【この記事のポイント】・EVは電池を積むほど性能も重さも増す・タイヤ摩耗で生じる粒子状物質は3割増・粉じんのリスク抑制へ各国で規制議論車が重くなっている。世界で普及する電気自動車(EV)はバッテリーの重さと性能が比例する。ガソリン車に比べるとタイヤが摩耗しやすくなり、粉じんのもとになる粒子状物質が3割増えるとの試算がある。排ガスを抑えたはずのエコカーが環境の重荷となる皮肉な構図が浮かぶ。乗用車
NASAは12日、去年、2023年の世界の平均気温が観測記録の残っている1880年以降、最も高かったという分析結果を発表しました。基準としている1951年から1980年までの平均気温と比べると、およそ1.2度、高く、19世紀後半と比べても、およそ1.4度、高かったということです。 NASAによりますと、去年は、6月から12月までのそれぞれが、過去の同じ月と比べて最も暑くなり、特に7月は観測史上、最も暑い月になったということです。 NASAはこうした記録的な暑さは化石燃料の使用で排出される温室効果ガスが一因と見ていて、各地で熱波や集中豪雨、洪水などを引き起こしているとしています。 また、ことしの気温については、海水温が高くなる「エルニーニョ現象」の影響が2月から4月にかけて最も大きく現れると予測しているほか、NOAA=アメリカ海洋気象局もことしは3分の1の確率で去年よりも暑くなると予想してい
バイオマス発電といえば、コストが高いので、これまでは政府の定めた再生可能エネルギー全量買い取り制度によって推進されてきた。だがここにきて、コストが低く、政府による支援がなくても発電事業ができるのではないか、という技術が登場しつつある。 ソルガムを用いた発電だ。ソルガムは日本名では「高粱」と書いて「たかきび」ないし「こうりゃん」と呼ぶ。サトウキビに似た丈の高い草で、茎は甘く、イネのような穂をつけ、その実は食用になる。穀物として世界中で栽培されており、中国の蒸留酒白酒(バイチュウ)の原料にもなっている。そのソルガムを用いて発電するのだが、ここ数年で重要な技術進歩があった。 (杉山大志:キヤノングローバル戦略研究所研究主幹) 日本には膨大な品種改良技術の蓄積がある これまでのバイオマス発電は、木材のチップや農業廃棄物などを燃料にしていた。だが、石炭などの化石燃料に比べて、いくつか問題があった。大
2023年は観測史上まれに見る猛暑が続いていることが報じられており、2023年7月は「1880年以降で最も暑い月」だったと認定されているほか、2023年9月も観測史上最も暑い9月だったことが報じられています。新たに、欧州連合(EU)の気象情報機関であるコペルニクス気候変動サービスが、「2023年が観測史上最も暑い年になるのはほぼ確実」だと訴えました。 Copernicus: October 2023 - Exceptional temperature anomalies; 2023 virtually certain to be warmest year on record | Copernicus https://climate.copernicus.eu/copernicus-october-2023-exceptional-temperature-anomalies-2023-vir
IPCC報告書は何を伝えているか三月二〇日に国連「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)第六次評価報告書の統合報告書が公表されました。その内容は各所で詳しく紹介されているので繰り返しませんが、僕なりに乱暴にまとめると、そこから読み取れるのはだいたいこんなことです。 世界の脱炭素化への転換と気候変動適応は、人類にとって、やらないと酷いことになるだけでなく、早くやった方が絶対に良い。なぜなら、気候変動の影響が抑えられるだけでなく、健康等にもプラスだし、うまくやれば社会をより公正にできる。そのために必要な資金も、技術の大部分も、人類は既に持っている。そして、今すぐ急激に舵を切らないと、そのような良い状態は実現不可能になってしまう。 ここまでを聞くと、そんな「やり得」な話には当然乗るべきで、このチャンスを見逃すような判断はおよそ合理的な気がしないわけです。しかし、報告書のメッセージには続きがあ
2022年のノーベル物理学賞受賞者、「気候緊急事態」の物語を「科学の危険な腐敗」と非難 Nobel Physics Laureate 2022 Slams ‘Climate Emergency’ Narrative as “Dangerous Corruption of Science”https://t.co/ZclVAwf11U — Wittgenstein (@backtolife_2023) July 14, 2023
