昨年7月の参院選で比例代表の「特定枠」で2議席を獲得し、一大ブームとなったれいわ新選組。党を立ち上げた山本太郎代表(45)は落選したものの、全国遊説に注力し、最近は大阪市内で大阪都構想反対を訴えるゲリラ街頭演説に力を入れている。とはいえ、メディアへの露出は確実に減っている。結党から1年余の今、何を思うのか。 「党としては2議席しかないですから。(参院選からの)約1年で何か劇的なことが起こるかっていったら、なかなか起こり得ないと思いますね」 冒頭、これまでのれいわの歩みについて聞くと、山本氏は淡々とこう答えた。舩後靖彦氏(63)と木村英子氏(55)という重度障害者の参院議員2人を抱える国政政党としての存在意義をもっと強調するだろうと想定していただけに、やや拍子抜けだった。今年9月まで政治部に所属し、昨夏の参院選以降はれいわ担当として取材してきた私から見ても、山本氏はいつも自信に満ちあふれ、強