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全固体電池は「リチウム金属負極」を採用し、従来の車載電池の約1.5~2倍となる1千ワットアワーのエネルギー密度を実現する。 日産自動車は16日、電気自動車(EV)の基本性能を大幅に高める「全固体電池」などの次世代中核部品の概要を明らかにした。全固体電池は「リチウム金属負極」を採用し、従来の車載電池の約1.5~2倍となる1千ワットアワーのエネルギー密度を実現する。また、中国などに偏在し高性能モーター用に需要が拡大しているレアアース(希土類)のネオジムを使わずに高い性能を達成する世界初の「サマリウム鉄系磁石」を導入する。 電池は同じ体積の場合、エネルギー密度が高い方が電力をより長い時間引き出せるため、EVの航続距離性能の向上につながる。リチウム金属負極は、電池材料として一般的に使われる黒鉛に比べてエネルギー密度を高められるが、扱いが難しく、全固体電池の量産に採用するのは日産が初めてとみられる。
ラーメンは、厳格なルールに縛られることなくどこでも食べられる日本のソウルフードです。街の至る所に店があり、東京はラーメンの激戦区でもあります。定番といえば、塩、醤油、味噌、豚骨の4種類ですが、実験的な味付けでその常識を覆そうとする料理人も増えてきています。 ここでは、正統派ラーメンに引けを取らないモダンなラーメンを中心に紹介。リストを参考に、その進化と新たな可能性を感じる一杯を見つけてみてください。 入鹿TOKYO 六本木のラーメンは、全ての要素に細心の注意が払われています。スープのベースは全メニュー共通で、業界初の「カルテットスープ」を使用。名古屋コーチンを主軸に黒豚、ムール貝、イセエビの4種類のスープをそれぞれ別々に炊きあげ、提供前に一つに合わせています。 人気メニューは、「特製ポルチーニ醤油らぁ麺」(1800円、以下全て税込み)。7種類の醤油をブレンドしたたれが、スープの味をさらに引
両社が協業に踏み込んだのは、収益体質の大幅な改善という共通課題を抱えているためだ。規模を拡大することでコストを抑制し、攻勢を強める新興メーカーに対抗する。 日産自動車とホンダが15日、電気自動車(EV)などの分野で、戦略提携の検討を始める覚書を結んだ。両社が協業に踏み込んだのは、収益体質の大幅な改善という共通課題を抱えているためだ。規模を拡大することでコストを抑制し、攻勢を強める新興メーカーに対抗する。 トヨタに及ばぬ利益率 令和5年4~12月期の営業利益率をみるとホンダの四輪事業は4.6%、日産は5.2%で、トヨタ自動車(12.5%)には遠く及ばず、軽自動車を主力とするスズキ(9.0%)にも後れを取っている。ガソリン車並みの収益性のハイブリッド車(HV)の販売が好調なトヨタや、トップシェアを持つインド事業が拡大するスズキに対し、ホンダと日産には販売台数を牽引(けんいん)する収益成長の軸が
最近、部下に厳しい事を言えないリーダーが増えています。背景にはパワハラ防止・リモートワークの普及・若手の離職リスク・年上部下の増加などが複合的に絡み合っています。 その結果、「この会社にいても成長が見込めない」と意識が高い若手が離職する、「何も言われないから、今のままで定年までやり過ごしたい」とベテラン社員がモチベーションを低下するなど「ゆるい職場」と言われる問題が生じています。 「ほめて伸ばす」「相手に寄りそう」リーダーシップも当然重要ですが、成果や行動にギャップが生じている部下に対しては、ギャップを埋めるための「ネガティブフィードバック」が必要な場面もあります。 「ネガティブフィードバック」が必要な4つの理由 相手に耳の痛い事を伝えるのが好きな人はいませんが、リーダーがギャップへのフィードバックを避けて通ると、4つの観点で問題が生じます。 ・組織の観点 会社や組織は、顧客や社会に期待さ
