パレスチナ自治区ガザ地区中部にあるヌセイラト難民キャンプでは、国連が運営する学校の教室が、避難者の寝床になっていた。そこでは今、パレスチナ人の子どもたちががれきや血まみれのマットレスをよじ登っている。 この何時間か前の6日午前、学校がイスラエル国防軍(IDF)の空爆を受け、少なくとも35人が死亡し、多数のけが人が出たと、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ事務局長は発表した。 「鉄の破片が飛び散って、あらゆるものが崩れ落ちた。想像を絶することが自分たちに起こった」と、ガザ市出身のナイム・アルダダさんは語った。アルダダさんは空爆を受けた学校に身を寄せる何百人かの避難者の1人だ。