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吉本隆明の検索結果1 - 19 件 / 19件

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吉本隆明に関するエントリは19件あります。 歴史社会批評 などが関連タグです。 人気エントリには 『京都の名物書店、三月書房が閉店へ 吉本隆明さんら通う:朝日新聞デジタル』などがあります。
  • 京都の名物書店、三月書房が閉店へ 吉本隆明さんら通う:朝日新聞デジタル

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      京都の名物書店、三月書房が閉店へ 吉本隆明さんら通う:朝日新聞デジタル
    • そろそろ吉本隆明のことを書いておくか(1)大衆と思想 - ラブラドールレトリバー撫でたい

      7月のNHKの100分de名著が『共同幻想論』だったらしいです。 www.nhk.or.jp 安藤礼二『吉本隆明: 思想家にとって戦争とは何か』のような選書も出ていますが、吉本隆明の入門書と言っていい本がちょくちょく出ています。最近のアメリカでもリバタリアニズムが復権しつつあるらしいので、なんとなくそういう空気になりつつあるのかもしれません。 100分de名著のテキストを見ると、担当の先崎先生は1975年生まれで、吉本を読んだのは1990年代みたいです。これは個人的にシンパシーがあります。なぜなら私も後追いだからです。私は1987年生まれでおそらく吉本の読者としてはかなり珍しい世代に入ると思います。 吉本隆明は1960年代の全共闘世代のカリスマとしてのイメージが強く、後年語られるときも「あの時代はすごかった」的な、ほぼ過去の人という扱われ方が大半だったような気がします。思想的なバックボーン

        そろそろ吉本隆明のことを書いておくか(1)大衆と思想 - ラブラドールレトリバー撫でたい
      • 日本における知的エリート/知識人の宿命となる大衆との思想の乖離とは ~日本的大衆の土着的態度と外来思想による主導権争いの末路【吉本隆明『マチウ書試論・転向論』】 - 日々是〆〆吟味

        大衆(生活者?)とかけ離れた思想 〜頭でっかちでは困ります、ってことでしょうか。 自立的な思想と組織化された思想 転向した人と転向しなかった人 【吉本隆明『マチウ書試論・転向論』】 生活者(大衆)からかけ離れた見識と判断 【踊る大捜査線】 大衆にすり寄る者たち 【大西巨人『新生 大西巨人文選1』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2020/02/21/200012 大衆(生活者?)とかけ離れた思想 〜頭でっかちでは困ります、ってことでしょうか。 大衆に様々な問題があるのはオルテガの説明にやってよくわかるような気がしますが、では大衆からかけ離れた生活というのも問題があるんじゃないか、と考えたのが吉本隆明でした(多分。書いてて不安になってきた)。 ただ吉本隆明の言う大衆はオルテガ的な大衆ではなく庶民のような意味です。大多数の人が属する生活圏として

          日本における知的エリート/知識人の宿命となる大衆との思想の乖離とは ~日本的大衆の土着的態度と外来思想による主導権争いの末路【吉本隆明『マチウ書試論・転向論』】 - 日々是〆〆吟味
        • 吉本隆明と小山田圭吾に見る時代性への私見 - メロンダウト

          吉本隆明『貧困と思想』を読んでいてこんな一節を見つけた (戦中の心理を振り返る段にて) 国家のために死ねるかという問いにたいして、国家のためというのは僕には軽すぎて、命と取り換えるところまではいかないのですよ。それなら国家のためというのを自分の家族の安全を守るためと言い換えても、それで命と取り換えられるかというと、どうにも軽い。そこは考え詰めたのです。というのもどうせ死ぬと思っていましたからね。徴兵検査が済んだら兵隊へ行って死ぬのは決まっているのだと。先輩達がそうでしたからね。だからそこのところを解いていないと、どうにも自分が定まらないのですよ。自分は徴兵検査して、兵隊に入ったら死ぬのだ、ということ以上の命を考えることは無駄だと思っていましたから、考え詰める。しかしどうしても国家のためとか、家族のため、同胞のためというのは軽すぎるので、どんどんと突き詰めていくと、宗教としての天皇、現人神と

