今年9月と来年1月に京都アニメーション制作のアニメ映画2本の配給を担当する大手映画会社「松竹」(本社・東京都)は18日、担当者らが公開日や被害状況の確認などの対応に追われた。 同社配給作品の広報などを担当するグループ会社「松竹ナビ」の担当者は、「テレビで火災の映像を見て、驚いた。被害や負傷者の状況が甚大で言葉も出ない」と困惑した様子。京都アニメーション制作の作品は、「個人的には作画についても丁寧な印象で、ストーリーを含め、個性的な作品が多い。これからどうなるのか…」と不安をにじませた。 松竹は、今年9月6日公開予定の京都アニメーション制作の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」と、来年1月10日公開予定の「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の配給を担当する。同社アニメ調整室では、公開日が迫っていることもあり、情報収集に奔走。公開時期の延期を含め「現在、状況を確認中」としている。