並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

201 - 240 件 / 431件

新着順 人気順

文学部の検索結果201 - 240 件 / 431件

  • 読書日記56 - はてなブログ大学文学部

    前田英樹『独学の精神』ちくま新書(2009年)を読む。 二宮金次郎と教育について語られる。 堅い本ではなかった。むしろ反骨精神に溢れるエネルギッシュな本である。 著者は学生時代から教育の陳腐さに辟易していた。 皆同じ本を手に取り、皆同じ指標で評価される。 優秀なものは誉められ、下位のものは罵声を浴びせられる。 教育とは何か。学問とは何か。何のためにあるか。 この根底から考えなおす、僕と相性の良い本である。 日本の教育の出発点は、おそらく富国強兵と連関していて、人間の尊厳なんてものは軽視されていて、とにかく国益になる人間を製造させるために出来たようなものであると僕は今のところ考えている。 そこに多様性という概念はない。質の良い製品をつくるための工場と変わらない。 おそらく、2022年においても、義務教育では先生に批判精神をぶつけることで内申点が下がるだろう。 こんなに陳腐で無意味な教育はいっ

      読書日記56 - はてなブログ大学文学部
    • 経歴は嘘をつかない - はてなブログ大学文学部

      取締役、社長の人が「辛かったらやめて、ゆっくり休みなさい」なんて書くはずがない。 また、こういう人たちは仕事で人間が磨かれると普通は考える。当たり前である。 伊藤忠商事の元社長、丹羽氏が典型的な例だ。 つまり。 本の内容はだいたい経歴を見ればわかるのである。当たり前である。 本屋全体を俯瞰してみると、、 僕は今日、本が鏡に見えた。 そこは経歴、権威でしかない。 中立的な本というものを、僕はまだ知らない。

        経歴は嘘をつかない - はてなブログ大学文学部
      • 哲学は力なり。 - はてなブログ大学文学部

        お題「#この1年の変化」 休職中は本を読む生活が約1年続いた。 だいたい哲学を読んでいた。 アリストテレス。 ソクラテス。 デカルト。 カントは難しすぎた。 ヘーゲル、フッサール、ハイデガー、サルトル、デリダと、哲学という名の山を登った。 その頂から自分を眺めた。 あり得ないくらい価値観が変わった。 その後僕は心理学、医学、芸術へと興味がわいた。 学問は間違いなく僕に力を与えた。 新しい目標、目的を見つけられた。 これが僕の1年の変化だ。

          哲学は力なり。 - はてなブログ大学文学部
        • 文学部日本語日本文学会主催「武田綾乃氏 講演会」を開催

          12月19日(木)、本学清風館において、小説『響け!ユーフォニアム』の著者、武田綾乃氏による講演会「創作を仕事にするということ」が、日本語日本文学会の主催で開催されました。当日は日本語日本文学科の学生や他学部の学生、一般の方を含む約100人が聴講しました。 講演会では、学生たちのこれからの進路を考える参考になればという想いで、作家のなりかたや書籍にするまでの流れ、仕事内容、自身の本のつくり方など、経験談を話されました。武田先生は大学在学中に小説家デビュー。学業と作家の両立の苦悩や、専業作家になるきっかけ、『響け!ユーフォニアム』にまつわるエピソードや登場するキャラクターの誕生経緯などについてもふれられました。そして、仕事をするうえで大切にしていることについて、「執筆活動など孤独な時間が多い中で、自分自身をいかに楽しませることができるかを常に考えています」と話されました。最後に、自身のおすす

            文学部日本語日本文学会主催「武田綾乃氏 講演会」を開催
          • 「原初的負債」という20世紀の罠 - はてなブログ大学文学部

            こちらのつづきを読み進める。 本日は第三章の終わりまでまとめる。 (※あくまで個人的に咀嚼⇒解釈⇒要約しているので、今後間違いが分かれば修正していく。) nainaiteiyan.hatenablog.com 二章では、あらゆる取引は「信用」で行われていて、そこに「貨幣」というものはなかったことが示された。 三章もまた、歴史的に国が貨幣を創造していないことを説明する。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 経済学者たちは「貨幣」が存在していなかったことを、どうしても認めたくない。 貨幣は国というものによって保証されていることを示したいとき、 つまり、「国家=信用理論」を説明する場合、貨幣が存在していたことを税のみによって説明できるかといえば、そうではない。 そこで信用理論者が「原初的負債」という理論を持ち込んでくる。 それは、負債の概念から税と貨幣の存在を

