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村田製作所の検索結果1 - 11 件 / 11件

  • 村田製作所が全固体電池を量産へ、容量は“業界最高レベル” ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

    村田製作所は2019年度内にセラミックス技術を応用した全固体電池の量産に乗り出す。野洲事業所(滋賀県野洲市)の電池関係の生産棟に量産ラインを新設する。当面の生産能力は月10万個を予定する。試作品の容量は他社製品と比べて100倍の10ミリアンぺア時強と業界最高レベル。17年にソニーから買収したリチウムイオン二次電池事業を含め、注力するエネルギー関連市場への展開を加速する。 電解質にセラミックス材料を使った面実装タイプの「セラミックス全固体電池」を量産する。積層セラミックコンデンサー(MLCC)の製造設備を転用するほか、数億円を投じてドライルームなどの付帯設備を整える。 このほどサンプル出荷を始めた。大きさは縦5・7ミリ×横9・6ミリ×高さ5・2ミリメートル。材料組成を改良し、容量を大幅に高めた。さらにエネルギー密度を向上し、既存のリチウムイオン二次電池からの置き換え需要や競合品と差別化する。

      村田製作所が全固体電池を量産へ、容量は“業界最高レベル” ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
    • 村田製作所の全固体電池が産業機械向けに採用された! ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

      村田製作所は、開発中の全固体電池が複数社の産業機械に採用されたと明らかにした。熱に強い特性を生かし、70―80度Cという高温環境下の特殊用途向けとなる。工作機械の中で機械の回転を制御し続けて熱が発生するような「負荷がかかる場面で使用してもらい、最初はそこから実力を付けていきたい」(中島規巨社長)という。 同社の全固体電池は一般的な酸化物全固体電池に比べ、100倍程度の容量を持つのが特徴。定格電圧がリチウムイオン二次電池(LIB)と同じ3・8ボルトで数十ミリアンペア時の高容量を実現している。 年内に野洲事業所(滋賀県野洲市)で月10万個体制で量産し、供給を始める。本格量産については、今後の需要地の近くなど国内外問わず選定する方針。将来は耳に装着するヒアラブル機器やスマートウオッチなどLIBの置き換えを目指す。 ただ、肌に近い距離での使用を想定するウエアラブル機器に実績のない新たな電池が採用さ

        村田製作所の全固体電池が産業機械向けに採用された! ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
      • 1200台分の駐車場をメガソーラーに

        パネル8010枚、システム容量2403kW。岡山村田製作所(岡山県瀬戸内市)に駐車場を利用したメガソーラーが誕生した。両面から発電できる太陽光パネルで効率を高め、年間275万kWhの発電を見込む。 工場に隣接した1200台分の駐車場に、太陽光発電パネルの片流れ屋根を架けたカーポートがずらりと並ぶ。岡山村田製作所の駐車場だ。親会社の村田製作所(京都府長岡京市)が導入し、2020年3月にシステムを稼働させた。固定価格買取制度(FIT)の認定を受け、全量を売電している。 「電子部品を開発製造してエネルギーを扱う当社グループでは、以前から気候変動を踏まえたエネルギー負荷の低減に取り組んできた。今回は工場に隣接する用地を購入して工場敷地内にあった駐車場を移転させ、メガソーラーを導入した」。村田製作所企画管理本部管理グループファシリティ部の坂田繁寛部長は経緯を説明する。 敷地は、南北の縦軸と東西の横軸

          1200台分の駐車場をメガソーラーに
        • 村田製作所が量子乱数で車載セキュリティを高度化、量子コンピュータ時代に対応

          村田製作所は、「第14回国際カーエレクトロニクス技術展」(2022年1月19~21日、東京ビッグサイト)において、量子乱数ハードウェアセキュリティモジュール(HSM)を展示した。量子コンピュータ時代に求められる耐量子計算機暗号(PQC)に利用可能な、偏りの少ない量子乱数を生成するHSMを外付け部品として自動車やドローンのシステムに組み込むことでより高度なセキュリティ対策を実現する。2025年のサンプル提供をめどに開発を進めているところだ。 開発中の量子乱数HSMは、CMOSイメージセンサーにLEDで光を当てることで、量子ショットノイズを単位時間ごとに抽出し、乱数の基となるランダムデータを取り出すという原理を利用している。「熱雑音などの物理現象を基にした従来の乱数生成は、ある程度前後の相関があるため、量子コンピュータのような膨大な計算能力を使えば前の乱数から後の乱数が分かり、暗号を解読できて

            村田製作所が量子乱数で車載セキュリティを高度化、量子コンピュータ時代に対応
          • 村田製作所がMLCCを休日返上で製造 iPhone12の強い需要のため - iPhone Mania

            村田製作所は5G通信のためのキーパーツである積層セラミックコンデンサ(MLCC)を世界で最も多く製造する会社です。このMLCCを採用するiPhone12の強い需要のため、村田製作所は休み返上でMLCCの製造を続けているとのことです。また、世界全体での5G対応スマートフォンへの関心から、来年度も強い需要が見込まれています。 面積容量比が高い村田製作所のMLCC 村田製作所のMLCCは同じ大きさの他社製のMLCCに比べ、10倍もの静電容量を持っています。このため、スマートフォン上に必要な部品スペースを小さくでき、スマートフォンをより小さくすることが可能です。 このため、村田製作所はMLCC業界のなかでトップシェアを誇っており、同社のMLCCはiPhone12シリーズにも採用されています。 iPhone12シリーズのアジアでの需要が予想以上 村田製作所にとってうれしいことに、Wedbushのアナ

              村田製作所がMLCCを休日返上で製造 iPhone12の強い需要のため - iPhone Mania
            • 全固体電池、村田製作所が来年度中に月産10万個の量産開始…イヤホンなど小型端末向け

