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ウィトゲンシュタインの検索結果1 - 23 件 / 23件

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ウィトゲンシュタインに関するエントリは23件あります。 哲学言語 などが関連タグです。 人気エントリには 『地上で最後の一人となった女性による、美術と哲学と狂気の内面世界を描いた実験小説──『ウィトゲンシュタインの愛人』 - 基本読書』などがあります。
  • 地上で最後の一人となった女性による、美術と哲学と狂気の内面世界を描いた実験小説──『ウィトゲンシュタインの愛人』 - 基本読書

    ウィトゲンシュタインの愛人 作者:デイヴィッド・マークソン発売日: 2020/07/17メディア: Kindle版デイヴィッド・マークソンによるこの『ウィトゲンシュタインの愛人』は、何らかの理由で地球上で最後の一人になった女性が、淡々とその生活と過去のことを記していく自伝風小説だ。「人類最後の一人系」小説とか映画ってそう謳っておきながらも誰かが出てくるものだが、本作の場合そういうことはなくずっと独り言である。 ただ、普通の自伝ではない。版元の紹介に〈アメリカ実験小説の最高到達点〉とあり*1、最高到達点かどうかは、実験小説界隈にスキーのジャンプのように明確な計測が(僕の知る限りでは)存在しているわけではないので不明なところもあるが、とにかく実験的小説であることは確かである。というのも、女性はかなりの教養と美術的素養のある人物であることがその語りからは伺えるのだけれども、何十年にも及ぶ孤独な放

      地上で最後の一人となった女性による、美術と哲学と狂気の内面世界を描いた実験小説──『ウィトゲンシュタインの愛人』 - 基本読書
    • ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』とプログラミング言語的世界観

      ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の解説本を読んでいて、 「これはプログラミング言語の世界観だ」 と思ったところがあった。 解説本とは、古田徹也『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 シリーズ世界の思想 (角川選書)』である。 今回、言及するのは、§2 「事実と事態、事態と物(対象)」の部分である。 結論から先に言うと、 物のなかで可能性が予定されている という世界観だ。 以下、『論理哲学論考』の記載を引用する。[1] 2.012 論理においては何ひとつ偶然ではない。 ある物がある事態のなかに現れることが可能であるなら、その事態の可能性はその物のなかで予定されているのでなければならない。 2.0121 物が事態のなかに現れることが可能であるなら、その可能性は物のなかにすでにあるのでなければならない。 (論理的なことは、単に可能なことにとどまるものではありえない。論理はすべての可能性を扱い

        ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』とプログラミング言語的世界観
      • 「インテリ的暴力性マシマシ」ウィトゲンシュタイン特攻服にシビれる皆さん「この特攻が倫理学である」

        リンク Wikipedia ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン ルートヴィヒ・ヨーゼフ・ヨーハン・ヴィトゲンシュタイン(独: Ludwig Josef Johann Wittgenstein、1889年4月26日 - 1951年4月29日)は、オーストリア・ウィーン出身の哲学者。イギリス・ケンブリッジ大学教授となり、イギリス国籍を得た。以後の言語哲学、分析哲学に強い影響を与えた。 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのバートランド・ラッセルのもとで哲学を学ぶが、第一次世界大戦後に発表された初期の著作『論理哲学論考』に哲学の完成をみて哲学の世界から距離を置く。その後、オ 120 users 97

          「インテリ的暴力性マシマシ」ウィトゲンシュタイン特攻服にシビれる皆さん「この特攻が倫理学である」
        • 「語りえぬもの」とは何か?『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 』

          「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』は、この一文で終わっている。 ウィトゲンシュタインは、この一文を証明するために『論考』を書いた。 すなわち、この一文が分かることは、『論考』が分かることに等しい。 何度も挑戦し、挫折し、さまざまな回り道をしてきたが、古田徹也氏が著した『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』で、ようやくたどり着いた。やっと「分かった」と言えるようになった。 しかし、本当に「分かった」のか? 独りよがりに陥っていないか? それを確かめるために、自分の言葉で説明しなおす。「語りえぬもの」とは何か? なぜ沈黙しなければならないのか? 「語りえぬもの」について、わたしの理解を確かめたい。 「語る」とは何か まず、「語る」について語ろう。ここで言っている「語る」とは、何か意味のあることを言葉で表現することだ。たとえば、 あの日見た花

            「語りえぬもの」とは何か?『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 』
          • 天才哲学者・ウィトゲンシュタインの「ノート術」と、戦場でも手放さなかった「1冊の本」(鈴木 祐丞)

