日本工作機械工業会が10日発表した11月の工作機械受注総額(速報)は前年同月比37.9%減の817億100万円と、14カ月連続で前年実績を下回った。内需は
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日本の「お家芸」である工作機械や産業用ロボットでも、中国は技術獲得を急いでいる。その1社である北京精雕科技集団は昨年11月、日本市場に「逆上陸」した。工作機械に必要な構成部品やソフトウエアをすべて内製化するなど、独自技術を武器に市場拡大を狙う。 ■この連載ここまで (1)中国EVの実力、特許分析で鮮明 電池制御や交換など軸にコロナ禍でも出願倍増 (2)窮地のファーウェイ、車載で反攻 中国EVの躍進支える産学官連携 (3)「驚きの投資増」米規制で打撃の中国が見つけたパワー半導体という活路 (4)「禁じ手」も辞さぬ中国の執念 山東省に複合機の一大集積地が出現 2022年11月、東京で開催された日本国際工作機械見本市(JIMTOF)。世界最大級の工作機械展示会で日欧の産業機器が並ぶなか、ある中国企業の工作機械が注目を集めていた。競合する日系メーカー担当者らが続々と視察に訪れる。その中にはファナッ
現代の世界経済は、米国で誕生したIT企業が先導しており、それら企業が拡大を続けています。 かつては、日本の製造業も世界経済に大きな影響を与えていましたが、その影響力は徐々に低下しています。それでも、日本の製造業の中には、世界トップクラスの品質とシェアを維持している産業があります。それは、工作機械産業です。 27年間世界一の生産高 工作機械は、マザーマシンとも呼ばれ、あらゆる機械や部品類を加工するものです。いまや工作機械がなければ、工業製品を作ることができないほどになっているので、工作機械産業は製造業を支える重要な産業です。 東北大学大学院経済学研究科教授の柴田友厚さんの著書『ファナックとインテルの戦略』では、日本の工作機械産業が、1982年に米国とドイツを抜いて世界一の生産高となり、以後、2008年のリーマンショックまで、実に27年もの間、世界一の生産高を守り続けたことが述べられています。
「うちは30年も40年も前からやっていますよ。何をいまさら?といった感じですね(笑)」──。米Tesla(テスラ)が披露した、電気自動車(EV)の新たな生産方法「アンボックストプロセス(Unboxed Process)」のアイデアに対し、こう冗談を飛ばすのがシチズンマシナリーの生産技術部の社員だ。 アンボックストプロセスは、いわゆるモジュラー型の生産方法。ある程度まとまった部品単位である「モジュール」を個別に組み立てた後、全てのモジュールを集めて1台の完成車に組み上げる。自動車業界では「画期的」との声が上がるアイデアだが、工作機械業界からは違った景色が見える。もちろん、クルマと工作機械とでは製品の機能も使われ方も使用環境も異なるから、比較すべき対象ではないのかもしれない。だが、こと生産に関するアイデアという点では、工作機械業界ではモジュラー型生産方法は珍しくも何ともないのだ。 「コロンブス
手がかりは思わぬところにあった。一つは中国東北部、遼寧省瀋陽市にある渾南区第八小学校が流したネット投稿だった。 「農村出身の少年が我が国の核兵器事業の研究に身を尽くし、10年後には強国に貢献する技術者となりました。模範として大いに学び、見習うべきです」 中国国営メディアが放送したテレビ番組を紹介しながら、教師と生徒がかけ合う。いわゆる社会科の授業向けにつくられた教材だ。学校が2022年、SNSアプリのウィーチャットに公開した。 内容は物々しい。艦上や戦闘車両から次々とミサイルが飛び立つ映像が流れる。その後、一人の人物にフォーカスがあたる。 「私は習近平(シー・ジンピン)総書記がおっしゃる新時代の国防事業に貢献できる熟練工にただなりたいのです。そして技能で祖国に尽くしたい」 名前は陳行行(チェン・シンシン)。中国の核兵器開発を主力とする国家機関、中国工程物理研究院(CAEP)の所属だ。 番組
