タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
宇宙開発とビジネスと民主主義(moderntimes) 宇宙開発と社会との関係を分析。 松浦晋也と鹿野 司の“読書ノート”(裳華房) 裳華房メールマガジンでの書評連載。 日経クロステック著者検索 松浦晋也 日経BPの媒体に書いた2003年以降に書いた技術的記事が読めます。全部ではありません。一部は同社のウェブ媒体リニューアルで消えたままになっています。 日経ビジネス電子版・著者ページ 2015年以降に日経ビジネス電子版に書いた記事は、ここから読むことができます。 介護生活敗戦記 2017年に連載した、認知症を発症した母80歳を自宅介護した記録です。現在連載は、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんが受け継いでいます。ここから著書「母さん、ごめん。」が生まれました。 松浦晋也の「モビリティビジョン」 2008年から2011年にかけて「Wireless Wire」で行った乗り物に関する連
第58回 さようなら、鹿野司さん 『オールザットウルトラ科学』(鹿野司 著、ビジネスアスキー、1990年刊) 『サはサイエンスのサ』(鹿野司 著、早川書房、2010年刊) 『教養』(小松左京・高千穂遙・鹿野司 著、徳間書店、2000年刊) 「歳を取ると避けられないのは友人の死である」と書いていたのは星新一『祖父・小金井良精の記』だったか──2022年10月17日、サイエンス・ライターの鹿野司さんが長年の闘病の末に亡くなられた。享年63歳。 この連載は「松浦晋也の“読書ノート”」「鹿野司の“読書ノート”」という対で構成されているが、その一方を担っていた鹿野司さんだ。鹿野さんの担当分は2016年6月で休載となっていた。 鹿野さんとはじめて会ったのは1999年の秋、宇宙作家クラブ設立の準備会合の時だ。だが、それよりもずっと前に私は鹿野司という人物を知っていた。マンガを通じて知っていた。とり・みき
第44回 ウイルスを巡るリアリティ、知識、偶然、そして人類への信頼 小松左京 著『復活の日』(角川文庫/ハルキ文庫/早川書房) 前回のこの連載のテキストファイルには2019年12月23日というタイムスタンプがついていた。 その時点では、こんなことになるとは思ってもいなかった。新型コロナウイルスCOVID-19によるウイルス性肺炎のパンデミックである。 厚生労働省ホームページを見ると、「中華人民共和国湖北省武漢市における原因不明肺炎の発生について」というアラートが出たのは今年の1月6日だ。その時点で「昨年12月以降、原因となる病原体が特定されていない肺炎の発生が複数報告されています。」と書かれている。 その10日後の1月16日には、「新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について(1例目)」と、日本国内での最初の患者が報告され──そこからは皆さんご存知の通りだ。この原稿を書いている3月
松浦晋也さんが香港情勢に対して純朴な正義感を表明している。中国は悪いことをした。だから衰退するとのことだ。 松浦晋也@ShinyaMatsuura 中国の躍進は、鄧小平が示した「豊かになれる者から豊かになれ」の理念より利益の現実主義から始まった。香港の制圧は、中国政府が一国二制度から得られる利益よりも、ひとつの大中華という理念を優先したことを意味する。これは歴史の転換点になる。今の中国はここから衰退に入ると思う。 https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/1278127795269320704 松浦晋也@ShinyaMatsuura 中国の経済発展は、「軍が自国民を殺す」という天安門事件の原罪を負っている。歴史上、軍が自国民を殺した国は滅んでいる。経済と科学技術で罪を覆い隠し、どこまでも発展していくつもりだろうが、今度の香港の件でまた罪がじわじわと
第55回 阿片頼みだった満洲国の財政 『満洲国の阿片専売 -「わが満蒙の特殊権益」の研究-』(山田豪一 著、汲古書院) 前回、里見甫(1896~1965)と甘粕正彦(1891~1945)という2人の阿片フィクサーが、戦前・戦中の中国大陸において具体的にどのようなルートで阿片ビジネスを行っていたかを、推測を交えつつもある程度解明した。公立図書館の蔵書を読んで付き合わせるだけで、けっこう分かるものだと、私も驚いた。 彼らの阿片ビジネスが紋様だとして、ここで問題になるのは「地」だ。つまり、そもそも20世紀の中国大陸において、阿片という作物・商品はどのような位置付けで、どのように栽培・精製され、流通していたのか。その地に乗っかるかたちで里見も甘粕も、そして関東軍も阿片に関わっていったのだから、地を押さえることで日本が彼の地で行っていた阿片ビジネスの全体像が見えてくるはずである。 そこで見つけたのが
第63回 『安倍三代』と整合する安倍晋三像を求めて 『検証 安倍政権 -保守とリアリズムの政治-』 (アジア・パシフィック・イニシアティブ、文春新書) 最初に。没後1年8か月を経て、歴史的人物として評価する時期が始まったと考えるので、以下「安倍さん」でも「安倍氏」でもなく、安倍晋三と表記する。 前回取り上げた『安倍三代』(青木理 著、朝日新聞出版、2017年)では、安倍寛(あべ・かん、1894~1946)、安倍晋太郎(あべ・しんたろう、1924~1991)、安倍晋三(あべ・しんぞう、1954~2022)という安倍家三代の政治家の肖像を徹底した取材で描き出していた。著者は安倍晋三が、祖父・父と比べて異質であると指摘していた。著者の青木氏が関係者から引き出した安倍晋三像は「要領は良いが、飛び抜けて優秀なわけでも、全くダメなわけでもない。優しいが影は薄い」というものであり、要約すると「信念がない
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く