加藤勝信官房長官は29日の記者会見で、昨年9月の菅内閣の発足以降に、内閣官房報償費(機密費)として支出した額が5億円に上ると明らかにした。このうち、官房長官が自らの判断で使用でき、領収書が不要な「政策推進費」は約3億6千万円だと説明した。 加藤氏は機密費の使途について「使途等を明らかにすることは適当でないとしてきており、説明することは差し控えさせていただきたい」と語り、「国民の不信を招くことがないよう、引き続き、適正な執行を図っていく」とした。
野中広務・元官房長官の暴露で政治評論家をはじめとする言論人にまで渡っていたことが明らかになった官房機密費。ヒステリックなまでに「政治とカネ」を報道する記者クラブがこの件では実におとなしい。 有能な官房長官は内閣を守るために巧みな情報操作を行うのだが、それには情報収集が欠かせない。小渕内閣で官房長官を務めた野中氏の情報収集力は目を見張るものがあった。 官邸詰めに限らず新聞・テレビ・通信社の記者は「夜回り」という取材活動を行う。日中、公の場では聞けない話を夜遅く政治家や当局者の自宅にあがり込んで聞くのである。 政治部記者であれば、与野党の政治家、秘書、官僚の自宅に夜回りをかける。外で飲みながら話を聞き出すこともある。夜回り取材では、どの議員が誰と不倫関係にあるといった類から、政権が倒れるようなスキャンダルまであらゆる話が記者の耳に入ってくる。 記者は夜回り先から社に戻り、キャッチしてきた情報を
平野博文官房長官は23日夜、内閣官房報償費(機密費)に関し、麻生前内閣が衆院選直後の9月1日に2億5千万円を引き出していた問題を念頭に「前政権が行ったことは前政権に聞いてくれというのが人の道だ」と述べ、使途は河村建夫前官房長官が説明すべきだとの考えを重ねて示した。 大阪市での民主党会合で述べた。 同時に「鳩山内閣では国民を裏切らない使い方をする」と強調。使途を公表する可能性については「2010年度の1年間をかけて検証した上で可能かどうか考えたい」と述べるにとどめた。
大阪の市民グループがいわゆる官房機密費の使いみちを明らかにするよう求めた裁判で、2審の大阪高等裁判所は、一定期間の支出の合計などが書かれた文書について「支払いの目的や相手方などが特定や推測されるとは言えない」として1審に続いて公開を命じる判決を言い渡しました。 24日の2審の判決で、大阪高等裁判所の田中敦裁判長は「官房機密費の受領額や支払額などの合計が明らかになるにすぎず、支払いの目的や相手方などが特定や推測されるとは言えない」として1審に続いて、一定期間の支出の合計などが書かれた文書の公開を命じました。 原告の弁護団長の阪口徳雄弁護士は「1審判決と同様、官房機密費の公開が認められ秘密主義に風穴が開いたもので非常に評価している。国は高裁の判決を重く受け止め判決を確定させたうえで、官房機密費の情報公開がどうあるべきか国会で議論すべきだ」と話していました。 一方、内閣官房内閣総務官室は「厳しい
開示された官房機密費関連の文書を手に記者会見する阪口徳雄弁護団長(左)と徳井義幸弁護士=大阪市北区で2018年3月20日午後1時51分、山崎一輝撮影 官房長官が情報収集などに使う内閣官房報償費(官房機密費)を巡り、政府は支出に関する文書を初めて、市民団体「政治資金オンブズマン」に開示した。文書の一部開示を命じた今年1月の最高裁判決を受けた措置で、団体の弁護団が20日、大阪市内で内容を公表した。支出の9割は官房長官が自ら管理し、領収書が不要な「政策推進費」だったことが判明した一方、支払先などは明らかにされなかった。機密費の不透明な運用実態が改めて裏付けられた。 政府が3月16日付で開示したのは、(1)機密費の支出額を月ごとにまとめた「出納管理簿」(2)政策推進費への繰入額や残額を記した「政策推進費受払簿」(3)大まかな使途別に分類した「支払明細書」--の3種類94ページ。団体側が請求したのは
