国土交通省は自転車通勤の普及に向けて、企業による駐輪場の整備などが進むように支援策を検討することにしています。 国土交通省は、温室効果ガスの排出削減や観光による地域活性化、それに働く人の健康増進に向けて自転車の利用を促す2025年度までの計画案をまとめました。 この計画案では、主な通勤手段として自転車が占める割合を、2015年度の15.2%から2025年度には18.2%まで引き上げる目標を掲げています。 実現に向けては、駐輪場を整備する企業に対する補助など、予算や税制面からの支援策を検討することにしています。 このほか、計画案には、自転車で観光を楽しむ「サイクルツーリズム」の普及と地域振興に向けて、自転車用の走行路や休憩施設を備えた「ナショナルサイクルルート」の指定を進めることなどを盛り込んでいます。 国土交通省は、今月下旬に計画案を正式に取りまとめ、自転車の利用促進の取り組みを進めていく