ウクライナ、マリウポリに残った最後の国際メディアであるAP通信の記者が包囲下の街を脱出した際の記事全文訳です。 これで国際的なメディアのジャーナリストは全員マリウポリから去りました。 どんな経緯と手段で脱出に至ったのか、是非ご一読を。 (続↓
※記事中に残酷な描写があります。閲覧ご注意ください。 【マリウポリ(ウクライナ南東部)AP】砲撃が絶え間なく続く中、マリウポリの凍土に急いで掘られた狭いざんごうに、投げ込まれた子どもたちの遺体が横たわっていた。 生後18カ月のキリル君は、よちよち歩きの小さな体の頭部に砲弾の破片による致命傷を負っていた。16歳のイリヤ君の足は、学校の運動場でのサッカー中に爆発で吹き飛ばされた。6歳以下にしか見えない女の子は、一角獣の絵柄のパジャマを着ていた。ロシアの砲弾で死んだマリウポリの最初の子どもたちだ。 子どもらの遺体は他の何十体とともに市外縁部にあるこの集団墓地に積み上げられていた。道ばたの男性の遺体には明るい青の防水シートがかけられ、石の押さえが置かれていた。赤と金のシーツでくるまれた女性の両くるぶしは、白い端切れできちんと結ばれていた。作業員は次々と可能な限り素早く遺体を墓穴に投げ込んでいった。
ウクライナ・キエフ(CNN) ウクライナ南東部マリウポリの状況は「耐えられない」「まさに地獄」――。包囲された同市を逃れた住民はCNNに対し、こう証言した。ドローン(無人機)の映像や人工衛星の画像には、ロシアの爆撃で破壊し尽くされた街の様子が映っている。 マリウポリ市議会は15日、推計2000台の民間車両が街を離れることに成功したと発表。現地時間15日午後2時の時点で、これ以外にも2000台が市外に通じる幹線道路に駐車しているという。 その一方で、民間人退避のための安全回廊はいまだ正式開設に至っていない。マリウポリは3月1日から包囲された状態が続く。 ウクライナ当局の推計によると、同市では民間人2500人が死亡。約35万人が市内に閉じ込められたままで、当局者は、残された人には電気も水も暖房もないと警鐘を鳴らしている。 約225キロ離れたザポリージャ地方に逃れた女性2人は14日、CNNの取材
ウクライナ・マリウポリで、攻撃を受ける前(上、2021年6月21日撮影)と後(下、2022年3月29日撮影)の住宅街の様子を捉えた衛星画像。マクサー・テクノロジーズ提供。(c)AFP PHOTO / Satellite image ©2022 Maxar Technologies 【3月31日 AFP】ロシア軍による包囲と砲撃が続き人道危機が懸念されているウクライナ南部マリウポリ(Mariupol)で、赤十字(Red Cross)の施設がロシア軍による攻撃を受けた。ウクライナ当局と赤十字国際委員会(ICRC)が30日、明らかにした。 ウクライナ議会のリュドミラ・デニソワ(Lyudmyla Denisova)人権委員はSNSへの投稿で、ICRCの建物がロシア軍の空爆や砲撃を受けたと説明。建物には、負傷者や民間人、人道支援物資の存在を示す白地に赤十字のマークが描かれていたという。爆撃が行われた
ロシア軍がウクライナ東部への攻勢を強める中、東部マリウポリで戦闘を続けるウクライナ軍のアゾフ大隊は11日、SNSに「ロシア軍が有毒な物質を使った」などと投稿しました。 アメリカ国防総省の報道官は、「現時点では確認できず、状況を注視する」としています。 東部マリウポリで戦闘を続けるウクライナ軍のアゾフ大隊は11日、SNSに「ロシア軍がマリウポリでウクライナ軍の兵士と市民に対し有毒な物質を使い、複数の人が呼吸困難の症状を示している」などと投稿しました。 これについてアメリカ国防総省のカービー報道官は11日、声明を発表し「われわれはロシア軍がウクライナのマリウポリで化学兵器の可能性があるものを使用したとするソーシャルメディア上の報告を承知しているが、現時点では確認できず、引き続き、状況を注視する」としました。 そのうえで「これらの報告がもし事実であれば深く懸念すべきことだ」と指摘しました。
