(英文)。要するに、著作権侵害のコンテンツをアップロードしているユーザー自身も著作権者から訴えられる可能性があり、その時にはYouTubeは守ってくれないですよというある意味当たり前のお話です。 他人の著作物を無断で公開されたサーバーにアップロードするのは原則著作権侵害となります。コンテンツ企業がYouTubeを訴えようとしているのは、個人を訴えてもしょうがない(金を取れない)からであって、アップロードしている人の行為が適法というわけではありません。なお、アップロードされたビデオを見るだけの行為は原則として違法ではありません。 記事中の話によれば、以前、映画会社が特定の著作権侵害動画に関してYouTubeを訴えたところ、YouTube側はアップした個人の情報を映画側にすぐに提供して

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  • YouTube以外の動画共有サイトも訴えられました:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    ユニバーサル・ミュージックが2つの動画共有サイトを訴えたという記事(英文)。その中には、先日、ソニー・ピクチャーズが買収したばかりのグルーパー(Grouper Network)も含まれています。 賠償額は1当たり15万ドル(この辺が相場なのでしょうか?)で、対象ビデオは数千に及ぶとされていますので、総賠償額は数百億円規模ということになります。ソニー・ピクチャーズに買収されてから訴えるというのも、YouTubeのケースと同じく「ブタは太らせてからえ」戦略なのでしょうね。 Google/YouTubeの場合には、コンテンツ企業側としても、これだけ人が集まるチャネルをつぶしてしまってはもったいない、うまく和解して、自分のコントロール下に置きたいという意向が働くと思いますが、このケースではライバルのコンテンツ企業がオーナーですから、容赦なくつぶしにかかるのではないでしょうか。 そもそも、動画

    YouTube以外の動画共有サイトも訴えられました:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    ptj
    ptj 2006/10/19
  • YouTubeの後に来る理想の動画サービスとは?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    昨日のエントリーの続きとして、仮に著作権と課金上の問題がすべてクリアーされたとしたならば、あるべきネット上の動画サービスとはどんなものなのかを考えてみたいと思います。私の意見としては、 1.今のYouTubeのように動画コンテンツに対してPermalinkでリンク可能、インプレースでの再生も可能 2.さらには、動画の特定箇所にリンクを張ることも可能(この番組の誰それ登場シーンに直接リンク可能) 3.コメント、トラックバックなどのブログ的機能あり 4.プロによる有償コンテンツ、プロモーション目的の無償コンテンツ、ユーザー作成コンテンツが混在 5.タグ(フォークソノミー)やアソシエーションによりロングテールのコンテンツも掘り起こせるようになっている 1.と2.によりブログやSNSとの有機的な統合が可能になります。要するに、動画コンテンツをあたかもブログ・エントリーのように扱えるということです。

    YouTubeの後に来る理想の動画サービスとは?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • フリーランスになってみて - 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

    私事ですが、2005年の最大の事件は、会社辞めてフリーになったということです(今の肩書きは名目上は会社経営者ですが、実質的にはフリーランスですね。) 結構な歳になってから独立したこともありますし、実質的に一人での会社立ち上げであり、最初は不安でしたが、今では良い感じで仕事のパイプラインも詰まって順調に回りだしています。 独立(会社立ち上げ)からおよそ半年経ったので、同じような立場(わりと歳が行ってから、IT関係でプロフェッショナルとして個人で独立する人)向けに、僭越ではありますが、私の経験からアドバイスさせていただければと思います。 収益源は最低3つ: これは独立前に相談した人から受けたアドバイス。ひとつの仕事だけを当てにするのはハイリスク過ぎます。自分の場合は、ITコンサルタント、弁理士、翻訳家というのが3つの収益源です(ライター業も加えて良いかもしれません。ミュージシャン業も今年あたり

    フリーランスになってみて - 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
    ptj
    ptj 2006/01/31
  • 「のまネコ」問題にコメントしてみたりする:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    このブログ、サブタイトルに「知財」と書いてるわりにはほとんど知財の話書いてなかったですね^_^; いまや自分は弁理士としても活動を開始しているのでいい加減なことは書けないなと心にブレーキがかかってるのかもしれません。 とは言え、ちょっと見逃せないのが「のまネコ」問題(ことの顛末ご存じない方はこの記事を参照してください)。 今回は商標は関係ないので、2ちゃんねる側として法律的にできることは、著作権法または不正競争防止法に基づく訴えですね(「真似をされて精神的苦痛を受けた」というのもありかもしれませんが、弁理士的にはちょっと守備範囲外)。いずれにせよ、モナーと「のまネコ」が類似していることを裁判官に認めてもらうことが必要になります(著作権侵害や不正競争行為が成立するためには、マネをしたという行為だけではだめで、当該物件が客観的に見て似てることが必要となります)。 そういう意味で言うと、両者が類

    「のまネコ」問題にコメントしてみたりする:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    ptj
    ptj 2005/09/10
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