            天才哲学者・ウィトゲンシュタインの「ノート術」と、戦場でも手放さなかった「1冊の本」 精神と肉体、理論と実践のバランスを考える 裕福な家庭に育ち、また持病のヘルニアにより兵役を逃れられたにもかかわらず、志願兵としてオーストリア軍に入隊した、若き日の哲学者ウィトゲンシュタイン(1889~1951年)。 彼は、自らを戦場という窮地に立たせることで死を身近に感じながら、生への思考を深めていった。 そして、やがてトルストイの著書『要約福音書』に出合い、彼自身の哲学の要諦を獲得してゆく。 それ以上に強い影響を与えたのが、キェルケゴールだったのだ。 キェルケゴールの著書『死に至る病』(講談社学術文庫)の翻訳者・鈴木祐丞氏が、実存哲学の受け手としてのウィトゲンシュタイン哲学の成り立ちに迫る! (※本稿は、鈴木祐丞『〈実存哲学〉の系譜』を一部再編集の上、紹介しています) 「誠実さ」を目指す哲学者ウィトゲン

              天才哲学者・ウィトゲンシュタインの「ノート術」と、戦場でも手放さなかった「1冊の本」(鈴木 祐丞)
            • katsulow on Twitter: "飯島モトハさん作、ウィトゲンシュタイン特攻服。15万円。 https://t.co/32iuqT2WEa"

              飯島モトハさん作、ウィトゲンシュタイン特攻服。15万円。 https://t.co/32iuqT2WEa

                katsulow on Twitter: "飯島モトハさん作、ウィトゲンシュタイン特攻服。15万円。 https://t.co/32iuqT2WEa"
              • サミュエル・ハモンド「我々は今や皆、ウィトゲンシュタイン主義者だ:大規模言語モデル(LLM)は哲学的問題を解決する」(2023年3月21日)

                人工知能の開発は、科学的・工学的な営為であると同時に、哲学的な営為でもある。人間の脳の特権的領域と考えられていた能力が、人工知能によって実現されれば、心の哲学での長きにわたる論争が、完全に解明されないにしても、大幅に解決される可能性があるからだ。 人工知能の開発は、科学的・工学的な営為であると同時に、哲学的な営為でもある。人間の脳の特権的領域と考えられていた能力が、人工知能によって実現されれば、心の哲学での長きにわたる論争が、完全に解明されないにしても、大幅に解決される可能性があるからだ。 そして、「脳」は、我々の世界への認知・接触手段となっているため、心の仕組みへの理解が進めば、哲学のあらゆる分野(認識論からメタ倫理学まで)に光を当てることになるだろう。そして、この件において、私の見解は、ノーム・チョムスキーとは正反対だ。チョムスキーは、大規模言語モデル(LLM)の成功からの、科学的・哲

                  サミュエル・ハモンド「我々は今や皆、ウィトゲンシュタイン主義者だ:大規模言語モデル(LLM)は哲学的問題を解決する」(2023年3月21日)
                • 百合SFブームは「ウィトゲンシュタインの梯子」なのか?

                  ここ数日、ハヤカワ文庫の百合SFフェアに関連して、書評家の杉江松恋がフェアに違和感を表明し、杉江を含む百合SFフェア懸念派の発言がTogetterにまとめられ、さらにハヤカワの編集者がそのまとめの削除を申請する……といった一連の出来事が、ツイッターのごく一部を騒がせていた。 (ハヤカワ編集者の削除申請を、百合SFフェア批判の封殺と解釈しているらしい発言をいくつか見かけたが、あれはむしろ杉江松恋らフェア批判者への反発をこそ抑え込むための措置だったのではないか) そんな状況の中で、百合SFフェアに含まれる作品の著者が投稿したのが、以下のツイートだ。 百合SFブームは「ウィトゲンシュタインの梯子」のようなものであり、将来的に特にカテゴライズなく同性愛テーマの作品が普通に幾多もある環境が作られなければならない。— 草野原々/GenGen Kusano (@The_Gen_Gen) June 2,

                    百合SFブームは「ウィトゲンシュタインの梯子」なのか?
                  • 【文献案内】ウィトゲンシュタイン哲学のバックボーンを望む——19世紀末ウィーンの知識人|Saori Makino

