オンオフ制御の欠点を補う「PID制御」とは?:ETロボコンではじめるシステム制御(3)(1/2 ページ) 前回「オンオフ制御によるライントレースに挑戦」では、わたしたちがはじめに走行体に取り入れた「オンオフ制御」に関して、理論面と実践面の双方から解説しました。 ⇒連載バックナンバーはこちら 今回は、前回のオンオフ制御の欠点を克服するために、オンオフ制御に変わる制御方法の検討を理論面から行いたいと思います。 オンオフ制御とは、読んで字のごとく「ON(出力あり)」か「OFF(出力なし)」を使い分けて「操作量(出力値)」の“あり”“なし”を決定し、「制御量(入力値)」を目的値に近づける制御です。 この制御の利点は、とにかく作るのが容易だということです。制御の本質的な部分に限れば、if-else文が1つあれば実装完了です。 ですが、前回の記事のとおり、オンオフ制御には欠点があります。それはつまり、