ヤハクイザシュニナ @SIDE_7 この画像見て、ほとんどの人が「まーたグリッチノイズか、流行ってんなー」って流し見しちゃうだろうけどちょっと待て!画像拡大してみるとコレ画像処理じゃなくて被写体の色に合わせたファイルや本のようなものを積み上げて撮ってんぞ!かっけー! pic.twitter.com/yEif9JGhAg 2022-10-25 16:57:27
1998年7月、夏祭りで提供されたカレーライスに毒物が混入され、4人が死亡した「和歌山カレー事件」。容疑者として逮捕された林眞須美は無罪を訴えるも、2009年に死刑が確定した。だが、この事件の鑑定結果には不正も指摘されており、「冤罪ではないか」との声も少なくない。当時、映像編集者としてこの事件に携わった宮村浩高氏の悔恨の手記。 【関連書籍】2021年8月に発売された『鑑定不正――カレーヒ素事件』(河合潤・日本評論社)。分析化学の第一人者がカレーヒ素事件の鑑定不正を解明した驚愕の1冊 連日、テレビで流された“悪女”のイメージ1998年7月25日。和歌山県和歌山市園部地区で行われた夏祭りで、提供されたカレーライスを食べた67人が次々と倒れ、うち4人が死亡するという事件が発生しました。 当初私たちは、単なる食中毒として報道していました。しかし、死者が出てくるなどしていく中で、「これは単なる食中毒
町山智浩さんが2023年1月10日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で日本映画と韓国映画の映像の違いについてトーク。その違いを生むものについて、話していました。 (山里亮太)でも今、韓国とか映画とか、すごい強いじゃないですか。エンタメが……もうアイドルにしても、すごいですよね。 (町山智浩)だって、国を挙げてやってるんだもん。だってもうスタッフを一時、ハリウッドに全部、国費で留学させたりしてたから。で、カメラとかもすごくいいんですよ。韓国映画って日本映画とは決定的に画が違うじゃないですか。深みが。あれって、いいカメラを使っているからなんですよ。 (山里亮太)ああ、シンプルにその理由なんですか? (赤江珠緒)そうなんですか? えっ、日本のカメラ、絶対によさそうだと思ってましたよ。 (町山智浩)日本のカメラって、ソニーのカメラとか、いいんですけど。ものすごく高くて、日本の映画の予算だと、使え
そんな彼女が、本作『エルピス』で民放の連続ドラマを初めて執筆したことが話題となっている。なぜ民放の連ドラに初挑戦したのか? “冤罪事件”という骨太で社会派なテーマを今取り上げる理由は? その企画の成立過程からドラマの見どころ、気になる脚本の書き方まで、貴重な話を伺った。 プロデューサーからのオファーは最初「ラブコメ」だった ――これまでNHKのドラマを手がけることが多く、2021年は自主企画の映画『逆光』に参加されるなど、特にここ数年はいわゆる商業的なシステムとは距離をおいて活動されている印象がありました。今回なぜ民放の連ドラを引き受けることにされたのでしょうか。 渡辺あや(以下、渡辺) 決して「NHKとしか仕事しない」と決めているわけではないんですよ(笑)。これまで私に会いに来てくださって、企画を最後まで実現できたのがたまたまNHKの方が多かっただけのことで。もちろん民放の方からもたくさ
長澤まさみ主演ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(カンテレ・フジテレビ系)が12月26日に最終回を迎える。プロデューサー佐野亜裕美の実体験をベースにした要素も盛り込まれた渡辺あやによる脚本や、挑戦的な作品のテーマが視聴者に熱を与え続けてきた本作には、もう1人重要なキーパーソンがいる。チーフ演出を務める大根仁だ。SNSでは現場の様子や放送内容について随時言及してきた大根監督だが、これまで本作について深く語ることはほとんどなかった。そして今回、最終回放送前のタイミングでロングインタビューが実現。作品に携わることになった背景から、現場目線でのドラマ全体の総括や画期的な撮影について、そして2011年の映画『モテキ』以来の再タッグとなった長澤まさみへの思いまで、たっぷりと語ってもらった。(編集部) ずっとやりたかった「ドラマの映像ルックを底上げすること」 大根仁監督 ――リアルサウンド映画部で