工作機械業界で、部材価格や海上運賃の上昇を製品価格に転嫁する動きが広がっている。オークマは10月分から工作機械などの価格を3%上げた。牧野フライス製作所やDMG森精機も2022年から値上げする。各社とも従来から取り組んでいる生産や部品調達の効率化と合わせ、コスト高に対応。収益を改善して事業基盤を強化し、工作機械の安定供給につなげる。 【表】工作機械主要7社の受注状況一覧 オークマは工作機械などの製品と、施工や修理のサービスを含めて3%値上げした。牧野フライス製作所は22年1月の受注分から約3%値上げする。またDMG森精機は「現在顧客と交渉しており、22年からは(価格を)3%は上げたい」(森雅彦社長)としている。芝浦機械も成形機と同様、工作機械も値上げを決めた。 シチズンマシナリー(長野県御代田町)は現状は値上げを予定していない。ただ、中島圭一社長は「この状況がしばらく続けば検討する可能性も
1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。 今週のキーワード 真壁昭夫 経済・ビジネス・社会現象……。いま世の中で話題となっているトピックス、注目すべきイノベーションなどに対して、「キーワード」という視点で解説していきます。 バックナンバー一覧 中国の工作機械需要の伸び率は鈍化している。その一方で、中国以外の国と地域では、わが国の工作機械への需要が旺盛だ。写真は中国の半導体工場 Photo:VCG/gettyimages 日本工作機械工業会によると、11月までの年初来の受注額は、前年同期比で内需が
「ヤマザキマザック 工作機械博物館」について 工作機械は、私たちの身の回りにあるあらゆる製品の製造に関わることから、マザーマシンと呼ばれ、 「世界のモノづくり」を支える大変重要な役割を担っています。 ところが、工作機械は主に工場内で生産設備として用いられているため、一般にはその存在や用途はほとんど知られていません。 ヤマザキマザックは1919年の創業以来、工作機械を通じて世界中のモノづくりの発展に携わってきました。 2019年に創業100周年を迎えて、社会を支える工作機械の存在をより広く伝えるとともに、 モノづくりに対しての関心を高めるため、世界的にもめずらしい工作機械に特化した博物館を開館致しました。 informationお知らせ 2023.08.04モノづくり体験のご予約について 2023.07.22岐阜県公式「岐阜の旅ガイド」は、こちら VISIT岐阜県からのお申し込みは、こちら
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で企業の設備投資が鈍っています。国内の工作機械メーカーの先月の受注額は去年の同じ月を30%余り下回る大幅な減少となり、7年ぶりの低い水準になりました。 これは去年の同じ月と比べて30.1%の大幅な減少で、金額は2013年1月以来、7年1か月ぶりの低い水準です。 受注額のうち、国内向けは319億円で23.3%の減少、海外向けは447億円で34.2%減少し、特に海外向けの落ち込みが目立ちました。 新型コロナウイルスの感染拡大で工場の操業停止などが相次いだ中国を中心に、スマートフォン向けの部品を加工する装置や自動車部品を製造する機械などで受注が大きく落ち込んだことが要因で、企業の設備投資が鈍っていることを示しています。 日本工作機械工業会は「これまでは米中の貿易摩擦の影響で受注が減少していたが、新型コロナウイルスの感染拡大でさらに落ち込む形となった。今後の動向を
日本工作機械工業会(日工会)が9日発表した6月の工作機械の受注実績(速報値)は、前年同月比38・0%減の988億2900万円で、2016年10月以来32カ月ぶりに1000億円を割り込んだ。内需は同40・3%減の376億300万円、外需は同36・4%減の612億2600万円でともに大幅減。米中貿易摩擦に端を発した設備投資への慎重姿勢が内外で広がっている。 前月比での減少は3カ月連続。19年3月は期末効果もあり1306億6400万円で前月比19・1%増と盛り返したが、4月以降は再び1000億円台となり、大台割れが危ぶまれていた。 内需は17年1月以来29カ月ぶりに400億円を割った。ものづくり補助金の審査が6月にあり、7月以降に向けて発注を手控える動きが影響した。外需は16年12月以来31カ月ぶりの650億円割れ。投資への慎重姿勢が中国以外にも広がった。 今後の見通しは不透明。米中摩擦の行方は
