並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 7 件 / 7件

新着順 人気順

山形月報の検索結果1 - 7 件 / 7件

タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。

山形月報に関するエントリは7件あります。 bookreview小説 などが関連タグです。 人気エントリには 『Cakes連載『新・山形月報!』』などがあります。
  • Cakes連載『新・山形月報!』

    ずいぶん間が空いた山形月報ですが、今回は文学好きの間では話題ながらも難物と言われるコーマック・マッカーシー遺作2部作を中心に、ホームズの格闘術と、財政金融政策の話。文学にネタのような真面目な格闘術、さらには経済話といつもながらバラバラですが、さて、どんな話になるでしょうか! ずいぶん間が開いた (一年以上かよ!)。いつもながら、採りあげるつもり満々の本が一冊あって、それをどう料理しようか考えるうちに、ずるずる先送りになってしまうというありがちな話ではあります。 で、今回扱うのは、それではない。 コーマック・マッカーシーの遺作となる2部作『通り過ぎゆく者』『ステラ・マリス』だ。 マッカーシー『通り過ぎゆく者』 コーマック・マッカーシーは、現代にあって、本当の意味での文学を書けた数少ない作家の一人だ。そして、それは文学というものの意義が変わってきた現代では、決して容易なことではない。 村上龍は

      Cakes連載『新・山形月報!』
    • マッカーシー遺作、護身術バリツ、財政金融政策 - Cakes連載『新・山形月報!』

      ずいぶん間が空いた山形月報ですが、今回は文学好きの間では話題ながらも難物と言われるコーマック・マッカーシー遺作2部作を中心に、ホームズの格闘術と、財政金融政策の話。文学にネタのような真面目な格闘術、さらには経済話といつもながらバラバラですが、さて、どんな話になるでしょうか! ずいぶん間が開いた (一年以上かよ!)。いつもながら、採りあげるつもり満々の本が一冊あって、それをどう料理しようか考えるうちに、ずるずる先送りになってしまうというありがちな話ではあります。 で、今回扱うのは、それではない。 コーマック・マッカーシーの遺作となる2部作『通り過ぎゆく者』『ステラ・マリス』だ。 マッカーシー『通り過ぎゆく者』 コーマック・マッカーシーは、現代にあって、本当の意味での文学を書けた数少ない作家の一人だ。そして、それは文学というものの意義が変わってきた現代では、決して容易なことではない。 村上龍は

        マッカーシー遺作、護身術バリツ、財政金融政策 - Cakes連載『新・山形月報!』
      • 神殺し・社会主義モダニズム・ウクライナ - Cakes連載『新・山形月報!』

        なぜかいきなり復活した「新・山形月報!」、今回はバルガス=ジョサ『ガルシア=マルケス論:神殺しの物語』、『ソビエトアジアの建築物』、小泉悠『ウクライナ戦争』です! 半世紀ぶりに刊行された幻の名著にリアルタイムの戦争分析と社会主義モダニズム建築についてあれやこれや。さて、どんな話になるでしょうか! お久しぶり。2022年はじめ、この新・山形月報が終わるとき、なんとか間に合わないかなと思って待っていた本があって、それがこのバルガス=ジョサ『ガルシア=マルケス論:神殺しの物語』だった。 バルガス=ジョサ『ガルシア=マルケス論:神殺しの物語』 この本、知る人ぞ知る史上最初期 (1971年刊) にして最強のガルシア=マルケス論として名高い一方、その後バルガス=ジョサとガルシア=マルケスが特にそのキューバをめぐる政治的見解の相違から仲違いして、その後バルガス=ジョサがガルシア=マルケスをぶん殴る事件が

          神殺し・社会主義モダニズム・ウクライナ - Cakes連載『新・山形月報!』
        • 九龍城塞・スマートシティ・民主主義 - Cakes連載『新・山形月報!』

