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カクヨムの検索結果1 - 16 件 / 16件

  • 近畿地方のある場所について(背筋) - カクヨム

    この作品を一言で言うと、「独特の語り口で繰り広げられるオカルト作品」。近畿地方のある場所に関するオカルト話が、ある時は雑誌の記事の形で、ある時はネットの掲示板の形で、ある時は取材の形で、手を替え品を替え、次々に語られていく。結局、近畿地方のある場所がどこなのかは分からないし。何者が、不可思議な出来事を起こしていたのかも語られることはない。しかし、独特の語り口で語られたオカルト話を読んだ後には、異様な独特のストーリーの作品を読んでしまったという奇妙な充足感が生まれる。こういう作品も掲載されるなんて、カクヨムの作品の幅は広いな。

      近畿地方のある場所について(背筋) - カクヨム
    • 犯罪者には田中が多い - 犯罪者には田中が多い(柞刈湯葉) - カクヨム

      「田中はやめたほうがいいです」 編集のO田川氏は開口一番にそう言った。都内某所の喫茶店で「魔法少女探偵アガサちゃん」の次話ネームを見せていた時だった。 「月刊少年ボウイ」のO田川氏はもう5年も僕の漫画を担当していて、それなりの信頼関係ができている。社交辞令的な褒め言葉は省いて単刀直入に打ち合わせを進めよう、というのが暗黙の了解だ。最近はネームを見せる前からO田川氏が不満を言いそうな点が予想できてしまうので、何を言われても大したダメージはない。だが、今回は一瞬コメントの意味がわからなかった。 「は? 田中?」 「この容疑者の女性、ホラ、田中久美恵さんって書いてるですか。名前、変えたほうがいいです」 「……ああ、それですね」 「魔法少女探偵アガサちゃん」は、コミカルな女子中学生が魔法で事件を解決するミステリ漫画。今回は温泉回だ。露天風呂で宿泊客の遺体が発見され、警察は火山ガスによる事故だと判断

        犯罪者には田中が多い - 犯罪者には田中が多い(柞刈湯葉) - カクヨム
      • 『転生したらスプレッドシートだった件』、技術評論社から書籍化します - ミネムラ珈琲ブログ

        こんにちは。ミネムラコーヒーです。カクヨムで転生したらSpreadsheetだった件を連載していました。 kakuyomu.jp この作品は書き始めた当初、主催していたSpreadsheets/Excel Advent Calendar 2018を25日埋めきるための苦肉の策として書き始めたのですが、筆がノッてきたので第4回カクヨムWeb小説コンテストに応募して書籍化を狙ってみたりしていたのでした。 個人的にはインターネットに書いたものの中で最も反応をいただけたコンテンツで、はてなブックマークやTwitterをみていると 意味不明 続きが読みたいからアドベントカレンダー登録しない まさか業務の調べごとでカクヨムに行きつくとは index/matchのほうがいいに決まってんだろ など様々な反応をいただけて大変書いている際、たいへん幸福でした。 カクヨムWeb小説コンテストは最終選考には残るも

          『転生したらスプレッドシートだった件』、技術評論社から書籍化します - ミネムラ珈琲ブログ
        • 「怖すぎる」とネットを席巻したホラー小説『近畿地方のある場所について』はどのように生まれたか 作者インタビューで裏側を聞く

          ※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています ※このインタビューには作品内の一部ネタバレや設定に関わる話が含まれます。 『近畿地方のある場所について』という作品をご存じでしょうか。2023年1月から4月にかけて小説投稿サイト「カクヨム」に投稿されたホラー作品で、3月下旬にTwitterなどで一気に拡散し、大きな話題となりました。 『近畿地方のある場所について』の、カクヨムでの作品トップページ いわゆる「バズり」を受けたためか、物語が完結した直後の4月20日、作者である背筋さんのTwitterアカウントで『近畿地方のある場所について』の書籍化と、8月30日という発売日が急きょ発表されました。 『近畿地方のある場所について』書影 作品の内容は「すべて現実に起きた事件という設定で構成されている」「各々は断片的な情報でしかないが、読み進めるうちにおぼろげながら、共通するストーリーや背景

            「怖すぎる」とネットを席巻したホラー小説『近畿地方のある場所について』はどのように生まれたか 作者インタビューで裏側を聞く
          • と学会の興亡・その一 - 山本弘のリハビリ日記(山本弘) - カクヨム