マリウポリ脱出作戦実施へ 仏大統領 2022年03月26日06時29分 24日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議に臨むマクロン仏大統領(AFP時事) 【パリ時事】フランスのマクロン大統領は25日、ロシア軍が包囲するウクライナ南東部のマリウポリから市民を脱出させるための「人道的作戦」を数日以内に実施すると明らかにした。ブリュッセルで行われた記者会見で述べた。 「ソ連回帰」恐れ、脱出続々 言論自由「絵空事」、徴兵拒む若者―ロシアとベラルーシ マクロン氏は「トルコ、ギリシャと協力し、マリウポリからの脱出を望むすべての人々を避難させる」と強調。ロシアのプーチン大統領と48~72時間以内に会談し、条件を整えると説明した。 国際 ウクライナ情勢 コメントをする
ウクライナ東部のマリウポリなどでロシア軍と戦闘を続けているウクライナの準軍事組織「アゾフ大隊」の幹部がNHKのインタビューに応じ、降伏を迫るロシア側に対し「われわれには最新の武器があり、効果的に戦うことができる。絶対に降伏しない」と述べ、徹底抗戦する構えを強調しました。 「アゾフ大隊」は2014年、ウクライナ東部の親ロシア派の武装勢力と戦うため義勇兵などで結成され、現在はウクライナの準軍事組織の精鋭部隊として、東部の要衝マリウポリなどでロシア軍と激しく戦っています。 この「アゾフ大隊」の司令官で、首都キーウからマリウポリでの戦闘の指揮をとっているというマキシム・ゾリン氏が17日、NHKのオンラインインタビューに応じました。 ゾリン氏はマリウポリの戦況について「ロシア軍は1万4000人以上の兵士を集結させ、マリウポリの50%以上を支配している。これに対し、ウクライナ側はアゾフ大隊と海兵隊など
アメリカに本部がある国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は21日、激しい戦闘が続くウクライナ東部のマリウポリの状況について報告をまとめました。 この中では、20日に市の幹部から聞いた話として、これまでに3000人以上の市民が死亡した可能性があり、人口のおよそ半数に当たる少なくとも20万人が市内に残されているとしています。 そのうえで、マリウポリから避難した人たちに独自に聞き取った内容として、ロシア軍の包囲が始まった今月2日以降、市内では女性や子どもを含む多くの人が、厳しい寒さの中、水や食料、それに医療、暖房、通信などがほとんどない状況で地下のシェルターに身を潜めているとしています。 さらに、食料の買い出しに行ったり水を手に入れようと川に向かったりした市民が、ロシア軍の攻撃に巻き込まれて亡くなったという証言も複数の人から寄せられたとしています。 報告では、こうした状況を受け「ウク
ロシアの軍事侵攻が続くウクライナで激しい市街戦が続く東部マリウポリをめぐり、ロシア国防省は、守備に当たっているウクライナ軍に対して、武装を解除し、町を明け渡すよう通告しました。 これに対して、ウクライナのメディアは、副首相が通告を拒否したと伝え、今後、ロシア軍の攻勢がさらに強まり、犠牲者が増え続けることが懸念されています。 ウクライナ東部の要衝マリウポリでは、町を包囲したロシア軍と、守備に当たっているウクライナ軍の間で激しい市街戦が続き、これまでに8割以上の住宅が攻撃されたほか、女性や子どもも避難していた劇場や学校が爆撃を受けるなど、深刻な人道危機が続いています。 ロシア軍の攻勢が強まる中、ロシア国防省は20日夜、声明を発表し「すべてのウクライナ軍が武器を置き、マリウポリから撤退することを要求する」として、抵抗をやめて町を明け渡すよう通告しました。 声明では「ウクライナ軍人と外国人のよう兵