自宅の周囲まで来た高潮を見渡す住民のラプマ・トゥキオさん(67)。トゥキオさんがこの村に来て約20年。そのうち12、13年は、この海沿いの家で暮らしている。2022年7月、ベニバツロア村で撮影 ここはフィジーのセルア島。民家のリビングルームの脇にはボートがつながれている。満潮時には海水が防波堤を乗り越え、村に流れ込むからだ。場所によっては家々のあいだに厚い木の板を渡してある。庭が海水に浸ってしまったときの応急の通路だ。 村の長老たちは、歴代の族長たちが埋葬されている祖先伝来の土地で人生を終えるものと、当たり前のように信じていた。 だが、太平洋の海面上昇に適応する策はもはや尽きつつある。80人の住民は、村ごと移転するか否か、辛い決断を迫られている。 セミシ・マダナワさん(38)には、遊びざかりの子どもが3人いる。洪水や浸食、異常気象のリスクを考えれば、次世代の未来を保証するには村ごとフィジー
「ヨーロッパで最も深い」とされるフィンランド・ピハヤルヴィの卑金属鉱山「ピハサルミ鉱山」で、その深さを生かして坑道内でエネルギーを貯蓄する計画が進められていることがわかりました。 Europe’s deepest mine to become gravity battery for storing renewable energy | The Independent https://www.independent.co.uk/tech/gravity-battery-mine-renewable-energy-b2492087.html ピハサルミ鉱山はかつて亜鉛や銅の採掘が行われていましたが、2024年時点では閉山され鉱山としての役目を終えています。内部の深さは1444メートルにおよぶ非常に深い鉱山で、その深さを生かし、位置エネルギーを利用した蓄電システムが配備されようとしています。 位
まるでテスラの墓場。シカゴ寒すぎて充電ステーションが凍る2024.01.18 08:00146,864 satomi 「昨日からだから、もう17時間待ってますね」(Teslaオーナー) 週末から北極嵐で氷点下20~30℃まで冷えこんだシカゴでTesla(テスラ)の急速充電ステーションが凍てつき、電池切れで動けなくなったTesla車が長い行列になっています。 付近の駐車場には、待っているうちに暖房なんかでバッテリーが死んで動けなくなった車がずらり。雪がわびしく降り積もっていて、「充電ステーションが車の墓場と化している」とFoxニュース。 「充電が止まってるステーションがあるし、動いてても40分の充電に2時間かかる」のだそうな。「残量ゼロ。今朝は3時間、昨日も8時間ここにいたのに…」とTeslaオーナーたちは疲労困ぱいです。 しょうがなくTeslaを手で押す人もいれば、レッカー車呼んで最寄りの
5歳から22歳までの16人が原告となり、化石燃料を採掘するアメリカ・モンタナ州の事業は未来ある若者の権利を侵害しているとして州政府を提訴した裁判で、裁判所が2023年8月14日に原告の訴えを認める判決を下しました。 Montana — Our Children's Trust https://www.ourchildrenstrust.org/montana Judge rules in favor of youths in landmark Montana climate trial - The Washington Post https://www.washingtonpost.com/climate-environment/2023/08/14/youths-win-montana-climate-trial/ Montana climate trial: Judge sides w
アメシスト、水晶、シトリンなどの「天然石(クリスタル)」はヒーリング効果のあるパワーストーンといった売り文句で販売されているが、これらを産出する鉱山は環境を破壊し、非人道的な労働環境で操業している可能性がある。(PHOTOGRAPH BY IRINA MARWAN, GETTY IMAGES) マルティナ・グッドフレンド氏は「天然石(クリスタル)」の採掘で生計を立てるのが難しいことを知っていた。それでも、鉱物が豊富なナミビアのエロンゴ州を訪れ、スモーキークオーツ、フローライト(蛍石)、ハイアライトオパールなどの天然石約115キロを1万ドル強(約150万円)で購入したとき、鉱山の経営者と従業員の賃金2年分に相当すると知って衝撃を受けた。 カナダのアルバータ州を拠点に、Etsy(手芸品や古物などの販売・出品サイト)の「スピリットネクタージェムズ」という店で天然石を販売しているグッドフレンド氏は
