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植松聖の検索結果1 - 40 件 / 104件

  • 相模原障害者殺傷事件・植松聖被告に接見していて最近気になること(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    相模原障害者殺傷事件の植松聖被告にほぼ毎月接見するようになって間もなく2年になる。主張していることは変わらないのだが、半年ほど前から植松被告の変化で気になっていることがあるので書いておきたい。 5月の連休明けに届いた最近の手紙には「裁判は1月8日の11時に決まりました」と書いてあった。公判日程が2020年1月8日から3月までと決まったことは、この4月からマスコミで一斉に報じられている。4月上旬より裁判での被害者参加制度を利用するかなど被害関係者への説明が始まったことで、マスコミ各社が一斉に知るところとなったのだ。 秋葉原事件の加藤智大死刑囚の公判では被害者の特別傍聴席が設けられ、加藤死刑囚は入退廷時に毎回、そこへ向かって謝罪のお辞儀をしていた。相模原事件でも特別傍聴席が設けられるだろうが、大きく異なるのは19人の犠牲者遺族がいまだに実名を公表しておらず、その席には座らないと思われることだ。

      相模原障害者殺傷事件・植松聖被告に接見していて最近気になること(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    • 相模原事件の植松聖被告に接見するたび、社会が全く対応できていない現実に慄然とする(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      2017年12月7日に相模原障害者殺傷事件の植松聖被告に接見した。彼には8月以降、月に複数回のペースで接見しているのだが、2016年7月26日未明に津久井やまゆり園に侵入して19人もの障害者を殺害したその経緯を詳しく知るにつけ、ますます深刻な気持ちにならざるをえない。それは、彼が2月に衆院議長公邸に犯行を予告する手紙を届けてから犯行に至る数カ月間、精神医療や警察、行政の対応がちぐはぐで、犯行に突っ走る彼にブレーキをかけるようなことが全くできていなかったこと、さらに事件から1年半が過ぎてもなお、この社会があの事件を教訓にして何か対策を講じたということが全くない。厚労省の検証チームの報告を受けて法的整備をしようという改正案が国会に提出はされたのだが、審議未了のまま衆院解散で廃案になってしまった。そもそもこの法改正論議についても報道はあまりなされなかったから、知らない人が多いだろう。植松被告を裁

        相模原事件の植松聖被告に接見するたび、社会が全く対応できていない現実に慄然とする(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • 内部資料が明かす植松聖死刑囚と津久井やまゆり園の支援の実態(創) - Yahoo!ニュース

        私の手元には、津久井やまゆり園を運営する「かながわ共同会」の職員から、極秘に入手した21枚の書類がある。 植松死刑囚が、在職中に書いたヒヤリハット報告書である。「ヒヤリハット」とは、介護や医療分野で広く普及した取り組みで、現場でヒヤリとしたりハッとした事例を記録し、職員どうしで共有するための報告書であり、植松の在職中の仕事ぶりを知る上で重要な記録である。 すでに私は、『文藝春秋』(2021年6月号)に書いた記事の中で、その報告書の存在に触れ、朝日新聞・論壇時評(5月27日)などでも取り上げられ、大きな反響を呼んだ。 今回は、さらに報告書の全貌を明らかにするため、かながわ共同会の元職員であるTさんに21枚のヒヤリハットから浮かび上がる植松像を読み解いてもらう。 Tさんは、植松と直接的な面識はないものの、かながわ共同会の職員として15年以上の勤務歴があり、津久井やまゆり園にも6年間勤務していた

          内部資料が明かす植松聖死刑囚と津久井やまゆり園の支援の実態(創) - Yahoo!ニュース
        • 《相模原45人殺傷事件》‟不要に思える人たちを抹殺したい” 14回の面会で見えた植松聖の‟正体” | 文春オンライン

          2016年7月26日未明に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた大量殺傷事件。入所者19人を殺害、26人に重軽傷を負わせた植松聖(事件当時26)は、同施設に3年以上勤務した元職員だった。植松は犯行動機について「意思疎通のとれない障害者は安楽死させるべきだ」「重度・重複障害者を養うには莫大なお金と時間が奪われる」などの自説を展開し、世間に衝撃を与えた。 著書「こんな夜更けにバナナかよ」など、「障害者との共生」をテーマに取材をつづけるノンフィクションライターの渡辺一史氏は、横浜拘置所に拘留されていた植松と14回にわたって面会。渡辺氏が「週刊文春」2020年1月23日号に寄稿した記事を再公開する(日付、年齢、肩書き等は掲載時のまま)。 (全4回中の1回目。#2,3,4を読む) ◆◆◆ 「休廷します!」「速やかに退室してください!」 1月8日、横浜地裁で2016年に起こった「相模原障

            《相模原45人殺傷事件》‟不要に思える人たちを抹殺したい” 14回の面会で見えた植松聖の‟正体” | 文春オンライン
          • 雨宮処凛氏のハフポスト記事「トランプ氏の暴力的な発言が植松聖死刑囚の何かのタガを外したのは事実だろう」

            ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア @HuffPostJapan 最新ニュース、オピニオンを発信中。ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア。 #多様性 #フェミニズム #SDGs #LGBTQ #グローバル #ウェルビーイング #ビジネス #未来を作る 時代を読み解く視点をお届けします。 ライフスタイルは▶️@HPJPLifestyle huffingtonpost.jp ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア @HuffPostJapan 「トランプを尊敬している」 「すべてがカッコいい」 法廷でトランプ礼賛を続けた植松死刑囚。 障害者19人を殺害した相模原事件がトランプ氏のせいで起きたと言うつもりはない。 だが彼の「暴力的な本音」とも言える発言が、何かのタガを外したのは事実だろう(雨宮処凛) huffp.st/IpCqEH2 2020-11-12 08