一代で2兆円企業を築いた経営手腕は健在──。日本電産CEO(最高経営責任者)の永守重信会長が、CEOに復帰早々、業績を急回復させた。M&A(合併・買収)で手に入れた赤字の工作機械メーカー2社が2023年3月期(2022年度)第1四半期(4~6月)に黒字転換。「この2社で今期は売上高1000億円、営業利益100億円をたたき出す」と同会長は宣言した。営業利益率が10%の高収益事業への転換を狙う。 日本電産は、2021年に三菱重工工作機械を買収して日本電産マシンツール(滋賀県栗東市)に、2022年2月にOKKを買収してニデックオーケーケーに名称を変更。永守会長が直々にPMI(合併・買収後の統合作業)を行い、2020年度に営業赤字だったOKKを、「第1四半期で既に黒字化が進んでいる」(同会長)状態に変えた。日本電産マシンツールに至っては、現在、営業利益率が12%の高収益企業に変身させている。同社も
工作機械のスマート化に向けて「umati(ユマーティ)」というキーワードがにわかに業界で注目を集めている。本連載では「umati」とはどういう規格なのか、技術的にはどういう背景があるのか、どのような活用シーンがあるのかについて、紹介する。第1回となる今回は「umati」とは何かをテーマに概要を取り上げる。 ドイツが推進する「umati」 「umati」とは「universal machine tool interface」の頭文字をとったもので、その名の通り「工作機械がネットワークを介してシステムと接続しデータ交換をするための共通のインタフェース規格」のことである(図1)。VDW(ドイツ工作機械工業会)が主体となり、多くの工作機械メーカーや制御装置メーカーが参画してその規格化に取り組んでいる。2019年9月の時点で既にumatiのドラフト版が何度か改定されるところまで議論は進んで来ており、
日本やドイツを見れば分かるように、強い製造業の背後には必ずと言ってよいほど強い工作機械産業が存在し、縁の下の力持ちとして支えている。従って製造業の国産化を推進しようとすれば、製造業の階層構造を上から下に向かって掘り進んでいくことになる。 中国の製造業の発展過程も、まさにこの経路をたどっていることが分かる。中国政府は「中国製造2025」という製造業の強化戦略で、ハイエンドな工作機械産業を確立しようとしている。その理由は、部品の海外調達依存から脱却し、国産化を推進しようとしているからに他ならない。 さらに現在、ドイツの「インダストリー4.0」に代表されるデジタル化を進める世界的潮流の中では、生産現場の生産性向上に直結する工作機械の革新が不可欠であり、その役割を再評価する必要があるだろう。例えば、IoT(Internet of Things)の活用で生産プロセスを自動化して労働力不足を解消したり
「今は身構えるときだ」──。シチズンマシナリー(本社長野県・御代田町)社長の中島圭一氏が、現在の工作機械市場をこう語る。「怖いほどの好況」と表現した2018年10月から、わずか9カ月後で工作機械の市況はガラリと変わった。何が起きているのかを同社長に聞いた。 現在の工作機械事業の状況はどうなっているか。2018年10月の時点では「空前の好況」で、世界の5極〔日本、米国、欧州、中国、アジア(中国を除く)〕の全てにおいて、全業種(自動車、半導体製造、医療、建設機械、電子部品)で好調と聞いた。 中島氏:日本工作機械工業会が発表している工作機械の受注トレンドの通り、落ちている(2019年6月の受注額は前年同月比で38%減の988億円)。残念ながら、世界の5極のうち良い所は特にない。どこも似たり寄ったりで下がっている。 第29回日本国際工作機械見本市「JIMTOF2018」(2018年11月1~6日)
1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。 今週のキーワード 真壁昭夫 経済・ビジネス・社会現象……。いま世の中で話題となっているトピックス、注目すべきイノベーションなどに対して、「キーワード」という視点で解説していきます。 バックナンバー一覧 工作機械業界の成長に 必要なエネルギー政策転換 当面の間、インドネシアやマレーシアなどでのEVや車載バッテリー、半導体関連の設備投資は増加するだろう。米国バイデン政権は自国の自動車などの生産回復を急ぐために、マレーシアと半導体サプライチェーンの持続性強化に