              「原初的負債」という20世紀の罠 - はてなブログ大学文学部
            • 社会不適合者の生存戦略 - はてなブログ大学文学部

              こちらは昔書いた稚拙な記事です。よろしければ読書日記シリーズをご覧下さい。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.co

                社会不適合者の生存戦略 - はてなブログ大学文学部
              • 執着と時間 - はてなブログ大学文学部

                どんなにショッキングなことでも、いつかは必ず克服できる。 どんなに好きだった人も、いつかは必ず忘れることができる。 逆もしかり。 自然に任せる。 執着は脆いものである。

                  執着と時間 - はてなブログ大学文学部
                • 耳をすませば - はてなブログ大学文学部

                  自分の身体の声を聞く。 耳をすます。 感覚を研ぎ澄ます。 本を読み飽きた。 じゃあ何をしよう。 「歩きたい」 そんな感じの声が聞こえた。 そしてブラブラ歩いた。 気分が良くてさっぱりした。 おかげで数学の復習が進んだ。 月島しずくーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

                    耳をすませば - はてなブログ大学文学部
                  • 読書日記498 - はてなブログ大学文学部

                    ライナー・マリア・リルケ『芸術と人生』白水社 (2022年) 、 モーリス・ブランショ『アミナダブ』書肆心水 (2008年) 、 ヴィクトール・ユゴー『ノートルダム・ド・パリ』岩波文庫を読む。 詩人リルケの芸術に対する高い関心がみてとれた。 本書において、リルケは最も優れた人物としてヤコブソンとロダンを挙げた。 ヤコブソンを調べたが、言語学者であった。 本日、大型書店にてヤコブソンがどんな本を書いているのか確かめてみた。 『一般言語学』やその他一冊立ち読み。音韻論は英文科に入れば一度は触れるが関心は持てず、ヤコブソンはしばらく読まないことにした。 ロダンは最も優れた彫刻家として名高い。 どうやら小説家のバルザック、ユゴーと関わりのある人物であるらしい。 芸術と文学の親和性にはやはり着目すべきではないだろうか。 パリが芸術の街であるならば、芸術を知るためにはやはりフランス文学にも触れたいと個

                      読書日記498 - はてなブログ大学文学部
                    • TikTok売れ考察 - はてなブログ大学文学部

                      参考動画:AbemaTV www.youtube.com 僕が感じたのは「視覚は言語に勝る」というものである。 Youtube、インスタ、TikTok、twitterは言語情報を持ちつつも動画や画像を併せ持つ。 一方で、旧式の新聞や雑誌、本には画像もあるが動画がない。 動画には何か秘めたものがあるのだろう。 また、現代は「動画を持ち歩く」ことをも可能にしている。 Abemaによれば、ショートムービーが隆盛にあるのだという。 例えば、音楽にも最適時間というものがあるようにみえる。 おそらく3分~5分程度である。 これが動画となるともっと短くなるのだろうか。 これは情報と、それを吸収するための集中力などが関係しているのだろうか。 動画は情報量が多いので短いほうが好まれるのだろうか。 いっぺんにまんべんなく情報が降ってくるメディアが受けるということなのだろうか。 twitterが選びとった140

                        TikTok売れ考察 - はてなブログ大学文学部
                      • ジョン・スタインベック『ハツカネズミと人間』読了 - はてなブログ大学文学部

                        後半の30分間、僕は完全にこの物語に没入した。 何もかも全てが物語に集中した。 僕は感情をうまく説明できる語彙力がないと、この小説を読み終わって感じた。 感情をうまく説明できる語彙力がないのか、それとも言語の限界なのか。 どううまく伝えることができるのか。 内容としては、厳しい現実のなかにも人間味の溢れる日常、そして理不尽が、これ以上のない表現力、描写力を併せ持って僕の目の前に迫ってくるものであった。 「本なんてつまらない、仲間が欲しいんだ」 この言葉はクルックスの言葉である。 今となっては完璧にOUTであるが、この本では当時の文章を曲げずに「黒んぼ」として登場する。 当時はおそらく白人から非人間扱いされていたが、そんなクルックスにリアリティを吹き込むスタインベックのあたたかさ。 僕は対照的に本としか接していない今日この頃である。 都会は冷たいと人はいう。 僕もそう感じる。 こんなに豊かな