          復活も一時の思いつきかと言われていた「新・山形月報!」、さすがに2回目くらいは続く模様。今回は香港の魔窟と言われた九龍城砦をめぐる本とスマートシティ、さらにはプーチンの戦争と民主主義についてあれやこれや。さて、どんな話になるでしょうか! 以前は、毎年二、三回はでかけていた香港も、2019年からの逃亡犯引き渡し反対運動に端を発するデモの騒乱、さらにはその後のコロナで、もうまったく行かなく/行けなくなってしまった。最後に行ったのは2019年の末か…… そんな香港に、この4月あたりに久しぶりに行けそうなんだが、楽しみな一方で恐いような。2023年春のいまは、もう渡航制限は解除され、すでに完全に往き来できる状態になっているのだけれど (ただし入るときに抗原検査の結果は見せねばならない)、この数年でもう都市としての位置づけが完全に変わってしまった。かつては、香港というのはそれに隣接する深圳との対比で

            九龍城塞・スマートシティ・民主主義 - Cakes連載『新・山形月報!』
          • 小説の値打ちと脱成長論の愚をめぐって - Cakes連載『新・山形月報!』

            2022年6月24日 「新・山形月報!」、今回はまだ最終回ではないはずです!? 取り上げられたのは、リチャード・フラナガン、トマス・ピンチョン、ドン・デリーロ、バルガス・ジョサ、マーク・トウェインなどの作品……。さらにマイケル・ヤングの『メリトクラシー』、柿埜真吾の『自由と成長の経済学』にまで話は及びます。 だんだん終わりが近づいてきました。この「連載」は不定期もいいところで、一年半も間が空いたりとか、定期購読されていた皆様にはたいへん申し訳ございませんでした。いろいろ書きかけて、他の仕事にかまけているうちにタイミングを失ったような原稿は結構あって、今回はそういうのを少しお蔵出し。 前回の最後で、ウラジーミル・ソローキンの小説を紹介した。珍しく時事ネタとからめられたので書きやすかったけれど、通常だと小説はなかなか扱いがむずかしい。単独性が強くて、なかなか他の本と関連づけて紹介しづらくて、何

              小説の値打ちと脱成長論の愚をめぐって - Cakes連載『新・山形月報!』
            • 栗田 隆子(くりたりゅうこ)/V-01文学フリマ東京35 on Twitter: "コロナを前にしたインテリの自己矛盾|山形浩生 @hiyori13 |新・山形月報! https://t.co/urL10pPgbF 貧困者に寄り添ってない「インテリ左翼」を批判するのになぜわざわざ「地球温暖化とかLGBTとか、多く… https://t.co/RS5BQFM3sc"

              コロナを前にしたインテリの自己矛盾|山形浩生 @hiyori13 |新・山形月報! https://t.co/urL10pPgbF 貧困者に寄り添ってない「インテリ左翼」を批判するのになぜわざわざ「地球温暖化とかLGBTとか、多く… https://t.co/RS5BQFM3sc

                栗田 隆子(くりたりゅうこ)/V-01文学フリマ東京35 on Twitter: "コロナを前にしたインテリの自己矛盾|山形浩生 @hiyori13 |新・山形月報! https://t.co/urL10pPgbF 貧困者に寄り添ってない「インテリ左翼」を批判するのになぜわざわざ「地球温暖化とかLGBTとか、多く… https://t.co/RS5BQFM3sc"
              • ナボコフ・美文・遠読 - Cakes連載『新・山形月報!』

                2016年9月20日 お久しぶりの「新・山形月報!」は、最近出たナボコフの関連書籍を徹底解説! 主に取り上げるのは、ウラジーミル・ナボコフ『記憶よ、語れ』、『見てごらん道化師を!』、『ナボコフの塊』(すべて作品社)、フランコ・モレッティ『遠読――〈世界文学システム〉への挑戦』(みすず書房)、エレツ・エイデン、ジャン=バティースト・ミシェル『カルチャロミクス』(草思社)です。 今年に入ってから、ウラジーミル・ナボコフの本が3冊出ていて、ファンとしてはありがたい限り。でもネットを見ても、なんかそれらについての言及がほとんどない。かわいそうに。でも、それは仕方ない面もある。ナボコフというのはなかなか論じにくい本を書く作家だからだ。そして今回出た3冊のうち2冊は、中でもちょっと特殊だからだ。 その最初の1冊は『記憶よ、語れ』(作品社)。ナボコフの半生記で、ロシア上流階級の贅沢で優雅な暮らしの思い出

                  ナボコフ・美文・遠読 - Cakes連載『新・山形月報!』
                1

                新着記事