                    最終更新日:2023/7/6 ウィトゲンシュタイン哲学の背景と言えば、フレーゲやラッセルなど、初期分析哲学と呼ばれる人たちの哲学がよく連想されます。しかし、ウィーンの知識人や文化・学問からの影響(また反対にそれら「への」影響)も無視できません。この文献リストは、特に後者からの/への影響にスポットを当てるためのものです。ウィトゲンシュタインの遺稿には、前期・中期・後期すべての区分において、ウィーンの学問からの影響が見受けられます。ごく一部を取り上げるとしても、前期ウィトゲンシュタインの著作『論理哲学論考』に登場する「論理空間」という言葉は、ボルツマンに由来すると言われています。前期-中期ウィトゲンシュタインの遺稿『哲学的考察』には、マッハの空間概念からの影響が見られます。さらに、晩期ウィトゲンシュタインのいわゆる「心理学の哲学」と呼ばれる一群の考察には、ブレンターノの弟子・エーレンフェルスに

                      【文献案内】ウィトゲンシュタイン哲学のバックボーンを望む——19世紀末ウィーンの知識人|Saori Makino
                    • 【ウィトゲンシュタインはこう考えた】 偉大な哲学者の個人性からその思想に迫る - 「好き」をブチ抜く

                      記事の内容 「ウィトゲンシュタインはこう考えた」という本の内容から、いくつかの点をまとめる。 完全に、ウィトゲンシュタインの哲学に興味がある人向けの記事になる。 ・言語と論理の関係 ・言語と私の関係 ・私と世界の関係 などなど、彼の哲学に興味を惹かれて仕方がない人もいるはずだ。 今回の記事では、ウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」(以下、論考と略す)に関係する内容をピックアップしたい。論考を一度でも読んだことがある人、これから読んでみたい人の助けになれれば嬉しい。 記事の内容 ウィトゲンシュタインはこう考えた 哲学的思考の全軌跡1912~1951 論考の2つの謎 論理とは? 2種類の語りえないもの ウィトゲンシュタインの神秘主義 言語と絵画 単縦な対象とは?? 生世界論と倫理 主体と独我論 おすすめ記事・本 ウィトゲンシュタインはこう考えた 哲学的思考の全軌跡1912~1951 遠大な思

                        【ウィトゲンシュタインはこう考えた】 偉大な哲学者の個人性からその思想に迫る - 「好き」をブチ抜く
                      • 「語りえぬもの」とは何か?『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 』

                        「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』は、この一文で終わっている。 ウィトゲンシュタインは、この一文を証明するために『論考』を書いた。 すなわち、この一文が分かることは、『論考』が分かることに等しい。 何度も挑戦し、挫折し、さまざまな回り道をしてきたが、古田徹也氏が著した『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』で、ようやくたどり着いた。やっと「分かった」と言えるようになった。 しかし、本当に「分かった」のか? 独りよがりに陥っていないか? それを確かめるために、自分の言葉で説明しなおす。「語りえぬもの」とは何か? なぜ沈黙しなければならないのか? 「語りえぬもの」について、わたしの理解を確かめたい。 「語る」とは何か まず、「語る」について語ろう。ここで言っている「語る」とは、何か意味のあることを言葉で表現することだ。たとえば、 あの日見た花

                          「語りえぬもの」とは何か?『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 』
                        • ウィトゲンシュタインがまるで目の前で語り出したかのよう――【寄稿:池田 喬】古田徹也・著『はじめてのウィトゲンシュタイン』について|本がひらく

                          ウィトゲンシュタインがまるで目の前で語り出したかのよう――【寄稿:池田 喬】古田徹也・著『はじめてのウィトゲンシュタイン』について 大型連休に、話題の人文書を読むのもお勧めです。学術系の入門書として『はじめてのウィトゲンシュタイン』が異例の売れ行きを見せています。著者・古田徹也さんをよく知る池田喬さんに、寄稿していただきました。池田さんは気鋭のハイデガー研究者として知られ、現在、ハイデガーの主著『存在と時間』の革新的な入門書を執筆中です。古田徹也さんが「本当に感激した」という池田さんの評文を掲載します。 ウィトゲンシュタインは、20世紀以降の現代哲学の最重要哲学者の一人だと言われているし、「語りえないことについては、沈黙しなければならない」といったフレーズや「言語ゲーム」のような概念はかなり広い範囲に知られている。こうしたフレーズや概念からしてそうだが、ウィトゲンシュタインは実に気になる存

                            ウィトゲンシュタインがまるで目の前で語り出したかのよう――【寄稿:池田 喬】古田徹也・著『はじめてのウィトゲンシュタイン』について|本がひらく
                          • 古典をもっと、ずっと開かれたものに【古田徹也『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』インタビュー】 | カドブン