              【読売新聞】 村田製作所は、安全性に優れるとされる次世代電池「全固体電池」の量産を2022年度中にも始める方針を明らかにした。月産10万個を目指し、イヤホンなど小型端末向けに供給する。 電子機器や電気自動車(EV)向けを中心に普及し

                全固体電池、村田製作所が来年度中に月産10万個の量産開始…イヤホンなど小型端末向け
              • 世界最薄の「200μmベイパーチャンバー」を開発、村田製作所とクーラーマスター

                世界最薄の「200μmベイパーチャンバー」を開発、村田製作所とクーラーマスター:組み込み開発ニュース 村田製作所と台湾のクーラーマスター(Cooler Master)は「世界最薄」(クーラーマスター調べ)の電子機器向け放熱部品「200μmベイパーチャンバー」を共同開発したと発表した。両社の共同開発による第1弾製品であり、今後も次世代デバイスの熱問題の解決に向けた製品作りのため協業関係を強化する方針だ。 村田製作所と台湾のクーラーマスター(Cooler Master)は2021年5月25日、「世界最薄」(クーラーマスター調べ)の電子機器向け放熱部品「200μmベイパーチャンバー」を共同開発したと発表した。両社の共同開発による第1弾製品であり、今後も次世代デバイスの熱問題の解決に向けた製品作りのため協業関係を強化する方針だ。 今回開発した200μmベイパーチャンバーは、村田製作所が主に通信向け

                  世界最薄の「200μmベイパーチャンバー」を開発、村田製作所とクーラーマスター
                • 5G対応iPhoneにも採用か?村田製作所、スマホに不可欠な部品を超小型化 - iPhone Mania

                  村田製作所は12月5日、体積を従来の5分の1と大幅に小型化した積層セラミックコンデンサを開発したと発表しました。部品の小型化により、5G対応スマートフォンのバッテリー容量拡大などの効果が期待できます。 スマホ1台に800個〜1,000個搭載される部品 村田製作所が開発を発表した超小型の積層セラミックコンデンサ(製品名:GRM011R60J104M)は、同社独自の電極材料の微粒化・均一化技術を活用することで、実装面積比で約50%、体積比で約80%の小型化と大容量化を実現しています。 積層セラミックコンデンサはスマートフォンなどの電子機器に必要不可欠な部品で、ハイエンドスマートフォンには800個〜1,000個も使われており、小型化のニーズが高い部品です。 2020年からの普及が見込まれる、次世代モバイル通信規格5G対応スマートフォンでは、通信用部品が増えるため、積層セラミックコンデンサが大幅に

                    5G対応iPhoneにも採用か?村田製作所、スマホに不可欠な部品を超小型化 - iPhone Mania
                  • 村田製作所、Matter対応小型無線モジュールを開発

                    小型・高性能でノイズにも強いシールド構造を実現 村田製作所は2023年3月、「Matter」規格に対応した小型無線モジュールとして「Type 2EL」と「Type 2DL」の2製品を開発したと発表した。IoT機器やハンドヘルドワイヤレスシステム、ゲートウェイ、産業機器、スマートホーム機器などの用途に向ける。 Matterは、CSA(Connectivity Standards Alliance)が策定するスマートホームのIoT標準規格。新製品は、NXP Semiconductors製コンボチップ「IW612」を内蔵したType 2ELと、同「IW611」を内蔵したType 2DLの2製品。Type 2ELは、無線通信規格である「Wi-Fi 6」「Bluetooth 5.3」および、「IEEE 802.15.4」のTri-Radioに、Type 2DLは、「Wi-Fi 6」と「Bluetoo

                      村田製作所、Matter対応小型無線モジュールを開発
                    • 村田製作所がランキング首位 屈辱から始まった「攻め」の知財経営

                      今回の知財経営ランキングで断トツだった村田製作所。背景には綿密な特許戦略があった。きっかけは、かつて特許紛争で経験した相次ぐ敗北という屈辱。知財をベースにしたM&A(合併・買収)が成長を支えている。 ランキングで首位になった村田製作所の強さは、下のグラフに表れている。米レクシスネクシスの情報を基に、所有する特許の競争力を他社からの引用数などに基づいて測る「競争力指数」を縦軸に、類似特許を整理してカウントした「特許ファミリー件数」を横軸に配置。さらに、特許の総価値を示す「パテント・アセット・インデックス」と呼ばれる指標を円の大きさで示した。

                        村田製作所がランキング首位 屈辱から始まった「攻め」の知財経営
                      • ソニーから譲り受けた村田のリチウムイオン電池、「燃えない」を武器に黒字化急ぐ

                        東北村田製作所の前身はソニーエナジー・デバイスだ。村田製作所は2017年にソニーから電池事業を譲り受けた。村田製作所の電源技術と旧ソニーエナジー・デバイスのバッテリー技術のシナジーも生まれ、DC-DCコンバーターやバッテリーマネジメントシステムを一体化した家庭向け定置用蓄電システムを2018年2月に発表。住宅用だけでなく、工場の瞬時電圧低下対策や学校、消防署などの非常用電源、オフグリッド向けまで、幅広い用途に向けて提供する。 村田製作所はソニーから譲り受けたリチウムイオン電池をビジネスとしてどう育てるのか。目標となるのは、2021年度中に電池事業を黒字化することだ。村田製作所 モジュール事業本部 エナジーシステム統括部 統括部長の高野康浩氏は「電池は産業のコメ。村田製作所のポートフォリオの中核を担えるように育てていく」と語る。 くぎを刺しても燃えない リチウムイオン電池の電極材料には幾つか

                          ソニーから譲り受けた村田のリチウムイオン電池、「燃えない」を武器に黒字化急ぐ
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