部下に人格を否定する暴言を浴びせるパワーハラスメントをしたなどとして、大阪メトロが50代の男性課長を停職1カ月の懲戒処分としていたことが3日、同社への取材で分かった。部下の40代男性社員は今年3月、大阪市西区の本社ビル内で死亡した。自殺とみられる。 大阪メトロによると、課長は平成30年度~昨年度、社員の指導中に人格を否定する暴言を繰り返したり、制限を超える残業を命じたりしていたという。 社員は今年3月上旬、勤務で外出後に連絡が取れなくなり、本社内で死亡しているのが見つかった。その後の社内調査で、課長によるパワハラが発覚したという。 課長は係長に降格され、関係する上司5人も減給などの処分を受けた。大阪メトロは「社員のご冥福をお祈りするとともに、再発防止策に全力で取り組む」としている。