            大切なことをこれまで書いていなかった事を思い出した。と学会のことである。 正直にぶちまけてしまうが、僕は会長になんかなりたくなかった。最初に会を発足すとの話し合いの日に、「じゃあ、山本さん会長ね」と強引に押しつけられただけである。゛ 最初のころは抜群に面白かった。向かうところ敵なしという感じで、いくらでも楽しい文章を書きまくった。 それに影がさしたのは唐沢俊一氏の無断盗用事件である。唐沢氏が書いた文章が他の人の文章とまったく同じであることが発覚したのだ。 最初のうち、僕は唐沢氏に好意的であった。唐沢氏はたくさんの文章を書きまくっている人だ。たぶん原稿を書いているうち、自分が書いた原稿を忘れてしまい、他の人が書いた原稿とごっちゃになってしまったのだろう。 だけど、こんな事件をと学会の会長として見過ごすわけにいかない。僕は会長としての権限を初めて行使して、唐沢氏のと学会員としての活動を一年間休

              と学会の興亡・その一 - 山本弘のリハビリ日記(山本弘) - カクヨム
            • 【セルフまとめ】小説家になろう&カクヨムの自分的に特に気に入っているものまとめ

              無造作にブックマークしすぎたから、ブックマークが雑多になってしまったので、特に追っかけてるものが埋もれないように 不定期に更新予定 それぞれにタイトルとリンクを追加

                【セルフまとめ】小説家になろう&カクヨムの自分的に特に気に入っているものまとめ
              • ライトノベル市場半減のショック - 若者のライトノベル離れ 約10年で市場半減のショック(らんた) - カクヨム

                まず2023年6月19日の『週刊文春・電子版』をご覧になったであろうか。なんとライトノベル市場が半減したというのだ。私は「note」にて既に2019年にて警告を発したことがあるが「じゃーなんで次々ミリオンヒット作が出てるんだよ」という反論に負けてしまった。だがやっぱり体感的なことまで当たってしまった。 そりゃそうじゃん、中年読者を優先させて中高生のニーズを除外したらそりゃそうなるよね。 で、私は「真のラノベ市場の第一ピーク」って1997年だと思ってるんですよ。なぜかって? 膨大な若年層(厳密には23歳前後の新社会人層)が1996年末頃にラノベを卒業するかどうかの世代に当たるからです。そうです。年約200万人も出生数がいる団塊ジュニア世代の存在です。今の18歳人口年約110万人だぞ。それを考えたら真のラノベ市場は1997年頃がピークで読者のすそ野も大きく、逆に2013~2016年当時は既に一

                  ライトノベル市場半減のショック - 若者のライトノベル離れ 約10年で市場半減のショック(らんた) - カクヨム
                • カクヨムネクスト

                  総ての夢と希望が叶う街──拡張都市パンドラを舞台に、 人々は「どんな望みも叶う」という希望を巡って日々〝ゲーム〟に明け暮れていた。 100の夢を持つ女子高生ストリーマー、天才チートデザイナー、ユメ狩りのために世界を闊歩する神がかり的ラッキーガール、そして〝世界の設計図〟の回収を目論む新世界運営委員会…… 次々に訪れる〝不運〟に振り回されながらも、記憶喪失の少年・波止場は、バニーガール姿のコンシェルジュアプリ──《NAV.bit》と共に、「希望を賭けたゲーム」を取り巻く騒動に巻き込まれていくことになる。 そして、夢と希望に満ち溢れたこの世界にはまだ誰も知らない秘密もあって…… 「──終わるんですよ。もうまもなくこの世界は、終了します」 ###更新スケジュール#### ※章区切りで毎日1話ずつ更新 ※章終わりのタイミングで2日お休み→新章スタート ※更新タイミングは変更になる場合があります