元官房長官・野中広務氏の発言に端を発した官房機密費問題。大手マスコミや政治評論家に、秘かにカネが流れていたことが注目されているが、同時にメディア界全体への不信感が強まっていることが問題だ 相場英雄(あいば・ひでお)氏のプロフィール 1967年新潟県生まれ。1989年時事通信社入社、経済速報メディアの編集に携わったあと、1995年から日銀金融記者クラブで外為、金利、デリバティブ問題などを担当。その後兜記者クラブで外資系金融機関、株式市況を担当。2005年、『デフォルト(債務不履行)』(角川文庫)で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞、作家デビュー。2006年末に同社退社、執筆活動に。著書に『株価操縦』(ダイヤモンド社)、『偽装通貨』(東京書籍)、『誤認 みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎』(双葉社)などのほか、漫画原作『フラグマン』(小学館ビッグコミックオリジナル増刊)連載。ブログ:「相場英雄の
1 内閣官房機密費情報公開訴訟とは 内閣官房機密費(報償費)は,内閣官房長官の政治判断によって支出される経費として,国民の税金から毎年10億円以上が予算に計上され,国庫から月約1億円が継続的に内閣官房長官に支出されてきました。内閣官房長官は毎月約1億円の税金を使途を全く明らかにせず自由に使ってきたのです。 内閣官房機密費は,2002年に日本共産党にもたらされた内部資料によって,初めて世の中で問題視されました。加藤紘一氏が官房長官だった時代の,1991~1992年の14か月間の機密費の一部の使途を記したものでした。これには,党内対策や野党対策の流用,「パーティ券」等の事実上の政治献金としての党略的流用,「長官室手当」,「秘書官室手当」等の私的費用としての流用を疑われる内容が記載されていました。その他,野中広務氏や鈴木宗男氏などがマスコミのインタビューで,機密費が国会対策,選挙対策等で使用され
イスラム国による日本人人質問題で、日本が身代金支払いの要求に応じるのかが注目を集めている。過去には、身代金を支払ったと報じられたケースもあるからだ。 身代金を支払わなければ日本人2人を殺害するというビデオ声明は、安倍晋三首相がイスラエルに滞在していたタイミングに合わせたように行われた。 日本の外交官が意味深なことを述べたと米紙 安倍首相はそこでの会見で、2億ドル(約236億円)はあくまでも難民支援のためだと強調したうえで、「人命を盾に脅迫する許し難いテロ行為」だと強い憤りを示した。しかし、アメリカなどが主張するような「テロリストとは交渉しない」といった強硬な表現は取らなかった。その代わりに、「人命尊重の観点から、対応に万全を期すよう指示した」「国際社会は断固としてテロに屈せず対応していく」と述べた。 人質問題では、アメリカやイギリスは、身代金を支払っていないとされ、人質が殺されるケースも度
鳩山内閣は19日、政権交代が決まった昨年8月の総選挙直後、当時の河村建夫官房長官が引き出した2億5千万円の内閣官房報償費(官房機密費)について、「それまでの支出の態様と異なるものと言わざるを得ない」とする答弁書を閣議決定した。新政権発足前の「駆け込み」で、異様な引き出しだったと示唆している。 鈴木宗男衆院議員(新党大地代表)の質問主意書への回答。官房機密費をめぐっては、平野博文官房長官が国庫からの支出記録を公表し、総選挙2日後の昨年9月1日、河村氏が2億5千万円を請求し、引き出したことが明らかになっている。 鈴木氏は質問で「衆院選後にすべて使い切る形で引き出されていたことを適切だと認識しているのか」と追及。答弁書は「河村氏の判断で執行され、個別具体の判断の適否は現内閣が答える立場にない」としつつも、「それまでの支出の態様とは異なる」と指摘した。2億5千万円の使途には触れていない。
