1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:知らない街で知らない自分に思いを馳せる
大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:物体や空間を人力で転移させる「ズガ・コーサクとクリ・エイト」とは何者なのか 淡路島のお祭りに現れるという「ピンス焼き」 大阪から兵庫県の明石まで電車に乗って行き、明石駅から少し歩いたところにある乗船場から高速船「ジェノバライン」で淡路島の岩屋港へ向かう……というコースが好きで、天気のいい日によくやっている。 こんな風に海を渡って淡路島まで行くのです 岩屋港からほど近い岩屋商店街の中に「扇湯」という古い銭湯があって、そこに入るのも楽しみだし、同じ建物に併設された「ふろやのよこっちょ」という立ち飲みスペースで風呂上がりの一杯を飲むのも最高だ。 夢のような酒場「ふろやのよこっちょ」 先日、そ
1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。 前の記事:商品を持った手をビタッと止めたかった > 個人サイト 片手袋大全 そこらじゅうにあるものほど、ちゃんと見てない 1970年代に『美術手帖』紙上で、赤瀬川原平さんが「資本主義リアリズム講座」という連載をしていた。その中で、知人や町の人に千円札を記憶のみで描いて貰う、という実験が行われた。 その結果、誰も正しく描けなかったのである。誰だって喉から手が出るほど欲しいお金。しかし、それがどんな姿形をしているのか誰も知らない。なんだかゾクゾクする結果だった。 考えてみれば私が20年近く研究を続けている片手袋も、どこにでもあるのに誰もちゃんと見ていないものだ。 そういうものは我々の身の回りに沢山溢れている。今回はそ
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:旅先でマンタ(イトマキエイ)を買って食べた > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 アブラメ釣り大会は晩秋のお楽しみ 十月二十日に向かったのは、佐渡島南部の羽茂大崎(はもちおおさき)という山間の集落。本日の大会主催者である村田さん、この大会の存在を教えてくれた友人の耕(たがやす)さんと合流する。耕さんはタガヤス堂というドーナツ屋さんの店主である。 村田さんと私はこの日が初対面で、仲介役の耕さんは新潟からの移住者でこの大会は初参加。釣り自体もほぼ未経験。よって私はアブラメ釣り大会がなんなのか、よくわからないままにこの場へ来ている。 完全釣り仕様の車で現れた村田さん。(は)と書かれたJA羽茂の帽子がかっこいい。 近くに貼られていたポス
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:競馬場を走る方法(デジタルリマスター) > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 お弁当という幸せ お弁当とは幸せ箱だ。おにぎりがあり、揚げ物があり、パスタが入っていることもある。そのようなものが一つの箱に収まっているのだ。開けた時の幸せは言語化することが難しい。 お弁当箱です! さらにその中に入っているものが全て好きなものだったらどうだろう。踊り明かしてもいいほどの喜びを感じるはずだ。もっとも作るのは面倒なので、好きなものを買って詰めればいいんじゃないか、という結論に至った。 そこでセイコーマートです! ご存知、セイコーマート。私はセコマと呼んでいる。関東にも一部店舗はあるけれど、北海道には探さなくても店舗があ
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:セイコーマートの好きなものでお弁当を作る > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 浪江を目指して ポケモンを通ってきた人々はおそらく誰もが「ラッキー」の存在を知っている。アニメのポケモンではいくつかの地方で、ポケモンセンターの看護師役を務めていた。現在放送中のポケモンのアニメでもモリーのポケモンとして登場している。 これがラッキーです!(小さいけど) 私はポケモンを初代からプレイしている。ポケットモンスター赤・緑からやっているのだ。そして、今もしている。2022年に発売されたポケットモンスター スカーレット・バイオレットも発売日に買った。大好きなのだ。 狛江駅から出発です! 同時に私は大きなものが好きだ。本当の