                          ジョン・スタインベック『ハツカネズミと人間』読了 - はてなブログ大学文学部
                        • 明治大学・文学部を卒業するのに学費はいくら必要か【2022年更新】 子育て費用・教育費研究シリーズ | LIMO | くらしとお金の経済メディア

                          お子さんの教育費をトータルで考えたとき、もっとも負担が大きいのが「大学進学」にかかる費用ではないでしょうか。 乳幼児の頃から、学資保険などを活用して準備を進めてこられた方も多かったはず。 ところが、超低金利状態が続くいま、学資保険の返戻率も低下しています。10年から20年の長期間かけて準備しても、資金はほとんど育たない……。親にとっては厳しい時代といえるでしょう。 LIMO編集部では、「大学の学費」にフォーカスしていきます。注目度の高い大学・学部をピックアップ。入学金や授業料などがどのくらいか、大学の開示資料などをもとに見ていきたいと思います。 今回は、明治大学・文学部を取り上げます。 では、同学部を卒業するまでに、どのくらいお金が必要となるか見ていきましょう。 【こちらも注目!】【有名大学厳選リスト2021/22】大学入学から卒業までに学費や授業料は合計いくら必要か

                            明治大学・文学部を卒業するのに学費はいくら必要か【2022年更新】 子育て費用・教育費研究シリーズ | LIMO | くらしとお金の経済メディア
                          • 英語が全然わからない人に起きること - はてなブログ大学文学部

                            最近、本を読むとカタカナが増えたなと感じます。 単純に、英語の影響だと思ってます。 スマホの予測変換を見ていればわかります。 例)トートロジー、トポロジー、ボタニカル、コンセンサス、アナロジー、ディスカヴァー、リフォーム、リファレンス、ワーキングメモリー、インポート、メトロポリタン、ファンデーション、セーフティー、デジタルトランスフォーメーションetc. つまりは、本から情報を得る場合、いちいち調べることになります。 見つけたら調べるのか。先に英語を勉強しておくのか。 どちらか正しいのかはわかりませんが、情報をうまく処理していく時代においては、英語を勉強しないと損する場合があるとみています。(若い方)

                              英語が全然わからない人に起きること - はてなブログ大学文学部
                            • 読書日記343 - はてなブログ大学文学部

                              レヴィナス『全体性と無限』講談社学術文庫を読む。 岩田徹『一万円選書 北国の小さな本屋が起こした奇跡』のなかで、柳美里『人生にはやらなくていいことがある』が紹介されていた。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com この柳氏の愛読書が今日読んだ『全体性と無限』であると知ったのはこの時であった。 興味本位で読むことに。 ゆっくりと50ページほど読む。 難しい。 参った。 「形而上学的欲望」 この意味が分からない。 全体性と無限との関連もみえてこない。 かといってちくま新書『レヴィナス入門』を読む気にはなれない。 もう入門書にはうんざりだ。 つづく

                                読書日記343 - はてなブログ大学文学部
                              • 読書日記1010 - はてなブログ大学文学部

                                読んだ本 島田雅彦『パンとサーカス』講談社 (2022) ヘレン・プラックローズ/ジェームズ・リンゼイ『「社会正義」はいつも正しい:人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』早川書房 (2022) つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『パンとサーカス』は5時間ほどかけて150ページ弱読み進めた。 「いまもっとも読まれている政治小説」ということでどういうものか気になるところであった。 時間はかかったが読みやすく、ストーリーや人物設定が頭にしっかりと入っていく小説であった。 ただ、政治に対するある程度の前提知識がない、例えば10代の若い読者がこれを読んで、「次にどんな本を読んでみたいと思うのだろう」と考えてみると方向性が見えてこない。 「政治家は国民のこ

                                  読書日記1010 - はてなブログ大学文学部
                                • 青山学院大学・文学部を卒業するのに学費はいくら必要か【2021年更新】 子育て費用・教育費研究シリーズ | LIMO | くらしとお金の経済メディア