官房機密費を政治評論家に配った――野中広務・元官房長官のこんな発言が波紋を広げている。「政治と金」を厳しく追及してきたはずのマスコミの側に「マスコミと金」の問題が急浮上した形だ。政治部記者の「接待」を機密費で面倒みたと話す、かつて小沢一郎氏(現・民主党幹事長)の懐刀といわれた平野貞夫・元参院議員(74)に話を聞いた。 接待うけた記者がその後出世していった 辞める直前の細川護煕首相(当時)から「お世話になった人たちにお礼をしたいので、機密費の使い方を教えてくれ」と電話が入ったこともある、と話す平野貞夫さん。 ――官房機密費の対マスコミ使用について、直接経験したことを聞かせて下さい。 平野 昭和40(1965)年の終わりから2年間ぐらいの話です。当時、衆院事務局に勤務しており、園田直・衆院副議長の秘書を務めました。園田さんに言われて竹下登・官房副長官のところに報償費(官房機密費)を月々300万
政治 機密費、評論家にも 野中元長官、講演で証言2010年4月28日 野中広務元官房長官は、23日に那覇市内で開かれたフォーラムの基調講演の中で、自身が長官在任中(1998年7月〜99年10月)、先例に従い、複数の評論家に内閣官房報償費(機密費)から数百万円を届けていたことを明らかにした。 野中氏は講演で「言論活動で立派な評論をしている人たちのところに盆暮れ500万円ずつ届けることのむなしさ。秘書に持って行かせるが『ああ、ご苦労』と言って受け取られる」と述べ、機密費からの提供が定期的にあったことを明かした。 野中氏は自民党政権時代に、歴代の官房長官に慣例として引き継がれる帳簿があったことにも触れ「引き継いでいただいた帳簿によって配った」と明言。その上で「テレビで立派なことをおっしゃりながら盆と暮れに官邸からのあいさつを受けている評論家には亡くなった方もいる」と指摘した。一方で機密費の
相場:ボクは東北によく取材に行くのですが、自民党候補の若い政治家のポスターに政治評論家の三宅さんが一緒に写っているんですよ。またそのポスターの数がものすごく多い。 窪田:ボクもそのポスターは見たことがありますよ。 相場:あの感覚って、分からないですよね。 窪田:三宅さんは、勢力的にいろいろな政治家と一緒に写っていますよ。 相場:そして三宅さんと政治家の懇親会があったりする。しかしそれって、ものすごく不自然。 ボクは経済部の記者を長くやっていましたが、「○○企業とはソリが合わない」と思うことはよくありました。記者といっても人間なので、それは仕方がないこと。もちろん先方も「○○新聞の○○記者は嫌い」ということはあるでしょう。しかし三宅さんと政治家の関係は、もはや普通の関係を超えてしまっている。 上杉:官房機密費の問題は、お金の出所が税金であること。しかし新聞やテレビはこの問題について、1文字も
政府は、18日に閣議決定した答弁書で、いわゆる官房機密費について、去年12月に安倍政権が発足してからのおよそ半年間で、およそ6億3000万円が支出されたことを明らかにしました。 これは、共産党の赤嶺政賢衆議院議員が提出した質問主意書に答えたものです。 それによりますと、安倍政権が発足した去年12月26日から今月12日までのおよそ半年間に支出されたいわゆる官房機密費は、6億3021万1000円で、請求の回数は、1月に2回、2月に1回、4月に2回、5月に1回となっています。 一方で、「少なくとも政権交代時には、前の政権の官房機密費の残高を明らかにすべきだ」という質問に対しては、「事実と関係なくさまざまな臆測がなされるなど今後の情報収集などの活動が事実上、困難となり、内閣の政策運営に支障を及ぼすおそれがあり、回答を差し控える」としています。 さらに、官房機密費の透明性を確保する方策については、「
機密費の使途公開を拒否=平野官房長官「わたしを信頼して」 機密費の使途公開を拒否=平野官房長官「わたしを信頼して」 平野博文官房長官は5日午前の記者会見で、官房機密費(内閣官房報償費)の使途について「相手のあることであり、オープンにしていくことは考えていない」と述べ、公開しない考えを示した。民主党は野党時代、機密費の透明性を確保するため「機密費改革法案」を国会に提出した経緯があるが、政権獲得後に対応を転換したことで、整合性が問われそうだ。 平野氏は機密費の運用について「国民から疑念を持たれないよう、担当であるわたしが使途について責任を持って使っていく」と強調。適切な運用をどう担保するのかとの質問に対しては、「わたしを信頼していただきたい」「(可能な部分は)会計検査院のチェックも受けている」などと述べた。 民主党が使途公開を求めていたこととの整合性については、「過去そう言ってきたことは事