大阪ガス子会社のKRI(京都市)は26日、電気自動車(EV)などに搭載するリチウムイオン電池で現在の5倍以上の寿命を実現する「超長寿命蓄電池」の開発に、世界で初めてめどをつけたと発表した。令和7年度に顧客企業が性能を評価するための試作品を供給し、最終的には容量30キロワット時の電池を搭載するEVの延べ走行距離を、現在の16万キロから80万キロ以上に延ばすことを目指す。 KRIは電池や省エネシステムなどの研究開発をメーカーなどから受託。EVが普及すれば、電池の容量よりも電池が廃棄されることによる環境負荷の低減が重視されるとみて、蓄電池の超長寿命化を目指している。 蓄電池は内部でリチウムイオンが均一に流れないことで劣化が進む。電池の正極・負極の粉末状の材料を固めるために使われる「バインダー」と呼ばれる接着剤がイオンの流れを妨げることが原因とされる。 同社はそこで材料や電極構造を見直し、既存のバ
30年に国内ジン市場を23年比で2.1倍の345億円まで引き上げる計画を示した。こうした動きに呼応するように、近年は地方の小規模蒸留所によるクラフトジン製造への参入も相次ぐ。ブームが広がる背景には何があるのだろうか。 国内で「ジン」のブームが本格化しそうだ。「翠(すい)ジンソーダ」などで国内ジン市場の拡大を牽引(けんいん)したサントリーは7日、製造する大阪工場(大阪市)に55億円を投じ、2025年までに生産能力を2.6倍にすると発表。30年に国内ジン市場を23年比で2.1倍の450億円まで引き上げる計画を示した。こうした動きに呼応するように、近年は地方の小規模蒸留所によるクラフトジン製造への参入も相次ぐ。ブームが広がる背景には何があるのだろうか。 数カ月程度で作れる ジンは麦やトウモロコシなど穀物を原料とした蒸留酒をベースに、ジュニパーベリー(セイヨウネズの実)というスパイスで香りをつけた
ドラッカーに学ぶ「部下に成果を上げさせるために、上司が果たすべき2つの責任」とは?:ITmedia エグゼクティブ勉強会リポート(1/2 ページ) 著書『マネジメント』などで知られ、国内外の多くの経営者やリーダー層に影響を与えてきた経営学者のピーター・ドラッカー。このドラッカーの理論で経営チームのコンサルティングを行う山下淳一郎氏に、ドラッカーの教えに基づいた部下に成果をあげさせるための方法を学ぶ。 ライブ配信で開催されているITmedia エグゼクティブ勉強会に、トップマネジメント代表取締役の山下淳一郎氏が登場。ドラッカーの理論を活用するコンサルティングを提供している山下氏は、全3回にわたり『ドラッカーに学ぶ「部下に成果をあげさせる上司5つの実践」』と銘打った勉強会を行う予定となっている。第2回目の今回は「上司が果たすべき2つの責任」をテーマに講演を行った。 単純労働から知識労働へ 18
観光の規制が完全に緩和された2023年は、旅行業界にとって活況の年でした。2024年は、さらに大きな年になりそうです。トリップアドバイザーによると、イギリス人の90%が昨年と同数の休暇を計画しており、多くの人がこれまで以上に遠出をする準備をしているといいます。 このほど、世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー」 が、「2024 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト 観光地」を発表。同アワードは、ユーザーによるレビューや評価に基づいて、世界の旅行先やホテル、レストランをランク付けしたものです。実際に訪れた世界中の旅行者による意見や体験談をもとに、注目の旅行スポットが選ばれました。 2024年はどこに行くべきでしょうか? ランキングの結果によると、東京は世界1位に選ばれており、2位がソウル、3位にベトナムのハロン湾がランクイン。同サイトは東京の見どころについて、「伝統と