今年になって映像業界をめぐるトピックでしばしば目にするようになった「インティマシー・コーディネーター」という言葉。映画やドラマで、性的な描写や激しい露出を伴う場面において、監督と俳優の間に調整役として入り、具体的な描写について合意を取り付ける専門スタッフのことです。11月4日に発表された「2022ユーキャン新語・流行語大賞」の候補にノミネートされたことでも話題となりました。 もともとは欧米での#MeToo運動の広がりを機に、2017年頃から導入されたまだ歴史の浅い職業。日本ではこれまでNetflixのオリジナル作品や邦画、ドラマなどでようやく採用され始めたばかりです。アメリカで専門の講習やトレーニングを受けた公式のインティマシー・コーディネーターは、現時点で浅田智穂さんと西山ももこさんの2人しかおらず、まだまだその仕事が正確に理解されているとは言えないのが現状です。 そんななか、10月期に
衝撃的なドラマだった 『エルピス――希望、あるいは災い――』(以後『エルピス』)は、衝撃的なドラマだった。 テレビ局アナウンサーの浅川恵那(長澤まさみ)と情報バラエティ番組ディレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)が、約10年前に八頭尾山で起こった若い女性の連続殺人事件の犯人とされる松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の冤罪疑惑の真相を究明していく。恵那の元彼で報道部エース記者の斎藤正一(鈴木亮平)が言うように「どんな小さな判決だって、そこには警察と検察と裁判所の威信がかかっている」ので、冤罪をはらすとは、国家権力と闘うことを意味する。 日本の警察・検察・司法やマスメディアのあり方を問い直すドラマを送り出してくれた脚本の渡辺あや、プロデューサーの佐野亜裕美、ディレクターの大根仁らをはじめとするスタッフの勇気と決意にまずは心から拍手を送りたい。 『エルピス』は、一方的に正義の側に立って悪を糾弾するような単
放送開始とともに視聴者を釘付けにし続ける「エルピス —希望、あるいは災い—」。ドラマとともに話題になっているのが、恵那(長澤まさみ)が料理をつくるエンディング映像です。このエンディング制作企画で参加しているのが、元テレビ東京社員で現在フリーのテレビプロデューサーとなった上出遼平さん。どういう経緯で今回のオファーを受けることになったのか、そしてテレビや報道に対してどんな思いを抱いているか。脚本家の渡辺あやさんとともにお話を伺います。(インタビュー【後篇】を読む) 「僕たちテレビは自ら死んでいくのか」に込めた思い フリーのテレビプロデューサーとして活躍する、上出遼平。 ――「エルピス」のエンディング企画で上出遼平さんのお名前を発見したとき、いろいろと腑に落ちました。というのも、以前渡辺あやさんと佐野亜裕美さん(本作プロデューサー)がおっしゃっていた「テレビやマスコミ、報道の役割とは何か」という
10月24日(月)から放送されるドラマ「エルピス —希望、あるいは災い—」。長澤まさみさん4年半ぶりの連ドラ主演ということだけでなく、民放連続ドラマ初執筆となる渡辺あやさん(朝の連続テレビ小説「カーネーション」、映画『ジョゼと虎と魚たち』など)による脚本だというところも見逃せないポイントです。寡作で知られる渡辺あやさんを口説き落としたのは、数々のヒットドラマ(「カルテット」、「大豆田とわ子と三人の元夫」など)を手掛け、カンテレでも存在感を放つドラマプロデューサー・佐野亜裕美さん。今回は佐野さん立ち会いのもと、渡辺あやさんにお話を伺います。(インタビュー【後篇】を読む) どこか欠けている人の方が魅力的にみえる ――渡辺さん脚本のドラマがまさか民放で見られる日がくるなんて思ってもみませんでした。ドラマファンにとってのこの悲願は佐野さんのご尽力あってのことだと思うのですが、お二人の出会いからお伺