今から約5年前、「サステナビリティー(持続可能性)」にウォール街がにわかに熱中し始めた際、ボストン大学のアンディ・キング教授(経営戦略)は、その様子を懸念を持って見ていた。 ハーバード大学やロンドン・ビジネス・スクールなどの学者たちは、人や地球のために良いことは、企業の利益にもつながるとする研究結果を多数発表していた。それらの論文は米上院での証言で引用されたり、企業の気候関連規則を作る規制当局に言及されたり、数十億ドル規模のファンドを売り込むウォール街の企業に引き合いに出されたりしてきた。 キング教授は、そうした研究の結論に疑問を呈した。同氏は、数十年にわたって環境への害を減らすことで企業が利益を上げられるかを分析し、ボトムラインに影響を与えるには財務的な利益が小さ過ぎる場合が多いことを発見していた。 最新の研究を調べ、複雑な数式を精査し、何万ものデータポイントを解析した結果、キング氏に言
みなさんは日々どんなお布団で寝ていますか? 健康において何よりも大事な睡眠。どんな人でも睡眠はとるし、そのために布団は欠かせません。 一口に「布団」と言っても素材やサイズ、厚みや硬さなど、それぞれに十人十色の好みがありますよね。また季節ごとに寝具を買い足したり、使い込んだものを新品に買い換えるものでもあります。 では、役目を終えた寝具はどうなるかご存知でしょうか? 自治体によっても扱いは異なりますが、多くは粗大ゴミとして廃棄されている現状があります。多くの場合、寝具はリサイクル可能な資源として認識されていません。つまり、私たちが快適に眠り続けるために、廃棄される寝具も多くあるということ。ある調査では、一年で廃棄される量はおよそ一億枚にも及ぶそうです。 そんな中、どんな寝具でも回収してくれ、再生素材に変えてしまうサービスがあります。今回ご紹介するサービス「susteb(サステブ)」では、これ
東京都の約2倍の大きさで、37年間にわたって南極の海底に接地していた世界最大の氷山の一つである「A23a」が、2023年11月頃から移動していることが報告されています。 World’s biggest iceberg moving beyond Antarctic waters | Antarctica | The Guardian https://www.theguardian.com/world/2023/nov/27/worlds-biggest-iceberg-moving-beyond-antarctic-waters World's largest iceberg breaks free, heads toward Southern Ocean | Reuters https://www.reuters.com/business/environment/worlds-large
ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 世界気象機関(WMO)は1月12日、2023年の地球の年間平均気温は産業革命以前の水準より1.5℃高く、観測史上最も暖かい年だったと発表しました。 1.5℃の上昇と言われても、われわれの感覚的にはさほど大きな変化ではないように思えます。しかし、米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された新たな研究では、気候が温暖化し続けることで、木々が「呼吸困難」に陥りつつあるとし、樹木がもはや人類の二酸化炭素(CO2)排出量を相殺するための解決策として役に立たなくなる可能性があることが報告されています。 この研究の筆頭著者で、ペンシルバニア州立大学地球科学助教授であるマックス・ロイド氏は「温暖でより乾燥した気候の木々は、
2023年7月、岐阜県郡上市の「ため池」で特定外来生物の「コクチバス」を一斉に捕獲した。生態系を脅かす「特定外来生物」は全国で見つかっていて、名古屋市では、2021年に名東区の猪高緑地で「池干し」をした。また、2022年には千種区の東山新池で、県の条例で「在来種を圧迫する存在」とされている「スイレン」を抜く活動が行われた。時が経ち、その場所はどうなっているのか、その後を追った。 名産アユの生態系脅かす「コクチバス」が大量に捕獲 この記事の画像(19枚) 岐阜県郡上市では2023年7月27日、長良川につながる「ため池」で、北米が原産の特定外来生物「コクチバス」の駆除活動が行われた。 コクチバスは肉食で、岐阜の名産・アユを捕食し、生態系を脅かす恐れがある。この日は76匹が捕獲された。 密放流されたとみられていて、地元漁協の組合長は「環境テロ」だと憤っている。 名古屋城の堀に現れたことも…特定外