1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:コンビニ弁当をお弁当箱に詰める 3人の詳しくないナビゲーター 準備をして上野動物園にやって来た。 ゴールデンウィーク明けだが賑わっていた 今回の詳しくないナビゲーターはこちらの3人。 安藤さん。剥かずに食べるのが得意。動物に詳しくない。写真はこの記事(2000人に「がんばって!」を言うと自分が何を言ってるのかわからなくなります )より 江ノ島さん。たくさん食べる。動物に詳しくない。写真はこの記事(外でリングフィットアドベンチャーをやると気持ちいい )より 窪田さん。坂口安吾が好き。動物に詳しくない。写真はこの記事(短くなった竹ぼうきを長くする)より 3人には、上野動物園にいる動物についてなんでもいいので語っ
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:虫が集まるジュース調べ(デジタルリマスター) > 個人サイト むかない安藤 Twitter 講師はライター玉置さん ライター玉置さんは趣味の製麺を極めた男として、これまでも何度か記事を書いてくれている(参考:小野式製麺機の裏に書かれたナンバーの謎を解く=コレクションしている製麺機の裏に書かれているナンバーを解読する記事。玉置さんはもうこのくらいまで先に進んでいるのだ。)。 講師に玉置さんを迎えての開催です。 当日は一から自分で作ったラーメンを食べたい、その情熱を持った人たちが集まってくれた。 当サイトの有料会員むけコンテンツ「はげます会」で先行予約を募ったら全席埋まってしまい、一般販売ができなかったという人気ぶりだった(チケット買えなかっ
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:カクテル用の小さい傘をビニール傘に だいすき! 牛肉特集 いつだって食べたいものと言えば牛肉……。5人のライターが、いまあらためて向き合いました。5日連続でおおくりします。 7/24 豚を牛に置き換えて作る二郎風ラーメン「牛二郎」は予想以上にうまかった(玉置標本) 7/25 牛肉どまん中をできた瞬間に食べたい (江ノ島茂道) 7/26 七色ステーキ(パリッコ) 7/27 牛汁は、豚汁よりちょっとごちそう(べつやくれい) 7/28 焼肉で牛タンだけを食べて満たされたい(月餅) そしてそして! 「デイリーポータルZをは
大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:坂本龍一が山形から取り寄せた酒井製麺所の「こんにゃくそば」がうまい いつ見てもびっくりしてしまう景色 住んでいる大阪から奈良の方へと出かけることがよくある。大阪から奈良方面へは、電車だと、JRか近鉄電車に乗っていくことになる。もちろん行き先にもよるのだが、どちらかというと私は近鉄に乗ることが多くて、スマホを見たり本を読んだり、寝たりしている。 つまりだいたいぼーっとしているわけなのだが、近鉄電車に乗って奈良に向かうと車窓から見える風景がいきなり劇的に変化するので、よっぽど深く眠り込んでいない限り、「おっ」と驚く。 冒頭に書いた通り、近鉄奈良線の線路は大阪府と奈良県の境目のような位置にあ
こんにちは! 編集部のはげます会担当、橋田&古賀です! 気が付けば世の中にずいぶんとアクリルスタンドというものが広まりましたね。ぼんやりしていたら、今や本当になんでもすぐにアクスタにする、アクスタになる、そんな風潮です。 指をくわえて見ていましたが、いや、私たちもアクスタにしたい人物いるじゃん! とはっとして……。そう、江ノ島くんです。 そんなわけで、作りました!「江ノ島茂道のアクリルスタンド」を! できあがってみたら、これがむちゃくちゃ良しなんですよ。かわいい! えっ……いいじゃん…… 写真は名作記事「関ヶ原でほら貝を吹きたい」より。 台紙もださくて最高だ~~~っ(いい感じでださく作ってくださいとデザイナーさんに依頼した!) 今回は、こちらをなんと、はげます会の会員の方でご応募くださった方のなかから抽選で30名の方にプレゼントします。 奮ってご応募のうえ、江ノ島くんをおうちにお迎えいただ