外務省から内閣に流れるカネ いきなりで恐縮だが、機密費の話をさせてもらいたい。 読者もご存じのように日本の内閣には官房長官の裁量で自由に使える官房機密費がある。 年間約14億円。うち約2億円は内閣情報調査室に振り分けられるから残り約12億円、ひと月あたり約1億円の金が使途を公表されることなく誰かに渡されている勘定になる。 ただ、これは予算上の数字だ。実際にはそれに加えて、年間約55億円の外務省の「外交機密費」の一部(=約20億円)が上納されているので、官邸の機密費の総額は30億円をゆうに超えるとみられている。 この額の多寡をここで論ずるつもりはない。私が問いたいのは、官邸の経費を外務省が負担するというイレギュラーな仕組みがつくられた理由である。なぜ、正面から官邸の必要経費として予算化されなかったのか。 '01年に発覚した外務省機密費流用事件を追った『外務省激震 ドキュメント機密費』(読売新
(たぶん)報道されなかった日本の闇ニュース[68] (たぶん)報道されなかった日本の闇ニュース[68] (たぶん)報道されなかった日本の闇ニュースとは 【スクープ証言】総理秘書官が手渡しで「年間1200万円」官房機密費からバラまかれる「文化人工作費」を受け取った人々 (たぶん)報道されなかった日本の闇ニュースとは 最近、テレビでニュースをご覧になりましたか? 久しぶりにテレビのニュースを見て驚愕した。 トップニュースがメジャーリーグでの日本人選手の活躍、もしくは芸能人のゴシップだと? どこまで平和ボケすれば気が済むんだ、日本人。 それもこれも本分を忘れたマスコミが、権力に丸め込まれているからに他ならない。 情報の捏造なんかは御茶の子さいさい。 国民の怒りの矛先を、巧みな情報操作で別のところへ向けてしまう。 それ自体がすでに忌忌しき問題ではあるが、それよりもっと問題なのは、そのことにすら気づ
米国、官僚、大資本が支配する日本。その手先として跋扈(ばっこ)する利権政治屋とマスゴミ。この五者を政官業外電悪徳ペンタゴンという。 竹下登元首相が、小沢一郎氏攻撃を主目的として「三宝会」という偏向報道結社を主宰したことが明らかにされている。 TBSがニュース番組のアンカーとして起用した後藤謙次氏は「三宝会」の世話人を務めていた人物である。 小泉政権以降、メディアの偏向が急激に激しさを増した。 テレビ番組が改編され、政権を批判する論客が画面から排除された。 情報統制時代に台頭した人物が多数存在する。情報偏向番組が著しく増加した。 政権交代が実現したいま、メディア浄化を実現しなければならない。事業仕分けが実施されているが、抜け落ちている機関が存在する。NHKである。NHK受信料はNHK設立根拠法に基づく規定によって定められている。 視聴者の資金によってNHKが成り立っているのなら、NHKの運営
麻生内閣の官房長官だった河村建夫衆院議員(67)(自民)が昨年8月の衆院選の2日後、2億5000万円の官房機密費の支出を受けた問題で、大阪市の市民団体「公金の違法な使用をただす会」(小林君夫代表)は18日、河村氏について背任容疑などで東京地検に告発状を提出した。 告発状によると、河村氏は昨年9月1日、官房機密費として通常の月の2・5倍に当たる2億5000万円の支出を受け、目的外の用途に使用し、国に損害を与えたとしている。