            吉本隆明と小山田圭吾に見る時代性への私見 - メロンダウト
          • TVと80年代と素人の時代と新しいお笑い芸人/タレントの登場 〜街のあんちゃん(とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、ヒロミ、森脇健児…:普通の人)がメディア(TV)に出るようになった【吉本隆明『情況としての画像』】 - 日々是〆〆吟味

            吉本隆明と80年代のTVと素人の時代 大衆の併走者としての吉本隆明 【吉本隆明『マチウ書試論・転向論』】 80年代と素人の時代 〜修得に長年かかる神技の芸と、いきなり出来る素人の芸 【吉本隆明『情況としての画像』】 【吉本隆明『ハイ・イメージ論』】 【柄谷行人『ダイアローグ』】 街のあんちゃんと芸人 〜ヒロミ、森脇健児、そしてとんねるず 横山やすしとダウンタウン 〜または学校(NSC)出身者 前回のお話 Loading... 吉本隆明と80年代のTVと素人の時代 ところで吉本隆明の話を少ししましたので、ちょっと大衆やメディアと関係して、今の世の中とも結びつきそうなお話を吉本隆明から書いてみたいと思います。ちょっと余談ですね。 大衆の併走者としての吉本隆明 吉本隆明は前回のように大衆(この場合庶民)から遊離した知識人の在り方を批判して、自らの立場を大衆に根ざしたものとして規定し大衆の原像とい

              TVと80年代と素人の時代と新しいお笑い芸人/タレントの登場 〜街のあんちゃん(とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、ヒロミ、森脇健児…:普通の人)がメディア(TV)に出るようになった【吉本隆明『情況としての画像』】 - 日々是〆〆吟味
            • これからの「吉本隆明」の話をしよう | 先崎彰容×宇野常寛 | 遅いインターネット

              「戦後最大の思想家」と呼ばれながらも、今日においてはほとんど読み返されることのない吉本隆明──。しかし、その仕事は今日の情報社会でこそ参照されるべきである。 日本思想史が専門の先崎彰容さんと宇野常寛が、吉本隆明の再読を通して現代の個人と資本主義の問題、国家と民主主義の問題、そして土地と身体の問題まで話しました。 『共同幻想論』の可能性の中心 宇野 2020年7月、先崎さんがNHKの「100分de名著」で吉本隆明の『共同幻想論』(1968年)を解説されていたわけですが、ちょうど僕もその数ヶ月前に刊行された『遅いインターネット』でも吉本を取り上げていたので、とても勉強になりました。先崎さんは番組の中で、今日の情報社会における個のあり方と、当時の吉本隆明の問題意識にリンクするものを感じて、その観点から吉本隆明の再読を試みたと述べられていましたが、その視点は僕の『遅いインターネット』での試みと、と

              • NHK「100分de名著」講師が読み方のコツを伝授! 吉本隆明『共同幻想論』は現代へのヒントに満ちている | カドブン

                書評家・作家・専門家が《新刊》をご紹介! 本選びにお役立てください。 (評者:先崎彰容) いつまでたってもわからない一冊 NHKのディレクターAさんから、「先崎さん、今度、『100分de名著』で取り上げるとしたら、どんな作品ですか」と聞かれたのは、一年くらい前だろうか。『共同幻想論』、と即答した。毎週月曜日、二五分の番組を四回、月一冊のペースで古今東西の名著を100分で解説するこの番組は、番組開始以来、欠かさずテキストを二冊買い、一冊は収集用にしているヘビーリスナーもいるという、隠れたヒット番組だ。 僕が即答した『共同幻想論』は初刊が一九六六年。今から半世紀ほど前の本だから、「古典」の中では最近の部類に入るだろう。現在では、角川ソフィア文庫で気軽に手に入るこの本が、「現代の古典」たるゆえんはなにか。 まずは当時、学生に絶大な影響力をあたえたこと。著者は吉本隆明。吉本ばななのお父さん、と言っ