東京の猛暑が一段落したのも束の間だった。昨日(9/4)、連続熱帯夜の記録が過去最長の32日で止まったが昨夜はまた熱帯夜だった。 東京の気温の測定地点が2014年に変わり、それ以前よりも1度くらい気温になる地点で測られるようになったことを覚えておられる方はどれくらいいるだろうか。この不連続性があるため、年毎の東京の気温変化や真夏日・猛暑日・熱帯夜の移動平均値を示すグラフは2013年までで線が切れていることが多い。このように、以前より気温が低く出るはずであるにもかかわらず過去最長の連続熱帯夜だったのだ。 そもそも熱帯夜や(猛暑日ではなく)真夏日の連続記録などテレビのニュースはもう何も言わなくなった。昨日は連続熱帯夜の記録こそ途切れたものの連続真夏日は継続し、連続61日になった。 もちろん今年の日本が特に暑い夏で、来年は今年ほど暑くはならないかもしれない。しかし問題は地球全体の平均気温が上がり続
2023年9月末に発売となったファインウーブンケースですが、使用し始めて5カ月以上に突入する人が出てくる中で、その耐久性に疑問の声が上がっています。ユーザーたちは自分のケースの現状を共有していますが、ひどいものもあります。 やっぱりファインウーブンはだめだったのか Apple Vision Proで禁止されている料理をあえて行うなど、批評眼のあるレビューで知られるThe Wall Street Journalのジョアンナ・スターン氏は、自身のiPhone15 Pro Maxファインウーブンケースの画像を共有し、「端がはがれ、傷がつき、腐ったバナナのように茶色くなっている」とコメントしています。 返信であるユーザーは「自分のはもっとひどい」とケース画像を投稿していますが、確かにボロボロになってしまっています。 著名ブロガーのジョン・グルーバー氏が行った投票でも、過去数カ月ファインウーブンケー
Amazonは二酸化炭素排出量を削減するために電気自動車(EV)およびEV充電器の導入を進めています。Amazonはわずか2年間で1万7000台以上のEV充電器を導入しているのですが、この迅速なEV移行がどのようにして進められているのかをThe Progress Playbookが報じています。 How Amazon built an unrivalled EV charging network in just two years | The Progress Playbook https://theprogressplaybook.com/2024/04/15/how-amazon-built-a-massive-ev-charging-network-in-just-two-years/ Amazonは今後数十年間で二酸化炭素の排出量を削減すると発表しており、そのための解決策として電気
国内で燃料電池車(FCV)の燃料である水素を大幅に値上げする動きが相次いでいる。政府や自動車メーカーが脱炭素化に向け水素の利用拡大の取り組みを進めているが、内燃機関を使うハイブリッド車(HV)よりも割高となる燃費が普及の足かせとなる恐れがある。 岩谷産業は17日、6月1日から同社水素ステーションでFCV向けに販売する水素価格を1キログラム当たり1650円(税込み)と現行の1210円から約36%値上げする予定であることを明らかにした。エネルギーコストや保安費など諸経費の上昇で著しく採算が悪化しているため値上げを決めた。同社が水素ステーションで販売する水素価格を値上げするのは今回が初めてだという。 この日午前の取引で同社株は一時前日比1.7%安の8842円まで下げていたが報道を受けて急速に下落幅が縮小、一時はプラスに転じる場面もあった。 これに先立ちENEOS(エネオス)もインフレによる運営コ
プラスチックの細かい粒子であるマイクロプラスチックやナノプラスチックは空気中や飲料水などあらゆる場所に存在しており、人体に悪影響を与えることも確認されています。新たに、ボトル入り飲料水の中に微細なプラスチックが数十万個も含まれていることがコロンビア大学の研究チームによって確かめられました。 Rapid single-particle chemical imaging of nanoplastics by SRS microscopy | PNAS https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2300582121 Bottled Water Can Contain Hundreds of Thousands of Previously Uncounted Tiny Plastic Bits, Study Finds https://news.climate.c