長澤まさみ主演『エルピス』はなぜ安倍元首相の映像を使って権力とテレビの欺瞞を描いたのか? 脚本家・渡辺あやが抱いていた危機感 10月24日にスタートした長澤まさみ主演のフジテレビ系ドラマ『エルピス─希望、あるいは災い─』(制作・関西テレビ)が、話題を呼んでいる。 というのも、10月31日放送の第2話で、なんと安倍晋三・元首相の「アンダーコントロール」発言の映像が批判的に使用されたからだ。 『エルピス』は、民放キー局・大洋テレビを舞台にし、スキャンダルによって報道番組のサブキャスターを降板させられたアナウンサーの浅川恵那(長澤まさみ)が10代女性の連続殺害事件の冤罪疑惑を追う……という“社会派エンターテインメント”作品。本作の脚本を手掛けるのは、第49回ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞したNHKの連続テレビ小説『カーネーション』や、映画『ジョゼと虎と魚たち』などで知られる脚本家・渡辺あや氏
企画のはじまりから放送に至るまで、6年の歳月を費やしたというこのドラマは、スキャンダルが原因で深夜の低視聴率番組に“飛ばされた”元看板女子アナ・浅川恵那(長澤まさみ)が、若手ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦)とともに冤罪事件の真相を解明しながら、自分自身の再生を果たしていく姿を描く。 第1話で恵那が言った「私はもう、のみ込めない」という台詞が、昨今のこの国の状況に対する脚本家・渡辺あやと、二人三脚で企画を実現させた本作の制作統括・佐野亜裕美プロデューサーの、静かな叫びにも聞こえてくる。 6年越しで実現したドラマ ――第1話を拝見しました。主人公・恵那の苦しみがひしひしと迫ってきながら、彼女の中で何かがはじけて、何かが始まろうとするラストシーンにゾクゾクして、瞳孔が開いていくような感覚がありました。すごく面白かったです。 渡辺あや(以下、渡辺) 本当ですか? (同席した佐野亜裕美プロデュー
『ワンダーウォール』は、京都にある大学の学生寮を舞台に、老朽化によって建て替えを望む大学と、それに反対する学生寮の住人たちを描いた作品だ。こう書くと単なる学生と大学の対立に見えるかもしれないが、むしろ同作では、正当な手段をとっても声がどこにも届かないむなしさを描いている。 主人公のキューピー(須藤蓮)は、高校生のときに100年以上の歴史を持つ京宮大学の学生寮「近衛寮」にひとめぼれのような感覚を持ち、学生たちが寮の自治をしているところにも惹かれて京宮大学を志望した。寮生たちは自分たちで考え、自分たちの合意のうえでその寮を運営していた。年齢問わず敬語は禁止、トイレはオールジェンダーなど寮独自のルールが形成され、だからこそ、寮の学生たちは好きなように暮らし、そこには自由があった。 近衛寮の存続をめぐる大学側と寮生の議論は約10年にわたって続いていたが、やがて変化が訪れる。新しい学生課の部長は勝手
この記事が出た後、昨夜放送された『エルピス』第6話の視聴率は5.5%。苦戦していると思います。視聴率がすべてではないのはもちろんですが、脚本の渡辺あやさんや佐野亜裕美プロデューサーが「視聴率なんか気にしてません」というスタンスなのかと言うと違うと思う。記事でも書きましたが、「数字を取りたい、多くの人に見てほしい」「民放地上波テレビという場で発言権を得るには数字を取るしかない」と思いながら作っているはずです。コンフィデンスマン以降、頼まれてもテレビドラマに出ていなかった長澤まさみの起用も、公式アカウントでの「長澤まさみ主演・エルピス」という看板の掲げ方も、勝負をかけている意気込みを感じます。 ではなぜ、内容が良いのに数字が伸びないのか。これは文春オンラインの記事ではあまりにも身も蓋もないので書くのを自粛したことですが、 「エルピスってアレでしょ?要するに『新聞記者』みたいな感じの、ああいうク
――過去のインタビューでたびたび答えていらっしゃる「頭の上の方から(キャラクターの行動や発言が書き込まれた)ファイルが届くのを待って、それを読み込んでいく」という執筆スタイルは、この作品でも変わらずでしたか? 渡辺あや(以下、渡辺) そうですね。脚本家としてデビューしたときからずっと、それは変わらないです。でも今回、キャラクターを造形していく過程では、プロデューサーの佐野亜裕美さんへの聞き取りによる部分が大きかったです。 テレビ局に存在する「うっすらと、すごく嫌」な空気 ――「テレビ局の裏側」の部分は、実際にテレビ局の社員として長年キャリアを積まれた佐野さんへの質問がそのまま「取材」になっていたんですね。 渡辺 そうなんです。そこはもう、佐野さんが生き証人なので(笑)。バラエティ番組の打ち合わせ風景について細かく教えてもらったり、実際に撮影を見学させてもらったりして、勉強になりました。 そ