1876年に東京・銀座で秀英舎として発足し、約150年の歴史を持つ大日本印刷(DNP)。現在、DNPグループでは、「未来のあたりまえをつくる。」というブランドステートメントを掲げ、事業戦略、財務戦略、非財務戦略を推進している。取り組みの一環として展開している、DX推進、生成AI利活用、プラットフォーム事業について、ITmediaエグゼクティブ プロデューサーの浅井英二が話を聞いた。 大日本印刷(DNP)の約150年にわたる歴史は「変革」の歴史でもある。印刷事業で培ったコアバリューを生かしつつ、目下は社会課題の解決を目指している。デジタルを活用した変革は半世紀前に遡る。同社は、1970年代に汎用コンピュータを導入し、出版物などの電子化により、印刷物の需要が減少するのではないかという危機感から今で言う「デジタル変革」(DX)に着手している。まずは1970年代に、印刷用の組版をコンピュータで行う
NTTの島田明社長(66)は産経新聞の取材に応じた。米国の巨大IT企業は「パートナー」だと指摘するとともに、ケタ違いの研究開発費を計上する巨大ITとも「戦える」と断言。国内では成功したが海外展開がうまくいかなかったNTTドコモのインターネット接続サービス「iモード」と、光技術を使った次世代通信構想「IOWN(アイオン)」の違いを問われ、「仲間作り」を進めていることや多様性に富む研究体制を挙げた。 ――自民党のプロジェクトチームが昨年、NTT法の廃止を提言した 「非常にいい提言をいただいた。(同法で提供義務が定められている)固定電話事業は赤字が膨らんでいる。電話の機能はブロードバンド(高速インターネット)に組み込み、それを国民が安く享受するためにはどうすればいいかを議論することが望ましい」 ――国際競争力の向上には何が必要か 「光電融合デバイス(NTTが開発している、半導体の信号処理を電気で
自分の価値観とまったく違う人と話をするとき、誰でも「苦手だな」という思いが頭の中をかすめる。そんなときは、どうしたらいいのだろうか。 上司である立場の人は、こう言う。 「会社の若い子たちとコミュニケーションとりたくても、話がまったく合わない。ジェネレーションギャップを感じて、話しかけるのが億劫になる」 一方、若者たちは、こう訴える。 「オジサンたちの話は、昔話が多くてぜんぜんピンとこない。もっと若者にも分かるような話をしてほしい。話も長いから、こっちから話しかけたいとは思わない」 分かります、どちらの意見も。私はかつて若者でしたし、現在はオジサンをやっていますから。違う世代や価値観の異なった人たちと話すのは、誰でも苦手に感じるものです。 「自分と違う人」とつき合うよりは、自分と「似ている」もしくは「同じ」だと感じる部分が多い人とつき合うほうが居心地いいからです。 でも、その狭い世界だけで暮
大和ハウス工業の芳井敬一社長は26日、大阪市内で報道各社の取材に応じ、時間外労働に対する上限規制が厳格化され、建設業界が人員不足に陥ると懸念される「2024年問題」が来年の「最大の課題」と指摘。適切な人員配置や、作業のスリム化を進める考えを強調した。 芳井氏は2024年問題について「企業自身が非常に傷みかねない問題だ」と強調。問題への対応をめぐり、行政とも話し合いを行っているとした。芳井氏自身も、現場の作業員らの残業の実態などを詳細に把握する努力を進めているが、労働力不足を背景に今後、「受注調整をする場面もあるかもしれない」と述べた。 そのうえで、影響を低減するために作業員らが効率的に休みを取れるよう人員を最適に配置することが重要との考えを示し、「人事部の役割が極めて重要になる」とした。さらに現場の作業を効率化するため、住宅などの部材について品質を維持しつつ、可能な限り工場で生産するなどの
