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リズと青い鳥の検索結果1 - 40 件 / 230件

  • 『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは

    脚本とは、作品の設計図である。設計図が狂っていたらどんな建物も建たないのと同じで、しっかりした脚本がなければ、映画もアニメも作れない。映画学校時代、「良い脚本を悪い映画にすることはできる、しかし悪い脚本を良い映画にはできない」と口酸っぱく講師に言われたことを覚えている。 今、日本のアニメ界で最も信頼できる脚本家は誰か、と問われれば筆者は「吉田玲子」と即答する。花田十輝も横手美智子も小林靖子も岡田麿里も素晴らしいが、設計図としての脚本の安定感が図抜けており、ジャンルを問わず高水準の作品を産み出し続けている。 『映画 聲の形』『リズと青い鳥』などの山田尚子作品、青春映画『夜明け告げるルーのうた』、児童文学の映画化『若おかみは小学生!』や『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』、戦車や戦艦のバトルもの『ガールズ&パンツァー』と『ハイスクール・フリート』、女性に人気のスポーツもの『弱虫ペダ

      『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは
    • 『リズと青い鳥』山田尚子×武田綾乃 対談 少女たちの緊迫感はいかにして描かれたか - KAI-YOU.net

      POPなポイントを3行で 京都アニメーション最新作『リズと青い鳥』 山田尚子監督と原作者・武田綾乃が語る2人の少女の物語 ラストシーンを「ねじまげなかった」監督が果たした責任 京都アニメーションの最新劇場作品であり、『映画 けいおん!』や映画『聲の形』などで知られる同社所属の山田尚子監督が手がける『リズと青い鳥』。 4月21日から公開中の本作は、まるでおとぎ話のようなタイトルですが、北宇治高等学校を舞台に吹奏楽部で練習にはげむ少年少女たちの人間模様を描いた『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』(宝島社)の劇場アニメ作品です。 山田監督といえば初監督作『けいおん!』で大きな注目を集め、『たまこラブストーリー』では「文化庁メディア芸術祭アニメーション部門」新人賞を獲得。以降も話題作を手がけ、今後が期待されるクリエイターの1人。 TVアニメ「響け!ユーフォニアム」シリーズで

        『リズと青い鳥』山田尚子×武田綾乃 対談 少女たちの緊迫感はいかにして描かれたか - KAI-YOU.net
      • リズと青い鳥:「少女たちのため息を描く」 山田尚子監督がこだわり抜いた表現 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

        「映画 聲(こえ)の形」などの山田尚子さんが監督を務めた劇場版アニメ「リズと青い鳥」が21日、公開を迎えた。アニメ「響け!ユーフォニアム」に登場する鎧塚みぞれ、傘木希美という2人の高校生を中心とした物語で、2人の繊細な心の動きを丁寧に描く。作品を作る上で「少女たちのため息を描く」ことをテーマにしたという山田監督に、映像、音などの表現のこだわりを聞いた。 ◇少女たちの「心の中に下りていくような」作品 武田綾乃さんの小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」(宝島社文庫)が原作。北宇治高校吹奏楽部のオーボエを担当するみぞれにとって、フルートを担当する希美は数少ない友人。強く執着するが、徐々に関係が変化していく。「響け!……」「映画 聲の形」と同じ京都アニメーションが製作する。 山田監督は、これまで「響け!」のシリーズ演出として作品に携わってきた。同シリーズは昨年、みぞれと

          リズと青い鳥:「少女たちのため息を描く」 山田尚子監督がこだわり抜いた表現 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
        • 山田尚子監督、ロンドンで新作『Garden of Remembrance』と過去作を語る。――『けいおん!』は男性向け?『リズと青い鳥』は同性愛物? - cinemania 映画の記録

          人気監督の山田尚子が英国を訪れるのは、この10月が初めてではありませんでした。2012年に開催された「スコットランド・ラブズ・アニメ」のゲストとして『映画けいおん!』の上映会に登壇しているのです。偶然ですが、この映画もロンドンが舞台で、愛らしい軽音部の面々が日本から英国へとやってきました。 それから10年後、山田は再び「スコットランド・ラブズ・アニメ」のゲストとなりました。盛況だったQ&Aで、監督は英国でのかつての体験を懐かしそうに語ってくれました。例えば、スコットランド人はネッシーが存在しないという話を好まないこと、ハイドパークにある郵便箱のような容器は実は犬用であること、マーマイトはあまり美味しくなかったこと。最後の点については、観客の大半は彼女に賛同していました。 しかし、山田はノスタルジーのために海を渡って来たわけではありません。サイエンスSARUで制作した17分の短編『Garde

            山田尚子監督、ロンドンで新作『Garden of Remembrance』と過去作を語る。――『けいおん!』は男性向け?『リズと青い鳥』は同性愛物? - cinemania 映画の記録
          • 【イベントレポート】「リズと青い鳥」山田尚子×牛尾憲輔トーク「希美とみぞれは三拍子」

            上映後に行われたトークショーには、山田尚子監督と本作の音楽を担当した牛尾憲輔、司会として音楽プロデューサーの斎藤滋が登壇。「僕たちの打ち合わせは京都アニメーションの中で“概念打ちあわせ”って呼ばれている」「同席したスタッフがメモを取るのをやめるんですよ(笑)」と2人が話す通り、息が合った様子の2人はたびたび脱線するトークで会場を笑わせつつも、本作の音楽のこだわりについて、実際の譜面やシーン映像も交えながら具体的に語った。 山田との打ち合わせで「物音の視座」というコンセプトを設定した牛尾は、舞台のモデルとなった高校で、実際に椅子やロッカーを叩いたり、窓やビーカーを指でこするなどして録音した物音を劇伴に使用したという。録音現場には山田もロケハンとして同行したが、録音中に山田がメトロノームの音に爆笑してしまったとのこと。「すごい小っちゃい音録ってるのに、すっげえうるせえなって(笑)」と牛尾が明か