                                  お子さんの教育費をトータルで考えたとき、もっとも負担が大きいのが「大学進学」にかかる費用ではないでしょうか。 乳幼児の頃から、学資保険などを活用して準備を進めてこられた方も多かったはず。 ところが、超低金利状態が続くいま、学資保険の返戻率も低下しています。10年から20年の長期間かけて準備しても、資金はほとんど育たない……。親にとっては厳しい時代といえるでしょう。 LIMO編集部では、「大学の学費」にフォーカスしていきます。注目度の高い大学・学部をピックアップ。入学金や授業料などがどのくらいか、大学の開示資料などをもとに見ていきたいと思います。 今回は2022年の箱根駅伝で2年ぶり・6度目の優勝を飾った「青山学院大学」の、文学部を取り上げます。 では、同学部を卒業するまでに、どのくらいお金が必要となるか見ていきましょう。 【こちらも注目!】【有名大学厳選リスト2021/22】大学入学から卒

                                    青山学院大学・文学部を卒業するのに学費はいくら必要か【2021年更新】 子育て費用・教育費研究シリーズ | LIMO | くらしとお金の経済メディア
                                  • 天井を眺め、物思いに耽る。 - はてなブログ大学文学部

                                    ブログに書くとき、そこに意味を求めている自分がいまsoon たまには息を吸っておおきくはQoo! だらだら寝転びまSUUMO 天井を見え上げまsuits ひさしぶりに天井を眺めたような気がしまsmith ああ。 楽だ。 この感覚はなんだ。 湧き上がる。 溢れる。 どっこいショコラ 本でも読みまショートケーキ だって読書が好きですモンブラン 皆様コメントありガトーショコラ ああ楽しい。

                                      天井を眺め、物思いに耽る。 - はてなブログ大学文学部
                                    • 怒りの軌道修正。寛容論 - はてなブログ大学文学部

                                      怒りという感情は使い方によって化けると思います。 僕の予想では、何らかの成功体験はほぼ怒りによるものとみています。 では怒りの軌道修正とは。 怒りを「自分への悔しさ」に変換します。 やってはいけないのは、怒りを「社会」に向けることです。大抵、何も良いことはないです。 怒りが生む力は莫大なものとみます。 常に自分へ。何をすれば良かったか。何が駄目だったか。 怒りは自分に力を与えてくれます。 そうすれば怒りの元凶へ「寛容」になれると思うのです。

                                        怒りの軌道修正。寛容論 - はてなブログ大学文学部
                                      • 読書日記488 - はてなブログ大学文学部

                                        プラトン『法律 (下) 』のつづきを読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com 341項まで読み終えた。 312項以降のつづきをまとめていきたい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前回は第十巻の終わりの手前でストップしてしまった。 最後に私宅に社を建てて祭事を行ってはならないと語られた。 次に第十一巻の内容に入る。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 十一巻は取引に関することが語られる。 まずプラトンは忘れ物、落とし物に関して触れた。 特段、目新しいことは語られていないが、貴重品に関するを落とし物を正しく役人に報告した奴隷は解放されるという話等が語られた。 次に市場での取引に関して以下のように語られた。 ・物の値段をその日のうちに下げたり上げたりしてはならない。 ・偽物を販売していること

                                          読書日記488 - はてなブログ大学文学部
                                        • 読書日記483 - はてなブログ大学文学部

                                          プラトン『法律 (下) 』のつづきを読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com 182項以降の内容をまとめていきたい。 前回は、犯罪の種類について吟味しようというところでストップした。 今回はそのつづきを追っていく。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー まずプラトンは犯罪の原因を挙げた。 ・激しい怒り ・快楽 ・無知 そして無知を二種類に分類した。 ・単に知らないという意味の無知 ・完全に知っているつもりであるという無知 次に「不正」についてプラトンは明確に定義した。 ・人が激情、恐怖、快楽、苦痛、羨望等の感情に独裁的に支配されている状態 また、「正しい」こととは、分別があり、今挙げた感情等に支配されず、全体的に秩序ある状態であるとした。 次に殺人に関する罰則について語られる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

                                            読書日記483 - はてなブログ大学文学部
                                          • 読書日記448 - はてなブログ大学文学部