1986年東京生まれ。ベルリン在住のイラストレーター兼日英翻訳者。サウジアラビアに住んでいたことがある。好きなものは米と言語。 前の記事:ブレーメン出身者がモトスミ・ブレーメン通りに行ったら、ブレーメン愛に感動した > 個人サイト words and pictures 知られざるオーストラリア名物、チキンソルト 世界のご当地グルメや、ちょっとマイナーな名物の話が好きだ。なので新しい人に会うたびにおすすめを聞くようにしているのだが、数年前にオーストラリア人と名物について話す機会があった。 オーストラリアには行ったことはないが、ベジマイトというしょっぱくて不思議な発酵食品が有名であることはなんとなく知っていた。 ベジマイトといえば、2011年にライターの松本さんがベジマイトで和食を作っていた。ベジ納豆にベジ焼き鳥にベジ味噌汁。オーストラリア人が見たらひっくり返りそうだ。 ベジマイト以
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:僕のイメージで、お願いします(デジタルリマスター) > 個人サイト むかない安藤 Twitter ライター江ノ島さんのアクスタ第二弾です 先月、デイリーポータルZの会員向けサービス「はげます会」のメンバーに向けて、ライター江ノ島さんのアクスタを作って配布した(詳しくはこちら)。 これが江ノ島さんのアクスタ。なんと武者バージョンである。 これが最高に人気で、数量限定だったため抽選での配布となったのだ。 運よく手に入れられた人はおめでとうございますと共に、いったいこのアクスタを何に使っているのか聞きたいところである。 一緒に写真を撮ると楽しいですよ。 というわけで前回の配布で抽選から外れてしまった方のためにも、第二弾を制作したので見てほしい。
生まれ育った土地で食べた、懐かしい食べ物は色々あるけれど、最近、いぎすについて考えるようになってしまった。 いぎすは果たして美味かったのか。 自分で作ってみた。 鳥取県中部地方で食べられる「いぎす」 いぎす、といっても皆さんご存知ないと思うけれど、鳥取県、しかも中部地方(倉吉周辺)でよく食べられる郷土料理だ。 いぎすという海藻を煮溶かして固めた食べ物で、ぱっとみたところは羊羹のような見た目をしている。 ここで「いぎすはこんなもんだよ」という写真の一つでもあれば気が利いているのだけれど、今までいぎすを食べることはあっても、わざわざ写真に撮るような心持ちに至ったことがなかったので、ちょうどいい写真が、今はない。 どこか、フリー素材のいぎすの写真はねえかと探したものの、そんなものあるわけない。 そんななか、農林水産省のウェブサイトに、使えるいぎすの写真があった。 いぎすです/出典:農林水産省We
今でこそ、フィクションはフィクション、現実は現実と、おおむね切り分けて生きていけるようになりましたが、子どもの頃はフィクションと現実をまあまあ混同してしまうタイプのお子さんでした。 特に、比較的、現実世界に近い話が繰り広げられるグルメ漫画なんかだと、完全に「この通りに作ったらおいしいに決まってる!」と思い込んでいました。 ……ということで、親の目を盗んでは、グルメ漫画に出てくるナゾの料理をよく作っていたもんです。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:今さらながら『ハリー・ポッター』を一気見して語り合う会 >
ヒグラシというのはセミの種類で、夕方ちょっと暗くなってきた時間に鳴き始める。 その声は暮れていく夏の一日を惜しむような、なんとも言えない物悲しい音色。それがすごく心に染み入るのだ。「風情」などと繊細げな表現をするには強力すぎるほどのガチ風情がある。風情を固めて作った10tハンマーみたいなものだ。 あの声をぜひ、身近で聞きたい。風情の10tハンマーで殴られたい。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:ブランデンブルク辺境伯領、 赤の女王仮説、CRISPR Cas9… 今日から使える賢そう&かっこいい用語集 > 個人サイト nomoonwalk 高
1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。 前の記事:外にまでバターの香りが!! 銀座ウエスト日野直売店訪問記 > 個人サイト 片手袋大全 『アビー・ロード』のジャケットに映る“2人のポール” 「世界で最も有名なレコードジャケットは?」というアンケートを取ったら、恐らくビートルズの『アビーロード』はかなり上位に食い込むだろう。 もしお手元にあれば、メンバーの背後をよく見て欲しい。フォルクスワーゲンの横に1人の人物が映り込んでいる。 「これワシじゃ!」と主張していたのが、アメリカ人のポール・コールさん。妻とイギリスを訪れた際、偶然この歴史的なフォトセッションに立ち会い映り込んでしまったそう。 恐らく彼は生涯そのことを自慢していたに違いない。亡くなった2008