              【イベントレポート】「リズと青い鳥」山田尚子×牛尾憲輔トーク「希美とみぞれは三拍子」
            • 『リズと青い鳥』メイキングVol.4 山田尚子監督インタビュー編

              「リズと青い鳥」の制作の裏側が分かるメイキング映像を公開! メイキングVol.4は、山田尚子監督インタビュー編となります。是非ご覧ください! メイキング映像一覧はこちら⇒http://liz-bluebird.com/news/?id=36 『リズと青い鳥』大ヒット上映中! 上映劇場一覧はこちら⇒http://liz-bluebird.com/#theater ■あらすじ 鎧塚みぞれ 高校3年生 オーボエ担当。 傘木希美 高校3年生 フルート担当。 希美と過ごす毎日が幸せなみぞれと、一度退部をしたが再び戻ってきた希美。 中学時代、ひとりぼっちだったみぞれに希美が声を掛けたときから、みぞれにとって希美は世界そのものだった。 みぞれは、いつかまた希美が自分の前から消えてしまうのではないか、という不安を拭えずにいた。 そして、二人で出る最後のコンクール。 自由曲は「リズと青い鳥」。

                『リズと青い鳥』メイキングVol.4 山田尚子監督インタビュー編
              • 『リズと青い鳥』公式サイト

                2021.11.26 「第5回京都アニメーションファン感謝イベント KYOANI MUSIC FESTIVAL ―感動を未来へ―」アーカイブ配信期間特別延長!「アニメフォーカスVer.」配信決定! 2021.07.27 「第5回京都アニメーションファン感謝イベント KYOANI MUSIC FESTIVAL ―感動を未来へ―」にHomecomingsの出演が決定! 2021.06.15 BS12 トゥエルビにて「リズと青い鳥」の放送決定! 2020.12.12 「リズと青い鳥」復刻版 Blu-ray&映画公式パンフレット 受注生産決定! 2020.01.20 小山シネマロブレにて上映決定! 2020.01.17 ユジク阿佐ヶ谷にて再上映決定! 2019.06.07 第4回京アニ&Doファン感謝イベントにてキャラクターデザイン・西屋太志サイン会開催決定! 2019.02.11 3月29日(金

                  『リズと青い鳥』公式サイト
                • 『リズと青い鳥』本予告 60秒ver.

                  『リズと青い鳥』大ヒット上映中! 上映劇場一覧はこちら⇒http://liz-bluebird.com/#theater ■あらすじ 鎧塚みぞれ 高校3年生 オーボエ担当。 傘木希美 高校3年生 フルート担当。 希美と過ごす毎日が幸せなみぞれと、一度退部をしたが再び戻ってきた希美。 中学時代、ひとりぼっちだったみぞれに希美が声を掛けたときから、みぞれにとって希美は世界そのものだった。 みぞれは、いつかまた希美が自分の前から消えてしまうのではないか、という不安を拭えずにいた。 そして、二人で出る最後のコンクール。 自由曲は「リズと青い鳥」。 童話をもとに作られたこの曲にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。 「物語はハッピーエンドがいいよ」 屈託なくそう話す希美と、いつか別れがくることを恐れ続けるみぞれ。 ――ずっとずっと、そばにいて―― 童話の物語に自分たちを重ねながら、

                    『リズと青い鳥』本予告 60秒ver.
                  • 山本寛 公式ブログ - リズと青い鳥 - Powered by LINE

                    和田さんが「どうしても今日観に行ってください!」と言ってきたので、観に行った。 だからこのエントリーが炎上したら彼のせいだ。 キービジュからして嫌な予感がしたのだ。 何だ?あのモヤモヤした、三途の川渡ったような画調は? あの厭世観は? 結論から言うが、山田尚子の仕事としては最低の映画だ。 なんかもう、やる気がないというか、ちょっと、病んでるんじゃないの?と思うくらいだ。 映画で愚痴を聞かされているように感じた。 作品は正直に表現すべきだ、とは『聲の形』で述べた。 しかし、大前提として、作品は観客に向かって作られるべきものだ。 「私、なんでこれやってるんだろ・・・?」とか、そんな正直さは、要らない。 もう彼女と会うこともなさそうだから言おう。彼女が演出になり立ての頃の話だ。 どこかで彼女が嬉々として、「私、こんな映画を作りたいんです!」と、一本のDVDを見せた。 『エコール(原題:イノセンス

                      山本寛 公式ブログ - リズと青い鳥 - Powered by LINE
                    • 『リズと青い鳥』という残酷で美しい物語について - Retired Colourman