「銭湯文化を未来に残し、発展させたい」という2人の夢に下町の地元仲間がタッグを組んだ。新時代の銭湯が幕を開ける。 風呂上がりにグッと一杯。それが爽快なクラフトビールなら最高! 東京都墨田区で3軒の銭湯を経営する新保卓也さん(44)、朋子さん(45)夫妻は、そんな楽しみを提供している。番台でオリジナルビールを提供するなど画期的な運営で人気を集めてきたが、ついに業界初の銭湯直営ブルワリー(醸造所)を開設し、16日から提供が始まった。「銭湯文化を未来に残し、発展させたい」という2人の夢に下町の地元仲間がタッグを組んだ。新時代の銭湯が幕を開ける。 番台にサーバー設置の黄金湯で盛況 東京メトロ「押上駅」近く。軒下に彩り豊かな野菜が並ぶ小さな商店街の一角に、銀色のタンクが見えた。「ベイズ(BATHE)ヨツメブルワリー」だ。 出来立てのヴァイツェンを口に含むと、小麦のまろやかさと果実のような甘いアロマが
「新型コロナウイルス禍でもウーバーイーツや出前館などと連携して宅配をしてきたが、店舗の在庫をそのまま確認できるシステムになっておらず、販売促進をかけられなかった。それでも1日数万円を売り上げる店もあり、需要は大きい。来春以降は店頭在庫とつながって新しい便利を提供できる」 ――目指すコンビニ像は 「2030(令和12)年ごろにはリアルの世界はコンビニでいい、そこに電子商取引(EC)があれば消費生活はできるよねという状態になる。国内1万4500店舗超をECセンターとして活用し、最短10分でオーダーから宅配までできるようにする。私たちのセンターはアマゾンと比べ小さいが、その分そこら中にある。クイッケスト(最も早い)ECを目指す」 ――来年の経済見通しは 「令和6年春闘で賃上げがどれぐらい行われるかがカギを握る。コストプッシュ型のインフレが足かけ2年ほど続き、今年はそこそこの賃上げが行われたが、実
親や自分が65歳以上になったら、絶対に知っておきたいお金についての大切な6つのこと:老老介護で知っておきたいこと 認知症や転倒による寝たきりは、高齢になってくると突然訪れることも少なくない。親が高齢であるなら、急にそうなる可能性もあるので、ぜひお金のことについて話しておいてほしい。 認知症や転倒による寝たきりは、高齢になってくると突然訪れることも少なくありません。 訪問看護ステーションを立ち上げるなど、介護の現場で高齢者と多くかかわってきた、看護・介護ジャーナリストの坪田康佑氏は「お金のこと、ましてや認知症や寝たきりになったらどうするかなどはなかなか話しづらいことです。ですが、いざそうなってから困っている人を多く見てきました。もし、親が高齢であるなら、急にそうなる可能性もあるので、ぜひお金のことについて話しておいてほしい」といいます。 そこで、今回は同氏の著書『老老介護で知っておきたいこと
パナソニックホールディングス(HD)は7日、月の半分以上を在宅勤務とするリモートワークについて、およそ全社員の5人に1人が利用していると明らかにした。同社では新たな働き方として定着しつつあるとみている。 今年4月時点で、約1万2千人が利用していた。対前年比では15%減少した。パナソニックHDは、社員の多様な働き方を支援する改革を進めており、令和4年度から通勤圏外の実家などからでも勤務ができるフルリモートワークや週休3~4日が選択できる勤務制度などを導入している。 一方、同社は社員が希望する職場に異動できる公募制度も拡充。4年度に事業会社をまたいで異動した654人のうち、半数を超える339人が公募からだった。 一方、賃金制度については4年度に事業会社制へ移行した後は各事業会社の裁量に任せる方針をとっており、パナソニックHDで人事を担当する三島茂樹執行役員は「賃上げは事業会社の重要な競争パーツ
ネットセキュリティーなどのサービスを提供している「イー・ガーディアン」は、X(旧ツイッター)上で頻繁に使用されたフレーズを独自に調査し、その中で最も使用されたフレーズを決める「SNS流行語大賞2023」を発表し、大賞に「かわちい」が選ばれた。 ネットセキュリティーなどのサービスを提供している「イー・ガーディアン」(東京)は、X(旧ツイッター)上で頻繁に使用されたフレーズを独自に調査し、その中で最も使用されたフレーズを決める「SNS流行語大賞2023」(今年1月1日~10月31日)を発表し、大賞に「かわちい」が選ばれた。 SNS流行語大賞は令和元年から発表をスタート。同社によると、今年1位に選ばれたかわちいは、動画クリエイターのSleepy boyさんがTikTok(ティックトック)にこの言葉を使って投稿した動画が話題になった。その後も、さまざまなクリエイターが動画の中で「この○○○が、かわ
