新宿・歌舞伎町の「シネシティ広場」、通称「トー横」地区。行き場のない子ども・若者たちがどこからともなく集まって来るようになり、今や全国的に有名なエリアとなった。学校でのいじめ、父親からの壮絶な虐待を逃れ、トー横に流れ着いた21歳のミユ(仮名)。彼女が苦しさから逃れるために手を出したのは、市販薬の大量摂取だった。 【写真】警視庁23歳の美人巡査がヤクザに惚れてすべてを失うまで 『父親の乱暴から逃れるために、気づかれないよう「そっと自分の部屋へ」…21歳女性の「深刻すぎる告白」』より続けてジャーナリストの渋井哲也氏がレポートする。 著者が「トー横」で出会ったミユ(仮名・21歳)。彼女は幼少期から父親の暴力にさらされながら育ち、小中学校でもいじめに遭っていた。 大阪府出身の彼女は各地の“界隈”と呼ばれる、学校や家庭に居場所のない若者たちが集まる場所に出入りしていた。推しアーテイストのライブで上京