                      追記 2018-05-15: ずっと前からこのテキストでの希美の感情の扱いが雑であることが気になっていたのですが,様々な理由から修正はしないことにしました.みなさんが各々正しい答えを見つけてほしい. 2018-04-30: 全体的に文章を修正しました : 差分 2018-04-29: みぞれの使っている楽器がフルートになっていたので直しました.こういう重要なところで間違えるやつは何をやってもだめ.:差分 2018-04-28: 希美の心情について修正をしました. : 差分 0. はじめに この記事は,映画「リズと青い鳥」の感想についての記事です. このブログを読む前に,自分が当てはまるものの注意書きを読んでいただけると助かります. まだ『リズと青い鳥』を見ていない人へ この記事にはネタバレがあります.まず『リズと青い鳥』を見てください.できればこの記事を読まずに.そうしてあのイントロの衝撃

                        『リズと青い鳥』という残酷で美しい物語について - Retired Colourman
                      • 京アニ新作「リズと青い鳥」に吉田玲子、西屋太志ら「聲の形」メインスタッフ集結(動画あり / コメントあり) - コミックナタリー

                        山田尚子(監督)コメントこの作品は、一歩先も見えないくらい頑なで健気に日々を過ごしている少女たちの映画です。 不意にこぼれ落ちてしまうため息や、鼓動、胸高鳴るようなひそひそ話、 悩みの中の微熱なんかをじっと息をひそめて撮り切りたい、と思っております。 思う事と想う事。 同じようでいてまったく同じでないもの。 思春期の、感じやすいこの時期だからこそ美しくあることができる、 触れれば壊れてしまうガラス玉のような彼女たちの、 有限の瞬間にみなさまと一緒に立ち会うことができれば、と思います。 吉田玲子(脚本)コメント愛して欲しい、振り向いて欲しい、認めて欲しい、自分だけのものでいて欲しい。 欲望は空へ羽ばたく翼にもなりますが、自分や誰かを閉じ込める鳥かごにもなります。 これは、自分を解き放つ少女の物語です。 そしてまた、自分には翼がないことを知る少女の物語でもあります。 でもその両者が出会ったこと

                          京アニ新作「リズと青い鳥」に吉田玲子、西屋太志ら「聲の形」メインスタッフ集結(動画あり / コメントあり) - コミックナタリー
                        • 【埋】リズと青い鳥、繰り返し鑑賞後、感想吐き出しメモ【※ネタばれ全開注意!】

                          これは映画「リズと青い鳥」を何度も観つづけて「篭」に捕らわれてしまった ”希美過激派” の1人が贈る、魂の2万文字「吐き出しメモ」シリーズです。想定読破時間 : 42分 ※9/17現在、17回鑑賞して1回の長文追記をしています。 ( 現在、約2.1万文字、想定読破時間 : 42分 ) 「リズと青い鳥」 の公開から8週がすぎました。 私は「響け!ユーフォニアム」の劇場版1,2が大好きで、 特にアニメ映画によく足を運ぶようになってから公開された 「届けたいメロディ」は何回もリピート鑑賞したのですが、 その頃から情報が入り始めていた「リズと青い鳥」については 「外伝、、なのかな? 響け!の雰囲気と違うから 好きな方向とはちょっと違う作品になるのかも?」 と何となく距離を持って眺めていた状態でした。 その私が今は、リズ鳥8週目で13回の鑑賞をするまでに。 「リズと青い鳥」初回舞台挨拶上映 in 新

                            【埋】リズと青い鳥、繰り返し鑑賞後、感想吐き出しメモ【※ネタばれ全開注意!】
                          • 【リズと青い鳥】「ハッピーエンド」にすがり、嘘をつけない音楽と向きあう - 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編 など - シミルボン

                            響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編 / 武田 綾乃 などの紹介コラム。山田尚子監督の劇場アニメ 『リズと青い鳥』 は、画像・音響・演出すべてにおいて繊細な、日本アニメ史上空前の完成度に到達した傑作である。しかし、山田作品が素晴らしいのは、その技巧が目的化せず、あくまで作品世界にふさわしい表現を実現するため傾けられている点だ。アニメはデフォルメ(誇張と類型化)の文化だが、 『リズと青い鳥』 をそれを最小限に抑えて、しかし実写に寄せるでもなく、だからこそ描きうる、少女た

                              【リズと青い鳥】「ハッピーエンド」にすがり、嘘をつけない音楽と向きあう - 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編 など - シミルボン
                            • 【インタビュー】『リズと青い鳥』みぞれ役・種﨑敦美×希美役・東山奈央スペシャル対談[後編]-「その一瞬で、ふたりの関係は唯一無二のものになったなと感じたんです」 | 超!アニメディア

                                【インタビュー】『リズと青い鳥』みぞれ役・種﨑敦美×希美役・東山奈央スペシャル対談[後編]-「その一瞬で、ふたりの関係は唯一無二のものになったなと感じたんです」 | 超!アニメディア
                              • 本心は手足に出てくるのではないか アニメ映画「リズと青い鳥」監督 山田尚子さん | 西日本新聞me

                                高校の吹奏楽部を舞台にした映画と言えば、目標に向かって走る熱い青春物語が定番です。山田尚子監督の手にかかると異なる世界になりました。新作アニメ映画「リズと青い鳥」は2人の少女の揺れ動く感情を繊細にすくい取り、清涼感漂う作品に仕上げています。 -「リズと青い鳥」は人気小説「響け!ユーフォニアム」シリーズが原作。熱血青春ドラマとして描かれがちな吹奏楽部のイメージを裏切る映画ですね。 ★山田 「響け!ユーフォニアム」シリーズにはユーフォニアムを吹く久美子という主人公がいますが、今回の原作はオーボエのみぞれとフルートの希美の話が際立っていたので、2人を主人公にもう1本(スピンオフ的な)映画を作ろうと提案しました。吹奏楽部の「熱血」という要素を取り除いて2人にフォーカスしました。 -どんな点にひかれましたか。 ★山田 原作のキャラクター造形の切り口に興味がありました。少女たちの間にある羨望や嫉妬、大