                    カクヨムネクスト
                  • 偽中国語異世界小説 - 偽中国語異世界小説(みなもとあるた) - カクヨム

                    「此処…?」 我起床、直後理解世界雰囲気特異。我足元広大草原、彼方巨大山脈、頭上奇妙生物飛行。 「我記憶喪失?何故我此処睡眠?駄目、理解不能…最後記憶、我汽車衝突。我予想我既死亡、此処天国?」 其時、我聞謎美少女声! 「貴方、異世界人?」 突然美少女登場、我非常驚愕。彼女服装幻想的、長耳突出、所有弓矢状武器。 「異世界?何故美少女此処?貴方発言意味不明。君服装携帯電子遊戯登場人物的」 「我同様思考貴方発言意味不明。携帯電子遊戯何?我服装一族伝統衣装」 「君携帯電子遊戯理解不能?結論、我異世界転生…?」 最初我半信半疑、今確信不可避。我絶対異世界転生。 謎美少女異世界説明開始。 「妖精一族長老、過去異世界人共同冒険経験有。彼曰、異世界人文化奇妙、時々発言意味不明。将来魔王君臨時、新異世界勇者登場、使用最強技術」 「結論、我最強勇者…」 「現在我半信半疑。突然登場異世界人、我信頼不可。我確認必

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                    • と学会の興亡・その二 - 山本弘のリハビリ日記(山本弘) - カクヨム

                      さて、そんな話ではなく、僕がと学会への不信を決定づけられた一件がある。名付けて「と学会の陰謀」である。 当時、と学会に対して敵対的な行動をしている人物「かりにX氏と呼ぶ)がいた。敵対的と言っても犯罪行為ではない。あくまで表現の自由、正統的な人権の行使である。 と学会内部でX氏の行動に腹を立てている人間がいた。彼らは結託し、X氏に対して反撃を計画した。 と学会には一般向けのホームページの他にも、ごく少数の人間しかアクセスできないクローズドのページがある。僕たちはそのクローズドのページで、よく外部の人に知られては困る情報を話し合っていた。 その時の話題もX氏についてだった。目の上の瘤であるX氏の口を封じたい。そのためにはX氏に対して訴訟を起こしたい。ところがX氏の住所が分からない。何としてでもX氏の現在の住所を知らなくてはならない……。 そこで名案(と信じた人間は思いこんでいる)が浮かんだ。何

                        と学会の興亡・その二 - 山本弘のリハビリ日記(山本弘) - カクヨム
                      • はてなインターネット文学賞 応募要項 - カクヨム

                        インターネットで語り継がれる物語、募集 インターネット上で人々が物語を書くようになって20年以上が経ちました。個人サイトや掲示板からはじまり、ブログやSNS、そしてカクヨムと様々な場所で物語が日々膨大に生まれています。その中にはカクヨムの書籍化作品のようなインターネットの枠を超えて書籍となるものも多くあります。 一方、インターネット上で語られ続けている物語もあります。投稿から10年以上が経って投稿者が忘れても、投稿されていたプラットフォームが閉鎖して元の文章が失われても、匿名掲示板で誰が書いたのか忘れられても、インターネット上の名作は人々の間でシェアされ、今も読まれ続けています。 KADOKAWAとカクヨムを共同開発する株式会社はてなは、20周年を機にはてなインターネット文学賞を開催します。はてなが携わる複数のプラットフォームで投稿を募集し、カクヨムではインターネットでこの先長く語り継がれ

                          はてなインターネット文学賞 応募要項 - カクヨム
                        • と学会の興亡・その三 - 山本弘のリハビリ日記(山本弘) - カクヨム

                          僕がと学会をやめた理由、唐沢氏との関係が不仲になったことである。 最初のうちは、不仲とは言ってもそんなに悪い関係じゃかった。そうでなかったら『去年はいい年になるだろう』にゲスト出演を頼んだりはしない。 不仲になったきっかけは、僕が例の盗作事件の話題をちらっとmixi日記で書いたことだ。mixi日記と言ってもクローズドであり、数人の知り合いだけにしか読めないものだったのだが(唐沢氏はその一人だった) ところが唐沢氏それに腹を立て、僕に削除を要求してきた。僕はびっくりした。別に唐沢氏のことを悪く書いたわけじゃない。それにあの事件はマスコミに騒がれために、多くの人が知ってしまっている。誰かの口をふさいでどうにかなるものじゃないのだ。おまけにこんなふうに言論を規制するのは、僕の流儀に反する。どんな場合でも(ヘイトスピーチにならない限りは)言論の自由というものを最大限に認めるべきだというのが僕の信念

