8日に報じた通り、森友学園への国有地安値売却をめぐり、国会で「交渉記録はない」との答弁を繰り返した元財務省理財局長の佐川宣壽氏について、法廷での証言を求める証人申請が、きょう9日、大阪地方裁判所に提出された。佐川氏は国税庁長官を退官した後は公の場に姿を見せておらず、法廷での証言が実現すれば初めてのことになる。 安倍昭恵首相夫人の名誉校長就任で物事が動いた(写真は初対面時のもの。協力者提供)公文書隠しの真相解明に佐川氏の証言求める 証人申請を求めたのは、神戸学院大学の上脇博之教授と、大阪の阪口徳雄弁護士を中心とする弁護団。上脇教授は2年前、国有地の森友学園への値引き売却の交渉記録を開示しない財務省近畿財務局の対応は不当だとして、情報公開を求める訴えを大阪地方裁判所に起こした。財務省は公文書の改ざんが発覚して世論の批判が高まる中、今年になってようやく面談、交渉記録を開示した。しかし、2年前はな