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筒井康隆の検索結果1 - 9 件 / 9件

  • 時代遅れの大阪万博なんてやめたらいいのに――来年90歳、筒井康隆が見る世界、そして日本 #昭和98年(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

    「もう二度と小説を書くことはない」。来年90歳になる筒井康隆がそう言っているというので、本意を確かめに、渋谷区にある邸宅を尋ねた。食欲旺盛、たばこも(ほどほどに)嗜み、冗談で周囲を笑わせる。「書くべきことは全部書いたし、書いても前と同じこと。これが作家の締めくくり。どうだ、かっこいいだろう(笑)」。昭和から令和まで、時をかけた小説家は、現在の日本を「最高」と評する。本音か、はたまた一流のブラックジョークか。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部) 作家・筒井康隆(89)は、長く神戸と東京の二拠点生活を続けている。 東京の邸宅は、渋谷区のど真ん中。外国人観光客の人波をかき分けて小道へ入ると、その屋敷だけは時空を超えたような静けさを保っていた。 「もう小説は書かない」と言い張るが、毎日、午後になると2階の書斎でパソコンを開く。 「メールを返したり、そ

      時代遅れの大阪万博なんてやめたらいいのに――来年90歳、筒井康隆が見る世界、そして日本 #昭和98年(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
    • 【聞きたい。】筒井康隆さん『カーテンコール』 89歳、通奏低音は「死の気配」

      89歳になった文壇の巨匠による新刊は25編からなる掌編小説集。帯には「わが最後の作品集になるだろう」とある。「これ以上書けない、ということですね。時々『これいいな』と(アイデアを)思いついても、大抵昔に同じことを書いている。この中には駄作もあるけれど、みんなわりと傑作です」 『カーテンコール』病床の作者の前に、代表作『時をかける少女』『文学部唯野教授』の主人公や亡きSF界の同志が現れ、耳の痛い言葉を投げかけてくる「プレイバック」。自分を守ってくれた力持ちの女中を追想する「お咲の人生」…。遠い記憶や夢の情景を描く収録作が多く、「死の気配」が通奏低音となっている。「僕は怖がりだから、子供のころから『死』について考えてきた。それで(ドイツの哲学者)ハイデガーなんかも一生懸命読んできた。死が怖いから、そうやって自分で自分をごまかしていたのかもしれない」 長男で画家の伸輔さんが51歳の若さで亡くなっ

        【聞きたい。】筒井康隆さん『カーテンコール』 89歳、通奏低音は「死の気配」
      • 89歳筒井康隆氏 大阪万博には反対 - Yahoo!ニュース

        「もう二度と小説を書くことはない」。来年90歳になる筒井康隆がそう言っているというので、本意を確かめに、渋谷区にある邸宅を尋ねた。食欲旺盛、たばこも(ほどほどに)嗜み、冗談で周囲を笑わせる。「書くべきことは全部書いたし、書いても前と同じこと。これが作家の締めくくり。どうだ、かっこいいだろう(笑)」。昭和から令和まで、時をかけた小説家は、現在の日本を「最高」と評する。本音か、はたまた一流のブラックジョークか。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部)

          89歳筒井康隆氏 大阪万博には反対 - Yahoo!ニュース
        • 巨匠・筒井康隆、ついに「最後の作品集」を11月1日に刊行!名作の登場人物たちも勢揃いする極上の掌篇小説25篇、タイトルは『カーテンコール』

          巨匠・筒井康隆、ついに「最後の作品集」を11月1日に刊行!名作の登場人物たちも勢揃いする極上の掌篇小説25篇、タイトルは『カーテンコール』 11月1日発売予定 カバーは仮のものです 今月24日に89歳の誕生日を迎える文壇最後の巨匠、筒井康隆さん。その巨匠自ら、「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」と宣言する『カーテンコール』が11月1日、新潮社より刊行されます。 〈巨匠、最後の挨拶〉のような本書は、この3年ほど書き継いできた25篇もの珠玉の掌篇小説(ショートショート)集。 前作の短篇集『ジャックポット』が、「現代絵画や現代音楽に張合う小説を」という試みの実験作が多かったのに比べて、今回の『カーテンコール』は読者を愉しませることに主眼を置いた、エンターテインメント色の強い作品ばかりです(タイトル通り、これまでの愛読者への最後の挨拶(カーテンコール)みたいに)。 もとより、ショートショ

            巨匠・筒井康隆、ついに「最後の作品集」を11月1日に刊行!名作の登場人物たちも勢揃いする極上の掌篇小説25篇、タイトルは『カーテンコール』
          • 日本芸術院、12人を新会員に選出 作家の筒井康隆さんら | 毎日新聞

            日本芸術院は22日、芸術活動で優れた功績があったとして、作家の筒井康隆さん(89)や小川洋子さん(61)、漫画家の萩尾望都さん(74)ら計12人を新会員に選んだと発表した。3月1日付で盛山正仁文部科学相が発令する。 ほかは書家の土橋靖子さん(67)、美術家の中谷芙二子さん(90)、ビオラ奏者の今井信子さん(80)、作曲家の野平一郎さん(70)、舞踊家の尾上墨雪さん(80)と宮城能鳳さん(85)、ダンサーの勅使川原三郎さん(70)と舞台俳優の樫山文枝さん(82)。バレリーナとして知られた舞踊芸術監督の吉田都さん(58)も選ばれた。 筒井さんは「時をかける少女」や「文学部唯野教授」といった数多くのヒット作を生み出した。小川さんは「博士の愛した数式」がベストセラーになるなど国内外で注目されている。