              雨宮処凛氏のハフポスト記事「トランプ氏の暴力的な発言が植松聖死刑囚の何かのタガを外したのは事実だろう」
            • 植松聖被告の死刑確定へ 控訴取り下げ 相模原 障害者殺傷事件 | NHKニュース

              相模原市の知的障害者施設で入所者19人を殺害した罪などに問われ、1審で死刑判決を言い渡された元職員の植松聖被告が、弁護士が行った控訴を30日取り下げました。これで植松被告の死刑が確定することになります。 被告の弁護士は1審で「当時、被告には責任能力はなく無罪だ」と主張しましたが、横浜地方裁判所は今月16日、被告の責任能力を認め「19人もの命を奪った結果は、ほかの事例と比較できないほどはなはだしく重大だ」として検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。 被告の弁護士は判決を不服として今月27日に東京高等裁判所に控訴していましたが、裁判所によりますと30日、植松被告本人が控訴を取り下げたということです。 これによって植松被告の死刑は、控訴できる期限を過ぎる31日午前0時に確定することになります。 植松被告が控訴を取り下げたことについて、殺害された19歳の美帆さんの母親は代理人の弁護士を通じて「死刑

                植松聖被告の死刑確定へ 控訴取り下げ 相模原 障害者殺傷事件 | NHKニュース
              • 障害者殺傷事件 植松聖被告に死刑判決 | NHKニュース

                相模原市の知的障害者施設で入所者19人を殺害した罪などに問われた植松聖被告の裁判で、横浜地方裁判所は被告は事件当時責任能力があったと認めたうえで、「19人もの命を奪った結果はほかの事例と比較できないほど重大だ」として検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の元職員、植松聖 被告(30)は平成28年7月、入所者19人を殺害した罪などに問われました。横浜地方裁判所でことし1月から16回にわたって開かれた裁判員裁判では被告の責任能力の有無が争点となりました。

                  障害者殺傷事件 植松聖被告に死刑判決 | NHKニュース
                • 相模原事件の植松聖被告とは、何者か? - ラジオドキュメンタリー『SCRATCH 線を引く人達』(みわよしこ) - 個人 - Yahoo!ニュース

                  2016年7月26日未明、神奈川県相模原市の障害者施設で元職員・植松聖被告が入所者19名を殺害した「相模原事件」は、異常な人間が起こした異常な出来事として、もはや忘れ去られようとしています。 異常な出来事であることは間違いありませんが、背景は「異常な人間」と「異常」だけなのでしょうか? 重度障害児の父である記者・神戸金史さんが、事件から受けた衝撃、植松聖被告と会ってみようとするまでのとまどい、面会して交わした会話、そしてその後の思いの変化を描くラジオドキュメンタリー『SCRATCH 線を引く人達』(TBSラジオ・RKB毎日放送 共同ドキュメンタリー企画)は、事件そのものならず、事件の真の背景である「現代」を生きることそのものを、深く静かに問いかけてきます。 放送されたのは2017年12月29日ですが、2018年1月5日まで radiko.jp で聴けます。 人間の価値を決めるのは誰なのか?

                    相模原事件の植松聖被告とは、何者か? - ラジオドキュメンタリー『SCRATCH 線を引く人達』(みわよしこ) - 個人 - Yahoo!ニュース
                  • 植松聖はヒトラーに影響されたのか? マスコミが報じなかった「これだけのこと」(森 達也) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

                    映画監督・作家の森達也氏が3月19日、死刑判決直後の植松聖と面会した。2016年、入所中の知的障害者19人が殺害されたあの事件の深層とは何か? 「創」編集長・篠田博之氏へのインタビュー後編。 インタビュー前編はこちら: 植松聖の裁判が「死刑にするためのセレモニー」だったと言える理由 弁護人の顔が見えなかった 相模原事件の法廷は、過去に注目された大きな裁判と比べたとき、もうひとつの大きな特徴がある。弁護人の顔が見えないのだ。その名前もいっさいわからない。普通なら判決後に弁護団は記者会見を開くが、今回はそれもなかった。だから「弁護団について教えてください」と僕は篠田に言った。「ぜんぶで何人いるんですか」 「正式な数はわからないです。今回の弁護団はマスコミ取材に応じないし、名前や人数も公表していない。植松に聞いても、弁護団メンバーはそれぞれ一回だけ面会に来たらしいけれど、中心的な二人以外はよく知

                      植松聖はヒトラーに影響されたのか? マスコミが報じなかった「これだけのこと」(森 達也) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
                    • 相模原障害者殺傷事件・植松聖被告が初めて語った事件の核心(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      2017年9月5日、約1年前に津久井やまゆり園で19人もの障害者を殺害した植松聖被告に2度目の面会を行った。この記事は帰社して夕方から書いている。障害者に死を強制した彼が自らの死、つまり死刑になることを覚悟しているのかどうか。今回はそういう話を彼と約30分行った。当然、彼はその覚悟を持って昨年7月26日未明に事件を起こしているのだが、その話の前に、植松被告とこの1カ月ほど、私がどういうやりとりを行ってきたか書いていこう。彼があの日本中を震撼させた事件をどういう思いで引き起こしたのか、今それについてどう考えているのかという核心的な話だ。 本人がそれについて詳細に語るのはもちろんこれが初めてだ。彼は現在、マスコミとの面会は基本的に断っているのだが、私とはこの1カ月以上、かなり頻繁に手紙のやりとりを重ね、面会も行ってきた。手紙も含めたこの1カ月ほどの彼とのやりとりは、9月7日発売の月刊『創』10