ウクライナ東部ドネツク州で、記者会見に到着する親ロシア派武装勢力「ドネツク人民共和国」の指導者、デニス・プシーリン氏(中央、2022年4月11日撮影)。(c)Alexander NEMENOV / AFP 【4月12日 AFP】ロシア軍が包囲するウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)が、間もなく陥落する可能性が出ている。 マリウポリを包囲するロシア軍は、2014年に併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島と、東部ドンバス(Donbas)地方のドネツク(Donetsk)、ルガンスク(Lugansk)両州の親ロシア派武装勢力支配地域とを連結させることを目指しているとみられる。 ウクライナの第36海軍歩兵旅団は11日、フェイスブック(Facebook)への投稿で、「弾薬が尽きつつあるため、きょうの戦いが最後になるだろう」と説明。ロシア軍に「押し戻され」包囲されており、
ウクライナ・マリウポリで激しく損傷し燃えている建物を撮影した衛星画像。マクサー・テクノロジーズ提供(2022年3月18日撮影・公開)。(c)AFP PHOTO / Satellite image @2022 Maxar Technologies 【3月21日 AFP】ウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)市当局は20日、約400人が避難していた学校がロシア軍に爆撃されたと発表した。また、一部の住民が強制連行されているとしてロシアを非難した。 マリウポリ市当局はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で「昨日(19日)、ロシア軍に美術学校が爆撃された」と説明。学校には女性や子ども、高齢者約400人が避難していたが、「今もがれきの下敷きになっている」と訴えた。 住民の一部はロシアに強制連行され、ウクライナのパスポート(旅券)を没収されたとしている。 マリウポリが属するドネツク(
(CNN) ロシア軍の激しい攻撃が続くウクライナ南東部の港湾都市マリウポリの市議会は19日、一部の住民がロシア領へ強制的に移送されているとの声明を出した。 【映像】マリウポリ、破壊の様子は 声明は、この1週間で数千人が連れ去られたと主張。ロシア軍が、女性や子どもら1000人以上が避難していたスポーツクラブの建物などから違法に人々を連れ出したとしている。 住民らはロシア軍の拠点で携帯電話や書類を調べられた後、ロシア国内の遠隔地へ送られているという。 ウクライナ軍の将校によると、マリウポリはロシア軍に包囲され、絶え間ない爆撃を受けている。路上には遺体が散乱し、住民らは限られた食料や水を分け合っている。 市内にあるウクライナ有数の製鉄所で戦闘が起きているとも伝えられる。新たな衛星画像には、空爆で破壊された劇場の様子が写っていた。建物の外には、子どもがいることを示す文字がはっきりと見える。 声明に
ソーシャルメディアに投稿された煙の立ち上るアゾフスターリ製鉄所周辺の画像/Mariupol City Council/Reuters (CNN) ロシア軍が包囲し占領が近いともされるウクライナ南東部の要衝マリウポリ市の戦況で、ロシア軍がウクライナ軍兵士や避難の住民らが立てこもる市内の製鉄所「アゾフスターリ」の周辺を空爆で「全て根こそぎにする」攻撃計画を練っていることが21日までにわかった。 ウクライナ保安局(SBU)が傍受したとする、ロシアの地上部隊の小隊司令官の音声通信で判明した。司令官はアゾフスターリから約4キロ離れた地点にいたとした。 録音された音声通信には、男性の声で「近くロシアが驚愕(きょうがく)を与える」と述べると、女性が「どのような?」と尋ね、男性が「空からの(爆弾)3トン」と答えるやりとりが含まれていた。男性は「指揮本部は全てを破壊するつもりだ」ともつけ加えていた。 また、