大阪地裁で審理中の内閣官房報償費(官房機密費)の使途公開訴訟で、その使い道を知る内閣総務官が機密費を投じた情報収集活動の一端を明かすことが関係者への取材でわかった。機密費をめぐって担当官僚が法廷に立つのは異例。原告側は「機密費への国民の疑念が深まる中、国が一定の説明は避けて通れないと判断したのだろう」とみている。 証言するのは2006年から内閣総務官を務める千代幹也(ちしろ・みきや)氏(57)で、首相官邸に保管される機密費の管理や出納簿作成などを担当している。大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーが機密費の使い道を公開するよう国に求めた訴訟で、地裁が13日に千代氏を証人として法廷に呼ぶことを決めた。 関係者によると、千代氏は事前に地裁に提出した陳述書に基づき、証言の冒頭で機密費の性格と重要性を強調。他国の利害が複雑に絡む問題やテロに関して「生きた情報を得ることが不可欠」とし
平野博文官房長官は3日の記者会見で、鳩山内閣が内閣官房報償費(機密費)を何に使ったのかの記録を、後継内閣には引き継がない考えを明らかにした。鳩山由紀夫首相は透明性を高めるなど機密費のあり方を見直す考えを示していたが、平野氏の方針に従えば、鳩山内閣時代の記録は公開されないことになる。 平野氏は2010年度予算からの支出となる4月以降の支出の記録を引き継ぐかどうかについて、「まだ考えていない。4月から1年かけて(検証作業に取り組むはずだった)という思いは引き継ぐ」と記者会見で語った。また、「どう使うかは次の官房長官が判断すること。こうしなさいと言うべきではない」とも述べた。 鳩山首相は「できるだけ透明性を持つ政治をつくることが大事。その中に機密費もある」として、機密費の支出先や時期、金額の記録を官房長官に義務づけ、一定の期間がたった後に公開する制度づくりを検討してきた。4月から1年かけ、支
平野博文官房長官は10日の衆院内閣委員会で、内閣官房報償費(機密費)について、鳩山内閣が発足した昨年9月から今年2月までの半年間に毎月6千万円、計3億6千万円を国庫から引き出していたことを明らかにした。塩川鉄也氏(共産)の質問に答えた。 国庫から引き出した機密費を実際にいくら使ったかについては明らかにしなかった。毎月、6千万円を引き出した理由については「必要と思ったから」。使途については「相手様のあること。情報の収集、使い道を明らかにすることで、国益を損なうことはあってはならない」と、公開に否定的な考えを示した。 鳩山由紀夫首相は4日の参院予算委員会で、「より一層の透明化を図っていきたい」と述べ、公開に向け基本原則を策定する考えを示したが、10日の平野氏は後ろ向きの姿勢に終始した。
かつて官房長官を務めた元自民党衆院議員の野中広務氏(86)が当時、ジャーナリストの田原総一朗氏(77)に渡そうとした官房機密費の額について、田原氏本人が「1000万円」だったと明かした。そんな大きな額だったのか、と驚きが広がっている。 野中氏が2010年、自身が官房長官(1998年7月~99年10月)だったときなどの政治評論家らへの機密費配りについて証言した際、受け取りを拒否した人物として田原氏の名前だけを挙げたことは、比較的広く知られている。その後田原氏は、野中氏との機密費をめぐるやりとりを対談で明かしているが、金額には触れていなかった。 会見会場から「うぉ!」 田原氏が「1000万円」と金額を明かしたのは、2012年1月26日にあった自由報道協会主催の会見だ。 「フリー編集者」の男性が、「田原さんに機密費を渡そうとしたが断られた、と野中さんが証言した」ことに触れ、「上杉(隆・現自由報道
@asahinewstar ≪変更≫本日の「ニュースの深層」内容が変更となりました。テーマ『“ジャーナリズムと金”官房機密費を巡る疑惑』 ゲストは元参議院議員の平野貞夫氏です。 #shinso 2010-05-18 15:56:34 @michio_now RT @asahinewstar: ≪変更≫本日の「ニュースの深層」内容が変更となりました。テーマ『“ジャーナリズムと金”官房機密費を巡る疑惑』 ゲストは元参議院議員の平野貞夫氏です。 #shinso 2010-05-18 15:57:30 Tohsei M I. IBS @momoao あれれ、普天間問題じゃなかったっけ。出演できなかった?ポスト販促w? QT @asahinewstar: ≪変更≫本日の「ニュースの深層」内容が変更となりました。テーマ『“ジャーナリズムと金”官房機密費を巡る疑惑』 ゲストは元参議院議員の平野貞夫氏です