『カーネーション』『ワンダーウォール』『今ここにある危機とぼくの好感度について』等の作品で高い評価を受ける脚本家・渡辺あやと、『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』等の話題作を手掛けてきたプロデューサー・佐野亜裕美が初めてタッグを組んだ『エルピス—希望、あるいは災い—』。 テレビドラマ作品でありながら、テレビ局の決してポジティブとは言い難い内幕を描く、というある種自己批判的な側面を含んでいたことでも話題を呼んだ本作だが、鑑賞を終えたあと、私にはある疑問が残った。 それは、「現実にあった複数の事件の要素をコラージュ的に貼り合わせ、その上で『私の物語』を語ることには、危うさがあるのではないか?」という疑問だ。 物語を構成する、現実にあった複数の冤罪事件 本作では毎回タイトルバックに、「このドラマは実在の複数の事件から着想を得たフィクションです」と表記され、菅家利和『冤罪 ある日、私は犯人に
今年になって映像業界をめぐるトピックでしばしば目にするようになった「インティマシー・コーディネーター」という言葉。映画やドラマで、性的な描写や激しい露出を伴う場面において、監督と俳優の間に調整役として入り、具体的な描写について合意を取り付ける専門スタッフのことです。 アメリカで専門の講習やトレーニングを受けた公式のインティマシー・コーディネーターは、現時点で日本に浅田智穂さんと西山ももこさんの2人だけ。そんななか、10月期に放送中のドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(関西テレビ・フジテレビ系)において、地上波のプライムタイムの連ドラとして初めてインティマシー・コーディネーターが導入されました。そこで、担当した浅田智穂さんと、彼女に依頼した番組プロデューサーの佐野亜裕美さんに、依頼の経緯や具体的な仕事内容、今後の課題などのお話を伺いました。 後編となる今回は、主に佐野プロデューサーに依
最終回に向けて物語が加速する「エルピス —希望、あるいは災い—」。前篇に引き続き、エンディング映像の企画を担当するテレビプロデューサー・上出遼平さんと、脚本家・渡辺あやさんにお話を伺います。後篇はメディアが提供する「わかりやすさ」が人々に何をもたらすのかという話からスタート。さらにドラマのエンディング映像の意図についてなど、より深くドラマの視聴体験ができる内容満載でお届けします。(インタビュー【前篇】を読む) みんな「自分とは無関係」だと思いたい ――人々がわかりやすさを求めてしまうのには何か理由があるのでしょうか。「エルピス」の中では松本死刑囚に対してメディアが「ロリコン」だという嘘の犯人像をつくり、被害者のひとりに対して「下着を売っていた」とメディアが報じていた描写がありましたが、それも猟奇的な犯罪を起こすのはロリコンという変質者で、被害に合う人間にはそれ相当の何かがあったほうが、みん
12月26日に最終回を迎えるドラマ『エルピス —希望、あるいは災い—』。その主題歌”Mirage”を手がけるMirage Collectiveの中心メンバー、STUTS、butaji、YONCE(Suchmos)の鼎談が実現した。 12月23日には局の垣根を超えて『ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE 2022』(テレビ朝日)に出演するなど、Mirage Collectiveはいちドラマの企画に止まらない展開も見せている。こうして大きく注目を集める理由は何なのか? クライマックスに差しかかるドラマの内容をさらいつつ、ベールに包まれたプロジェクトの実態に迫った。 カンテレ制作の月10ドラマ『エルピス —希望、あるいは災い—』(以下、エルピス)にすっかりハマっている読者諸兄姉は多いのではないだろうか。 主演を務めるのは近年、実力派俳優としての存在感をいっそう増している長澤まさ