                                  本心は手足に出てくるのではないか アニメ映画「リズと青い鳥」監督 山田尚子さん | 西日本新聞me
                                • 『リズと青い鳥』ネタバレ感想&考察、解説 本作に込められた『愛』の演出を紐解いていく - 物語る亀

                                  本記事は2018年に書いた記事を2023年に改訂しました えー、今回も長い記事になりそうです なんか、京アニは本当に毎月語っている気がする…… カエルくん(以下カエル) 別に特別京アニ信者というわけでもないんだけれどね。もちろん、好きな制作会社ではあるけれど…… (※2023年現在は京アニ信者と言えるほどのファンです) 主 3、4ヶ月に1度くらいのペースで映画を公開するからさ。総集編も多いとはいえ、このペースは異常だよね(2023年現在は) 主「この後は……それこそユーフォが控えているのか? 近年は特に重なっていたからなぁ……」 カエル「そして山田尚子作品はどれもこれもが大傑作なので、ぜひとも語りたいことが非常に多いというね」 主「最初に語ったように、この記事は相当長いので覚悟してください! 読み進める価値はあると思います! それから、本作は100人が100人違う感想を持つ作品だと思うので

                                    『リズと青い鳥』ネタバレ感想&考察、解説 本作に込められた『愛』の演出を紐解いていく - 物語る亀
                                  • 山田尚子監督インタビュー | 『リズと青い鳥』公式サイト

                                    監督を務めるとなったときのお気持ちをお聞かせください。 原作のプロットを読んだときに、武田先生の持ち味、本質が薫る題材だと思いました。とても日常的ながらもなかなか題材として取り上げないような新鮮な切り口が印象深くて。原作の持つ、透明な、作り物ではない空気感を映像にしてみたいと思いました。 シリーズ演出として『ユーフォ』シリーズと共にやって来たので、この作品をとてもよく知っているからこそ、原作から、今回のような切り口もあるんじゃないかと思いました。そういったことをシリーズの石原監督やスタッフのみんなと話し合いまして、この映画を制作させていただけることになったんです。 今回は集団ではなく個を描くお話なので、小さな変化を積み重ねることを大事にしたいと思いました。 物語の中心となる、みぞれと希美についてお聞かせください。 希美は明るくて元気で、音楽が大好きでフルートを吹いている活発な女の子です。そ

                                      山田尚子監督インタビュー | 『リズと青い鳥』公式サイト
                                    • 『リズと青い鳥』のレイアウトがどうなっているのか調べるとラストのシーケンスがある演出になっていて「怖い」

                                      リンク 『リズと青い鳥』公式サイト 『リズと青い鳥』公式サイト 映画『聲の形』のスタッフが贈る最新作『リズと青い鳥』2018年4月21日ロードショー「切ない真実に、あなたは涙する――」 アニメーション制作:京都アニメーション 監督:山田尚子 脚本:吉田玲子 キャラクターデザイン:西屋太志 音楽:牛尾憲輔 主題歌:「Songbirds」Homecomings 109 users 3742 ふっくん @fukkunmania 前半は二人が正対して会話しないので両方の表情が見えるんだけど、後半になって腹を割って話し合ってる時、話しかけられている方の表情が見えない構造になってるんだよな。ラストカットもそうなんだけど、どういう表情をしているかは想像するしかない。 2020-02-26 17:29:15

                                        『リズと青い鳥』のレイアウトがどうなっているのか調べるとラストのシーケンスがある演出になっていて「怖い」
                                      • [リズと青い鳥]やったぜ

                                        やったぜ。 投稿者:変態オーボエ女 (8月16日(水)07時14分22秒) 昨日の8月15日にいつものフルートの希美(高3)と先日音大のパンフレットくれた木管好きの指導員のおばさん (?歳)とわし(高3)とその他大勢で北宇治にある高校の音楽室の中で盛りあったぜ。 今日も明日も部活なんで図書館で絵本を借りてから滅多に人が来ない所なんで、 そこでしこたま毛布を敷き詰めてからやりはじめたんや。 全員で楽器くわえながらコンクールメンバーだけになり持って来たダブルリードを3本ずつ入れあった。 しばらくしたら、リズの気持ちが理解できないし、鳥が出口を求めてカゴの中でぐるぐるしている。 担任のおっさんに進路調査票をなめさせながら、フグに餌をあげてたら、 先に希美がわしの胸に反射光をドバーっと出して来た。 それと同時に希美もわしも進路希望を出したんや。もう顔中、disjointまみれや、 2人で出した進路

                                          [リズと青い鳥]やったぜ
                                        • 彼女がフグを愛でる理由――映画『リズと青い鳥』における脚の表象と鳥かごの主題系 – ecrit-o

                                          映画『リズと青い鳥』を監督した山田尚子が脚にこだわりをもつ「作家」であることはファンにとって周知の事実であり、彼女が手がけた過去の作品を見ても印象的な脚のショットは枚挙に暇がない。また、監督自身が「脚は口ほどにものを言う」という趣旨の発言をしたことも知られており、登場人物の心理を細やかに実現する手段として脚の「表情」を利用していることは改めて指摘するまでもないだろう。 じっさい、本作は約1360のショットによって構成されているが、そのうち登場人物の脚だけを捉えたショットは少なくとも120以上にのぼり、比率で言えば、映画全体のほぼ9%を脚のショットが占めていることになる。ショット数ではなく、映し出されている時間で計算すればこの割合はもっと少なくなるだろうが、いずれにしても、本作が脚を強調していることは明らかである(ネット上には山田作品における脚の表象に着目した考察ブログが数多く存在している)