                            と学会の興亡・その三 - 山本弘のリハビリ日記(山本弘) - カクヨム
                          • ダイヤモンドプリンセス乗船手記(湊 櫻) - カクヨム

                            新型コロナウイルスの蔓延で思い出した歴史。 それはハンセン病患者への強制隔離政策だ。 実は昔、ハンセン病元患者の方とお会いしたことがある。 玉城しげさんは感染症が誰でもかかる可能性があること、今思えば、コロナ禍を予言するようなことを話してくれた。 読み進めながら人間が如何に変わっていないか、突きつけられた。 あのクルーズ船に乗ったのはたまたまだ。 それなのに人間は不当な差別を行い、怖がる。 自分の中の差別とも向き合うような作品でした。

                              ダイヤモンドプリンセス乗船手記(湊 櫻) - カクヨム
                            • 1.遭遇 - 八尺様がくねくねをヌンチャク代わりにして襲ってきたぞ!(春海水亭) - カクヨム

                              ◆ 物語は六年前から始まる。俺が十歳の無力なガキだった頃の話だ。 夏休み、両親の仕事の関係で俺は二歳年上の兄と共に父方の爺ちゃんの家に預けられることになった。 婆ちゃんはだいぶ昔に死んでしまったので、俺たち兄弟と爺ちゃんの三人暮らしだ。 本当に田舎で何もなかったけれど、その分自然があったから俺も兄ちゃんも毎日、川に行ったり森に行ったりして結構楽しくやれてた。監視役の爺ちゃんも好きに遊ばせてくれたし、俺たちの知らない遊びを色々と教えてくれた。 「致死率十割神社だけは絶対行くなよ」 ただ、結構危ない遊びをやらせてくれる爺ちゃんでも、爺ちゃんの家から南にある神社にだけは絶対に近寄らせようとしなかった。 「妖怪がおるでな」 爺ちゃんは真剣な口ぶりでそう言う。 「どんな妖怪?」 兄ちゃんが尋ねる。 「八尺様っちゅう……でかい妖怪と、くねくねっちゅう妖怪や……八尺様はとにかくあかんやつや。見つかったら

                                1.遭遇 - 八尺様がくねくねをヌンチャク代わりにして襲ってきたぞ!(春海水亭) - カクヨム
                              • 冒険者ギルド品質管理部 ~生まれ変わっても品管だけは嫌だと言ったのに~(犬野純) - カクヨム

                                レアジョブにも程がある。10歳になって判明した俺の役職はなんと「品質管理」。産業革命すら起こっていない世界で、品質管理として日々冒険者ギルドで新人の相談にのる人生。現代の品質管理手法で、ゆるーく冒険者のお手伝い。一番のファンタジーは毎日不具合が発生しているのに、客先のラインを停止させない作者の会社。 愚痴少な目で書き直しました https://kakuyomu.jp/works/1177354054893522014

                                  冒険者ギルド品質管理部 ~生まれ変わっても品管だけは嫌だと言ったのに~(犬野純) - カクヨム
                                • 魔王城近くの村人のほうが強いから解雇します - 魔王城近くの村人のほうが強いから解雇します(真名千) - カクヨム

                                  魔王城最寄りの村、その酒場で僧侶は勇者に訴えた。三本足の丸机が叩かれて震える。 「どうして私をクビにするんですか!?最初の村から、ここまで一緒にやってきたじゃないですか!」 勇者は静かに答えた。 「最初の村でパーティーを組んだ戦士には何度も変わってもらったし、魔法使いも変わった。ついに君の番が来たんだよ」 「酷い!あんまりだ!!」 僧侶らしく権勢欲がとても強い僧侶は魔王討伐後の栄誉を夢見ていただけに落胆を隠せない。最後の最後で他人に成果をさらわれろと言うのか? 勇者は溜息をついた。 「君のためでもあるんだ。分かってくれ。君は回復担当だからここまで何とかやってこれたけど、肉体的には強力なモンスターの脅威に晒されてきたこの辺りの村人の方が強い。持って生まれた肉体の強さが違うから、鍛えてどうにかなるもんじゃない。死んだらそこで終わりだよ?」 さとすように語りかける勇者に僧侶は反論する。 「それな

                                    魔王城近くの村人のほうが強いから解雇します - 魔王城近くの村人のほうが強いから解雇します(真名千) - カクヨム
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