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:岡山の泊まれる四つ手網小屋で、獲れた魚介を料理して食べたい > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 天草を煮て寒天を作る ところてんを作るために、海の近くにある直売所などで買える乾燥した天草(てんぐさ)を煮込んで寒天を作る。粉寒天とか棒寒天などでももちろんいい。 乾燥寒天5g、酢5g、水250g(覚えやすい分量)を火にかけて、沸騰してから弱火で50分くらい煮込み、水でぬらした金属製バット(野球で使わないほう)に薄く流し込んで冷やす。 煮詰まり具合は火加減や天草のポテンシャルにもよるので、各自うまいことやろう。 どこかのお土産物屋で買ってすっかり忘れていた天草。これでところてんを作りたいが、これ以上調理道具を増やしたくないので、突く
こんにちは、編集部 石川です。 隔週でお送りする「ベスト3を発表します」のコーナー。デイリーポータルZのライター陣に、何でもいいからベスト3を決めてもらうコーナーです。 今日は小堺丸子さん。「歯の無い老犬でも喜ぶおやつ」ベスト3を聞きました。 歯の無い老犬でも喜ぶおやつ ベスト3 ――小堺さんの愛犬、いま何歳ですか? 小堺:いま15歳です。ちょうどトイプードルの平均寿命を迎えています。人間に換算すると78歳くらいみたいです。 小堺さんの愛犬、トイプードルのゲンキ。15歳 ――健康状態はいかがですか? 小堺:トイプードルがかかりやすいという白内障にもなって、視力はほぼない状態。 歯の調子も悪くなって全部抜いたりと、もうすっかりおじいちゃんです。 歯のないゲンキじいさん ――歯がなくなっちゃうと食生活はどうなるんでしょう? 小堺:最初は食欲も落ちて、動かなくなっちゃうんじゃ…と心配していたんで
「同じチェーン店でも日本と海外だとメニューや味がまったく違う」 という話をたまに聞く。カンボジアを旅行していたときに日本でよく行くチェーン店をいくつか見かけたので、「カンボジアだとどんな味なんだろうか?」と興味が湧いてきた。 ということで、牛角、ケンタッキー、スタバ、丸亀製麺……などなど、カンボジアにある8つのチェーン店に行ってきた。 大学中退→ニート→ママチャリ日本一周→webプログラマという経歴で、趣味でブログをやっていたら「おもしろ記事大賞」で賞をいただき、デイリーポータルZで記事を書かせてもらえるようになりました。嫌いな食べ物はプラスチック。(動画インタビュー) 前の記事:「若者の懐かしい話を年上が聞く会」をやったら不思議な感覚になった > 個人サイト ジャーニーとモアイとめがね カンボジアに8泊9日で旅行してきた。初めてカンボジアに行ってわかったのだが、予想以上に治安がよく街もキ
書籍が売れてほしいので詳細なレシピの掲載は控えるが、やっていることとしてはレモンパウンドケーキに刻んだ山椒の葉を加えているだけなので、各自お気に入りのレシピを参照していただければ幸いである。 バターとグラニュー糖をすり混ぜ、卵、小麦粉、ベーキングパウダーを加えて生地のベースを作る。バターをすり混ぜる作業のとき、毎回泡立て器の中にバターのでっかボールができて進まなくなる現象について、世の中の人たちはいったいどうしているのだろう。 山椒の葉を流水でよく洗い、キッチンペーパーで水気を拭いて粗みじん切りにする。乾燥させた葉ならミルサーにかけて粉にしてしまうのが良いだろうが、経験上生のハーブやスパイスは刻んだ方が扱いやすい。 さらにレモン果汁と、削ったレモンピールを加えて型に入れたらオーブンでじっくり焼く。みじん切りが粗すぎる気もするが、まあこれはこれで……。 ケーキが焼けている間にトッピング
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:サンノゼ寿司(デジタルリマスター) > 個人サイト webやぎの目 宙に浮くとは これがそのまんがである。25年前だった。 中崎タツヤ「じみへん 6」p.27 小学館 1999 より引用 姿見を2人で運ぶシーンだと記憶していたがちょっと違った。ただ「こえ~」は合っている。新しいことは何ひとつ憶えないが、若い頃に読んだまんがのセリフはくっきり憶えている。 本当に怖いのだろうか。足元が見えないから? 足元を見せないためには姿見よりも幅広の鏡のようがほうが良さそうだ。 幅広の鏡を買いました! ぴったりの鏡があった。姿見よりも幅が広くて足元が見えない。べつやくさんが個展開催中のギャ