                  NHK「100分de名著」講師が読み方のコツを伝授! 吉本隆明『共同幻想論』は現代へのヒントに満ちている | カドブン
                • 『食は広州に在り』と『吉本隆明「食」を語る』;芋づる読書・その2. - クルルのおじさん 料理を楽しむ

                  新型コロナ感染者が再度、急増しています。30日の朝刊では「全国で29日に確認された新規感染者は1237人、一日あたりの過去最多を更新した」。東京だけでなく首都圏外でも感染が急増。愛知県も例外でなく、同29日には過去最多の167人。大阪、福岡などでも過去最多を更新、今まで感染者がゼロであった岩手県でも2人の感染が確認され、これで47都道府県の全てで感染者がでたことになるそうです。 鯱城学園の予定は再度、中止・延期になっています。28日は、陶芸クラブの本年度第一回目の集まり(僕にとっては初めて)だったのですが急遽、中止になりました。29日は、個別の懇親会をやる予定であったのですが、これも中止にしました。鯱城学園は”高齢者”の集まりそのものですから、極めて適切な判断だとは思いますが、連日、予定がなくなると気持ちの張りが無くなっていくのを感じます。そして、長く続いている雨。気分が滅入ります。(幸い

                    『食は広州に在り』と『吉本隆明「食」を語る』;芋づる読書・その2. - クルルのおじさん 料理を楽しむ
                  • 在野研究を続けていくためのスキル 『吉本隆明全集 第21巻』より|じんぶん堂

                    記事:晶文社 『吉本隆明全集 第21巻』(晶文社) 書籍情報はこちら 本が売れなくなったのは誰のせい? 硬い本、教養的な雑誌は、文学にしろ、文学以外の、思想その他全般にわたる雑誌にしろ、ますます経営が困難になってゆく。それはなぜでしょうか。つまり、何が悪いのか、読者の教養の程度が悪くなったからというふうに読者のせいにしたらいいのか、それともそうではなくて、出版社のせいにしたらいいのか、それとも筆者のせい、つまり書くひとのせいにしたらいいのかということは、とても大きな問題です。これは雑誌経営の問題であると同時に、文化の問題であります。またもしかすると、社会体制の問題なのかもしれません。 ところで、ぼくらのやっている『試行』という雑誌は一九六一年九月に創刊号が出ています。硬い雑誌の御多分に漏れず、いつやめようかという岐路に立たされているというのが、ここ一、二年の現状です。読者は減る一方ですし、

                      在野研究を続けていくためのスキル 『吉本隆明全集 第21巻』より|じんぶん堂
                    • 日本の子どもたちを苦しめる「生きづらさ」の本当の正体(吉本 隆明) @gendai_biz

                      私たちの生活を一変させた、新型コロナウイルス。同調圧力や「自粛警察」など、日本人の抱える「横並び」の思想が一斉に顕在化しました。そんななか、大きなストレスがかかる子どもたちとどう接していけばいいのか。 20年近く前に出版され、現代を予見したような内容が書かれた吉本隆明氏『ひきこもれ』(20年9月に新装版が刊行)から、「不登校生」に向けた熱いメッセージを紹介します。 教室に流れていた嘘っぱちの空気 不登校について考える時にぼくがいつも思い出すのは、子どもの頃、教室に流れていた嘘っぱちの空気です。 偽の真面目さ、偽の優等生、偽の品行方正――先生が求めているのは、しょせんそういったもので、見かけ上だけ、建て前だけ申し分のない生徒でいればそれでいいのです。 生徒のほうも小学校高学年くらいになるとよくわかっていて、「それに合わせればいいんだろう」と思って振る舞っている。ぼくはそれを「偽の厳粛さ」と呼

