多種多様な「カレン」たち 今、アメリカで「カレン」と呼ばれる人たちがオンラインを中心に話題になっている。 「カレン」とは、勝手な行動を咎められたことに対して過剰な反応を示したり、不可解な主張を展開したりする、人種差別的な白人女性の総称だ。SNSでは「#KarensGoneWild」というハッシュタグまで作られ、各地で暴れる「カレン」についてどんどん情報が上がっている。 そんなカレンたちに関して、大手メディアも頻繁に報じるようになっている。米紙「ワシントン・ポスト」は、カレンが「ダラスのスーパーでマスクをするよう求められて逆ギレし、カートに入れていた商品を次々と放り投げている様子を映したビデオを見ただろう」と書く。 さらに「その数時間後に、カレンと夫(男性版のカレンはケビン、またはケンと呼ばれている)がセントルイスの牧師が住む家の前を通過するデモ行進(ブラック・ライブス・マターの行進)に対し