国家プロジェクトとして進む車両の安全な自動運転の実現に向け、位置情報の精度を誤差数センチまで高めた日本版GPS衛星「みちびき」を使って公道で行われている初めての実証実験の様子が3日、公開されました。 内閣府は、「みちびき」に加えて、道路標識や信号、建物などを丸ごと再現した仮想空間をコンピューター上に作り出す高精度の3次元地図を整備することで、安全な自動運転の実現を目指しています。 ことし10月末から沖縄県の宜野湾市と北中城村を結ぶおよそ20キロの公道でみちびきの信号を使った初めてのバスの自動運転の実証実験を行っていて、その様子が3日報道陣に公開されました。バスは、「みちびき」で特定した位置情報を高精度3次元地図の中に落とし込んでルートを決めます。 そしてレーダーなどで捉えた周囲の状況から人工知能が車や障害物を判断して速度を調整しながら走行します。実験ではほかの車が近くを走っていても、車線の