政府は27日の閣議で、菅直人内閣が平成22年6月8日から23年9月2日までの間、内閣官房機密費として総額15億3千万円を官房長官に支出したとする答弁書を決定した。 菅内閣から野田佳彦内閣に引き継がれた機密費の残高は「内閣官房機密費の性格上、お答えを差し控えたい」と説明。機密費の情報開示については「官房長官が使途などを検証することとしており、透明性の確保を図る方策はその中で検討する」とした。 新党大地の浅野貴博衆院議員と共産党の塩川鉄也衆院議員の質問主意書に答えた。
官房機密費の一部開示対象となった官房長官経験者3人、左から在任当時の安倍晋三氏、河村建夫氏、菅義偉氏と首相官邸のコラージュ これまで全面非開示だった内閣官房報償費(機密費)の支出関連文書が二十日、初めて公開された。A4用紙九十四枚の開示文書に並んだ数字を追って垣間見えるのは、領収書不要の資金を一カ月当たり計一億円前後使っては補充する様子だ。安倍晋三首相は小泉内閣での官房長官在任時、毎月数千万円単位を複数回にわたって出し入れ。弁護団は「どんぶり勘定で使っていた様子がうかがえる」と疑念の目を向けた。 「適正にやっていました。法に従って」。感想を聞かれて答えたのは開示対象の一人、河村建夫元官房長官だ。二〇〇九年九月、自民党から民主党(当時)へ政権交代する直前の麻生内閣で二億五千万円の支出があったのは知られていたが、今回の開示文書にも明記。同九月八日に五回にわたり五千万円ずつを国庫から入金し、同十
小渕内閣で官房長官を務めた野中広務・元自民党幹事長は1日、読売新聞の取材に応じ、官房機密費(内閣官房報償費)について、「私が官房長官当時、毎月5000万円、最高で7000万円程度使っていた」と証言した。 使途に関しては「首相に月1000万円、国会で野党対策にあたる自民党の国会対策委員長と参院幹事長にそれぞれ月500万円を配った」と述べた。官房機密費の具体的使途を官房長官経験者が公表するのは異例だ。 野中氏は「前任の官房長官の秘書官から渡された引き継ぎノートに基づき、評論家や与野党の国会議員に機密費を配った」と説明。「評論家の元議員が、当時の小渕首相に『家を建てたから3000万円ほしい』と求めてきたり、野党の元議員から『北朝鮮に行くから』と機密費を要求されたりしたこともあった」と振り返った。 使途を明かした動機については、「私も年(84歳)で先がない。政権も代わったので悪弊を断ち切ってもらっ
政治評論家に数百万円を現金で盆暮に配った、新築祝いに3000万円要求してきた評論家がいた――。野中広務元官房長官の爆弾発言以来、官房機密費とメディア問題がくすぶり続けている。番組はこの件を小さな国会の「証人喚問」で取り上げるにあたり、「政治評論家など」に出演を依頼したという。 しかし、レスポンスは芳しくなく、十数人に断られたうだ。ある大物評論家は「機密費問題には興味がない!」と言い、ある大物ジャーナリストは「その内容では出演しない!」 そのほか、「その話は無理!」「お歳暮お中元はもらったが、その出所などは知らない!」などの返答も。スケジュールの都合で断られたケースも含まれるという。 定かでない配布リストやメモの信憑性 スタジオでは「ショックだな~」(ふかわりょう)など、「出演拒否」にオドロキと疑いの声があがった。ちなみに、番組レギュラー格で今回未出演だった評論家系には、「政治コメンテーター
