芸能人の薬物問題が次々と起こっている。そもそも「薬物依存症」とは一体何か? 意外と知らない薬物の依存度と害の大きさについて、わかりやすく解説していこう。 前編はこちら:芸能人の逮捕続々…ゼロからわかる「薬物依存症」超入門 依存症の診断 一般に、強い依存性のある物質を、大量に長い期間使用していればいるほど、依存症は重症になると考えられるし、多種多様の薬物を乱用しているほど、心身への害は大きくなる。 実際、芸能人の薬物報道などでは、「10年以上もの期間、大麻、コカイン、MDMAなどを用いていたから、依存症が深刻だ」などと報道されることもあるし、裁判でもそのように判定されることがある。 とはいえ、事はそう単純ではない。人によって依存症になりやすい脆弱性は異なるし、長い期間乱用していたといっても、使用の方法(注射か、吸引かなど)や頻度によっても違ってくる。 したがって、依存症の程度を正確に判定する