ヨーロッパ各地で猛暑が続く中、フランスでは、各地で山火事が発生していて、とりわけ被害が深刻な南西部のボルドー近郊ではおよそ1万人の住民が避難する事態になっています。 フランスでは、猛暑に加え、7月からほとんど雨が降っておらず、乾燥した状態が続いていて、南部を中心に山火事が相次いで発生しています。 このうち、ワインの名産地としても知られる南西部ボルドーの近郊では、今月9日ごろに、山火事が発生すると、火は一気に燃え広がりました。 地元の消防によりますと、これまでに東京ドームのおよそ1600個分にあたる7400ヘクタールが焼け、周辺に住むおよそ1万人が避難したということです。 事態を受けて、ヨーロッパの周辺の国からも消防隊が駆けつけていて、12日、NHKが地元の消防の案内で現地に入ると、ドイツやルーマニアからの消防隊が次々と到着し、消火活動が続けられていました。 ボルドーでは、ワイン用のぶどうが