                                            彼女がフグを愛でる理由――映画『リズと青い鳥』における脚の表象と鳥かごの主題系 – ecrit-o
                                          • 『リズと青い鳥』鎧塚みぞれの仕草、掴むことについて - Paradism

                                            みぞれが髪を掴む仕草が描かれたのは、劇中でおそらく12回程*1だったでしょうか。寡黙にして映像*2で語ることが主体とされた本作にあって、彼女のこの癖は強く印象に残り、決して多くを語ろうとはしないみぞれ自身の感情を映すものとして重要な役割を果たしていました。足や手の芝居、瞼、眼球の動きにまで心情の変遷・動きを仮託していた今作ですが、冒頭から終盤まで物語の転換点となる場面で描かれたこの癖はその中でも特に強調されていたように思います。 ただその仕草が具体的にどういった感情を代弁していたのか、ということまではハッキリとは分からず、むしろその描き分けはぼんやりと感情の輪郭を描くに過ぎませんでした。なにかを言い淀むように髪に触れ、掴み、心の中に留める仕草。それは明確な心情が芝居から滲み出る類のものではなく、“なにかしらの感情・言葉を心の内側に抱いている” と感じ取ることが出来るだけの芝居であり、そんな

                                              『リズと青い鳥』鎧塚みぞれの仕草、掴むことについて - Paradism
                                            • 【インタビュー】『リズと青い鳥』みぞれ役・種﨑敦美×希美役・東山奈央スペシャル対談[前編]-「台本を最後まで読み切ったときは泣いてしまうほどでした」 | 超!アニメディア

                                                【インタビュー】『リズと青い鳥』みぞれ役・種﨑敦美×希美役・東山奈央スペシャル対談[前編]-「台本を最後まで読み切ったときは泣いてしまうほどでした」 | 超!アニメディア
                                              • 牛尾憲輔インタビュー 『ブギーポップは笑わない』『リズと青い鳥』……ブレない音楽家のコアに迫る | | moraトピックス

                                                牛尾憲輔。「agraph(アグラフ)」名義で先鋭的な電子音楽作品を発表する一方、2014年のTVアニメ『ピンポン THE ANIMATION』(湯浅政明監督)を皮切りにアニメ・実写双方の劇伴作家としても多数の作品を手がける音楽家だ。昨年公開された『リズと青い鳥』(山田尚子監督)では、作品の求めるコンセプトに現代音楽の手法や数学の知識を駆使した作曲で応え、同作はその年の実験的な作品に贈られる毎日映画コンクール・ 大藤信郎賞を受賞した。そんな牛尾氏が『ピンポン THE ANIMATION』以来5年ぶりに劇伴を手がけるTVアニメが、2019年1月より放送されている『ブギーポップは笑わない』だ。1983年生まれの牛尾氏は、1990年代後半にカリスマ的な人気を誇った原作小説の直撃世代。そこから受けた様々な影響は、いわば牛尾憲輔が「agraph」になる前の「前史」を形作ってきたという。今回のインタビュ

                                                  牛尾憲輔インタビュー 『ブギーポップは笑わない』『リズと青い鳥』……ブレない音楽家のコアに迫る | | moraトピックス
                                                • BS12、7月18日から6夜連続アニメ映画無料放送。「リズと青い鳥」など

                                                    BS12、7月18日から6夜連続アニメ映画無料放送。「リズと青い鳥」など
                                                  • 一挙手一投足から感情が溢れ出す映画『リズと青い鳥』山田尚子監督インタビュー

                                                    武田綾乃氏の原作小説『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』の映画化にあたる本作は、コンクールに向けた新しい自由曲「リズと青い鳥」のソロパート担当である鎧塚みぞれと傘木希美の2人に焦点をあてた作品だ。

                                                      一挙手一投足から感情が溢れ出す映画『リズと青い鳥』山田尚子監督インタビュー
                                                    • 無意識をアニメートする:『リズと青い鳥』と微小なものの超越性 - てらまっとのアニメ批評ブログ

                                                      2018年4月に公開された京都アニメーション制作の映画『リズと青い鳥』は、監督・山田尚子と脚本・吉田玲子のコンビが手がけた、4作目となる劇場用アニメ作品である。同作はテレビアニメ『響け!ユーフォニアム』シリーズ(2015−2016)のスピンオフだが、登場人物の瞳の大きさや等身のバランス、輪郭線の太さといったキャラクターデザインが一新され、作画・物語とも本編とは一線を画した、独自色の強い作品に仕上がっている。一言でいえば、これ以前の劇場用アニメ3作品(『映画けいおん!』『たまこラブストーリー』『映画 聲の形』)にも見られたような、山田監督らしさが色濃く表れているということだ。 もちろん、集団制作でつくられるアニメ作品を、監督の「作家性」という切り口で語ることには慎重でなければならない。実写の映画撮影と同様、あるいはそれ以上に、アニメ制作は数多くのスタッフによる複雑な分業体制に支えられており、

                                                        無意識をアニメートする:『リズと青い鳥』と微小なものの超越性 - てらまっとのアニメ批評ブログ
                                                      • リズと青い鳥 - アニクラはじめました