10月24日にスタートした秋ドラマ一番の注目作『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系)。テレビ局のエースの座から転落したアナウンサーの恵那(長澤まさみ)が、連続殺人事件の犯人とされ死刑判決を受けた男が無実である可能性を知り、若手ディレクター・拓朗(眞栄田郷敦)と共に真相解明に向けて立ち上がる。オリジナル脚本で報道と個人の正義をめぐる物語を描いた渡辺あやに聞いた。 「背後に何が潜んでいるかわからないという怖さがある」 ーー渡辺さんはこれまで『カーネーション』や『今ここにある危機とぼくの好感度について』など、NHKで連続ドラマを書いてきましたが、今回、初めて民放で書くことにしたのはなぜですか? 渡辺あや(以下、渡辺):2016年の春ごろ、プロデューサーの佐野亜裕美さんが私の暮らす島根まで来てくださって「何か一緒に作りましょう」ということになりました。シンプルにそれだけが理由
実在する複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント『エルピスー希望、あるいは災いー』(カンテレ・フジテレビ系/以下『エルピス』)。 本作は、佐野亜裕美プロデューサーが2016年頃から『カルテット』(TBS系)の撮影の合間をぬって、島根在住の脚本家・渡辺あやの元に通い、温めてきた6年越しの企画。2人の雑談から出来上がっていったという本作の原点や、本当に生きているのではと感じさせるキャラクター造形の秘密を、佐野プロデューサーのインタビューから紐解いていく。 『エルピス』は「打ち合わせ系」のドラマ ーードラマの反響はどう受け取っていますか? 佐野亜裕美(以下、佐野):これまで自分が担当してきた他のドラマではなかった部分でいうと、法曹界の方や、実際の冤罪の事件の関係者の方から、熱い感想のメールをいただくことがありました。このドラマをやる上で、実際にこんな冤罪事件が起こっているんだ
加藤陽子・東京大学教授(日本近代史)が朝日新聞デジタル(2022年11月1日配信)でこう語っていた。 「半年前と今とでは、社会の空気が変わりましたよね。自衛官に対するセクハラ問題で防衛省が謝罪するとか、伊藤詩織さんを中傷する投稿に『いいね』を押した自民党の杉田水脈氏に高裁で賠償命令が出るとか、ひょっとすると安倍さんがいなくなったことと関係があるのかなと思っている人も少なくないでしょう」 長谷部恭男・早稲田大学教授(憲法)、杉田敦・法政大学教授(政治理論)との鼎談で、<国葬と教団問題から考える「分断の政治」 安倍政治的なものの総決算>という見出しがついていた。 これを読んだ翌日、オンエアから2日遅れでドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」(関西テレビ制作、フジ系)を見た。防衛省の謝罪や杉田議員への賠償命令を可能にしたのが「安倍氏の不在」なのだとしたら、このドラマもそうではないか。そう思った
『君の名は。』『キングダム』『マスカレード・ホテル』『銀魂』『シン・ウルトラマン』『コンフィデンスマンJP』。日本映画の興行収入ランキングで上位を占め、あるいは話題を集めた作品の出演者名に、驚くような確率で「長澤まさみ」の名前がクレジットされている。 ブロックバスター級映画の興行収入や話題だけではない。『MOTHER マザー』や『散歩する侵略者』などの映画に出演すれば、本来なら大衆受けしないテーマの作品の興行を支え、同時にその演技力に対していくつもの映画賞が贈られる。 日本を舞台にした中国映画『唐人街探偵 東京MISSION』では、彼女が物語のキーになるヒロインをつとめた。中国大陸で公開6日間で、日本円にして数百億円の興行収入を上げ、中国市場での『アベンジャーズ エンドゲーム』の記録を超える歴代6位に位置する作品だ。数千万人の中国観客が見た人気シリーズの日本編ヒロインに彼女が選ばれたのは、
