このところ、飲食店内での客による迷惑行為が、SNS上で「炎上」している。 ネットスラングで「バカッター」「客テロ」と称される、これらの事案が立て続けに起き、ネットユーザーの動揺も大きい。ツイッターでは「回転寿司」がトレンド1位になったほか、「スシロー」「資(すけ)さんうどん」「CoCo壱」といった被害店舗の名前も、連日トレンド入りしている。 そんななか、ネット上で頻繁に見られるのが「世代交代」といった言い回し。約10年前に相次いだ、SNSを通した迷惑行為の教訓が、次世代に共有されていないのではーーとの指摘があがっているのだ。 「バカッター」や「世代交代」というキャッチーなワードに、ついニヤリとする人もいるだろう。しかし、ネットメディアの編集者として、10年以上SNSを見てきた筆者は、事態を深刻に受け止めている。迷惑客の行為が社会に与える影響は大きく、場合によっては犯罪にあたる可能性もあり、