                            哲学の問題すべてを一挙に解決するという、哲学史上最高度に野心的な試み『論理哲学論考』。現代哲学を代表する必読の書とされる一方で、その本文は非常に難解であると言われています。 そこでオススメしたいのが、発売後すぐに「解説が丁寧」「わかりやすい」と大きな評判をよんでいる『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』。 このたび、この画期的な入門書を書かれた古田徹也先生に、本書の執筆においてどんな苦労や工夫があったのか、さらに、『論理哲学論考』の魅力についてもうかがいました。 (構成:斎藤哲也) 『論理哲学論考』はなぜ難しいのか ――ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』(以下『論考』)は、20世紀以降の哲学に圧倒的な影響を与えた本として知られています。今回古田さんは、原文に即して『論考』を解説する本を書かれたわけですが、どういう読者をイメージしていましたか。 古田:ウィトゲンシュタインの哲学に馴染みが

                              古典をもっと、ずっと開かれたものに【古田徹也『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』インタビュー】 | カドブン
                            • 思想の言葉:野矢茂樹【『思想』2023年1月号 小特集|ウィトゲンシュタイン──『哲学探究』への道】

                                思想の言葉:野矢茂樹【『思想』2023年1月号 小特集|ウィトゲンシュタイン──『哲学探究』への道】
                              • 平沢進『論理空軍』とウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の考察 - かるあ学習帳

                                本日は、平沢進(P-MODEL)の『論理空軍』を考察する。平沢進(通称:平沢師匠)はとてもヘンテコな音楽を作ることで有名な音楽家で、彼の音楽は実に変なのでネットでネタにされがちである。『論理空軍』も例に違わず奇妙な音楽で、私は聴いていてしょっちゅう頭がおかしくなりそうになった。しかし10回くらい繰り返し聴いているうちに、この『論理空軍』が何を表現している音楽なのかがようやくわかってきた。 youtu.be おそらく『論理空軍』は、「論理が飛躍し、空回りしている」ということを表現した音楽なのだと思う。とりあえずみんなも、この珍奇なPVを視聴してみてくれえ……。 『論理空軍』の歌詞の考察 まず、『論理空軍』の歌詞を考察する。平沢師匠は『論理空軍』の歌詞で、何度も繰り返し空中戦に挑んでは失敗し、時間を巻き戻して再チャレンジする戦士になりきっている。戦闘機に乗って空を飛んだけど、また自機が大破して

                                  平沢進『論理空軍』とウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の考察 - かるあ学習帳
                                • Amazon.co.jp: ウィトゲンシュタインの愛人: デイヴィッド・マークソン (著), 木原善彦 (翻訳): 本

                                    Amazon.co.jp: ウィトゲンシュタインの愛人: デイヴィッド・マークソン (著), 木原善彦 (翻訳): 本
                                  • ウィトゲンシュタインのテクストに立ち入る方法 | Peatix

                                    【講座概要】 ウィトゲンシュタインのテクストは難解なことで知られています。それは一方で、さまざまな哲学的背景を前提としており、読み解くために専門的な訓練を必要とします。しかし他方で、彼の哲学は、プロフェッショナルな取り扱いを(極端な言い方をすると)「拒む」ようにも見えます。ある文に、一つの意味・一つの哲学的主張をあてがわなければならないと前提すると、彼のテクストは私たちを弄び、置いてけぼりにするように見えるでしょう。このような、矛盾するような態度を要求するウィトゲンシュタインのテクストを、少しでも自分自身の手で触ってその矛盾に巻き込まれてみよう(そしてその経験の中で彼が何を促しているか考えてみよう)というのが、今回の私からの提案です。 そのために、近年のウィトゲンシュタイン研究の動向と、講師自身の関心とを交えながら、ウィトゲンシュタインのテクストへ立ち入って行きます。第一回では、「ウィトゲ

                                      ウィトゲンシュタインのテクストに立ち入る方法 | Peatix
                                    • ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの作品など2022年にパブリックドメインとなる著作物とは?

                                      毎年1月1日、著作権保護法による保護期間が終了する著作物や知的創作物が、知的財産権の対象から離れてパブリックドメインとなります。パブリックドメインに入った作品を紹介するオンラインジャーナルであるThe Public Domain Reviewが、2022年に新しくパブリックドメインに追加される作品について説明しています。 What Will Enter the Public Domain in 2022? – The Public Domain Review https://publicdomainreview.org/features/entering-the-public-domain/2022/ パブリックドメインとなった著作物は、知的財産権の侵害を理由として利用の差し止め等を求められることはなくなります。著作権保護法による保護期間は国によって異なり、日本やイギリス、ロシア、EU諸国

                                        ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの作品など2022年にパブリックドメインとなる著作物とは?
                                      • 【愛の◯◯】ウィトゲンシュタインと窮地 - 音楽と本、それからそれから……。