朝ドラ「カーネーション」や土曜ドラマ「今ここにある危機とぼくの好感度について」(いずれもNHK)など良質なドラマ脚本を書いてきた渡辺あやが初めて挑む民放の連ドラ「エルピス―希望、あるいは災い―」は、冤罪事件をテレビ局がどう報道するかという攻めた題材を扱う。紆余曲折の末、ようやく日の目を見た問題作をいよいよ世に問う心境は――。 今だからこそ、放送できるドラマ ――「エルピス~」の企画は2016年から進めていたそうですが、今回放送になるものはその頃から変わっていないのでしょうか? 渡辺あや(以下、渡辺):当時は1話60分くらいの尺で8話書きましたが、今回カンテレさんで放送するにあたり10話にしてほしいとオーダーがあり増やしました。内容は当時から変わっていません。 ――時間が経っても古びない普遍的な内容なのですね。 渡辺:むしろ6年前はこれを放送することがむずかしい空気がありました。「忖度」とい
/ 第2話予告 \ 12年前の連続殺人事件をほうふつとさせる事件が発生。 模倣犯か、それとも罪なき人を死刑囚に仕立て上げた真犯人の仕業か…。 冤罪の可能性に奮い立つ恵那(長澤まさみ)が、ついに始動…! 10/31(月)よる10時放送です! pic.twitter.com/fEL6H6oLt3— 長澤まさみ主演『エルピス』第2話10月31日月曜よる10時放送! (@elpis_ktv) 2022年10月24日 長澤まさみ主演・月10ドラマ『エルピス』で安倍元首相のニュース映像が使用されていたことが話題になっている。 安倍元首相のニュース映像が使われた文脈 本作は長澤まさみ演じる落ち目の女子アナが冤罪疑惑のある事件を追うことで自身を再生していく物語。第2回で安倍元首相のニュース映像が使用されたのは、主人公が冤罪疑惑の事件の弁護士から「あんたらマスコミが松本をロリコンとか、インチキ報道をしたから
脚本家・渡辺あやが語る『エルピス』制作の舞台裏「長澤まさみさんの存在感が大事な要素に」10月24日(月)放送スタート!毎週月曜22時~『エルピス—希望、あるいは災い—』(初回15分拡大) 全ての画像を見る 脚本家・渡辺あやさんが、脚本を書くうえで大事にしていることを語りました。 長澤まさみさん主演の月10ドラマ『エルピス—希望、あるいは災い—』(10月24日スタート/カンテレ・フジテレビ系)は、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント。 スキャンダルによって、エースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤)と、彼女に共鳴した仲間たちが、10代女性を狙った連続殺人事件の犯人とされ、死刑が確定した男性の冤罪疑惑を追うなかで、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描きます。 画像ギャラリー【全10枚】を見る 全ての画像を見る 全ての画像を見る 全ての画像を見
秋ドラマが好調だ。王道ラブストーリーからシリアスサスペンス、探偵もの謎解きミステリー、医療ドラマまで幅広いジャンルから良作が出揃い、序盤からSNSやネットニュースを盛り上げている。 なかでも「silent」(フジテレビ系)の話題性と評判の高さは今期の出足ではダントツのようだが、一方で大きく跳ねそうな予感があるのが「エルピス―希望、あるいは災い―」(関西テレビ・フジテレビ系)だ。“テレビドラマっぽくない”重厚な作りが30代以上のドラマファンの間で話題になっている。 コアなドラマファンを惹きつける社会派サスペンス 「エルピス」は、長澤まさみが演じるスキャンダルによって落ち目になった女性アナウンサーと眞栄田郷敦演じる、バラエティ番組の若手ディレクターが、あるきっかけからすでに犯人の死刑判決が確定している連続女性殺害事件に対して冤罪の疑いを持ち、真相を追い求める物語だ。 その設定や序盤のストーリー
薗浦 健太郎(そのうら けんたろう、1972年6月3日 - )は、日本の政治家、新聞記者。選挙活動ではそのうら健太郎の表記も用いる。 衆議院議員(5期)、衆議院財務金融委員長、内閣総理大臣補佐官(第3次安倍第3次改造内閣・第4次安倍内閣・第4次安倍第1次改造内閣)、外務副大臣(第3次安倍第2次改造内閣)、外務大臣政務官(第2次安倍改造内閣・第3次安倍内閣)、自由民主党総裁外交特別補佐を務めた。 来歴[編集] 生い立ち[編集] 2014年、ウィーンにて 香川県高松市生まれ(現住所は千葉県市川市市川1丁目[1])[2]。香川県立高松高等学校、東京大学法学部卒業[3]。 1996年、読売新聞社に入社。千葉支局に配属された後、市川通信部で市川市や浦安市を担当。東京本社の社長室広報部、政治部などで勤務する。政治部では、首相官邸や厚生労働省を担当した[3]。 2002年12月4日、2回連続で落選した千