NASAのゴダード宇宙科学研究所によると、2023年7月は地球の気温を記録し始めてから「最も暑い月」だそうです。 NASA Clocks July 2023 as Hottest Month on Record Ever Since 1880 | NASA https://www.nasa.gov/press-release/nasa-clocks-july-2023-as-hottest-month-on-record-ever-since-1880 July 2023 was the hottest month on record, according to our global temperature analysis. Overall, July was 0.43°F (0.24°C) warmer than any other July in @NASAEarth's recor
かつて絶滅のトキ保全、ESG債が一翼担う-発行ラッシュの日本で Ken McCallum、Ayai Tomisawa 日本ではESG(環境、社会、企業統治)債の発行が海外を上回るペースで増えている。こうした債券で調達された資金の一部は、環境破壊の影響を受けた生態系の保全や回復にも活用されつつある。 石川県はトキが生息していた環境の保全・継承などに充てるため、同県として初のグリーンボンド(環境債)を発行する。主幹事のみずほ証券が19日に明らかにした。年限は5年、発行額は50億円で、利率などの発行条件は来年2月ごろに決める見通しだ。 石川県によると、日本のトキはかつて能登半島をはじめ全国に生息していたが、乱獲や環境破壊で2003年に絶滅した。その後、中国から提供を受けて復活し、石川県では10年に鳥インフルエンザなどからの保護を目的に新潟県の佐渡から4羽を移送したことで飼育が再開した。県は早けれ
市街地や住宅街などの街中で行われている農業は都市農業と呼ばれ、社会の持続可能性を高め、都市部に新鮮な農産物を供給してコミュニティや都市に利益をもたらすと注目を集めています。ところが、ミシガン大学の研究チームが行った研究では、「都市農業は思われているほど気候に優しくない」という結果が明らかになりました。 Comparing the carbon footprints of urban and conventional agriculture | Nature Cities https://www.nature.com/articles/s44284-023-00023-3 Urban agriculture isn’t as climate-friendly as it seems, but these best practices can transform gardens and cit
都市部を自動車を運転している際、短い距離を走る間に何度も赤信号に引っかかってしまい、「走っている時間より信号待ちをする時間の方が長いのではないか」と思ったことがある人もいるはず。Googleが、AIを利用して信号機の切り替わるタイミングを改善し、赤信号での停止を減らすプロジェクト「Green Light」を進めていると発表しました。 How Google AI is helping reduce greenhouse gas emissions https://blog.google/outreach-initiatives/sustainability/google-ai-reduce-greenhouse-emissions-project-greenlight/ Green Light - Google Research https://sites.research.google/g
北陸では14日にかけて、西日本では13日夕方にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するとともに落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。 気象庁によりますと、上空の寒気や低気圧の影響で北陸や西日本では大気の状態が非常に不安定になってい局地的に発達した雨雲がかかっています。 12日午後6時までの1時間には島根県が隠岐の島町に設置した雨量計で31ミリの激しい雨を観測しました。 大気の不安定な状態は、 ▽北陸では14日にかけて ▽西日本では13日夕方にかけて続く見込みで、局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。 13日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで ▽近畿で90ミリ、 ▽北陸と中国地方で80ミリと予想されています。 気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するとともに落雷