                                                        アニメーションには動く快楽という側面があるように思う。 本来は動くはずのない「絵」が動くという驚き、そこからくる喜びもまたアニメーションの良さであり、他のジャンルにはない快楽であるように思う。 アニメには、声、音、光、動き、キャラ、物語、ストーリー、演出などなど、数々の要素がある。それぞれは普段は別々ではなく、一体にまとめて受け止め楽しむものではあるが、ふと、そのそれぞれ1つ1つの要素に見入ってしまう瞬間がアニメにはある。 その魅入られる瞬間そのものは意図された「演出」の場合もあるし、そうではないものもある。 宮崎駿作品には大きなアクションに入る前に、「ため」の動きだけを魅せるシーンがよくある。流れていくストーリーを力任せに変える力のあるアクションシーンには、その直前の「ため」を魅せることで、説得力を持たせることができる。「絵が動く」アニメーションならではの魅力が、物語を大きく変えていくの

                                                          リズと青い鳥 - アニクラはじめました
                                                        • 『リズと青い鳥』特報第2弾

                                                          『リズと青い鳥』2018年4月21日ロードショー 上映劇場一覧はこちら⇒http://liz-bluebird.com/#theater 少女の儚く、そして強く輝く、美しい一瞬を――。 高校生の青春を描いた武田綾乃の小説『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』がアニメーション映画化。 みぞれと希美、2人の少女の儚く美しい一瞬を切り取ります。 制作は、映画「聲の形」で第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション賞、東京アニメアワードフェスティバル2017アニメオブザイヤー作品賞劇場映画部門グランプリなどを受賞した京都アニメーション。 そして、監督・山田尚子、脚本・吉田玲子、キャラクターデザイン・西屋太志、音楽・牛尾憲輔ら、映画『聲の形』のメインスタッフが集結。 繊細な人の心を映し出してきた制作陣による、  ――誰しも感じたことがある羨望と絶望。  そしてそれらを包

                                                            『リズと青い鳥』特報第2弾
                                                          • ちがう歩幅で一緒に歩く――『リズと青い鳥』感想 - 宇宙、日本、練馬

                                                            『リズと青い鳥』をみました。掛け値なしの傑作です。以下感想。 歩く、歩く、立ち止まる。彼女の姿を認める、再び歩く。歩く、歩く、一緒に歩く。歩く、歩く、校舎を歩く。歩く、歩く、彼女の数歩後ろを歩く。歩く、歩く、音楽室へ歩く。二人は一緒に歩いてきた。これまでは。しかし、いつまで一緒に歩いてゆけるのだろう。 『響け!ユーフォニアム』および『響け!ユーフォニアム2』のその後の物語を、山田尚子監督が映画化。監督が変わり、タイトルからユーフォニアムの文字は消え、雰囲気もまた大きく変化して、続編的な立ち位置にも関わらず圧倒的に山田尚子のフィルムであるという強烈な主張が前景化している。 そうして、既存の作品世界を大胆に再編成して語られるのは、静かな決別の物語。中学時代からともに吹奏楽に取り組んできた二人。彼女たちがそれぞれの行き先を見出すまでの道を、コンクールで演奏する楽曲であり、また童話でもある「リズと

                                                              ちがう歩幅で一緒に歩く――『リズと青い鳥』感想 - 宇宙、日本、練馬
                                                            • 【リズと青い鳥】傘木希美を考える - フジ-ブロ

                                                              ※ こちらの記事では映画「リズと青い鳥」とTVアニメ「響け!ユーフォニアム 2」 のネタバレを含みます。 先日、「リズと青い鳥」を鑑賞しました。素晴らしい映画を観た、の一言に尽きます。 静かで、洗練された映画でした。空間やものや、あらゆる音が極限まで削ぎ落とされており、厳選された情報が鮮やかに伝わってきます。環境音、衣擦れ、靴音、呼吸音。一つ一つに少女たちの感情が凝縮されており、濃厚な時間を味わうことができました。 呼吸が止まりそうなほど綺麗で、呼吸するのも煩わしくなるほど静謐。そんな特別な映像を体験するという目的だけでも、多くの人に劇場へと足を運んでもらいたい、そう心から思います。 さて、この記事ではそんな「リズと青い鳥」にて描かれた一人の登場人物、傘木希美のお話をしていきます。 私はこの映画を観ながら彼女の言動に、一挙手一投足に、とても強く興味をひかれました。本作では少女たちの言葉にな

                                                                【リズと青い鳥】傘木希美を考える - フジ-ブロ
                                                              • リズと青い鳥 - 映画レビュー - 『リズと青い鳥』レビュー

                                                                『リズと青い鳥』は沈黙の音を描き切る。 沈黙とはもちろん無言でいることじゃない。建前のおしゃべりはいくらでもする。なのに大事なところで本心や演奏技術が噛み合わない時、沈黙は現れる。沈黙は本編の『響け! ユーフォニアム』でも少なくなく描かれてきた。さまざまなパートごとの対人関係のすれ違いをはじめ、集団の規律の中で演奏する吹奏楽だからこそ沈黙は重たくのしかかる。 セッションで誰かのミスで中断するとき。吹奏楽部内で頑張ろうとする建前と本音がずれるとき。コンクールで金賞を目指すため、華やかな演奏を実現しようと練習を重ねる裏で言葉にならない沈黙が入り込む。黄前久美子が高坂麗奈と中学時代の関係を取り戻そうとするとき。一見、人当たりがよく見えるが本心ではさして他人に興味がない田中あすか先輩と関わるとき。沈黙は重苦しく現れる。 本作の主人公・オーボエの鎧塚みぞれ ©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