                        日本の子どもたちを苦しめる「生きづらさ」の本当の正体(吉本 隆明) @gendai_biz
                      • 『愛と幻想のファシズム』(講談社) - 著者:村上 龍 - 吉本 隆明による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                        著者:村上 龍出版社:講談社装丁:文庫(504ページ)発売日:1990-08-03 ISBN-10:4061847392 ISBN-13:978-4061847392 内容紹介: 激動する1990年、世界経済は恐慌へ突入。日本は未曽有の危機を迎えた。サバイバリスト鈴原冬二をカリスマとする政治結社「狩猟社」のもとには、日本を代表する学者、官僚、そしてテロリストが結集。人々は彼らをファシストと呼んだが…。これはかつてない規模で描かれた衝撃の政治経済小説である。 この作品の性格をひとことで言い当てようとすると、ふんだんに毒を含んだハードボイルド風の劇画小説ということになる。まず毒ということからはじめてみる。ひとつは主人公であるハンター上りのトウジのもっている理念が毒だ。トウジは狩猟社会が人間の理想社会で、強い獣と獣を追って仕留める頑強な狩猟人だけが生き残り、人間を含めて弱い動物、愚かな動物、強く

                          『愛と幻想のファシズム』(講談社) - 著者:村上 龍 - 吉本 隆明による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                        • 中島岳志 吉本隆明『共同幻想論』と「異族の論理」

                          思想家・吉本隆明にとって、真の日本の古層の探求は、天皇以前の縄文の探究に他ならない。そして、天皇以前の基層に回帰したとき、そこに真の意味での沖縄の価値が立ち現れる。縄文が立ち上がる。国家を超えた新しいヴィジョン。ここに縄文左派の輪郭が立ち現れる。 吉本隆明は、1950年代後半に一躍論壇のスターとなった。花田清輝と論争を繰り返し、非転向として英雄視された日本共産党のリーダーを「転向の一形態」と切って捨てた。大胆できっぷのいい批評は、若い世代から圧倒的な支持を獲得した。 吉本は、1966年11月から雑誌『文芸』で連載を始めた。タイトルは「共同幻想論」。のちに吉本の代表作と見なされるもので、国家とは何かに迫る大作だった。連載は1967年4月まで続き、1968年12月に単行本として出版された。 吉本が捉えようとしたのは、日本における天皇制国家の起源である。この起源を掴むことができれば、天皇制国家以

                            中島岳志 吉本隆明『共同幻想論』と「異族の論理」
                          • こややし🖖 on Twitter: "東浩紀、加藤典洋の後継を自認するってことは吉本隆明の転向論を追認するってことにも通じるわけだ。抗議の過半を占めたのは、少女像だったにもかかわらず、市民の天皇作品への抗議が中心とか、為にする詭弁じゃないのか。"

                            東浩紀、加藤典洋の後継を自認するってことは吉本隆明の転向論を追認するってことにも通じるわけだ。抗議の過半を占めたのは、少女像だったにもかかわらず、市民の天皇作品への抗議が中心とか、為にする詭弁じゃないのか。

                              こややし🖖 on Twitter: "東浩紀、加藤典洋の後継を自認するってことは吉本隆明の転向論を追認するってことにも通じるわけだ。抗議の過半を占めたのは、少女像だったにもかかわらず、市民の天皇作品への抗議が中心とか、為にする詭弁じゃないのか。"
                            • 【批評の座標 第2回】青春と悪罵――吉本隆明入門(小峰ひずみ)|人文書院

                              『共同幻想論』『言語にとって美とはなにか』等で知られ、戦後最大の思想家と呼ばれる吉本隆明。日本の大衆社会を思考した吉本の著作は、いまどう読むことができるのか。政治を語る言葉に切り込んだ著書『平成転向論』をはじめ、ポレミックな批評で話題の小峰ひずみが、その意義をあらためて問います。 批評の座標 ――批評の地勢図を引き直す 青春と悪罵――吉本隆明入門小峰ひずみ ある世代の青春そのものであった人間がいる[1]。吉本隆明(1924-2012)だ。ある詩人は吉本を論じるにあたって、次のように述べている。 「吉本、すなわち私たちの世代の青春」 吉本に凝縮された青春とは、誰の青春なのか。戦中派だ。戦中派? いつの人? と思われる方も多いだろう。ちょうどいいアニメ映画がある。大ヒットアニメ映画・『この世界の片隅に』だ。この映画の主人公・すずさんこそ、戦中派を生きた人間だ。設定的には、ちょうど吉本隆明と一歳