髙橋洋一メンバーシップ入会は以下よりお願いします。 https://www.youtube.com/channel/UCECfnRv8lSbn90zCAJWC7cg/join ※iPhoneの方はアプリでは出来ないため、ブラウザより登録お願いします。 メンバー企画「悩み相談」募集中です。 以下のURLよりぜひどうぞ! https://forms.gle/11fnCxEaLNUmYnj68 サブチャンネル 映画の話チャンネル https://www.youtube.com/channel/UC96k9Yf5CFVlIY1i_JaEsGw?guided_help_flow=3 ニコニコ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ▼髙橋洋一ライブチャンネル https://ch.nicovideo.jp/takahashiyoichi ▼チャンネルの入会はこちら! https://ch.n
シベリアの永久凍土で約4万6000年間にわたり休眠状態にあった線虫を蘇生させることに成功したとする論文が27日、科学誌PLOSジェネティクスに発表された。気候変動により地球の永久凍土が解け、病原菌などの危険な生物が出現する懸念をあおる研究結果だ。 地下40メートルの永久凍土から見つかったこの線虫は、クリプトビオシスと呼ばれる休眠状態に入ることで厳しい環境を生き延びていた。同じ場所にあった植物の名残を放射性炭素年代測定にかけたところ、4万5839~4万7769年前の更新世後期のものであることがわかった。 線虫がクリプトビオシスで生存していた期間としては、これまで確認された中で最長。線虫は新種で、Panagrolaimus kolymaensisと名づけられた。 永久凍土の中での4万6000年にわたる休眠から復活した線虫(A. Shatilovich, V. R. Gade, et al. 2
Appleは9月に催した新製品発表イベントで、Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2を同社初のカーボンニュートラル製品として華々しく打ち出しましたが、この“カーボンニュートラル”という概念がヨーロッパ連合(EU)で問題視されており、2026年までに禁止となる見通しです。 ■3行で分かる、この記事のポイント 1. Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2がApple初のカーボンニュートラル製品として打ち出された。 2. EUではカーボンクレジットを使用したカーボンニュートラル主張が2026年までに禁止される見通し。 3. Apple Watchのカーボンニュートラルはグリーンウォッシングではないかと疑われている。 Appleは2030年の目標を達成できない? EUで問題とされているのは、“カーボンニュートラル”
A pedestrian drinks bottled water during a heatwave in Berlin, Germany, on Thursday, July 25, 2019. Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg 一般的な1リットルのミネラルウオーターに平均約24万個のプラスチック片が含まれていることが、新たな研究で分かった。これらの多くは過去に検出されてこなかったと研究者らは指摘し、プラスチック汚染による健康への懸念が著しく過小評価されている可能性を示唆した。 ミネラルウオーターに「ナノプラスチック」(粒径1マイクロメートル、ヒトの髪の毛の幅で70分の1未満のプラスチック粒子)が存在するかどうかを判断する初の研究で、査読済みの論文が学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に8日掲載された。 ミネラルウオーターにはこれま