ドラッカーに学ぶ「部下に成果を上げさせるために、上司がするべきたった1つのこと」とは?:ITmedia エグゼクティブ勉強会リポート(1/2 ページ) 「マネジメント」という概念を一般に広めた経営学者、ピーター・ドラッカー。著書『マネジメント』などで語られている彼の言葉には、21世紀の現代にも通じる経営に役立つ考え方がつまっている。ドラッカーの理論で経営チームのコンサルティングを行う山下淳一郎氏に、3回にわたりドラッカーの教えに基づいた部下に成果をあげさせるための方法を学ぶ。 ライブ配信で開催されているITmedia エグゼクティブ勉強会に、トップマネジメント代表取締役の山下淳一郎氏が登場。山下氏が設立したトップマネジメントでは、上場企業を始めとして、IT企業の経営チームにドラッカーの理論を活用するコンサルティングを提供している。 ドラッカーの専門家である山下氏は、全3回にわたり『ドラッカ
多様性や創造性、サステナブルなどを意識した商品構成とし、企業が持つそれぞれの課題に応じたオフィス提案を強化する。 文具大手のコクヨは9日、大阪市内で新型コロナウイルス禍後の働き方の変化に応えたオフィス関連の新商品を発表した。大阪と東京で運営する2拠点のショールームも同日に改装し、報道陣に公開。多様性や創造性、サステナブル(持続可能性)などを意識した商品構成とし、企業が持つそれぞれの課題に応じたオフィス提案を強化する。 「いっしょにつくろう。」をテーマに改装した大阪・梅田のショールームでは、仕事内容や働きやすさに応じてレイアウトやデザインを変えられるオフィス家具などを紹介。「チームビルディング」や「高集中ワーク」など7つの行動要素をパネルで表現し、企業の価値観や課題を掘り下げながらオフィス空間の検討をしやすくする展示スペースも設けた。 新型コロナ禍前の水準に出社比率は戻りつつある一方、テレワ
残業規制強化で人手不足が深刻になると懸念される「2024年問題」。物流だけでなく、交通や建設、医療など、さまざまな分野への影響が懸念されている。 小田急バス、週243減便 10月中旬の平日正午ごろ、JR吉祥寺駅(東京都)前のバス停で、乗客が長い列を作っていた。電光掲示板には「乗務員不足のため一部路線を臨時ダイヤで運行しております」と減便を伝えるテロップが流れている。 同駅発着の路線を多く持つ小田急バスは、8~9月に複数の運転手が新型コロナウイルスなどに感染し、人員確保が難しくなり順次減便。10月28日には同駅発着の平日便など、週計243便を減らしたままの便数でダイヤ改正に踏み切った。 近隣からバスで買い物に来た60代主婦は「バスは駅へ行くのに欠かせない足なので、これ以上減ると困ることになりそう」と話す。 同社は運転手の処遇改善や他社からの出向受け入れなど対策を進めているが、担当者は「業界全
「2024年問題」が本格化する来年4月1日まで約5カ月に迫った。残業規制厳格化の対象分野は物流や交通、建設、医療など幅広く、国民生活に与えるインパクトは計り知れない。政府や各業界の取り組みは進んでいるのか。現状に迫る。 取り組みはひと握りだけ 千葉県八千代市の住宅設備大手TOTOの物流センター。広い構内では順次、製品の積み降ろし場所(バース)で、トラックの荷台に製品が積み込まれていく。 構内1カ所目のバースで荷積みを終えていた運転手の栗山陽子さん(51)はスマートフォンを確認すると、同社側から2カ所目への呼び出しメッセージが来たため車を回した。待機時間はわずかだった。 社内でも随一の1日約100台のトラックが出入りする同センターは、製品別の複数バースがあるため、それぞれで積み降ろし作業が発生する混雑しやすい環境下にある。来場時間を予約できる現システムの導入前は到着順だった上、バースごとに並