                                                                  リズと青い鳥 - 映画レビュー - 『リズと青い鳥』レビュー
                                                                • 傘木希美という「作品」ー『リズと青い鳥』を巡って(みぞれとは別の視点から考察する) - 錬金術師の隠れ家

                                                                  危機の存在するところ、救いもまた育つ。(ヘルダーリン) 「物語はハッピーエンドがいいよ」とは、映画『リズと青い鳥』のなかで希美が言った言葉であるが、これは呪いの言葉である。それというのも、物語を楽しむ者は、実際に語られる出来事を無理にでもハッピーエンドにつながる出来事に解釈してしまいがちになるからだ。この呪いは鑑賞者だけでなく、語る本人にもふりかかる。希美はハッピーエンドを欲しているが、彼女が実際経験した出来事はハッピーエンドにつながるものといえたのだろうか。 危機 こんなことは『リズと青い鳥』を最初に見たときは考えもつかなかった。それというのも、二人がハグを重ねた後に挿入される二羽の鳥が飛翔するイメージは、二人の永遠の愛を物語るハッピーエンドを示唆するものに見えたからである。だが、何度も見返しているうちに、その直前のシーンで画面と語調が雄弁に語るのは、とても明るい感情などではなかったと気

                                                                    傘木希美という「作品」ー『リズと青い鳥』を巡って(みぞれとは別の視点から考察する) - 錬金術師の隠れ家
                                                                  • みかん豆腐さんのツイート: "次回鑑賞の際に役立つ 「リズと青い鳥」このモブがすごい ベスト5です… "

                                                                    次回鑑賞の際に役立つ 「リズと青い鳥」このモブがすごい ベスト5です https://t.co/Wv3O5vDEzH

                                                                      みかん豆腐さんのツイート: "次回鑑賞の際に役立つ 「リズと青い鳥」このモブがすごい ベスト5です… "
                                                                    • “すべてのものが傍観者”。美しすぎて泣けてくる、映画『リズと青い鳥』の秘話、そして好きなゲームを種崎敦美さん、東山奈央さんにインタビュー | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

                                                                      ――おふたりが演じたみぞれ、希美がどんなキャラクターかをお教えください。 種崎 みぞれは吹奏楽部でオーボエを担当していまして、人と話すこと、関わることが得意ではない、独特の感覚というか、マイワールドを持っているような子です。その自分の世界にいたところに、中学で出会った希美が吹奏楽部に誘ってくれたんですが、みぞれにとってはそのことを「違う世界に連れて行ってくれた」と思っていて。それ以来、すごく希美のことが大切で、特別な存在だと思っているんです。 東山 希美は吹奏楽部でフルートをやっていて、高校1年生のときに先輩といざこざがあって部活を辞めてしまった経緯があるのですが、いまはまた部活に復帰しています。みぞれにとっての希美はマイワールドから連れ出してくれた存在というイメージなんですが、希美としてはあまりそこまで大げさなことをしたつもりはなく、何気なく吹奏楽部に声をかけたら、それが思った以上にみぞ

                                                                        “すべてのものが傍観者”。美しすぎて泣けてくる、映画『リズと青い鳥』の秘話、そして好きなゲームを種崎敦美さん、東山奈央さんにインタビュー | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
                                                                      • 即興芝居とアニメーション。『リズと青い鳥』 - Film Goes with Net

                                                                        言葉で決めつけたくないから映像にする 山田尚子という監督は、今日本の現役映画監督の中で最もフィルムメーカーらしい人なんじゃないかという気がする。今年カンヌ国際映画祭に行く濱口竜介に近い存在かもしれない。人間は言葉で思考し、コミュニケーションする生き物だが、優れたアーティストは絵や音楽などそれぞれの手法で言葉と言葉の間にこぼれ落ちた、捕まえきれない情動を表現する。凡庸な表現者は、言葉の範疇に収まるものを他の表現物に代替させているだけにすぎない。ただライターとしては、そういう作品の方が仕事は楽だ。優れた作品ほど仕事しづらくて困る。困るけど映画ファンとしてはそういう作品に出会えた方が嬉しい。 で、『リズと青い鳥』はどうなのかと言うと、非常に困る作品だ。素晴らしい。あの2人を描くためには、確かに映像ではなくてはならかったという気がする。原作では希美とみぞれの間で久美子が立ち回ることで描かれた2人の

                                                                          即興芝居とアニメーション。『リズと青い鳥』 - Film Goes with Net
                                                                        • 『リズと青い鳥』公式サイト

                                                                          「リズと青い鳥」製作関連各社のスタッフによる座談会を実施! 今回は、若手女性スタッフによる映画への率直な感想や、学生時代あるあるなど、さながら女子会の様相を呈したカオスな座談会の様子をお届けします! Q(K社):まず、映画の率直な感想をお伺いしたいと思いますが、その前に……みなさん『響け!ユーフォニアム』シリーズはご覧になっていましたか? L社:私は担当だったので(笑) 。 P社:私も全部見ていました! T社:私は原作小説と、アニメの一期と劇場版の2作です。 S社:私は見ていないです。 Q:それぞれの見方が違って、色んな立場からお話をお伺いできそうですね。 S社:そうですね。私は『ユーフォ』シリーズを見ていなくて、さらに原作未読でアニメ自体も普段は見ないのですが、今回の映画では希美が高校1年生のときに吹奏樂部をやめてしまって、でもまた戻ったという所もちゃんと描かれていたので、スムーズに必要