大阪生まれの大学院生。工作や漢字が好きです。ほら貝も吹けます。先日、教授から「あなたは何を目指しているのか分からん」と言われました。 前の記事:超絶技巧!豆腐の千切りスープ「文思豆腐」に私も挑む > 個人サイト 唐沢ジャンボリー 「魔」と書いてあるが 近ごろ数を増やしつづけている中華スーパー。あなたの町にもありますでしょうか?私には、中華スーパーに行ったらマストバイな食べ物があります。 それは、 「魔芋爽(モーユーシュアン)です。 食べ物なのに名前に「魔」が入っているという衝撃のネーミング。どこか「魔裟斗(まさと)」を彷彿とさせますね。 じつは「魔芋(モーユー)」とはコンニャクのことで、「爽(シュアン)」はすっきり、さわやかくらいの意味です。「悪魔」や「邪悪」みたいな意味はないのです。 中身はこんな感じ。 パッと見で原材料が何なのかわからなく、どことなく「魔」の感じもしますが、ご安心くださ
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:フトモモ、あぶらちゃん?名前の面白い植物めぐり(デジタルリマスター) > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 のたまご どこかに旅に出るとお土産を買う。行った先で買うこともあれば、行った先で渡すために、いま自分が住んでいる街のお土産を買うこともあるだろう。駅などのお土産屋に行くと実に多くのお土産が並んでいることがわかる。 東京ばな奈とか有名ですよね! 私も旅に出ると必ずお土産屋を訪れる。その地域の特色を生かしたお土産が並んでいて面白いからだ。やがて「●●のたまご」というネーミングのお土産を全国的に見かけることに気がついた。私は「のたまご」と呼んでいる。 有名なのは「かもめの玉子」ですね! 「のたまご」で有名なの
1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:短くなった竹ぼうきを長くする > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 美術館が休館日だった 熊本の美術館でサンリオ展が開催されている。ハローキティやマイメロディなどのキャラクターを通じてサンリオが発信する「カワイイ文化」をひもとく展示らしい。 …らしい。 実際の展示を見ていないのでよくわからない。サンリオ展目当てで美術館に行ったのだが、運悪く休館日だったのである。臨時休ではなくて毎週火曜の定休日だった。 定休日で失敗するのはリサーチ不足以外に説明できない。責任を逃がす場がなく飲み込むしかないのである。 来たぞ!熊本!家から2時間! 無情! 「休館日」という赤文字、これほどまでに人をガッカリさせる言葉はない。 この階段の先の美術館の中には豊かな世
こんにちは、編集部 石川です。 隔週でお送りする「ベスト3を発表します」のコーナー。デイリーポータルZのライター陣に、何でもいいからベスト3を決めてもらうコーナーです。 今日はまいしろさん。「まったく実用できそうにない実用書」ベスト3を聞きました。 まいしろさんが選ぶ「まったく実用できそうにない実用書」おすすめベスト3 ――実用できそうにない実用書というのはどういうことですか? まいしろ:実用書として書かれているけど、自分の人生では全く実用の機会がなさそうな本です。 ふだんは「脂肪の歴史」「長襦袢の魅力」のような生活の役に立たない本が大好きなのですが、そういう本ばかり読んでいるとたまに「こんな本ばっかり読んでいていいのかな?」という気持ちになります。 そんなときに、一応は実用書であるこれらの本を読むと、葛藤を解決しつつ知的好奇心も満たしてくれます。 ――ベスト3を選んだ基準は? まいしろ:
変わった生き物や珍妙な風習など、気がついたら絶えてなくなってしまっていそうなものたちを愛す。アルコールより糖分が好き。 前の記事:千里ニュータウン・桃山台3丁目の公園のモチーフ選択が謎 > 個人サイト 海底クラブ 足摺海底館には交通の不便をおして見に行くだけの価値がある 漫画家のpanpanya氏の本に「足摺り水族館」というのがあるのだが、私はこれを読んで足摺海底館なるものの存在を知った。知って、どうしても行ってみたくなった。panpanya氏の漫画は現実と夢のあわいのような部分を丁寧に描き込んだ作風が魅力なのだが、登場する建物が実在するなら、そこは現実にぽっかり口を開けた夢の入り口であるような気がした。 調べてみると足摺海底館は高知県・足摺岬の付け根のあたりにあって、関西からアクセスするには丸一日くらいかかるということが分かった。でもそんなことは関係なかった。高速バスで四万十まで行き、一