前回の記事ではロシア軍のキエフ近郊からの全面的な撤退の開始、マリウポリの攻防そしてドンバス戦線へのシフトを描いた。攻勢でも勝てなかったキエフ近郊からの撤退に際し、もしウクライナ軍が反撃、追撃に出たら無理に突出していたロシア軍が壊滅的な打撃を受ける可能性まで考慮していたが、現実にはドニエプル川両岸のロシア軍は共に素早い撤収に成功したようである。 ドニエプル川西岸では最後尾の第35諸兵科合成軍がベラルーシに帰投する直前にようやく追い付いた第44砲兵旅団の観測砲撃を食らった程度で、この方面のロシア軍はベラルーシまで逃げ切りそのままロシア領内を鉄道で東に移動した。略奪したTVや大量の服を故郷シベリアに郵送するほど余裕があったようで、ベラルーシを出撃した時から言われ続けた兵站機能に欠陥があったわけでも、大損害を受けたわけでもないことが伺える。「第二次世界大戦後ここまでソビエト・ロシア軍の主力機甲部隊
親ロシア派の付き添いでアゾフスターリ製鉄所を出るウクライナ軍兵士=16日/Alexander Ermochenko/Reuters (CNN) ウクライナ南部の港湾都市マリウポリで、アゾフスターリ製鉄所に最後まで残って抗戦を続けていた兵士たちについて、居所に関する情報が一切、あるいはほとんどないとして、家族が不安を募らせている。 製鉄所に残っていた数百人のウクライナ兵は、2週間前、抗戦をやめた。 「夫とはずっと連絡が取れていない。夫についての情報もない」。アンナ・イブレバさんはCNNの取材にそう語った。海兵隊員だった夫のアントンさんは、ロシア軍による製鉄所の包囲が続く中で重傷を負った。 イブレバさんがアントンさんと最後に話をしたのは1カ月以上も前だった。 「最後に話をしたのは4月13日だった。その後、戦友から私宛てのメールで、夫はまだ生きているという知らせがあった」(イブレバさん) ウクラ
マリウポリ市出身のジャーナリスト、アルチョーム・ポポフは嗚咽しながら、自らの故郷について語った。 南東部のマリウポリ市は、ロシアの残虐な戦争の最前線になった。ポポフ氏によると、ロシア軍用機が毎日マリウポリの上空に飛来して、民間人が住む住宅地を爆撃しているため、市内を移動することができないという。 「マリウポリで、涙が止まらない」と、彼は「キエフ・インディペンデント」紙に語った。 「私たちの街のすべての住人が、毎日、恐怖と悲しみの涙に明け暮れている」 30歳の彼は、3月8日に退避するまでずっと南東部のマリウポリ市に住んでいた。かつては有名なモスクやビーチなどがあり、多くの観光客を魅了するにぎやかな港町だったが、今では映画『地獄の黙示録』のシーンに似ているとポポフは言う。なぜなら、「街のほぼすべてが破壊されたからだ。それは、とても恐ろしい光景だ」。 「近所の人たち、友達、親戚、知人、そして私の
(CNN) ウクライナ南東部マリウポリで、9日の産科病院爆撃を受けて負傷した妊婦が死亡した。赤ちゃんも助からなかった。治療に当たっていた医師が14日に確認した。 医師がマリウポリからウクライナのテレビ取材に語ったところによると、医師団は女性の蘇生を試み、ショック状態に対する治療を行いながら帝王切開で出産させたが、誕生した子どもに生命の兆候はなかった。子どもにも、母親にも、30分以上、蘇生措置を行ったが、蘇生させることはできず、母子ともに死亡した。 9日に病院が爆撃された現場では、担架に乗せられて救急搬送される妊婦の姿をAP通信がとらえ、世界中に配信されていた。 AP通信によると、救急隊が女性の身元を確認する前に、遺体は夫と父親に引き取られ、女性がマリウポリで集団埋葬されることはなかった。 9日の爆撃は、住民の避難を目的とした12時間の停戦にロシアが合意していたにもかかわらず行われ、子ども1
ロシアがマリウポリ制圧を宣言しました。一方でウクライナ側は否定しています。 ロシア大統領府の発表によりますと、ロシアのショイグ国防相がプーチン大統領に対してマリウポリを制圧したと報告しました。 ウクライナの兵士たちが立てこもっている製鉄所について、ショイグ国防相はまだ2000人以上の兵士が中にいて、作戦が「3~4日で完了する」という見通しを伝えました。 これに対し、プーチン大統領は、マリウポリ制圧の成功を祝福し、製鉄所に対しては攻撃をやめ、「ハエも通れないよう」封鎖するよう命じたということです。 一方、マリウポリの市長顧問は、ウクライナメディアに対して、「プーチン氏はただ破壊された町を背景に勝利を宣言したいだけ、彼らは勝利していない」と制圧を否定しました。 ウクライナメディアは、兵士たちが依然市内で戦っていると伝えています。