                        相模原障害者殺傷事件・植松聖被告が初めて語った事件の核心(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • 真の平等とはなにか? 植松聖と杉田水脈「生産性」発言から考える(綿野 恵太) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

                        今年7月、津久井やまゆり園で発生した障害者殺傷事件から丸2年をむかえたが、植松聖容疑者がいまも犯行を正当化し、「生産性のない人間は生きる価値がない」という主張を繰り返していることが報道された。 また同じ7月には、自民党所属の衆議院議員である杉田水脈が「〔LGBTは〕子供を作らない、つまり『生産性』がない」と発言し、おおきな批判を浴びた(「LGBTの支援の度がすぎる」『新潮45』、8月)。 多くのひとが、「生産性」という言葉からナチスの優生思想とのかかわりを指摘したが、しかし、その指摘は少し的はずれであるように思う。 植松や杉田は安倍政権と同じ地平にある まず「生産性」とは第二次安倍政権になってから、マスメディアに広く登場するようになった言葉ではないか。 くわしくいうと、「生産性」は経済用語のひとつにすぎなかったが、2015年6月に安倍政権が成長戦略として「生産性革命」を打ち出して以来、新聞

                          真の平等とはなにか? 植松聖と杉田水脈「生産性」発言から考える(綿野 恵太) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
                        • 相模原障害者殺傷事件・植松聖被告から届いた手紙(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                          日本中を震撼させた津久井やまゆり園での障害者殺傷事件から7月26日で1年を迎えた。8月7日発売の月刊『創』9月号では「相模原事件後1年」という特集を組んでいるが、その中で植松聖被告の獄中からの手紙を全文公開している。彼はこの間、多くのマスコミの依頼に応じて自分の気持ちを手紙に書いているのだが、新聞・テレビは彼から手紙を受け取ったことは報じているが、詳しい中身を掲載していない。その理由は何よりも、植松被告の主張が昨年、事件を起こした当時と変わっていないからだ。その障害者への差別思想が改めて被害者や遺族を傷つけることへの配慮からだろう。 その姿勢はひとつの見識だ。ただ『創』は独自の判断で、植松被告の手紙をなるべく詳細に取り上げていくことにした。新聞・テレビのように突然茶の間にメッセージが流れてしまうメディアと違って、雑誌の場合は目的意識的に購入するものだし、植松被告が何を語っているかを詳細に明

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                          • 7・26を前に、相模原障害者殺傷事件・植松聖死刑囚が最近、獄中で描いた表現について考える(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                            今年も7・26前後に様々な取り組みが 今年もあの凄惨な相模原障害者殺傷事件が起きた7月26日がもうすぐやってくる。社会的には風化が進み、忘れられつつあるが、障害者支援などに関わってきた人たちにとっては忘れることができない日だ。この事件を一貫して追ってきた月刊『創』(つくる)にとってもやはりこの時期になるとこの事件について考えざるをえない。 7月26日(水)当日は、津久井やまゆり園では、かながわ共同会主催の追悼式が予定されている。式典は10時半から11時40分に行われるが、その前後の時間、9時から10時半と12時半から17時までは鎮魂のモニュメントに献花も行われる。 詳しくは津久井やまゆり園のホームページを参照いただきたい。 https://tsukui.kyoudoukai.jp/news/20230623-1.html 津久井やまゆり園の鎮魂のモニュメント(筆者撮影) また同日、元職員の

                              7・26を前に、相模原障害者殺傷事件・植松聖死刑囚が最近、獄中で描いた表現について考える(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                            • 相模原障害者殺傷事件・植松聖被告の衝撃的な獄中自筆漫画(篠田博之) - 個人 - Yahoo!ニュース

                              相模原障害者殺傷事件・植松聖被告から昨年に続いて青い表紙の獄中ノートが送られてきた。今回のには、彼が描いた漫画が描かれていた。一昨年、障害者19人を殺害したその動機を自分なりに漫画に描こうと考えたようだ。漫画は相当のページ数にわたるのだが、そこから半分くらいのカットを割愛して14ページにまとめ、2月7日発売の月刊『創』3月号に原画のまま掲載した。この記事の冒頭に掲げたのは、その中の1コマだ。 植松被告の青い獄中ノート 彼のイラストについては『創』だけでなく新聞やテレビでも紹介されたが、ストーリー漫画は初めてだ。衝撃的なのはそのことではなく、この漫画を読むと、あの事件及び植松被告についてのイメージがいささか変わる。その意味では、植松被告ないし彼の犯行を理解するには貴重な素材と言えよう。 犯行直後に投稿したツイッター 植松被告は犯行直後にツイッターに「世界が平和になりますように」という投稿を行

                                相模原障害者殺傷事件・植松聖被告の衝撃的な獄中自筆漫画(篠田博之) - 個人 - Yahoo!ニュース
                              • 【相模原殺傷】「障害者470名を抹殺できます」植松聖容疑者、衆院議長に手紙(全文)

                                相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件で、逮捕された植松聖容疑者は2016年2月、大島理森・衆院議長に手紙を渡そうとしていた。 朝日新聞デジタルが捜査関係者の話として伝えた内容によると、2月15日に東京都千代田区の議長公邸を訪ね、土下座して渡すよう頼み込んだという。「障害者は不幸を作ることしかできません」「第三次世界大戦を未然に防ぐ」など、常軌を逸した内容が並ぶが、「作戦」として夜間に職員を縛るなど、今回の犯行を事前に予告した部分もある。 衆議院議長大島理森様 この手紙を手にとって頂き本当にありがとうございます。 私は障害者総勢470名を抹殺することができます。 常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為(ため)と思い、居ても立っても居られずに本日行動に移した次第で