                                            アザリーン・ヴァンデアフリートオルーミ『私はゼブラ』のつづきと、 池田晶子『無敵のソクラテス』のつづきを読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com 昨日、『ナボコフ文学講義』を読んでいたところ、「読書というものは存在しない。あるものは再読だけだ」といったことが語られていた。これは『私はゼブラ』のなかでモラレスが言ったセリフである。 これは間違いない。彼女はナボコフの言葉を引用していたのだ。 個人的な話としては、いまのところプラトン『国家』を再読する予定である。 池田氏は数学的かつ論理的にに物事を考えていることが良く分かる。 流行のプランナーと称する人物とソクラテスが議論をかわす。 他人との比較において、流行を先取りすることで優越に浸ることができる、ということについてソクラテスは反駁する。 "そのものでないものでなけ

                                              読書日記448 - はてなブログ大学文学部
                                            • 全国青少年相談研究集会 カウンセリングの基礎 明治大学 文学部 高瀬由嗣

                                              全国青少年相談研究集会 カウンセリングの基礎 明治大学 文学部 高瀬由嗣 第1部 コミュニケーションの 心得 傾聴の大切さ 傾聴とは何か? カウンセリングと傾聴 カウンセリングの 定義 カウンセリングとは言語的 あるいは非言語的コミュニ ケーションを通して、相手 の行動の変容を試みる人 間関係である。 カウンセリングとは言語的 あるいは非言語的コミュニ ケーションを通して、相手 の行動の変容を試みる人 間関係である。 カウンセリングとは言語的 あるいは非言語的コミュニ ケーションを通して、相手 の行動の変容を試みる人 間関係である。 カウンセリングの基本 ↓ 傾聴 傾聴とは… ●ものごとを教える ●説得する、諭す ことではない。 話を聴くだけで人の 行動を変えることが できるのか? 傾聴 傾聴とは… ただ漫然と話を聞く 聞くも のではない。積極的 な姿勢で聴く 聴くものであ る。 自ら獲得

                                              • 読書日記1105 - はてなブログ大学文学部

                                                読んだ本 松村圭一郎『旋回する人類学』講談社 (2023) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 人類学という学問は歴史的に優生学と同様に、差別の観点からスタートしている。 ジャンルを問わず、西洋の人々が自分達とは違う外見の人々を「人間ではない」と考えていた、あるいは発言していたと書かれている本は枚挙にいとまがない。哲学者ではエマニエル・カントがその代表格と言える。 人類学の発展は過去との断絶、あるいは乗り越えることを意味してきた。 従って、人類学は科学とは違い累積的な学問とはやや違う性質を持っている。そのようなことが書かれている。 とりわけその断絶に貢献したのは別の分野での研究であった。エドワード・サイード『オリエンタリズム』では、西洋人が非西洋人を描くことに権力性、暴力性があることを論じ、人類学者は異文化の研究をすることの正当性すら剥奪され

                                                  読書日記1105 - はてなブログ大学文学部
                                                • 現代における言葉の無力感を考察2 - はてなブログ大学文学部

                                                  現代における言葉の無力感を考察2 – 読書梟の独り言

                                                    現代における言葉の無力感を考察2 - はてなブログ大学文学部
                                                  • 読書日記1019 - はてなブログ大学文学部

                                                    読んだ本 宮川幸奈『自律を目指す教育とは何かー自然主義的な教育哲学の試み』春風社 (2022) 山本七平/小室直樹『日本教の社会学』ビジネス社 (2016) 古井由吉『連れ連れに文学を語る 古井由吉対談集成』草思社 (2022) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『日本教の社会学』から感想を書いていくと話が広がっていくように思う。 まだ50ページほどしか読み進めていないが「空気」というものを徹底的に研究した山本七平と小室直樹の対談は非常に濃い内容であった。 そして昨日読みきった『パンとサーカス』とも多少内容の被るものであった。 本書の序盤は、内容としては「デモクラシー」とは何か、「自由」とは何かについて語られた。 アメリカと日本の決定的な違いは、アメリカは責任の所在を正確に定めるところから民主主義はスタートするが、日本において「民主的」と言

                                                      読書日記1019 - はてなブログ大学文学部
                                                    • ただの日記です - はてなブログ大学文学部

