末次由紀 年末に松屋銀座でちはやふる原画展あるよ! @yuyu2000_0908 昨日の「君の名は。」楽しかったですね。見ていたらはたと思い出したので、2年半前描いて、友人に好評だったわたしの「君の名は。」【1】 pic.twitter.com/mYg8e533hU 2019-07-01 13:39:49
12月3日。その日は日本中がソワソワしていました。「鬼滅の刃」23巻(最終巻)の発売前日で、書店はどこも「歴史的な品出し」を控え、良い意味で戦々恐々とし、朝刊五紙に広告が載るという情報も大きな話題に。 コロナ禍で痛む社会の中で、「鬼滅の刃」のあらゆることが明るく勢いのあるニュースとして駆け巡っていました。 私もジャンプ連載中から読んでいて、大好きな作品です。 でもどうしてか、漫画家だからか、「超記録的な売れ方をする大ヒット作品」の話題を家族にされるたびに「そこまで売れることができていない自分」を引き合いに出されているような気持ちになりました。 どういう時に物を作る人間が作れなくなるのか知っていますか。 「嫉妬」に囚われた時です。 素晴らしい作品が生まれ、それが大きく世界に愛され、一代ムーブメントが起こる。その度に、似たフィールドにいる人間は身を焼かれるような思いをします。「自分は何をやって
2019年7月5日、白泉社のサイトで下記のお詫びが掲載されました。>こちらがそのお詫び 将来的に消えてしまうページかもしれませんので、以下に全文を転載します(ちなみにこういう文章に著作権が存在しないことはみなさんご存じのとおり)。 ***** 花とゆめ14号よみきり作品に関するお詫び 2019.07.05 花とゆめ14号の読みきり作品に関して、多くの読者の皆様から、主人公の女性キャラクターが既存の先生の絵柄に非常に似ているとのご指摘を頂戴しました。 該当作品の絵柄は、編集部が率先して先生の絵柄に近しい方向へと誘導した結果のものであり、本来なら掲載を中止しなければならない程、酷似していたにも関わらず、雑誌に掲載するという過ちをおかしてしまいました。 この度読者の皆様をお騒がせしてしまった原因は、すべて編集部の意識・認識の甘さによるものです。花とゆめをご愛読頂いている皆様の信頼を損なってしまい
ストーリーも大詰めを迎えているかるた漫画『ちはやふる』。作者の末次由紀さんに、漫画家としてのキャリアの築き方を聞いてみた。 撮影:吉川慧 大ヒット競技かるた漫画『ちはやふる』作者の末次由紀さんが1月、かるたの普及と振興を目指す「ちはやふる基金」を設立すると発表し、話題を呼んだ。 そんな末次さんは、SNSで積極的に作品の魅力をファンに発信するなど、さまざまなツールを使って漫画を発表することでも知られている。そんな末次さんが語る「SNS時代のクリエイターの生き残り方」とは? ボールペンでも“刺さる”作品は描ける私は「紙で描く・読む」最後の世代だと思っています。私と同世代以上だと、まだ8〜9割が紙の本を買っていますが、若い作家はもう完全にデジタルに移っています。 連載の途中で漫画の見え方が変わってしまうのは良くないので、『ちはやふる』はアナログな手法で紙に描いていますが、最後の生き残り、化石みた
コミチで文章を書かせて頂くことになりました。末次由紀です。はじめまして。 思いの整理としての散文になると思うのですが、お時間ある時に読んでもらえたらうれしいです。 そう、うれしいです。 読んでもらえるとうれしいんです。なんならそれに「いいね」がついたり、コメントがもらえたりすると、うれしいんです。 その「うれしい」は、社会性のある生物にかけられた大いなる呪いだと思っています。 「人は『反応』をもらうためならなんでもする」 これはおそらく内田樹さんの本で読んだ言葉で、わたしは読んだ瞬間自分にもかけられているその呪いを自覚しました。 話しかけたら返事をして欲しい。 文章を書いたら「読んだよ」と言って欲しい。 ドジをしたら笑って欲しい。 その気持ちが行き過ぎると、人は コンビニの冷蔵庫に入って笑う自分の写真を友達に送ってしまう・・・ その友達は「ウケる」と思ってまた違う友達に送ってしまう・・・・
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