                                  【相模原殺傷】「障害者470名を抹殺できます」植松聖容疑者、衆院議長に手紙(全文)
                                • 相模原事件、植松聖は一体なぜ「小指を噛み切った」のか(森 達也) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

                                  映画監督・作家の森達也氏が3月19日、死刑判決直後の植松聖と面会した。2016年、入所中の知的障害者19人が殺害されたあの事件の深層とは何か。そして、元職員・植松聖とは何者なのか――。 第1回はこちら:相模原障害者殺傷事件とは何だったのか?「普通の人」植松聖との会話 植松聖の儀式 すべては一瞬だった。ふいに刑務官に右手を掴まれた植松聖は、抵抗するような素振りはまったく見せないまま、左手で外したばかりの包帯(のキャップ)を、右手の小指の欠損の上に素早く戻す。それを目視した刑務官は、無言のまま、掴んだ植松の右手を放して椅子に戻る。植松も一言もしゃべらない。透明なアクリル板越しにこの光景を眺めながら、まるで儀式のようだと思う。僕の隣に座る篠田博之(月刊「創」編集長)も、このときはずっと沈黙していた。 あとから篠田に聞いたが、面会中に植松が包帯を外して傷口を見せようとしたことは、これが初めてではな

                                    相模原事件、植松聖は一体なぜ「小指を噛み切った」のか(森 達也) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)
                                  • 「ヒトラーの思想が降りてきた」植松聖容疑者が話していた【相模原事件】

                                    神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件で、植松聖容疑者がナチス・ドイツの思想に影響を受けていたことが明らかになった。植松容疑者が措置入院中だった2月20日、病院の担当者に「ヒトラーの思想が2週間前に降りてきた」と話していたと、NHKニュースなどが報じた。

                                      「ヒトラーの思想が降りてきた」植松聖容疑者が話していた【相模原事件】
                                    • 相模原事件裁判の被告人質問で植松聖被告が語った証言の気になる点(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                      2020年1月24日、横浜地裁で行われている相模原障害者殺傷事件の公判で、ひとつの山場とされる被告人質問が始まった。初公判で2000人近い傍聴希望者が訪れた後、一時は減っていたのだが、再び大勢の傍聴希望者が列を作った。 植松被告本人が初めて公的な場で事件について語るというニュースバリューもあって、テレビ各局の中継車が裁判所前にズラリと並んだのも印象的だった。恐らく昼のニュースで現場から伝えるためなのだろう。 「新日本秩序」に沿って細かい質疑   さて、公判は午前10時半から始まり、何度かの休憩をはさんで午後4時頃まで行われた。異例だったのは、弁護人が植松被告の体調を気遣って、何度も「大丈夫ですか?」と声をかけ、昼の休憩も早めにとることになったり、午後も休憩を増やし、さらには最後にあと1時間くらいと言っていたのを、突然、終わりにしてしまったことだ。弁護人が要求したらしい。 植松被告は緊張して

                                        相模原事件裁判の被告人質問で植松聖被告が語った証言の気になる点(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                      • 「死刑囚表現展」 相模原殺傷・植松聖の作品に若者が行列(NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース

                                        拘置所の中で刑の執行を待つ身である確定死刑囚たちによる絵画や詩歌などを展示する「死刑囚表現展」。死刑廃止を訴える市民団体による主催で毎年開催されており、今年は10月23~25日にかけて東京・松本治一郎記念会館で開かれた。 出品者は23人。上田美由紀(鳥取連続不審死事件、2004~2009年)、風間博子(埼玉愛犬家連続殺人事件、1993年)、加藤智大(秋葉原通り魔事件、2008年)、山田浩二(寝屋川中学生殺害事件、2015年)など、社会を震撼させた重大事件の犯人たちの作品が並ぶ。 この展示会、例年は死刑問題に関わる人や死刑囚たちの支援者など、ごく限られた人たちが集まるものだったのだが、今年は違った。 記者が会場に到着すると、1階エレベーター前には行列が発生し、会場入り口では一時、入場制限まで行なわれていたのだ。 列に並んでいたのは大半が20代~30代ほどの若者たち。彼らの目当ては相模原障害者

                                          「死刑囚表現展」 相模原殺傷・植松聖の作品に若者が行列(NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース
                                        • 戦後の凶悪事件「相模原45人殺傷事件」植松聖被告に死刑判決 - こひー書店(cohii book store)

                                          Twitterより 相模原事件 残酷な事件の一つとして注目されていた、2016年、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者の男女ら45人が殺傷された事件の判決が16日ら横浜地裁でありました。 相模原市の知的障害者施設で入所者19人を殺害した罪などに問われた元職員の植松聖被告(30)に対し、横浜地方裁判所は検察の求刑どおり死刑を言い渡した。裁判長は冒頭で結論にあたる主文を述べず、判決の理由を先に読み上げていた。https://t.co/NB6Al7GYn5— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) 2020年3月16日 殺人などの罪に問われた元職員植松聖被告の裁判員裁判の判決は青沼潔裁判長は被告の責任能力を認めた上で、求刑通り死刑を言い渡されました。 被告の刑事責任能力の有無と程度が裁判の争点となったが、起訴後に被告を精神鑑定した医師は公判で、被告に大麻中毒や人格障害があ

                                            戦後の凶悪事件「相模原45人殺傷事件」植松聖被告に死刑判決 - こひー書店(cohii book store)
                                          • 相模原障害者殺傷事件 検察が死刑求刑 植松聖被告 | NHKニュース