                                                      さすがに、読書ばかりしている自分に問うてみました。 「このまましばらく読書漬けでいいのか、ルーティン化してしまって機械的に生きていないのか」と。 僕はルーティンを嫌い、その日に合った行動を瞬時に判断し遂行することを良しとしていました。 ところが、その確認作業が次第に機械的になっているような感覚がありました。 そんななかミュウさんのコメントを頂いたわけです。 感謝です。 久しぶりにピアノを再開しました。 FINAL FANTASYが大好きです。 もっぱらゲーム音楽です。 そして今日、ストリートピアノで演奏してきました。 思うように指が、手が、頭が働かずうまく演奏できませんでした。 それでもなんとか2周しました。 曲名は「プレリュード」をまず弾いたあと、FF9の「テラ」です。 演奏中は誰が聴いているのか、誰も聴いていないのか、誰も見ていないのかは確認できません。 演奏が終わったら拍手もなにもあ

                                                        ただの日記です - はてなブログ大学文学部
                                                      • 夢は非決定論的。目標は決定論的。 - はてなブログ大学文学部

                                                        目標と夢について語りたいと思います。 以下の続きです。 nainaiteiyan.hatenablog.com 努力については、僕は結論を出しましたのでもう語らないことにします。 今回は目標と夢についてです。 あくまでも、社会不適合者による、社会不適合者のための妄想です。アドバイスする気もなければ、何か悟ってる、という訳でもありません。お気をつけ下さい。 「現実的な夢ほど空虚なものはない」 僕はそう思います。それは夢ではなく、目標です。 夢は、「叶うかわからない。でも叶うことを心から願うもの」であるはずなのです。睡魔中に見る夢は現実的ではありません。しかし、夢って心地よい時がありますよね。 でもそれは現実ではない。だから夢なのですが、だからといって、それをただの夢としてかた付けて良いのか、と言われれば僕はそう思いません。 夢には確率的な要素が絡むと思っています。 どうなるかはわからない。そ

                                                          夢は非決定論的。目標は決定論的。 - はてなブログ大学文学部
                                                        • 緊張とは自分に対する愚弄。哲学者パースの思想を鑑みて - はてなブログ大学文学部

                                                          僕はこの格言が好きである。 パース "目標を達成するかどうかが実践に違いをもたらさないのならば、われわれは何かを目標とすることができない。" ザ・プラグマティストという感じである。 僕が考える「目標」とパースの言う「目標」には違いがあるにせよ、僕はこの言葉を支持する。 nainaiteiyan.hatenablog.com 目標というのはまず点である。 しかしながら、「人生は点の連続」とは言いにくい。 よくあるお話で、目標とはただの通過点で、いちいち線の上に駅を作って停止する意味ありますか?と思う。 緊張とは目標の達成に対する不安である。 線の上に不安の点をいっぱい作ることに意味がありますか。 だから自分に対する愚弄なのです。 つづく

                                                            緊張とは自分に対する愚弄。哲学者パースの思想を鑑みて - はてなブログ大学文学部
                                                          • 大江健三郎さん、自筆作品の原稿1万枚超を東大文学部に寄託…自作にかける強い執念伝わる資料

                                                            【読売新聞】 ノーベル文学賞を受賞した作家の大江健三郎さん(86)が、1万枚を超える自筆原稿を母校の東京大文学部に寄託した。同大が12日、発表した。大学在学中に執筆した著名な短編「死者の奢(おご)り」をはじめ、原稿や校正ゲラなど寄託

                                                              大江健三郎さん、自筆作品の原稿1万枚超を東大文学部に寄託…自作にかける強い執念伝わる資料
                                                            • 読書日記1287 - はてなブログ大学文学部

                                                              読んだ本 戸谷洋志/百木漠『漂白のアーレント 戦場のヨナス』慶應義塾大学出版会 (2020) 小室直樹『日本人のためのイスラム原論 新装版』集英社インターナショナル (2023) 小田原のどか『モニュメント原論』青土社 (2023) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 引き続き昨日のつづきを読み進めた。 ・『漂白のアーレント 戦場のヨナス』 ・『日本人のためのイスラム原論 新装版』 (読書日記1286に収録) nainaiteiyan.hatenablog.com ・・・ 『漂白のアーレント 戦場のヨナス』 アーレントとヨナスの生涯が描かれる。 読みやすさと内容の深さに興味が涌き、100項までいっきに読み進めた。 アーレントのほうは『ハンナ・アーレント、三つの逃亡』と内容が重なる箇所もあり、さらっと理解することができた。 nainaitei

                                                                読書日記1287 - はてなブログ大学文学部
                                                              • 読書日記822 - はてなブログ大学文学部

