椎名林檎の初のオールタイムベストアルバム(初収録の新曲2曲も絶品!)、きのこ帝国のボーカリスト・佐藤千亜妃の初のフルアルバム。音楽的なコンセプト、独創的なサウンドアプローチとともに、“歌”の魅力をたっぷりと味わえる5アイテムを紹介します。 椎名林檎『ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~』(初回生産限定盤) “椎名林檎、初のオールタイムベスト”というだけで価値は十分だが、ここでは新曲の2曲にフォーカスを当てたい。まずは本作『ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~』Disc-1の1曲目に収録された「浪漫と算盤 LDN ver.」。「二時間だけのロマンス」(2016年)以来となる宇多田ヒカルとのデュエットソングは、管楽器、弦楽器、打楽器の編曲を村田陽一が手がけ、オーケストラをロンドンフィルハーモニック・オーケストラが担当(!)した、ゴージャズで贅沢なミディアムチューン。ジャズ、クラシック、現代