                                            相模原市の知的障害者施設で入所者19人を殺害した罪などに問われている被告に対し、検察は「障害者を1人の人間として尊重する社会の価値観と相いれない犯行で、酌量の余地はない」として死刑を求刑しました。 17日、横浜地方裁判所で開かれた裁判で、検察は「『被告が大麻を使用した影響はなかったか、あったとしても小さかった』などとする鑑定医の意見は公正さや能力に疑いがなく信用性は高い」として、被告には事件当時、責任能力があったと主張しました。 そして「19人の尊い命が奪われた類を見ない犯罪で、施設で平穏に生活していた被害者が突然、命を断ち切られた無念さは察するに余りある。ほとんど抵抗できない被害者を一方的に殺害した卑劣で冷酷無比な犯行だ」と述べました。 そのうえで「『意思疎通ができない障害者は殺したほうがいい』という犯行の動機は障害者を1人の人間として尊重する社会の価値観と相いれず、反人道的で酌量の余地

                                              相模原障害者殺傷事件 検察が死刑求刑 植松聖被告 | NHKニュース
                                            • 「認知症の老人を放っておくから車が暴走して子どもが死んだりする」 相模原19人殺害の植松聖が勤めた「やまゆり園」の‟実態” | 文春オンライン

                                              2016年7月26日未明に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた大量殺傷事件。入所者19人を殺害、26人に重軽傷を負わせた植松聖(事件当時26)は、同施設に3年以上勤務した元職員だった。植松は犯行動機について「意思疎通のとれない障害者は安楽死させるべきだ」「重度・重複障害者を養うには莫大なお金と時間が奪われる」などの自説を展開し、世間に衝撃を与えた。 著書「こんな夜更けにバナナかよ」など、「障害者との共生」をテーマに取材をつづけるノンフィクションライターの渡辺一史氏は、横浜拘置所に拘留されていた植松と14回にわたって面会。渡辺氏が「週刊文春」2020年1月23日号に寄稿した記事を再公開する(日付、年齢、肩書き等は掲載時のまま)。 (全4回中の2回目。#1,3,4を読む) ◆◆◆ 「会話にならない人は心失者」 しかし、植松本人が納得することはなく、「渡辺さんのいうことは単なる揚

                                                「認知症の老人を放っておくから車が暴走して子どもが死んだりする」 相模原19人殺害の植松聖が勤めた「やまゆり園」の‟実態” | 文春オンライン
                                              • 相模原事件・植松聖死刑囚が初出展した「死刑囚表現展」について接見時に本人と話したこと(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                今年は注目されたが故に誤解も気になった 2020年10月23~25日、都内で第16回死刑囚表現展が開催された。今年は、3月末に死刑が確定した相模原障害者殺傷事件の植松聖死刑囚らが初出展したというので、新聞が報道したため、例年になく注目された。 注目されるのは良いことなのだが、その後、死刑囚の作品をこんなふうに展示することは被害者感情に反するのでは、という視点から幾つかの報道がなされている。私は死刑囚表現展には以前から関心を持ってきたが、こういう取り上げられ方をされたのが残念で、それについて書いておこうと思った。月刊『創』(つくる)では昨年もそうだったが、今年も11月7日発売の12月号で、表現展の運営にあたっている太田昌国さんの報告を掲載している。 死刑囚の作品を展示する表現展を、被害者感情から見ていかがなものか、という問題の立て方は、この表現展がどういう経緯で行われ、どんな意図で運営されて

                                                  相模原事件・植松聖死刑囚が初出展した「死刑囚表現展」について接見時に本人と話したこと(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                • 相模原障害者殺傷事件の植松聖被告が宮崎勤死刑囚について言及した手紙(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                  このところ頻繁に相模原障害者殺傷事件の植松聖被告と手紙のやりとりをしている。障害者19人を殺害するというあの凄惨な凶行に彼を突き動かしたものが、精神的疾病によるものなのか、あるいは極端な排外主義というべきある種の思想と考えるべきなのか、つまり彼は病気なのかそうでないのかという関心からだ。 前回アップした記事では、世間の多くの人たちは彼が精神的に崩壊し会話も成立しない人だと思っているかもしれないが、実際にはそうでもないと書いた(下記参照)。 https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20170804-00074151/ 〔獄中の植松聖被告から届いた手紙〕 それは最初に植松被告とやり取りし始めた時の感想なのだが、その後少しずつコミュニケーションを交わしている今でも、彼がどういう人間であるのかは、よくわからない。 最近届いた植松被告からの手紙

                                                    相模原障害者殺傷事件の植松聖被告が宮崎勤死刑囚について言及した手紙(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                  • 相模原事件、植松聖被告の元交際相手女性が証人として法廷で語った衝撃内容(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    相模原事件の裁判が始まってから、ほぼ毎日、横浜に通う日々だ。公判のなかった1月14日は植松聖被告の接見に行ったから、1月8日以降、平日は毎日、横浜に行っていることになる。続いて1月20日以降も毎日、公判が入っている。しかも、いよいよ山場の被告人質問が始まる。 植松被告が事件後初めて、刃をふるった障害者に謝罪する意向であることは、1月14日の接見でわかったが、さてそれを彼はどう語るのか、ぜひ傍聴したいが、またものすごい倍率の抽選になるのだろう。行ってみないと傍聴できるかどうかわからない。ちなみに14日の接見については下記で報告したので未読の方はご覧いただきたい。 https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20200114-00158929/ 翌朝小指は噛みちぎったー相模原事件・植松聖被告が面会室で語った驚くべき話 1月15日の第3回公判で