              日本芸術院、12人を新会員に選出 作家の筒井康隆さんら | 毎日新聞
            • 「正直言って、売れるとは思っていた」筒井康隆(89)が語る、“最後の作品集”が本当に売れたワケ | 文春オンライン

              『カーテンコール』(筒井康隆 著)新潮社 60年以上にわたり数々の傑作、話題作を生み出し、今年89歳を迎えた筒井康隆さん。最新作『カーテンコール』は「これがわが最後の作品集になるだろう」と宣言された掌篇集だ。 「書きながら、これが最後だなとは思っていました。(原稿用紙)10枚以上はもう書けないし、たまにいいアイディアを思いついても、既に自分で書いてしまってるんでね」 『時をかける少女』『富豪刑事』『パプリカ』など筒井作品の登場人物たちが入院中の「おれ」のもとにやって来る「プレイバック」は、筒井ファンには堪らない1篇。『文学部唯野教授』の唯野教授は批判めいて〈あんた掌篇集を最後に出して儲けるつもりだろ〉と言うが、実際に本書は刊行後すぐ話題になり、何度も重版がかかった。 「ずるいですよね、もうこういう手法しか手がないんです(笑)。正直言って、売れるとは思っていました。いろんな種類の作品が、10

                「正直言って、売れるとは思っていた」筒井康隆(89)が語る、“最後の作品集”が本当に売れたワケ | 文春オンライン
              • 「あらゆることを書き尽くした」巨匠・筒井康隆、最後の作品集はSF、ブラックユーモア、グロテスクなど全ジャンル詰め込み〈インタビュー〉 | ダ・ヴィンチWeb

                『時をかける少女』『日本以外全部沈没』『七瀬ふたたび』『残像に口紅を』など、時代を超えて読み継がれる数々の傑作を生み出してきた巨匠・筒井康隆さん。そんな巨匠が自ら、「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」と宣言する掌篇小説集『カーテンコール』(新潮社)がこのたび上梓された。今年89歳を迎えられた筒井さんは、どのような思いで、この作品集を紡ぎ上げたのか。文学界や愛読者たちの間で話題を呼んでいる本作の執筆の裏話を伺った。 (取材・文=アサトーミナミ 撮影=金澤正平) 「もうこれ以上はないな」と思える“最後の作品集” 「わが最後の作品集になるだろう」との言葉を聞いた時、おそらく多くの筒井康隆ファンたちは、「読まないわけにはいかない」と思うのと同時に、「そうはいっても筒井先生ならば、これからまだまだたくさんの作品を書き続けてくれるのではないか」とも思ってしまったのではないだろうか。なぜなら、

                  「あらゆることを書き尽くした」巨匠・筒井康隆、最後の作品集はSF、ブラックユーモア、グロテスクなど全ジャンル詰め込み〈インタビュー〉 | ダ・ヴィンチWeb
                • 「ジブリがアニメ化を持ちかけ断られた」というデマが出た作品。生涯をかけて旅する男を描いた筒井康隆の傑作SF長編 | ダ・ヴィンチWeb

                  トップレビュー「ジブリがアニメ化を持ちかけ断られた」というデマが出た作品。生涯をかけて旅する男を描いた筒井康隆の傑作SF長編 『旅のラゴス(新潮文庫)』(筒井康隆/新潮社) 読み終えた時、何だかうっとりしてしまった。旅とは人生であり、人生とは旅だ。やりたいことを貫き通し、ただ黙々と旅を続ける主人公の姿に憧れさえ抱いてしまう。 そんな作品が、筒井康隆の『旅のラゴス(新潮文庫)』(筒井康隆/新潮社)。時代を超えて愛され続けるSF小説だ。この作品の単行本が刊行されたのは1986年だが、2014年頃、再び文庫版がヒットを飛ばし、今もなお、その人気は止まることを知らない。昨今のヒットのそもそものキッカケは、Twitterで広まっていた「スタジオジブリが『旅のラゴス』のアニメ化を筒井康隆に持ちかけたが、筒井が断った」というデマが発端らしいが、なるほど、確かにこの作品はジブリっぽい世界観かもしれない。多

                    「ジブリがアニメ化を持ちかけ断られた」というデマが出た作品。生涯をかけて旅する男を描いた筒井康隆の傑作SF長編 | ダ・ヴィンチWeb
                  • 全ツツイスト必読。「自伝」(筒井康隆)が「文學界」で連載開始!! - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

                    驚愕の連載が始まった。 文學界(2024年4月号) 僕が、40年来こよなく愛し続けてきた筒井康隆先生の「自伝」だ。 それは、昨日発売になった「文學界」で、誌面の巻頭を飾っている。 僕は、胸を躍らせて読み始めたが、いやはやもう、その書き出しからたまらない。 作家が自伝を書く限り、他人の言ったことの引用は禁じられるべきだ。 そう思うからこの自伝は極力、自分が見聞きし体験したことに限っている。 世間に溢れる自伝の中には、悲しいかな、他人の言った発言などから構成されているものもある。 しかし筒井康隆先生は、それは禁じられるべきだと綴り、この《自伝》を開始させた。 圧倒的な記憶力、表現力、構成力を兼ね備えた筒井康隆先生だからこそ言える、「究極の自伝」宣言だ。 そして、その宣言は忠実に実践されている。 今回は《幼年少期》編となるが、「最初の記憶」を綴ったシーンから始まり、実に細かい描写が続く。 幼少期

                      全ツツイスト必読。「自伝」(筒井康隆)が「文學界」で連載開始!! - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?
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