相続税評価額の計算方法には一定のルールがあるため、相続を見越して不動産投資を行う資産家もいます。 どのように不動産投資が相続に関係してくるのでしょうか。 この記事では、相続時における現金と不動産の評価のされ方と、どのような不動産が投資として適しているかについて解説します。 現金と不動産はどちらが相続に適しているのか 現金も不動産も、相続税評価額は原則として「時価」です。 現金は、1,000万円なら1,000万円が時価なので、その金額がそのまま相続税評価額となります。 一方で、不動産も時価が相続税評価額となりますが、厳密に時価を把握するのであれば不動産をすべて相続時に売却して時価を知る必要が生じます。 しかしながら、時価を知るために全部の不動産を売却することは非現実的なため、行う必要はありません。 不動産に関しては、相続税評価額を計算する簡易なルールが設けられており、そのルールで求められた価