元タレントの木下優樹菜(33)が、2019年秋に実姉が働いていたタピオカ店の店長に恫喝めいたメッセージを送ったことから始まった“タピオカ騒動”。店長のAさんが木下に対して慰謝料等の支払いを求めた訴訟の判決公判が、27日に東京地裁で開かれた。 澤村智子裁判長は主文の冒頭で、「被告は、原告に対し、40万円及びこれに対する令和元年10月6日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え」と言い渡した。この判決を司法担当記者が分析する。 「Aさんが求めていた支払額は1000万円。内訳はほぼ全て慰謝料で、休業損害などは含まれていませんでした。40万円という判決は少なくも感じますが、損害賠償請求では全額が認められることの方がまれです。注目すべきは金額の多寡ではなく、『脅迫』が認定されたこと。民事事件なので刑事事件より認定のハードルは低いですが、それでも『脅迫』が事実と認められたことの意味は大きいでし