今も昔も厚いベールに包まれ、闇ガネなどと言われることの多い機密費。そのなかで、奇跡的に残されていた外交機密費史料があった! 満州事変から日中戦争前夜までの領収書や、在中国公館と外務省本省のあいだの往復電報などは、何を語るのか。『機密費外交――なぜ日中戦争は避けられなかったのか』(講談社現代新書)の刊行を記念して、著者の井上寿一氏が機密費の実像に迫る。 人質救出のための領収書 シリアで武装勢力に拘束されていたフリーのジャーナリストの安田純平氏が解放され、10月25日に帰国した。なぜ解放されたのか。カタール政府が身代金を払ったからだ、日本政府はその身代金相当額をカタール政府に機密費で支払った、といった噂が絶えない。 官房機密費(内閣官房報償費)は使途の公表や領収書を提出する義務がない。外交機密費も同様である。身代金を機密費から支払ったとしても、それを客観的に証明することはむずかしい。真相は闇の
機密費 民主政権も12億円余 5月10日 14時10分 政府は、昨年度1年間に支出された官房機密費の総額について、自民党政権時代とほぼ同じ12億3000万円に上ることを明らかにしました。 政府は10日の閣議で、共産党の塩川鉄也衆議院議員が提出した、官房機密費の使いみちをただす質問主意書に対する答弁書を決定しました。それによりますと、昨年度支出された官房機密費は、去年4月に2億円、5月からことし2月までは毎月1億円、3月は3000万円で、年間の支出額は、総額で12億3000万円でした。支出された機密費の大半は使用され、使われなかった91万円余りは、国庫に返納されたということです。また、官房機密費の具体的な使いみちについて、答弁書は「答えを差し控えるが、枝野官房長官が責任を持って、効果的に執行している」としています。官房機密費を巡っては、自民党政権時代の平成16年度以降は、毎年度およそ12億円
使途を公表せずに済む「官房機密費」(内閣官房報償費)を、鳩山内閣誕生後、平野官房長官が、すでに2回にわたって6000万円ずつ内閣府に請求し、計1億2000万円を小切手で受け取っていたことが18日わかった。 民主党は野党時代、機密費の使途の公表を求めていたが、平野官房長官は就任直後、機密費の存在を認めないかのような発言をするなど、公表を巡って、わかりにくい発言を続けている。鳩山内閣が最終的にどのような結論を示すのかは、まだ見えない。 ◆2枚の請求書◆ 政権交代後、官房機密費を管理する内閣府会計課長の手元に、平野官房長官名の請求書が届けられた。日付は9月24日と10月14日で、請求額はいずれも6000万円。請求通りの金額の小切手が官房長官側に振り出された。 「そんなのあるんですか。全く承知していません」 平野官房長官は就任翌日の9月17日の記者会見で、機密費の扱いを問われてそう発言を
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "外務省機密費流用事件" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2022年11月) 外務省機密費流用事件(がいむしょうきみつひりゅうようじけん)とは2001年に発覚した事件。 概要[編集] 松尾克俊は1993年10月10日から1999年8月16日まで外務省の要人外国訪問支援室長に在任し、46回の首相外遊を担当。9億8800万円にのぼる官房機密費を受領していた。このうち約7億円が詐取。そこから競走馬(大井所属)14頭、サンデーサイレンスの種付け権、ゴルフ会員権、高級マンション、女性への現金に浪費していた。 2001年に機密費流用問題が
【台北=長谷川周人】台湾の台北地方法院(地裁)は12日午前7時(日本時間同8時)過ぎ、総統府機密費横領やマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで、最高検察署(最高検)に身柄を拘束された陳水扁前総統(57)を逮捕、拘留する判断を下した。 総統経験者の逮捕者は史上初で、陳氏は地裁から護送車に乗せられ、台北郊外の拘置所に収監される。 陳氏は連行時に警官から暴行を受けたと主張し、病院での検査を求めた。検察側は「事実と符合しない」と反論したが、地裁は台湾大学医学部病院での診察を許可。 検査の結果、尋問続開は可能と判断し、12日午前5時半(日本時間同6時半)から担当裁判官3人による評決に入り、2人が賛成票を投じて、最高検に対して陳氏の逮捕、拘留を認めた。