さまざまな職人や技術者がその技を動画サイトで惜しみなく見せてくれることも多い昨今ですが、そんな中でもひときわとんでもない技術力で注目を集める1人の投稿者がいるのをご存じでしょうか。投稿者の名前は、したーじゅさん(shita_ju)で、機械式時計を“工作機械から”自作しています。こう書いても、すごすぎて意味があまりよく分からないかもしれません。 2019年に投稿された最新の動画では機械式腕時計を作成しているのですが、最初に図面を作成するところからスタート。もうこの時点であまりの精巧さに驚くばかりなのですが、続いて部品の加工も自分で行っていきます。この加工に使用するのが、“自分で作った”CNCフライス盤。 ハードルの高い「いつも通り」 自作のCNC……? このCNCフライス盤を自作する動画も公開しており、仕様や図面もしたーじゅさん自身が行っています。もはや何をやっているのか動画を見てもよく分か
1: (シンガポール) [CN] 2019/07/26(金) 21:08:53.42 韓国へ輸出規制、千品目に拡大か 石油化学製品や自動車も打撃 2019/7/26 18:59 (JST) c一般社団法人共同通信社 日本政府が輸出管理で優遇措置を取っている「ホワイト国」から韓国を除外することを8月2日にも閣議決定する方向で調整に入った。 韓国政府は、優遇措置の除外対象が半導体材料3品目から、電子部品や工作機械など「千品目以上」に急拡大すると26日までに分析。半導体に次ぐ主要産業である石油化学製品や自動車も打撃を受けると危機感を募らせている。文在寅政権の与党関係者は、2020年東京五輪にも影響が及ぶと警告している。 続きはうぇbで https://this.kiji.is/527425503877760097 10: レインメーカー(愛知県) [US] 2019/07/26(金) 21:11
自動車部品から航空機部品に転換。工作機械に関して気になったのでまとめてみた。 headlines.yahoo.co.jp かすむ「東洋のデトロイト」、工作機械各社が狙うは航空機(日刊工業新聞電子版) - Yahoo!ニュース 成長市場だった自動車部品 航空機部品へシフトか 成長市場として自動車部品から航空機部品へシフトしていく。電気自動車へシフトする未来、部品に関して需要が減ってしまうのは仕方ないのか。 自動車業界の大転換期 航空機産業へのシフト 自動車エンジン向けの生産設備の需要はもう成長カーブを描けない。航空機産業にシフトしないといけない。 航空機エンジン拠点 変化を求められる部品工場 タイの航空機エンジン拠点 工場などは大きな変化を求められ、航空機関連部品が肝か。 成長市場だった自動車部品 航空機部品へシフトか 成長市場として自動車部品から航空機部品へシフトしていく。電気自動車へシフ
工作機械業界共通のデジタル基盤構築へ、ファナック、富士通、NTT Comが共同開発:製造マネジメントニュース ファナック、富士通、NTTコミュニケーションズの3社は2019年9月12日、工作機械業界の社内業務の効率化やサービスの高度化を実現するデジタル基盤として「デジタルユーティリティクラウド」を3社で共同開発することを発表した。 ファナック、富士通、NTTコミュニケーションズの3社は2019年9月12日、工作機械業界の社内業務の効率化やサービスの高度化を実現するデジタル基盤として「デジタルユーティリティクラウド」を3社で共同開発することを発表した。 ドイツのインダストリー4.0をはじめとする第4次産業革命の動きが加速する中、工作機械業界ではデジタル化に大きくシフトしようとしている。その中で保守診断などの共通化可能となるサービスや、社内業務の効率化などを個社別ではなく、業界全体でデジタル化
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工作機械業界は好況でありながら、もどかしい状況が続いている。国内外の受注が高水準を維持しており、今後の成長持続を見据えて生産能力の増強に乗り出す動きがある。一方で、部品・部材不足による生産への影響が徐々に顕在化し、部材価格や輸送費用の上昇も進む。受注と収益、両面の拡大に向けて難しいかじ取りを強いられている。(編集委員・土井俊、同・村国哲也) 8カ月連続1000億円 “好材料とリスク”混在 「好材料とリスクが混在する状況だ」。日本工作機械工業会(日工会)の稲葉善治会長(ファナック会長)は、現在の工作機械業界が置かれた状況をこう言い表す。 日工会によると9月の工作機械受注額は、前年同月比71・9%増の1445億9600万円で8カ月連続の1000億円超えとなった。1400億円を上回るのは2018年9月以来3年ぶりだ。 ユーザーの最新製品・技術に対する関心も高まっている。20―23日に名古屋市で開
