没後50年 コスモポリタン 翁久允 OKINA Kyuin 脱日本人!展 2023年12月16日(土)〜2024年3月4日(月) 翁久允(おきな・きゅういん 1888〜1973)は、現在の富山県立山町出身の小説家・ジャーナリストです。1907年、19歳でアメリカへ渡り約18年を過ごしました。帰国して『週刊朝日』の編集に携わり、作家としても小説や随筆を発表し、多くの文壇人と交遊しました。1931年、画家の竹久夢二とともに再び渡米、1933年にはインドに旅して詩人・タゴールを訪ねます。両国での経験は、小説『悪の日影』、評論集『宇宙人(コスモポリタン)は語る』、『今日の印度』などに記されています。1936年、富山で郷土文化誌『高志人』を創刊、生涯を通じて刊行を続けました。 本展では、このたび受贈する約9,000点の翁久允旧蔵資料を中心に、明治末期から大正期にアメリカに暮らし、インドを歩き、移民社