                                                      相模原事件、植松聖被告の元交際相手女性が証人として法廷で語った衝撃内容(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • 《相模原45人殺傷事件》「こいつしゃべれないじゃん」と入所者に刃物を 植松聖死刑囚の‟リア充”だった学生時代 | 文春オンライン

                                                      2016年7月26日未明に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた大量殺傷事件。入所者19人を殺害、26人に重軽傷を負わせた植松聖(事件当時26)は、同施設に3年以上勤務した元職員だった。植松は犯行動機について「意思疎通のとれない障害者は安楽死させるべきだ」「重度・重複障害者を養うには莫大なお金と時間が奪われる」などの自説を展開し、世間に衝撃を与えた。 著書「こんな夜更けにバナナかよ」など、「障害者との共生」をテーマに取材をつづけるノンフィクションライターの渡辺一史氏は、横浜拘置所に拘留されていた植松と14回にわたって面会。渡辺氏が「週刊文春」2020年4月2日号に寄稿した記事を再公開する(日付、年齢、肩書き等は掲載時のまま)。 (全4回中の4回目。#1,2,3を読む) ◆◆◆ 深夜、やまゆり園に侵入した植松は、職員を結束バンドで拘束した上で、入所者が「しゃべれるか、しゃべれな

                                                        《相模原45人殺傷事件》「こいつしゃべれないじゃん」と入所者に刃物を 植松聖死刑囚の‟リア充”だった学生時代 | 文春オンライン
                                                      • 翌朝小指は噛みちぎったー相模原事件・植松聖被告が面会室で語った驚くべき話(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                        2020年1月14日、横浜拘置支所で相模原障害者殺傷事件の植松聖被告に接見した。連日公判が続いているので植松被告に接見するのは1月末でいい、と当初は思っていたのだが、1月8日の第1回公判で、彼が法廷で右手の小指を噛みちぎろうとして取り押さえられた事件があったので、急遽接見することにした。マスコミには植松被告が法廷で「暴れた」としか報道されておらず、意図が全く伝わっていないので、もう少しきちんと意思の伝え方を考えないとだめだ、とアドバイスするつもりだった。 朝に人身事故があって電車が遅れ、8時半頃、拘置所に着くと、9日に接見予定だったのに断られた新聞とテレビの記者が来ており、一緒に接見した。立ち入った話をするつもりだったので、大手マスコミと一緒というのはどうなのかと一瞬思ったが、9日に約束を守れなかった記者に対して植松被告なりに気を使ったらしい。私が前もって送っておいた電報も祝日が重なって本

                                                          翌朝小指は噛みちぎったー相模原事件・植松聖被告が面会室で語った驚くべき話(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                        • 相模原事件・植松聖被告が犠牲者遺族から賠償請求の民事訴訟を起こされていた(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                          2019年8月1日に横浜拘置支所に相模原障害者殺傷事件の植松聖被告の接見に行った。ものすごく暑い日だった。この拘置所は居房に冷房がないので、面会の冒頭はその暑さ対策の話になった。それは後述することにして、事件に関わる新たな動きを書いておこう。まだマスコミが報じていないので、植松被告が知ったのもごく最近なのかもしれない。 殺害された19人の犠牲者遺族の一人が、植松被告を相手取り、賠償請求の民事訴訟を起こしたというのだ。刑事裁判が来年1月から始まるので、恐らくそちらが優先され、民事訴訟の進行はその後になるのだろうが、遺族からのこういう具体的動きはこれが初めてだと思う。 植松被告が接見の時にそう語ったもので、提訴した側にも裁判所にも確認は取っていないが、話が具体的だし、間違いはないと思う。本人の説明によると、請求額は4400万円。内訳は犠牲者への賠償が3000万円、家族に1000万円、そして残り

                                                            相模原事件・植松聖被告が犠牲者遺族から賠償請求の民事訴訟を起こされていた(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                          • 相模原障害者殺傷事件・植松聖被告が初めて書いた獄中手記(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                            2017年10月3日に相模原障害者殺傷事件の植松聖被告に何度目かの接見をした。ちょうどアメリカで銃乱射事件の起きた直後だったが、植松被告はそのニュースを毎日流れるFM横浜のラジオで聞いたらしい。「恐ろしい事件ですねえ」と言うのだが、植松被告が他人事ふうにそう言うのを聞いて「君の事件も恐ろしいけど」と言うと苦笑していた。 さて10月7日発売の月刊『創』11月号には、植松被告の獄中手記を掲載した。2016年7月26日未明の19人もの死者を出した津久井やまゆり園での事件には、現場の詳細についてまだ明らかになっていないことが多い。全貌は本人しか知りえないのだが、なぜ植松被告があの事件に自らを駆り立てていったかを含めて、可能な限り真実を明らかにしたいと思っている。 今回の手記には事件直後、植松被告が津久井警察署に出頭してからの経緯を書いてもらった。その冒頭部分をここに公開しよう。 植松聖被告が書いた

                                                              相模原障害者殺傷事件・植松聖被告が初めて書いた獄中手記(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                            • 相模原障害者殺傷事件・獄中の植松聖被告から届いた手紙 (1/2)

                                                              平素は株式会社ライブドアのサービスを ご利用いただきありがとうございます。 提言型ニュースサイト「BLOGOS」は、 2022年5月31日をもちまして、 サービスの提供を終了いたしました。 一部のオリジナル記事につきましては、 livedoorニュース内の 「BLOGOSの記事一覧」からご覧いただけます。 長らくご利用いただき、ありがとうございました。 サービス終了に関するお問い合わせは、 下記までお願いいたします。 お問い合わせ ※カテゴリは、「その他のお問い合わせ」を選択して下さい。