フィンランドの首都ヘルシンキで行われたデモで、ウクライナの南東部マリウポリで亡くなった子どもたちを追悼し、地面に置かれたろうそくや子ども用の靴(2022年4月10日撮影、資料写真)。(c)Jussi Nukari / Lehtikuva / AFP 【4月21日 AFP】ウクライナ政府によると、ロシア軍に包囲されている南東部マリウポリ(Mariupol)で20日、「人道回廊」を通じて市民を避難させる試みが、ロシア軍の砲撃によりまた失敗に終わった。 イリーナ・ベレシチューク(Iryna Vereshchuk)副首相はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、「残念ながら、きょうのマリウポリからの人道回廊は計画通りに機能しなかった」と投稿。ロシア軍が現地の部隊を統率できず、避難に必要な一時的停戦を順守しなかったと非難した。(c)AFP
ウクライナ南東部マリウポリで、立てこもるウクライナ兵にロシア軍が投降を呼びかけたものの、ウクライナ軍はこれを拒否し、徹底抗戦の構えをみせている。 【映像】「第2次大戦以来の戦闘へ」東部戦線を“地形”から分析 ロシア軍はマリウポリにあるアゾフスタリ製鉄所に立てこもるウクライナ兵に対し日本時間17日午後7時までに武器を置けば命を保証すると投降を呼びかけた。 CNNによると、これに対しウクライナ軍は降伏を拒否し、マリウポリ市の防衛を継続すると主張しているという。 一方、ロシア国防省はウクライナ軍の通信を傍受したとして、ウクライナ軍が「投降を希望した兵士を銃殺しろと内部で命じた」と伝えている。 また、投降したウクライナ兵の情報として、アゾフスタリ製鉄所には400人のウクライナの部隊が残っているとしている。(ANNニュース)
ロシア国防省は16日、ロシア軍に包囲されたウクライナ南東部の要衝マリウポリで「都市部全域からウクライナ側の戦闘員を一掃した」と発表し、残る戦闘員に投降を呼びかけた。マリウポリ当局が17日に投降を拒否することを表明すると、露側は「これ以上抵抗を続ければ全滅させる」と警告した。露軍が包囲してきたマリウポリでの攻防は最終局面を迎えている。 【写真】大阪の桜に重ねる祖国 ウクライナから避難のモデル「戻りたい」 ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ウクライナメディアのインタビューで「自国の領土や国民を取引の対象にはしない」と述べ、あくまでも徹底抗戦を続ける構えを見せた。さらに「我々の軍部隊が全滅させられた場合、(ロシアとの)全ての交渉は終わる」と語った。 インタファクス通信によると、露国防省のコナシェンコフ報道官は16日、マリウポリの情勢について、都市部からウクライナ側戦闘員を一掃した上で「残存
集団墓地とみられる跡が確認されたマリウポリ東部の村。3月22日撮影。まだ地面が掘り返された跡は確認できない=マクサー・テクノロジーズ提供 ウクライナ南東部マリウポリの市当局は22日、同市郊外に新たに大規模な集団墓地が見つかったと明らかにした。米宇宙企業マクサー・テクノロジーズもこの地点の衛星写真を公開し、3月下旬から新たに地面が掘り返された跡があることが確認できたとしている。 【画像】3月29日に撮影された衛星写真。中央に長さ約40メートルにわたり、新たに地面が掘り返された跡が確認できる マクサーによると、新たに集団墓地とみられる跡が確認されたのは、マリウポリの東に約12キロ離れたビノフラードネ。長さ40メートルほどにわたり、複数の溝が並行して地面に掘られていた。3月22~29日に地面を掘った跡が確認できるようになり、4月中旬にかけて拡大した。 マリウポリ市当局も、同じ場所の衛星写真をテレ
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