アメリカ海軍は南シナ海で2隻の原子力空母が今月上旬に続いて再び軍事演習を行ったことを明らかにしました。トランプ政権は、中国の南シナ海での海洋権益の主張は違法だとする立場を表明しており、中国を改めて強くけん制するねらいがあるとみられます。 演習には空母に随行する複数のイージス艦も参加し、合わせておよそ1万2000人の兵士らが防空能力などを確認したということで、ニミッツの空母機動部隊を指揮するカーク司令官は声明で「自由で開かれたインド太平洋へのアメリカの関与を強化するため、2隻の空母は国際法が許す場所であれば南シナ海のどこであれ活動する」としています。 南シナ海での領有権争いを巡り、トランプ政権は今月13日に中国の南シナ海での海洋権益の主張は「違法だ」とする姿勢を明確に打ち出すなど、中国への対抗姿勢を鮮明にしています。 2隻の空母は南シナ海で軍事演習を行った中国に対抗する形で、今月上旬にこの海