香港で反政府的な動きを取り締まる香港国家安全維持法に違反したとして起訴された民主派の議員ら47人の裁判が始まり、被告の1人で東京大学公共政策大学院に留学中の男性について、大学院が声明を発表し、逮捕は幅広い弾圧の一環だとして香港当局を批判したうえで、男性の復学を待ち望む考えを強調しました。 香港では、去年予定されていた立法会議員選挙に向けた民主派の予備選挙に関連し、区議会議員や立法会の前議員ら47人が、国家政権の転覆をねらったとして、香港国家安全維持法に違反した罪で起訴され、1日から裁判が始まりました。 被告の1人で、東京大学公共政策大学院に留学中の前立法会議員、区諾軒氏は、香港大学の戴耀廷前准教授らとともに、民主派の予備選挙の実施を呼びかけ、国家政権の転覆をねらったなどとして罪に問われています。 これについて大学院は1日、英語でコメントを発表し「区氏は当局によって行われた幅広い弾圧の一環と