官房機密費──首相官邸が使途を明かさず使う年間10数億円ものカネの行方をめぐっては何度も追及キャンペーンが行なわれた。そこで常に立ちはだかるのは、「受け取った側は絶対に明かさない」という不文律だった。 しかし、ついにそのブラックボックスの中身が、当事者の口から明かされた。政府がこの20年間、最大の懸案としてきた沖縄の基地移転問題、それこそが機密費の投入先だったのだ。証言したのは当時の沖縄県知事。いまに続く政府と沖縄の「禁断の関係」について、12月21日発売の週刊ポスト(2016年1月1・8日号)誌上で、ノンフィクション作家の森功氏が明らかにしている。 森氏は地域振興策に名を借りた沖縄に対する飴とムチ政策について、大田昌秀・元沖縄県知事(90)に尋ねた。大田氏は普天間返還の日米合意の当事者であり、橋本龍太郎政権時代に政府とやり取りをしていたが、そんな同氏から驚くべき話が飛び出した。 「沖縄で
官房機密費を使って政治評論家へカネを渡した――そんな野中広務・元官房長官の証言が波紋を広げている。機密費公開の是非を巡る議論へも影響を与えそうだ。評論家だけでなく大手マスコミ関係者へのカネの流れについても追及しているジャーナリストの上杉隆さんに聞いた。 受け取るのが永田町の常識、拒否は非常識 ――「機密費からマスコミへ回ったカネ」の問題で、上杉さんは、官邸秘書経験者ら数十人の官邸関係者へ取材したそうですが、浮き彫りになった実態はどのようなものですか。 上杉 例えば、記者クラブの各メディアから計10人ほどが参加する不定期の編集委員懇談会で、帰りに菓子などを渡す際「お車代」も入れ、「かつてはひとり50万円が(お車代の)相場だった」という証言もありました。盆暮れに番記者を1人ずつ呼び出し、個室で平均30万円ぐらいずつ配る、と話す人もいました。 ――マスコミ側は受け取りを認めたのでしょうか。 上杉
平野博文官房長官は9日の記者会見で、官房機密費(官房報償費)の金額と使途について一定期間検証した上で公表する可能性を示唆した。平野氏は、前政権を踏襲し鳩山内閣でも公表しない考えを示していたが、閣内で公表を求める声が出たことも踏まえ柔軟姿勢に転じた。 平野氏は「政権が代わってまだ50日というなかで、本当にこの報償費を国民に出すことがいいのかどうか、自分なりにしっかり検証したい」と述べたうえで、「(公表を求める)声があることも踏まえて、受け止め、今後の対応を考えたい」と述べた。 平野氏は5日には「少なくとも相手様のあることでもあるから、オープンにしていくということについては考えているわけではない」と明言し、鳩山由紀夫首相も同日、「すべてをオープンにするべき筋合いのものとは必ずしも思っていない」としていた。これに対し福島瑞穂消費者担当相が7日のテレビ番組で「何らかの形で透明性を高めた方がいい
菅首相が官房機密費のうち87億円を領収証なしで支出! 総裁選出馬表明前日には9000万円を自分が自由に使える金に振り分け 昨日4日、1都3県を対象に緊急事態宣言発令の検討に入ると表明した菅義偉首相。しかし、決断が遅きに失したうえ、その会見で、休業の補償や増加している生活困窮者への支援策に言及することは一切なかった。 批判の声があがったことを意識してか、そのあと、生出演した『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジ)で時短協力金の増額の検討を口にしたが、それ以外はなし。緊急事態宣言をここまで渋ってきたのもそうだが、この首相、とにかく国民に出す金を最低限にしたいということしか考えていないのだ。 非常時にこのドケチぶりは目に余るが、一方、菅首相自身は信じられないようなめちゃくちゃな税金の使い方をしていたことがわかった。 というのも、菅首相が第二次安倍政権下で官房長官を務めてきた約7年8カ月
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