                                                                            『リズと青い鳥』公式サイト
                                                                          • 『リズと青い鳥』企画 Homecomingsと武田綾乃の音楽×文学対談 | CINRA

                                                                            2018.05.25 Fri Sponsored by Homecomings『Songbirds』、『リズと青い鳥』 現在劇場公開されている、京都アニメーション制作による映画『リズと青い鳥』。武田綾乃による小説『響け! ユーフォニアム』を原作とし、『映画けいおん!』や映画『聲の形』でも知られる山田尚子(京都アニメーション)が監督を務めた本作は、主人公となる2人の少女の日常の欠片が深く繊細なタッチで描かれた、素晴らしい青春群像劇だ。この映画からは、瞬間瞬間を精一杯に生きる少女たちの小さな息遣いが、足音が、声にならない声が、確かに、リアルに、聞こえてくる。 そんな『リズと青い鳥』を主題歌という立ち位置で彩るのが、京都出身の4ピースバンド、Homecomings。映画の最後に流れる新曲“Songbirds”は、この映画で描かれた少女たちの揺れ動く想いにそっと手を添えるような、優しくてあたたかな

                                                                              『リズと青い鳥』企画 Homecomingsと武田綾乃の音楽×文学対談 | CINRA
                                                                            • 映画「リズと青い鳥」山田尚子監督 × Homecomings対談――共感から生まれた〈魔法的〉な主題歌“Songbirds” | Mikiki

                                                                              京都アニメーション(以下、京アニ)制作による話題の劇場アニメ『リズと青い鳥』。吹奏楽に打ち込む高校生たちの青春を描いた武田綾乃の小説を原作とするアニメ『響け!ユーフォニアム』シリーズのスピンオフ作品となる本作は、いわゆるスポ根的な熱いストーリー展開が魅力の本編とは趣を変え、鎧塚みぞれと傘木希美という2人の少女の関係性に焦点を絞った繊細な作品となっている。 その儚くも美しい物語をフィルムに焼き付けたのが、TVアニメ『けいおん!』『たまこまーけっと』や劇場アニメ『たまこラブストーリー』『映画 聲の形』などで知られる京アニ所属の山田尚子監督。それらの過去作において評価された、緻密な演出と画作りで登場人物の内面を描写する手腕は、今回の『リズと青い鳥』という作品でさらに研ぎ澄まされ、観る者にアニメーションという表現の新しい可能性を気付かせてくれるはずだ。 そんな本作で主題歌を担当しているのが、京都を

                                                                                映画「リズと青い鳥」山田尚子監督 × Homecomings対談――共感から生まれた〈魔法的〉な主題歌“Songbirds” | Mikiki
                                                                              • 『リズと青い鳥』感想 ~ハッピーエンドの卵は、味がついてて美味しいです~ - 地盤沈下のその先

                                                                                公開日の4月21日にどっぷりと『リズと青い鳥』に浸かってみた結果、ああも確立するアニメーションがあるのかと悶々とせざるを得なくなった。まだまだ生意気な若輩者なので、この作品に関してはいままでフィクション体験のうちどこにも類型化できないものだった。 そもそもこの見るからに危うく美しいこの作品をことばを以て紹介するのは如何なものかと考えもしたが(原作小説を読んでいないので前提がそもそも狂っていることをご容赦頂きたい)、少なくともぼくは、ことばによる尊び以外のものを持ち難いのもまた事実だった。言語化というゼラを通してこの舞台を照らすことが無粋であることは重々承知の上で、それでも精一杯の返事としてフェーダーを上げる。これは決して立ち入ることのできない聖域を客観からひたすら観測しようとした、しがない観察日記である。 以下囂しいほどのネタバレを含むので、未見の方は鑑賞まで以下を読まないでおくことをおす

                                                                                  『リズと青い鳥』感想 ~ハッピーエンドの卵は、味がついてて美味しいです~ - 地盤沈下のその先
                                                                                • 「リズと青い鳥」山田尚子監督「少女たちが踊っているような印象の作品に」 - エキサイトニュース

                                                                                  4月21日から公開中の劇場アニメ『リズと青い鳥』。 人気作『響け!ユーフォニアム』の登場キャラクターである二人の高校生、鎧塚みぞれ(CV:種崎敦美 ※崎は立つ崎)と傘木希美(CV:東山奈央)の繊細で捉えどころのない思いや関係を描いた作品で、数々の賞を受賞した映画『聲の形』の京都アニメーション(監督:山田尚子)による最新作ということでも大きな注目を集めている。 4月21日から全国で上映中の『リズと青い鳥』。テレビシリーズ2クール分と劇場作品2本が作られている『響け!ユーフォニアム』シリーズの最新作だが、シリーズ未見の人でも十分に楽しめる作品となっている エキレビ!の山田尚子監督インタビュー後編では、クライマックスのネタバレ要素にも言及しながら、約90分の本編に詰め込まれたみぞれや希美、そして、監督の思いを紐解いていく。 (前編はこちら) 私個人としては、「リズ、一旦、話し合おう?」と思う ─

                                                                                    「リズと青い鳥」山田尚子監督「少女たちが踊っているような印象の作品に」 - エキサイトニュース