注目作の出演が続く女優の三浦透子さん。「演技力が凄すぎる」と言われる役者のお一人でもあります。現在放送中の社会派ドラマ『エルピス -希望、あるいは災い-』(カンテレ・フジテレビ系/月曜よる10時放送中)では冤罪問題と闘い続ける女性、大山さくら(チェリー)役を演じています。物語の展開を握る印象深い役柄です。三浦さんが南仏カンヌに滞在中、作品の見どころと自身の役作りについて語ってくれました。 役者も作品に対して責任を持ちたいし、一緒に闘わせてほしい 女優の三浦透子さんにお会いしたのは、夏の日差しをまだ感じる快晴続きの南仏カンヌの10月某日。ドラマ『エルピス』のアジアン・ワールド・プレミア上映会に出席するため、世界最大級のTVコンテンツ国際見本市MIPCOM(ミップコム)に来場した三浦さんは、その日パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ会場の一室で、アメリカ、イギリス、ラテンアメリカなど次々
「途中で怖くなってしまったようです」 「エルピス」脚本・渡辺あやが明かす 民放で社会派ドラマが実現しない理由 CREA WEB / 2022年10月23日 19時0分 ©フジテレビ テレビ局を舞台に、スキャンダルによって落ち目となったアナウンサーとバラエティ番組の若手ディレクターらが冤罪事件の真相を追う社会派エンターテインメントドラマ「エルピス —希望、あるいは災い—」。前編では脚本家・渡辺あやさんとプロデューサー・佐野亜裕美さんの、出会いから波乱のドラマづくりの日々をお届けしました。紆余曲折あってやっとドラマ放送が決定した本作。後編はそれぞれの仕事に対する思いから、本作に込めたテーマや秘話までたっぷり語っていただきました。 マスメディアの裏側まで描きたかった ――脚本の依頼から放送まで、足掛け6年。ドラマ制作でこんなに長い時間がかかることはあるものなのでしょうか。 渡辺 私史上、初ですよ
テレビドラマでテレビを描く 10月24日からフジテレビ系列で始まったドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(月曜22時/関西テレビ制作)。“社会派エンタテインメント”と称されたこのドラマは、長澤まさみが4年半ぶりに連続ドラマに主演することで話題だ。 だが、そうした“芸能的な”側面とはべつの点でこの作品は強く注目される。なぜなら民放のテレビ局を舞台としているからだ。物語の中心に存在するのは、連続殺人事件の死刑囚が冤罪である可能性を追う3人のテレビマンの姿だ。 ひとりがアナウンサーの浅川恵那(長澤まさみ)、もうひとりが若手ディレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)、そして彼らをバックアップする政治部記者の斎藤正一(鈴木亮平)。フジテレビの組織図に照らせば、それぞれアナウンス部(編成制作局)、情報制作局、報道局に属する。 この立場の異なる3人が、重大事件の冤罪の可能性を追う──それが昨日放送された第
「冤罪(えんざい)を暴くってことは、国家権力を敵に回すってこと。わかる?」。フジテレビ系の連続ドラマ「エルピス−希望、あるいは災い−」(月曜午後十時)で、冤罪疑惑を報道しようと意気込む若手ディレクターは上司にこうどやされる。 渡辺あやさん(52)が、複数の冤罪事件から着想したドラマを佐野亜裕美プロデューサーと考え始めたのは二〇一六年。事件のルポルタージュを読んで「こんなことが日本で起きるなんて」と憤り、筆を執った。しかし企画はストップ。「何とかする」という佐野さんを信じて出す当てがないまま書き上げたが、リスクの高いテーマに、各局から断られ続けた。 そんな中で関西テレビが「世に出すべき作品」と決断すると、大友良英さん、大根仁監督ら実力派が結集した。長沢まさみさん演じる落ち目の女性アナウンサー、もとい、女子アナが、ある死刑囚は冤罪の可能性があるとしてディレクターと調査報道に乗り出す−。 エルピ