『ドラえもん』に出てくるのび太が通う「学校のうら山」のモデルはどこの山なのか。 漫画に出てきた学校のうら山の景色にすごく近いところがあるという話なので行ってみた。 『ドラえもん』に出てくるのび太の町はどこか? てんとう虫コミックス『ドラえもん』を、ボロボロになるまで繰り返し読んだぼくにとっては、『ドラえもん』の作中にたびたび登場する「学校のうら山」は、実家の裏にあった山よりもよく知っている。 実際に『ドラえもん』を読んでいて、のび太の町はどこにあるのか、モデルとなった町はどこにあるのか、というのは気になるところだろう。かくいう子供のころのぼくもそうだった。 のび太の町がどこにあるのかに関しては、てんとう虫コミックス(以下てんコミ)15巻『不幸の手紙同好会』で、スネ夫の住所が「東京都練馬区月見台すすきヶ原3-10-5」と出てくるので、のび太やスネ夫が住む町は練馬区だ。とよく言われている。 藤
記事づくりにおいて、編集とライターはタッグで仕事を進めていく。 僕は編集の立場なので、ライターさんにいい記事を書いてもらうために「ヘイ何でもやります!」という感じで雑用を引き受けることもあれば、「オイ締め切り過ぎとるやんけどうなっとるんや」と詰めることもある。 ただ、基本的には信頼できるパートナーとして対等な立場でありたい。そういう気持ちで日々仕事をしている。 しかし、どんなに心でそう思っていても、僕が完全に「お客様」にならざるを得ない時間がある。それが、車移動である。 この記事はライター高瀬さんの記事「実際、桶屋はいつもうかるのか?」の同行記です。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』
1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー) 前の記事:寝台列車を「見送る」だけの旅(デジタルリマスター) > 個人サイト 妄想工作所 高校では生物選択だった 水菓子にするからには、動物細胞より植物細胞のほうが適している気がする。なんとなく。 ではさっそく、細胞の観察をしてみよう。 学習用の安い顕微鏡がちょうど家にある。雑草からむしってきた葉っぱをプレパラートに載せて、覗いてみた、が。 いつどのタイミングで買ったか思い出せない顕微鏡。 お、細胞!植物細胞!細胞壁! 倍率の上げ方が悪いのか、サンプルの処理の仕方が悪いのか、細胞の内部構造まではよく判らなかった。まあ、判ったところでそれを真似て菓子にするなんてできそうにないけどな。 というわ
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:ジンジャーエールは手作りに限る(デジタルリマスター) > 個人サイト むかない安藤 Twitter 混雑具合がフェス並み まず見てもらいたいのがバレンタイン時期のチョコレート売り場の混みようである。 名古屋駅に隣接された高島屋のチョコレート売り場の今の様子がこちら。 すごい。正直なめていた。 このデパートでは毎年この時期になると1階にすごいチョコのオブジェが置かれるため、これに生気を抜き取られてしまい、上階にある特設会場まで上がったことがなかったのだ。 こちらが1階に置かれたチョコのオブジェ。地域の祭くらい熱量ある。 とはいえせっかくこの時期の名古屋に来たのである。一度くらいはあのオブジェから先の世界も覗いてみようと思った。で、入ってみた
1984年岐阜県生まれ。変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。嫁が世界一周旅行中。 前の記事:豚以外のしょうが焼きをつくる > 個人サイト 平日と休日のあいだ 嫁が世界一周旅行中の旦那 Googleレンズが海外旅行で大活躍 先日オランダとデンマークに旅行にいった知人が、スマホで使える「Googleレンズ」という機能がすごく便利だったと言っていた。 こちらはオランダのアムステルダム国立美術館 Googleレンズというのは、スマホにGoogleのアプリをインストールすると使える機能で、 アプリを起動して、 「テキストを翻訳」を選び、 カメラを文字にかざすと、 すぐに翻訳してくれる。 僕ははじめてこれを体験したとき、すごすぎて「は?」と一瞬フリーズしてしまった。 今の技術ならこういうことはできるんだろうなと想像はしていたけど、実際に目にすると、あ
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く