                                【批評の座標 第2回】青春と悪罵――吉本隆明入門(小峰ひずみ)|人文書院
                              • 浅田彰の正体(5)・・・吉本隆明の『 転向論』の哲学から、「浅田彰の正体」を読み解く。 浅田彰が『 構造と力』でデビューたのは1993年だった。その年、小林秀雄が死んでいる。私は、この年が、大きな転換点だったと思う。論壇や文壇を中心に、ジャーナリズムも含めて、いわゆる「ニューアカ」ブーム、「ポスト・モダン」ブームが起き、思想的には「転向の季節」を迎えるからである。その当時の青年、学生、労働者たちは、全共闘運動やあさま山荘事件、連合赤軍事件、三島由紀夫割腹事件・・・などを経て、あまりにも過激な動乱期を体験

                                ・・・・・・ 浅田彰の正体(5)・・・吉本隆明の『 転向論』の哲学から、「浅田彰の正体」を読み解く。 浅田彰が『 構造と力』でデビューたのは1983年だった。その年、小林秀雄が死んでいる。私は、この年が、大きな転換点だったと思う。論壇や文壇を中心に、ジャーナリズムも含めて、いわゆる「ニューアカ」ブーム、「ポスト・モダン」ブームが起き、思想的には「転向の季節」を迎えるからである。その当時の青年、学生、労働者たちは、全共闘運動やあさま山荘事件、連合赤軍事件、三島由紀夫割腹事件・・・などを経て、あまりにも過激な動乱期を体験したが故に、行く先を見失って、疲労困憊し、右往左往していた。そこに、「ニューアカ」ブームと「ポスト・モダン」ブームが起きる。途方に暮れていた青年、学生、労働者たちが、その新しい思想に飛びつく。というより、彼等が、その新しい思想運動の担っていたのかもしれない。一斉に転向していくの

                                  浅田彰の正体(5)・・・吉本隆明の『 転向論』の哲学から、「浅田彰の正体」を読み解く。 浅田彰が『 構造と力』でデビューたのは1993年だった。その年、小林秀雄が死んでいる。私は、この年が、大きな転換点だったと思う。論壇や文壇を中心に、ジャーナリズムも含めて、いわゆる「ニューアカ」ブーム、「ポスト・モダン」ブームが起き、思想的には「転向の季節」を迎えるからである。その当時の青年、学生、労働者たちは、全共闘運動やあさま山荘事件、連合赤軍事件、三島由紀夫割腹事件・・・などを経て、あまりにも過激な動乱期を体験
                                • エッセー:エッセー『隆明だもの』刊行 漫画家・ハルノ宵子さん 人間・吉本隆明、衝撃の実像 | 毎日新聞

                                  漫画家のハルノ宵子、といえば戦後を代表する思想家・吉本隆明(たかあき)の長女、多子(さわこ)さんのペンネームだが、その人が昨年末にエッセー『隆明(りゅうめい)だもの』(晶文社)を出した。驚くのは、これが知られざる吉本家の内情を明かした一種の暴露本なのである。 「あとがき」で「吉本主義者の方々の、幻想粉砕してますね」と自ら評し、帯に「吉本家は、薄氷を踏むような“家族”だった」ともある。つづられる吉本と妻の和子(ともに2012年死去)の夫妻間の激しい葛藤、この両親と、著者および妹で作家の吉本ばななさんとの親子間の複雑な心理劇は、全共闘世代の「教祖」といわれ、絶大な影響力を持った吉本の実像として確かにショッキングだ。 晩年に取材する機会を持った記者もそうだが、吉本と関わった多くの人々が、論争的な著作からすると意外な親しみやすい人柄にひかれた。今でいう「略奪愛」で結ばれた妻と、2人の娘に恵まれた家