現在、地球上の動物種の半数以上が減少しているが、過去の大量絶滅とは異なり、今回はすべて人類が原因であると論文は主張している。 悲しいことに、現在進行中の世界的大量絶滅は、当初予測されていた以上に深刻であると最近の研究は指摘している。国際的科学者チームは、全世界の動物種(哺乳類、鳥類、両生類、魚類および昆虫類)7万1000以上の個体数推移を調べ、観測開始以来どのように変化してきたかを分析した結果、上記の結論に至った。 分類学上の「綱」ごとの個体数の減少、安定、増加、あるいは不明/未評価傾向の割合。左から哺乳類(N=5969、鳥類(N=1万1162)、両生類(N=7316)、爬虫類(N=1万0150)、魚類(N=2万4356)、および昆虫類(N = 1万2161)。データはIUCNレッドリストによる(DOI:10.1111/BRV.12974) 一般に、種が置き換わるよりもずっと早く消失してい
春キャベツの値上がりが止まらず、都内では1玉1000円超えの衝撃価格で販売する店もあった。この価格高騰で、ラーメン店やお好み焼き店などの飲食店では対応策に追われていた。 【画像】ラーメンはキャベツのトッピングを中止に。広島風お好み焼きはもやしでかさ増し作戦。 「え!そんな上がるの?」ラーメン店店主も困惑の高騰東京都内の青果店では、キャベツに目を疑うような値が付けられていた。 リポート: こちらキャベツ1個なんと税込み1026円と書いてあります。「もう止まらない…ごめんなさい!!」と書いてあります。 「ごめんなさい!」と店が謝るほど値上がりしているのが春キャベツ。 もはや1玉1000円超えの衝撃価格となっている。 都内にある人気ラーメンを訪ねてみると、券売機には「キャベツトッピング中止」の貼り紙があった。 家系ラーメンの濃厚な味と相性抜群のキャベツトッピングが、価格高騰の波を受け販売中止とな
トヨタの水素燃料電池システムを搭載した船がついに竣工しました。北九州を中心に、一般人でも乗れる観光船として運用される見込みですが、本当の用途は、洋上の風力発電所への輸送船。“世界初”は達成したものの、課題も見えています。 未来感バリバリ だって「船版MIRAI」だもん 日本財団が推進する「ゼロエミッション船プロジェクト」の一環として開発が行われていた水素燃料電池船「HANARIA」が2024年3月に竣工し、ゼロエミッション運航に成功しました。同財団の海野光行常務理事は「さまざまな新燃料が選択肢に上がっているが、最後は水素しかない」と話し、水素燃料船の普及に向けて取り組んでいく方針を示しています。 拡大画像 水素燃料電池船「HANARIA」(深水千翔撮影)。 「HANARIA」は洋上風力発電施設への人員輸送や関係者の視察・見学等に利用可能な旅客船で、2024年3月に竣工しました。総トン数は2
ニュース3面鏡 インターネットの登場以来、以前にもまして巷にはニュースがあふれ返っています。そうしたニュースや出来事の中から、DOL編集部が気になる出来事を厳選し、正面のみならず右から左から、価値あるニュース、楽しいニュースをお届けします。 バックナンバー一覧 100年近く都心の緑を守ってきた明治神宮外苑だが、大規模再開発によって多くの樹木が伐採されることになり、昨年から論争を巻き起こしている。故・坂本龍一氏や作家の村上春樹氏ら各界の有識者が声明を出したり、ロックバンド・サザンオールスターズが再開発に異を唱える歌を発表したりするなど、世論の反発が波及している。それにもかかわらず、再開発工事が強行されているのはなぜなのか。夏の東京都知事選挙の争点にもなるといわれ、改めてこの問題を考える。(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長 ロッシェル・カップ) なぜ日本人でもないのに「再開
気候変動は年々深刻化し、昨年にはついに「地球沸騰化」という言葉まで登場しました。人新世、SDGs、生物多様性の価値といった言葉を耳にすることも多くなるなか、環境問題に対する倫理的な考察を行う「環境倫理学」に注目が集まっています。 現在、環境問題についての個別の処方箋がたくさん提案されていますが、それらをどう評価したらよいか迷うことも多いことでしょう。環境倫理学を学ぶことで、論点が整理でき、環境問題に対して社会がどう対応すべきなのかを、具体的に考えることができるようになると思います。 ここでは、環境倫理学を学ぶにあたって参考になる勁草書房の本を10冊紹介します。これらはいずれも環境倫理学ならではの論点を扱っていますので、環境問題に関する他の研究書とは異なる視点を得ることができます。まとめて読むことで、それぞれの本の理解も深まることでしょう。皆さんの本選びの参考になれば幸いです。[選書&紹介文
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