                                                                相模原障害者殺傷事件・獄中の植松聖被告から届いた手紙 (1/2)
                                                              • 【相模原殺傷2年】植松聖被告、謝罪なく「人ではないから殺人ではない」 産経新聞との5回の接見で持論 - 産経ニュース

                                                                「知的障害者はいなくなるべきだ」。植松聖被告は、勾留先の横浜拘置支所(横浜市港南区)での産経新聞の接見取材に対し、一方的な主張を繰り返している。被告によると、凶行に及んだ契機は、園で入所者が床などにまき散らした汚物を処理しているときだったという。「彼らが人に迷惑をかける源だと気がついた」と話す。 接見を始める前の昨年7月に届いた手紙では、意思疎通ができないという意味で知的障害者を「心失者」と表現。ふりがなを「シンシツシャ」と振る。そして今年1月の手紙では「新年明けましておめでとうございます」とした上で「本当の日本」と題し、「いつまでも延命する日本、心失者の人権を主張する日本、全て人のせいにする日本」などとつづっている。 相模原殺傷から2年 明かせぬ実名、遺族のジレンマ 障害者への差別…消えぬ不安 接見の最中、犯行当時の状況を尋ねると「寝ていた心失者たちに『おはようございます』などと話しかけ

                                                                  【相模原殺傷2年】植松聖被告、謝罪なく「人ではないから殺人ではない」 産経新聞との5回の接見で持論 - 産経ニュース
                                                                • 【内なる優生思想】「植松聖被告という一人の犯罪者に死刑判決が下された」で済ませていいのか - 氬─アスペの気構え

                                                                  【死刑判決】「植松聖被告は異常者だった」で済ませていいのか 植松聖の万能感はどこから来たのか 「内なる優生思想」を否定できる者はいない 【死刑判決】「植松聖被告は異常者だった」で済ませていいのか 判決の言い渡しは午後1時半に始まり、横浜地方裁判所の青沼潔裁判長は被告に証言台の前に来るように求めたあと「主文は最後に告げることとします。判決理由が長くなるため証言台の前に座ってください」と述べ、冒頭で結論にあたる主文を述べず、判決の理由を先に読み上げました。 障害者殺傷事件 植松聖被告に死刑判決 | NHKニュース 「主文後回し」がTwitterトレンド入りしてから程なくして、あの相模原障害者施設殺傷事件を起こした植松聖被告に死刑判決が言い渡されました。 初耳でしたが、「主文後回し」は死刑判決の確定演出的なものとして有名らしいですね。被告人が動揺する前に判決理由をしっかり伝えるためだとか。 ww

                                                                    【内なる優生思想】「植松聖被告という一人の犯罪者に死刑判決が下された」で済ませていいのか - 氬─アスペの気構え
                                                                  • 渡辺一史さんと植松聖死刑囚、舌戦の記録 - 成年者向けコラム | 障害者ドットコム

                                                                    Photo by Sebastian Pena Lambarri on Unsplash 代表作『こんな夜更けにバナナかよ』で有名なノンフィクションライターの渡辺一史さんは、植松聖死刑囚が起こした相模原障害者施設殺傷事件についても積極的にコメントされていたように思います。ある取材での「普段自分の生産性など気にも留めないのに、なぜ障害者だけが殊更に生産性を問われねばならないのか」という回答は、個人的に福祉界の名言として遺すべきです。 そんな渡辺さんは、裁判前の植松死刑囚と実際に14回も面会していました。舌戦も一度や二度ではありません。今更何か新事実が掘り起こされる訳でもありませんが、渡辺さんが文春オンラインにて4度の連載という形で残した記録を圧縮しながら追っていきましょう。なお、原文は「週刊文春」2020年1月23日号~4月2日号にて掲載されたものとなります。 「不要な人間は消すべきだ」 植

                                                                      渡辺一史さんと植松聖死刑囚、舌戦の記録 - 成年者向けコラム | 障害者ドットコム
                                                                    • 植松聖容疑者の言動 危険ドラッグ常用者の「気付き」に酷似

                                                                      神奈川県相模原市で起きた元介護職員による殺傷事件は、日数が経ち、様々な情報が追加されても、いったいなぜ、このような凄惨な事件を起こすに至ったのか不明なままだ。容疑者の身勝手な言葉から、危険ドラッグが容疑者の言動に及ぼした影響について、『脱法ドラッグの罠』著者のライターの森鷹久氏が考察する。 * * * <植松容疑者から大麻の薬物反応 今年2月の措置入院時> これは神奈川県相模原市の障害者福祉施設で起きた戦後最悪の殺傷事件を報じる際に、朝日新聞がウェブ版に7月26日の午後2時半、つまり事件発生からおよそ12時間後に出した記事の見出しだ。 「違法薬物である大麻を使用していた犯人が、凶行を犯した」 読者の多くがこう感じるであろうが、これは事実でもあり、一方で非常に作為的な記事にも思える。というのも、植松聖容疑者(26)の姿は、危険ドラッグとそれをめぐる人や出来事をずっと追い続けて来た私が繰り返し

                                                                        植松聖容疑者の言動 危険ドラッグ常用者の「気付き」に酷似
                                                                      • 「殺されたのは私だったかも」という政治家。植松聖被告の”死刑判決”の意味

                                                                        Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you.