                                                                読んだ本 トーマス・マン『魔の山 (下) 』岩波文庫 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ 静寂主義・・・神の決定に従い、心を静かにする態度 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 塵も積もれば山となる。 上巻と合わせて約750ページ読み進んだ。 (以下ネタバレ含む) ・・・ ・・・ 今日も読みながら様々なことを書いてはメモし、思索を行った。 まずひとつ、個人的に教条主義というものが心のなかで引っ掛かりとなっている。 いくら根拠を並べ立て説得力のある論述をしようと、世の中の出来事は常に新しく、物理的にもあらゆる物事は一回性であるはずだ。 そんなときに、過去というもの、歴史というものはいかなる意味を持ち

                                                                  読書日記822 - はてなブログ大学文学部
                                                                • 「神の存在」と「マナーの存在」の共通点 - はてなブログ大学文学部

                                                                  結論からいうと、「あったほうが社会がうまくまわるよね」に帰結する。 神は以前記事でパスカルの賭けについて書いたので割愛する。 マナーは何故必要なのか? 実はマナーが存在しなくても人は生きていける。 ただ、日本人全員が毎日ポイ捨てすればそれはさすがに規制が必要になってくる。 法律は、ある程度人には善意があることを前提に作られていると思われる。縛りすぎたら逆効果になるのは酒税法で証明されている。 その点では神とマナーは似ている。

                                                                    「神の存在」と「マナーの存在」の共通点 - はてなブログ大学文学部
                                                                  • 合理性と目的について - はてなブログ大学文学部

                                                                    西洋は合理的 東洋は非合理的 戦争で日本が負けたのは非合理的であったため。『菊と刀』より 科学の発展が西洋で起きたのは西洋人が合理的であるため。 戦争は合理性の求められる戦いであった。 しかし。 その後日本は経済においてはNo.1となった。 じゃあ経済は非合理的であるほうが良かったのか? 昔はどうだったのかもしれない。 ところが今はアメリカのGAFAが強い。 21世紀は合理性の時代、理詰めの時代なのか?? 経済が成熟したとき、そこに必要なのは合理性なのか?? モノをつくるには何故か日本が強かった。 いや。強いのはアメリカだけで、ヨーロッパはそんな感じはしない。 もはや合理性は関係ない世の中なのかもしれない。 だからクリエイティブなんて言葉がよく出てくるのだろう。 でもモノを作るには想像力が必要じゃないか。 いや。昔はただ必要なモノを作ればいいだけだったのかもしれない。目的がすぐそこにあった

                                                                      合理性と目的について - はてなブログ大学文学部
                                                                    • 能力の高い人がリーダーになるという謎 - はてなブログ大学文学部

                                                                      リーダーというのは、まわりの人間をまとめるのではなく、まわりの人間の意見をうまくまとめる人間ではないだろうか。 オレについてこい。 リーダーというよりは、独裁者に近いのではないだろうか。 リーダーに能力の高さを過度に要求するのであればそれはある意味全体主義を許容しますよ、と言っているようなものではないだろうか。 ヒトラーを悪者扱いしておいて、自分たちがそうなっていないだろうか。 そういう意味もあって、オレについてこいとは言わない女性がリーダーになるべきなのである。

                                                                        能力の高い人がリーダーになるという謎 - はてなブログ大学文学部
                                                                      • 学問はフラクタル構造その2 限界効用逓減の法則をめぐって - はてなブログ大学文学部

                                                                        経済学の「限界効用逓減の法則」についてさくっと。 1杯目のビールは「うまい!」と言う人が多い。 しかし飲み会の終わりに「うまい!」と言う人はなかなかいない。 つまり飽きがきて、感動がなくなることを指す。 動機付けにかんする論文を読むと、どうやら認知心理学も同じ現象が見受けられる。 与えられる報酬に価値を感じなくなった時の眼球の細かい運動(サッケードという)は、感じる時よりも鈍くなることがわかったみたいだ。 限界効用逓減の法則はミクロ的にも正しいみたいだ。 だから学問はフラクタル構造だと僕は思う。

                                                                          学問はフラクタル構造その2 限界効用逓減の法則をめぐって - はてなブログ大学文学部
                                                                        • 読書日記154 - はてなブログ大学文学部