このシステムを活用した製品には除菌・消臭剤、口腔ケア用ジェルのほか、燃料として使用可能なメタノールの生成などにも応用することが可能となった。 物質の酸化を制御する革新的なシステム「MA-T」(マッチング・トランスフォーメーション・システム)が、幅広い分野で浸透を続けている。このシステムを活用した製品には除菌・消臭剤、口腔ケア用ジェルのほか、燃料として使用可能なメタノールの生成などにも応用することが可能となった。日本の産学が連携して生まれた「国産技術」でもあるMA-Tのメカニズムを採用した製品は、航空会社をはじめ医療機関や自治体などでも活用が始まっているが、認知度不足が課題。国会議員や行政機関などにも周知を図っている。 新型コロナにも有効性実証 MA-Tは、二酸化塩素の分解産物である亜塩素酸イオンから、必要な時に必要な量の「水性ラジカル」とよばれる物質を生成させることで、ウイルスの不活化や細
ソニーグループとホンダが折半出資する電気自動車(EV)事業会社、ソニー・ホンダモビリティの川西泉社長は22日までに産経新聞などのインタビューに応じ、ITと車の融合で先行しているとされる中国EVメーカーについて、開発のスピードの速さを「勢いがある」と評価する一方、IT利用は「スマートフォンのアイコンを並べているだけという感じだ」と述べ、技術的な驚きはないとの見方を示した。 EVの車内ディスプレーなどでさまざまな情報や娯楽を提供するITシステムについて、出身のソニーでスマホ事業を手掛けた川西氏は「音楽を聴いたり、動画を見たりするサービスはスマホでやれている世界。ベースとしてはいいが、それを車の中でやっても新規性はない」と指摘した。 その上で、同社が開発中のEV「AFEELA(アフィーラ)」ではモビリティー(移動手段)ならではのエンターテインメントの提供を目指すことを意識しているとし、「車の制御
きちんと休むことが、「高度な技術」であることを多くの人は知らない:ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ) しかし、これらすべてのプロセスにおいて、非常に高いハードルが存在します。ハードルが高く、さらに高度な技術を要するにも関わらず、私も含めて、ほとんどの人は「休む」ことについて深く学ぶ機会がありません。よく分からないまま「テキトー」に休んでいるというのが現実かもしれません。 まずは「休むこと」について、改めてとらえ直す必要があるでしょう。 一度、他人のニーズに応えたいという気持ちから離れてほしい 「本当の休みをとる」とはどういうことなのか。 結論からいうと、私は、「自らの『身体のニーズ』を把握し、それに応えることで自分自身とのつながりを取り戻し、心身が安全・安心を感じられる状態にすること」だと考えています。 私はしばしば、心身の疲れが限界にまで達している人に、休職も含めた長
観光客増加による交通渋滞の緩和策として、鎌倉市は11月、渋滞の一因となる駐車場待ちの車を減らすために駐車場の一部を事前予約制にする実証実験を実施する。秋の観光シーズンを迎えるが、県内の観光地ではスムーズな移動を実現することで観光の満足度と経済効果の向上を目指す取り組みが進んでいる。 鎌倉市の観光客数は新型コロナウイルスで落ち込んだものの、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の効果もあって令和4年はコロナ禍前(元年)の6割程度の約1195万人にまで回復。それに伴い顕在化したのが、円覚寺、建長寺、明月院など古刹(こさつ)が並ぶ北鎌倉エリアから鶴岡八幡宮に向かう県道の混雑だ。 鎌倉市の実証実験は11月4日~12日までで、北鎌倉駅と鎌倉駅の周辺にある5カ所の駐車場で、計38台分を事前予約制にする。10月22日に専用ホームページを開設し、申し込みを受け付ける。クレジットカードで決済し、終日駐車できる