                                    エッセー:エッセー『隆明だもの』刊行 漫画家・ハルノ宵子さん 人間・吉本隆明、衝撃の実像 | 毎日新聞
                                  • 唯一無二、京都の三月書房閉店へ 吉本隆明ファンや上野千鶴子さんら通う | 毎日新聞

                                    個性的な品ぞろえで知られる京都市中京区の名物書店「三月(さんがつ)書房」が間もなく閉店する。戦前の町家を改装した10坪(約33平方メートル)の売り場に人文科学の専門書や文芸書など、こだわりの1万冊を並べ、目の肥えた読書家や研究者を引きつけてきた。3代目店主の宍戸立夫さん(71)は、ひっそりとシャッターに「定休日は週7日」と掲示する。 1950(昭和25)年3月に創業。市役所から歩いて数分、古美術店やギャラリーなどが並ぶ寺町通に店を構える。新刊のみを扱うが、ベストセラーの類いはほとんどない。古書店と間違えられ「どこに値段が書いてあるの?」と客に聞かれることもしばしばだ。

                                      唯一無二、京都の三月書房閉店へ 吉本隆明ファンや上野千鶴子さんら通う | 毎日新聞
                                    • 呉智英氏 吉本隆明の「大衆の原像」の理解に一週間かかった

                                      「戦後最大の思想家」と呼ばれる巨星・吉本隆明氏が3月16日に亡くなった。評論家の呉智英氏(65)が「吉本隆明」について振り返る。 * * * 戦後の思想家でベスト3とかベスト5を選べと言われたら、客観評価として私は吉本隆明を入れるだろう。 全共闘世代の学生、左翼思想傾向の知識人に、確かに大きな影響力があったからである。だが、私は吉本に影響を受けていない。むしろ懐疑的であった。 先日の死去に際し、多くの論者が、大衆の視点という言葉で吉本を語った。吉本の言う「大衆の原像」を踏まえたものである。これは「大衆の真の姿」という意味の造語であるが、当の大衆に「大衆の原像」という言葉が分かるだろうか。 四十数年前、大学生だった私はこの言葉を理解するのに一週間ほどかかった。 もっとも、大衆の原像を組み込まない政治は駄目だという見解は、その通りだと思った。全共闘にしろ、その前の全学連にしろ、「目覚めた大衆」

                                        呉智英氏 吉本隆明の「大衆の原像」の理解に一週間かかった
                                      • 「新版 吉本隆明1968」鹿島茂 - 手探り、手作り

                                        「新版 吉本隆明1968」鹿島茂 平凡社ライブラリー 2017 若い世代に「吉本隆明の偉さ」を伝えるために書いたとのこと。吉本の本は「真贋」とか「夏目漱石を読む」とか晩年に書かれた軽いものをいくつか読んだことがある。本格的な理論書では「共同幻想論」だけ。本書で取り上げられてゐる初期の論文はひとつも読んだことがない。 鹿島茂さんのガイドが見事なためだ、とても面白く読んだ、吉本隆明は偉い、と感嘆した。「芥川龍之介の死」には衝撃、すごいです。ここで取り上げられた論文がみんな入ってるような論文集とかアンソロジーみたいなものはないだろうか。「芸術的抵抗と挫折」や「自立の思想的拠点」などの初期の単行本は手に入りづらいから。 以下、ノートをば。 より正確にいえば、吉本隆明が問題にしたのは、左翼的な思考法それ自体よりも、それを誕生せしめる日本の近代社会の構造そのものなのです。吉本は、たんに現象面であれこれ

                                          「新版 吉本隆明1968」鹿島茂 - 手探り、手作り
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