                                        読書会が終わった。 「また次もよろしくね、羽田さん」 院生のひとりが羽田愛さんに言う。 「羽田さんの語学力にはいつも助けられてるよ」 学部生のひとりが羽田愛さんに言う。 言われた羽田さんは、 「ありがとう、そう言ってくれて」 と、その学部生に微笑みかける。 × × × 読書会の参加者が去り、学修室にはぼくと羽田さんだけが残っている。 「堀之内(ほりのうち)先生。ドイツ語の下訳(したやく)バイトをやってもいいですか」 尋ねられた。 「もちろんいいよ」 「それでは」 ドイツ語のテキストに眼を通し始める。 読むスピードが学部の3年生とは思えない。 こんなに独文(どくぶん)をスラスラ読める学部生に出会ったことがない。 上司も感心していた。 高校生時代から学校でドイツ語は学んでいたそうだが……それにしても。 気になることが1つ。 昨年度、彼女がほとんど大学に来なかった……ということ。 丸1年を棒に振

                                          【愛の◯◯】ウィトゲンシュタインと窮地 - 音楽と本、それからそれから……。
                                        • ウィトゲンシュタインと仏教!? 【理性の限界内の「般若心経」】 - 「好き」をブチ抜く

                                          記事の内容 元から私は、仏教の「空」という真理に興味を持っていた。それはたしかに、論理的に考えれば行き着く場所であるように思えたからだ。 しかし、「論理」もとても魅力的だ。だからこそ、論理をつきつめたウィトゲンシュタインの哲学は、とても学べるものが多かった。 そんなわたしにとって、以前から気になっていた本がある。 仏教哲学とウィトゲンシュタインが融合した本だ!!! 今回は、その内容を紹介したい。 理性の限界内の「般若心経」という本である。ウィトゲンシュタイン研究者が、般若心経を解説した本だ。 縁起は言語ゲームである おもしろそう!! 記事の内容 理性の限界内の「般若心経」  黒崎宏 ウィトゲンシュタインの言語ゲーム ウィトゲンシュタインおすすめ記事 縁起 「色即是空、空即是色」をどう解釈するべきか? おすすめ本・記事 理性の限界内の「般若心経」  黒崎宏 縁起とはウィトゲンシュタインのいう

                                            ウィトゲンシュタインと仏教!? 【理性の限界内の「般若心経」】 - 「好き」をブチ抜く
                                          • 【日本人最大の弱点! 出口治明特別講義】ウィトゲンシュタインの哲学者らしい62年の生涯とケインズとのあつい友情

                                            1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 哲学と宗教全史 世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、 稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。 歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では 世界史の講義を受け持った。 その出口学長が3年を

                                              【日本人最大の弱点! 出口治明特別講義】ウィトゲンシュタインの哲学者らしい62年の生涯とケインズとのあつい友情
                                            • ウィトゲンシュタインの愛人|国書刊行会

                                              発売日 2020/07/17 判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-06657-2 ページ数 328 頁   Cコード 0097 定価 2,640円 (本体価格2,400円) 地上から人が消え、最後の一人として生き残ったケイト。 彼女はアメリカのとある海辺の家で暮らしながら、終末世界での日常生活のこと、日々考えたとりとめのないこと、家族と暮らした過去のこと、生存者を探しながら放置された自動車を乗り継いで世界中の美術館を旅して訪ねたこと、ギリシアを訪ねて神話世界に思いを巡らせたことなどを、タイプライターで書き続ける。 彼女はほぼずっと孤独だった。そして時々、道に伝言を残していた…… ジョイスやベケットの系譜に連なる革新的作家デイヴィッド・マークソンの代表作にして、読む人の心を動揺させ、唯一無二のきらめきを放つ、息をのむほど知的で美しい〈アメリカ実験小説の最高到達点〉。 「とりと

                                                ウィトゲンシュタインの愛人|国書刊行会
                                              • (古典百名山:62)ウィトゲンシュタイン「哲学探究」 大澤真幸が読む:朝日新聞デジタル

                                                ■規則は行為を決定できるか 分析哲学と呼ばれる哲学の流派の原点に、20世紀前半の哲学者ウィトゲンシュタインがいる。『哲学探究』は、彼が後半生に書き溜(た)めた手稿である。 本書で最も重要な命題は「規則は行為を決定できない。いかなる行為の仕方もその規則と一致させられるから」という逆説。アメリカの…

                                                  (古典百名山:62)ウィトゲンシュタイン「哲学探究」 大澤真幸が読む:朝日新聞デジタル
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