今、多くの人が、気付かぬうちに疲れやストレスを抱えています。 科学技術の高度化により、私たちは便利で快適な生活を手に入れやすくなりました。ほとんどの人がスマートフォンやタブレットなどを手にし、ネットで手軽に有益な情報や娯楽を得ることができます。 それでも、心と身体のバランスを崩してしまう人は後を絶ちません。精神を患う人、睡眠に問題を抱える人、メンタルヘルスの不調による休職者は増加し続けています。 コミュニケーションがますます複雑化した結果、情報が多すぎて処理しきれなくなり、何を信じ、何を頼りにして生きればいいのか分かりにくくなっているのかもしれません。 家に帰ってきても、心配事がなくなることはなく、知らず知らずのうちに心身が疲弊してしまっている人、限界までストレスをためてしまっている人、心の傷を負ってしまっている人が少なくないのです。 そして、「いくら休んでも、疲れがとれない」「そもそも、
ソニーグループとホンダが折半出資するソニー・ホンダモビリティは17日、開発中の電気自動車(EV)「AFEELA(アフィーラ)」について、ソフトウエアの開発者や映像・音楽のクリエーターなどに対して開発環境を開示する「共創プログラム」を導入すると発表した。 アフィーラの魅力向上のため、社外の知見も活用してさまざまなコンテンツやサービスの開発促進に取り組む。 開示プログラムの詳細は未定だが、「メディアバー」や「パノラミックスクリーン」と呼ぶ車の表示機能のテーマ変更や走行中のモーターサウンドの音源、ナビゲーションの地図関連の付加価値情報機能を開発対象にするほか、プログラム参加者が自由にサービスを開発できる環境も提供する方向。開発の際の動作環境は米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」になる予定だ。 アフィーラはホンダの北米工場で生産。2025年前半から先行受注を開始し、納車は北米で26年春、
最新ITや関連機器の展示会「CEATEC(シーテック) 2023」が17日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕する。684社・団体が参加し、「次世代」をキーワードに生成AI(人工知能)などの先端技術を生かした製品やサービスが出展される。 開幕に先駆け、16日には展示会場が報道陣に公開された。NECは企業向けの高性能な生成AIを一般向けに初公開。高い日本語能力や文書の読解力などを備え、よりコンパクトなシステムで稼働させられるのが特徴で、会場ではデモンストレーションが行われる。 ソニーグループは視覚障害のある人でもキャッチボールが体験できる技術を披露。遠隔で利用可能で、専用ホルダーをつけたスマートフォンを持ってディスプレーに向かって投げるふりをすると、捕球側のスピーカーから音が流れ、タイミングを合わせてホルダーのボタンを押して捕球する。 三菱電機はロボットをスマホで遠隔操作する技術紹介のほか、自動
リクルートでは、2021年4月の国内7社統合を機に、個別最適と全体最適を組み合わせたデータ組織の変革に取り組んでいる。事業領域における戦略の実現を担う縦の組織と各領域で事業横断的にデータ戦略を実践する横の組織によるマトリクス構造のデータ組織を運営し、新たな価値の創出を狙う。リクルートのデータ戦略を推進するデータ推進室の取り組みについて、ITmediaエグゼクティブ プロデューサーの浅井英二が話を聞いた。 住まいに関する情報を提供する『SUUMO(スーモ)』や婚活・結婚・出産育児に関する情報を提供する『ゼクシィ』、就職に関する情報を提供する『リクナビ』、クルマに関する情報を提供する『カーセンサー』、飲食店の情報を提供する『ホットペッパーグルメ』、ヘアサロンなどの情報を提供する『ホットペッパービューティー』、オンライン学習サービス『スタディサプリ』、決済サービス『Airペイ』など、多種多様なサ
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