                                                                          「殺されたのは私だったかも」という政治家。植松聖被告の”死刑判決”の意味
                                                                        • 相模原障害者殺傷事件・植松聖被告の近況と、報道をめぐる議論(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                          植松被告の精神鑑定が異例の延長に 相模原障害者殺傷事件の植松聖被告の精神鑑定が異例の延長という事態に至っている。身柄を立川拘置所に移送して3月から行われていた鑑定は、7月第2週に数日間にわたる都内松沢病院での様々な検査を経て、7月中に終わる予定だった。それが8月に入っても問診が続けられ、延長となっているのだ。最終的にくだすべき診断内容について、精神科医がこれは簡単ではないという判断をしているためのようだ。 2017年に出された第1回の精神鑑定の診断は「自己愛性パーソナリティ障害」だった。第2回の鑑定でも刑事責任能力ありという結論になる可能性は高いのだが、第1回鑑定の「自己愛性パーソナリティ障害」については、精神科医の間でも異論が出ている。 典型的なのは創出版刊の『開けられたパンドラの箱』の中で、精神科医の香山リカさんと松本俊彦さんが語っているやりとりだが、松本さんはその診断についてこう指摘

                                                                            相模原障害者殺傷事件・植松聖被告の近況と、報道をめぐる議論(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                          • 安楽死選んだパラ金メダリスト、見送った両親は今 相模原殺傷の植松聖被告が使う「安楽死」は誤り(47NEWS) - Yahoo!ニュース

                                                                            記者会見で安楽死の手続きについて話した、陸上女子400メートルの銀メダリストのマリーケ・フェルフールト=リオデジャネイロ 「今日、マリーケのアパートの鍵を返すから、最後にお別れに来てもいいよ」。1月31日、マリーケの父ヨスから筆者のもとへ突然連絡が入った。 車いすの元陸上選手マリーケ・フェルフールトさん(享年40歳)。2012年ロンドンパラリンピックで金メダルを獲得、16年のリオでも銀メダルを手にし、ベルギーでは誰でもが知る女性アスリートだ。わたしは17年、彼女の日本旅行を手伝ったことをきっかけに知り合い、以来大切な友人となった。 彼女が宣言通りの安楽死を遂げてから3カ月。ご両親は、マリーケが5年余り自立して住んだアパートを、涙とほこりにまみれながらようやく片付け終えた。車いす生活者用に市が提供するアパートに、マリーケが暮らした形跡はもう何もない。 ベルギーでは02年に合法化され、毎年2千

                                                                              安楽死選んだパラ金メダリスト、見送った両親は今 相模原殺傷の植松聖被告が使う「安楽死」は誤り(47NEWS) - Yahoo!ニュース
                                                                            • 相模原障害者殺傷事件とは何だったのか?「普通の人」植松聖との会話(森 達也) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)

                                                                              ドキュメンタリー映画『A』『A2』でオウム信者の日常を映し、『FAKE』でゴーストライター騒動の佐村河内守の素顔に迫り、『i-新聞記者ドキュメント-』では東京新聞の望月衣塑子記者にカメラを向けた映画監督・作家の森達也氏。3月19日、森氏は死刑判決直後の植松聖と面会した。2016年、入所中の知的障害者19人が殺害されたあの事件の深層とは何か。そして、元職員・植松聖とは何者なのか――。 植松聖との面会 制服を着た刑務官が面会室の扉を開ける。三畳ほどのスペースは中央を透明なアクリル板で区切られていて、こちら側にパイプ椅子が3つ置かれている。月刊「創」の篠田博之編集長が右側の椅子に座り、僕はその左横に座った。 ほぼ同じタイミングでアクリル板の向こう側の扉が開いた。年配の刑務官とともに入室してきた植松聖は、立ち上がりかけた僕に視線を送ると小さく頭を下げた。右手の小指には包帯が厚ぼったく巻かれている。

                                                                                相模原障害者殺傷事件とは何だったのか?「普通の人」植松聖との会話(森 達也) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)
                                                                              • 【画像】障害者45人を殺傷した殺人鬼植松聖の書いた鯉の絵がヤバい : GOD速報

                                                                                今月20日の消印が押された封筒には、3枚の便せんとともに1枚の絵が同封されていた。 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件で、 殺人罪などで起訴された植松聖被告(27)から神奈川新聞社に送られてきた3通目の手紙だ。 滝登りをするコイと、桜の花びらが舞う図柄。 手紙に詳しい説明は記されていないが、まるで入れ墨の下絵のようだ。 よく見ると、コイの目だけが青や赤、黄色で色づけられており、胸びれと背びれが傷付いている。 手紙にはこうあった。 「私は人間性が未熟であり、容姿も歪な為に、人を不快にすることもあるかと思います。 せめて少しでも奇麗な絵を描くことで、私の考えをお伝えする助力になれば幸いです」(原文ママ)

                                                                                  【画像】障害者45人を殺傷した殺人鬼植松聖の書いた鯉の絵がヤバい : GOD速報
                                                                                • 「ヒトラーとは考えが違う」植松聖被告が獄中ノートに綴った本心

                                                                                  「わざわざおいでいただきありがとうございます」。植松聖被告はそう言って、面会室で立ったまま深々と頭を下げた。あの凶悪な事件を起こした犯人と思えないような丁寧な対応をするというのは聞いていた通りだ。 2016年7月26日未明、津久井やまゆり園に侵入して、障害者19人を殺害、多数に重症を負わせた植松被告に接見したのは17年8月22日のことだった。グレーのTシャツを着てさっぱりした印象なのだが、報道されてきたイメージと印象が異なるのは、髪の色が違うからだろう。逮捕後の植松被告については、彼が送検時に車の中で不敵な笑いを浮かべた映像が何度も公開されたが、あの金髪が強い印象を与えているようだ。髪の色が黒くなった植松被告は、ごく普通の若者という感じで、街中に現れても周囲の人は彼だと気づかないだろう。 植松聖被告(フェイスブックより)

                                                                                    「ヒトラーとは考えが違う」植松聖被告が獄中ノートに綴った本心