AV事業者から訴えられた私の裁判で、AV事業者側の代理人についているのは、カルロス・ゴーンの弁護人などを務めた高野隆弁護士、および同じ事務所の弁護士です。高野弁護士は著名で優秀な刑事弁護士ですので、今回の経緯、最初は大変驚きました。 同じ人権を守る側にいると思っていた人に刺されたと思ったのです。 思えば、高野隆弁護士からは、2008年に私が翻訳して出版した本に序文をもらったことがあります。 私は、冤罪は許さないし、そのための刑事司法改革は進めるべきであると考えて提言し、行動してきました。その一方で、被害者の声が届く司法制度であってほしいと考え、行動してきました。どちらも人権問題であり、どちらも大事なことだと思っています。 刑事弁護に熱心な弁護士の間には、最近、私が被害者側に立って行動するため、「裏切者」という感覚があるのかもしれません。しかし、冤罪をなくす取り組みと被害者に寄り添うことは両