僕は製造業で働いているんですが、学生時代は日本のものづくりに憧れていて、何も生み出さない仕事は嫌だなとなんとなく思っていました。 1990年頃はGDPと国際競争力が世界2位でジャパンアズナンバーワンと言われていたし、日本のものづくりのJIS規格は厳しすぎたので、外国に売ったら現地で治せないというトラブルがでたり、日米の貿易摩擦の原因になったりもしました。 日本の最強の産業といえばトヨタのような自動車メーカーがあげられますが、国際競争力でみた場合、日本の最強の産業は工作機械だといえます。自動車産業を支えているのも工作機械です。 工作機械とは? (引用元:Mazak) 工作機械は「機械を作る機械」とか、「マザーマシン」などと呼ばれます。 日本工業規格(JIS)では、「主として金属の工作物を、切削、研削などによって、又は電気、その他のエネルギーを利用して不要な部分を取り除き、所要の形状に作り上げ
工作機械大手のヤマザキマザック(愛知県大口町)は25日、「ヤマザキマザック工作機械博物館」を11月2日、岐阜県美濃加茂市に開業すると発表した。創業100周年記念事業の一環で、工作機械に特化した博物館としては世界的にも珍しいという。 非切削物を回転して削る旋盤、刃物が付いた主軸を回転させて削るフライス盤など、前身となる山崎鉄工所時代のものも含めて約200点の工作機械を集め、工作機械の進化の歴史を紹介する。子供向けに工作機械の原理が学べる体験コーナーも設けた。 さらに最新の工作機械を使った自動加工ラインも併設。IoT(モノのインターネット)を活用した自動加工ラインも見学可能。ものづくりの昔と今、これからが実感できる。 開館時間は午前10時~午後4時30分。月曜日と年末年始は休館。入場料は大人500円、小中学生200円。
オークマは人工知能(AI)による工作機械の高度化を進めている。送り軸や主軸などの工作機械部位や工具の異常を診断する技術「OSP―AI」をユーザーに提供。自社工場の設備管理や製品の検査にも活用し、故障停止や工具経費の削減、品質の向上などに生かしている。AIベンチャーと共に高精度の金属加工技術のノウハウをAIでシステム化する研究などにも取り組んでいる。 世界初の試み 同社はOSP―AIを送り軸の診断用として2016年の日本国際工作機械見本市(JIMTOF)で披露した。工作機械用コンピューター数値制御(CNC)装置にAIを搭載した世界初の試みだ。 CNC装置のトルクや電流値のデータをAIが分析し、ボールネジや軸受の摩滅や傷などの異常を推測する。作業者は操作画面で対象の送り軸を1本ずつ選びボタンを押すだけ。ベテラン保全担当者でさえ発見が難しい不具合が検出できる。 17年には同技術を搭載したCNC装
人手不足や人件費の高騰により生産現場の自動化ニーズは高まるばかり。工作機械の展示会「メカトロテック ジャパン 2019」(MECT2019、2019年10月23〜26日、ポートメッセなごや)では、そうした現場のニーズに応えるべく、主要メーカーがこぞってロボットや人工知能(AI)を活用した新機能をアピールしていた。今後、ロボットで直接作業を、AIで判断作業をそれぞれ自動化・省人化する動きが加速しそうだ。 ロボットによる自動化を簡単導入 加工現場で自動化要求の高い作業の1つが、工作機械で加工するワークの産業用ロボットによるハンドリング。ワークの供給・排出(ローディング・アンローディング)などを自動化できれば、夜間や休日などに無人で加工でき、大きな省人化効果が期待できる。 だが、ロボットを使った経験のない現場には、導入の大きなハードルがある。動作プログラムの作成(ティーチング)だ。工作機械のNC
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