上野千鶴子/鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 「上野さんは、なぜ男に絶望せずにいられるのですか」? 女の新しい道を作った稀代のフェミニストと、その道で女の自由を満喫した気鋭の作家が限界まできた男と女の構造を率直に、真摯に、大胆に、解体する。 「エロス資本」「母と娘」「恋愛とセックス」「結婚」「承認欲求」「能力」「仕事」「自立」「連帯」「フェミニズム」「自由」「男」――崖っぷちの現実から、希望を見出す、手加減なしの言葉の応酬! 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 鈴木涼美『愛と子宮に花束を 〜夜のオネエサンの母娘論〜』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 「あなたのことが許せないのは、 あなたが私が
『エルピス』出演に真っ先に手を挙げた長澤まさみ。10月31日放送回では鈴木亮平とのツーショットも話題に… 長澤まさみ主演の月10ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』(フジテレビ系)が10月24日にスタート。テレビ局のタブーから権力の闇まで真っ向から切り込む骨太なドラマに、世間には早くも衝撃が走っている。 【画像】長澤まさみ&佐藤健 早朝の公園ベンチで「ラブラブムード」! このドラマは架空の地上波キー局、大洋テレビが舞台。“10年に一人の逸材”と言われながら、スキャンダルによってGP帯の報道番組を追われたアナウンサー・浅川恵那(長澤)を主人公に、新人ディレクター岸本拓朗(眞栄田郷敦)、報道局のエース記者・斎藤正一(鈴木亮平)たちが10代女性の連続殺人事件の免罪疑惑を追う中、一度失った“自分の価値”を再び取り戻していく姿を描く社会派エンターテインメントだ。 「大洋テレビの報道番組には、おし
メディアや報道のあるべき姿とはなんなのかを描き、放送開始から注目の的となり続けているドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』(カンテレ・フジテレビ系)が12月26日に最終回を迎える。正しさを求めることや権力に立ち向かうことの必要性、そしてその難しさや危うさなどを描き続けて来た本作。 主人公は浅川恵那(長澤まさみ)という女性アナウンサーだが、第7話以降は浅川が報道番組のキャスターへ返り咲いたため、眞栄田郷敦演じる岸本拓朗を中心に話が展開している。もともと男性キャラクターの方が多く登場していた本作だが、岸本が中心になったことで男性同士の関わり方にグラデーションが生まれた。今回はその中で描かれた男性同士の連帯に焦点を当ててみたい。 浅川と岸本が当初から真実を追い求め奔走していた「冤罪疑惑事件」は、作中でも言及があった通り、権力を敵に回し立ち向かって行くことと繋がっている。それはすなわち、権力を持
ドラマ公式サイトより 長澤まさみ主演のフジテレビ系月曜ドラマ『エルピス—希望、あるいは災い—』が話題となっている。出演者の鈴木亮平が「テレビを知り尽くした人たちがつくるテレビの裏側の話」と語っていたが、まさにこのテレビ局とそこで働く人間たちが置かれている環境、そしてテレビの報道に対する反省・自戒ものぞく、これまでにない真摯な姿勢で語られる物語が反響を呼んでいるのだ。 舞台となるのは2018年、「大洋テレビ」という架空のテレビ局。かつて報道番組『ニュース8』でサブキャスターを務めていた人気アナウンサーだったが、2年前にエースの座から転落し、今は万年低視聴率の深夜バラエティ『フライデーボンボン』で当たり障りのない情報を届けている浅川恵那(長澤まさみ)が主人公だ。 物語の軸となるのは、『フライデーボンボン』を担当する若手ディレクター・岸本拓郎(眞栄田郷敦)が突然持ちかけてきた八頭尾山連続殺人事件
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