                                                                          ポジティブ心理学を読み進める。 nainaiteiyan.hatenablog.com 時代はポジティブ心理学の登場によりヘドニア的幸福からエウダイモニア的幸福へのシフトしつつある。 本書によれば現代の政治哲学は大きく分けて3つに分類される。 ・自由型(リベラリズム、リバタリアニズム) ・福祉型(功利主義) ・美徳型(古代西洋・東洋思想) 美徳型は幸福を実現させるべく社会システムをどう構築するのかを模索する立場である。 価値観が多様化し、共通善というものが見えづらい世の中となっている。 ところが、研究によるとどのような文化圏においても幸福度を高める共通項が確認される。 ⇒「仁義礼智信勇」 この知見がのちに政策に反映されていくことで日本においても幸福度の底上げが期待される。 ポジティブ心理学の未来は明るい、そんな印象を持つことができた。 ビジネスコーナーにおいても近年は「贈与」という言葉をよ

                                                                            読書日記154 - はてなブログ大学文学部
                                                                          • 読書日記146 - はてなブログ大学文学部

                                                                            今日も昨日の続きを延々と読み進めたわけですが、特段まとめるような内容がないのです。 nainaiteiyan.hatenablog.com 僕の場合、読書は教養に結びつかないと考えています。 というのも、思想や哲学の類いに読み更けたところで入社試験の時事問題なんかには太刀打ちできないわけです。 ネットで調べれば出る知識とそうでない知識、という括りでしょうか。 三木清は教養を政治的な知性のことだと言いましたが、現代の教養のテストって、本当にGoogleで調べれば出るようなものばかりじゃないでしょうか。 これ、覚える必要性をあまり感じません。 でも大学生なんかは就活のために必死に勉強するわけです。 なんだかくだらないと思ってしまいます。 国中でおかしなことをやっている。 そんな印象です。 つづく

                                                                              読書日記146 - はてなブログ大学文学部
                                                                            • 大型書店が消えたら日本は終わりだと思う。 - はてなブログ大学文学部

                                                                              ジュンク堂。丸善。紀伊国屋。有隣堂。 大型書店には強力なメリットがある。 学術的な本が多いことだ。 個人的に、自己啓発やエッセイ、その他の類は主観のオンパレードだと踏んでいる。 参考にはなるが、実のところ根拠はない。論文ではないのだから。 その点で、専門書は強い。 今まで私は主観、感性というものに重きを置きすぎていたなと思うところがある。 電子書籍がアナログを食い殺したらそれこそ国の終わりである。 私はそう思う。

                                                                                大型書店が消えたら日本は終わりだと思う。 - はてなブログ大学文学部
                                                                              • 酒税法に学ぶ。改めて規制の意義を問う。 - はてなブログ大学文学部

                                                                                お酒を規制したら結果的にもっと人々は酒にアクセスしました。 という逆説は現代にも当てはまるのでは? 蔓延防止という名の規制。 規制するだけでは意味がないかもしれない。 心理学者、社会心理学者など、群衆心理に詳しい人は政府に関与していないのだろうか? 医師だけの判断に任せるのは危険だということは、自明では。

                                                                                  酒税法に学ぶ。改めて規制の意義を問う。 - はてなブログ大学文学部
                                                                                • パニック障害の方は、まず発作が起こる環境・時間・その前後の行動を記録する。「薬」と「行動」の2本で攻める。パニック障害の人に理屈は通じない。 - はてなブログ大学文学部

                                                                                  自身の経験から、記録として残します。 発作はいきなりくるのでしょうか?違うと思います。 発作がくる条件というものがあるみたいなのです。 僕の場合、 ・深く考え事をした後 ・夜20時前後 ・家族のいる部屋 ・心以外の別の問題がある時 でした。 その対処法は以下の通りです。 ・心以外の問題をまず解決させる。相談をする。 ・深く考えることはしない。 ・思考を止めるため、散歩や運動、動画を観たり筋トレなどする。 ・本を読みすぎない ・危険だと思った場合、そく行動に移す。じっとすると思考は止まらない。 ・なるべく家族と一緒にいない。 ・危険な時間帯の前後、誘発する環境や行動に気をつける。 以上です。 パニック障害の方に「別に死なないから大丈夫じゃん」なんて言っても効果がないのはこういうことです。

                                                                                    パニック障害の方は、まず発作が起こる環境・時間・その前後の行動を記録する。「薬」と「行動」の2本で攻める。パニック障害の人に理屈は通じない。 - はてなブログ大学文学部