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英文学の検索結果1 - 9 件 / 9件

  • 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー

    2023.12.30 18:00 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと 2年ほど前に「世界史講義録」というウェブサイトの「最初の授業」という記事がバズったことがありました。これは高校世界史の授業初回で、アーサー王伝説の「ガウェインの結婚」をとりあげ、歴史は面白い……というような話の枕にするというものです。 詳しくはリンク先の元記事を読んでいただきたいのですが、非常にざっくり説明すると、アーサー王が敵の騎士から「すべての女性がもっとも望むことは何か」という問いを出され、それの答えが「自分の意志を持つこと」だったという話をネタに、「700年から500年くらい前の時代につくられた物語」なのに既に女性の人権に関係するようなトピックを取り扱っていて現代的だ……という内容です。 このウェブサイトの講義は、2009年発行の竹田青嗣『中学生からの哲学「超」入

      「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー
    • これからの「ソーシャル・グッド」の話をしよう。「効果的な利他主義」のジレンマを乗り越えるヒントとは|英文学者・河野真太郎 - あしたメディア by BIGLOBE

      企業が掲げる「ソーシャル・グッド」の落とし穴 最近、「ソーシャル・グッド」という表現をよく耳にする。SDGsともからみつつ、企業の社会的責任を問題にする文脈で使われているようだ。製品であれサービスであれ、社会や環境に配慮したものを生産・消費することと、とりあえずは定義できそうである。 すばらしい、と思われる人が多いだろう。だが、本稿ではこの「ソーシャル・グッド」について疑問を呈しつつ、その理念と歴史について少し広く深く考えてみることで、その疑問に答えていきたい。 まず大きな問題は、この「ソーシャル・グッド」が結局は資本主義の理念に合致するかぎりにおいてしか実行されないということである。 環境問題について考えれば分かりやすいだろう。斎藤幸平は『人新世の「資本論」』(2020年、集英社新書)で、「SDGsは大衆のアヘンである」という主張をしている。つまり、地球温暖化が待ったなしの状況で、ガソリ

        これからの「ソーシャル・グッド」の話をしよう。「効果的な利他主義」のジレンマを乗り越えるヒントとは|英文学者・河野真太郎 - あしたメディア by BIGLOBE
      • 宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』ーー「極端な時代」に猥雑で複雑な他者と共に生きるためのヒントとは|英文学者・河野真太郎 - あしたメディア by BIGLOBE

        (編集部注:記事内で『君たちはどう生きるか』本編の内容に触れています) 宮﨑駿監督の新作『君たちはどう生きるか』は、公開前の宣伝や情報公開を一切行わないという異例の状況のなかでの公開となった。私は期待と不安を胸に公開日に劇場に足を運んだが、その第一印象は、全部見たことがあるような気がするのに、全てが新しい、というものだった。宮﨑駿とジブリのこれまでが全て詰まっているにもかかわらず、確実にこれまで見たことのない、新しい宮﨑作品となっていることへの驚きだ。宮﨑駿という人の、枯れることのない創造力に心の底から驚嘆した。その印象は、鑑賞から数日経った今でも変わっていない。 その一方で、公開以降、私のような絶賛の声もあれば、「分からない」という声もまた目立った。まるで夢の中のように生起するさまざまな出来事や文物に、最終的に分かりやすい説明が与えられることはない。そのあり方はこれまでの宮﨑作品と比較し

          宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』ーー「極端な時代」に猥雑で複雑な他者と共に生きるためのヒントとは|英文学者・河野真太郎 - あしたメディア by BIGLOBE
        • 訃報:伊藤礼さん 90歳=元日本大教授、英文学専攻 | 毎日新聞

          毎日新聞のニュースサイトに掲載の記事・写真・図表など無断転載を禁止します。著作権は毎日新聞社またはその情報提供者に属します。 画像データは(株)フォーカスシステムズの電子透かし「acuagraphy」により著作権情報を確認できるようになっています。

            訃報:伊藤礼さん 90歳=元日本大教授、英文学専攻 | 毎日新聞
          • 北條文緒さん死去 東京女子大名誉教授、英文学研究:東京新聞 TOKYO Web

            北條文緒さん(ほうじょう・ふみお=東京女子大名誉教授、英文学研究)23日死去、87歳。東京都出身。通夜は26日午後7時から、葬儀・告別式は27日午後1時半から東京都千代田区麴町6の5の1、カトリック麴町聖イグナチオ教会で。喪主は長男太郎(たろう)さん。

              北條文緒さん死去 東京女子大名誉教授、英文学研究:東京新聞 TOKYO Web
            • 『英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる無駄話』を、「好書好日」メルマガ読者5人にプレゼント|じんぶん堂

              英文学者の安藤聡さん著『英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる無駄話』(平凡社)が発売されました。試験に絶対出ないユニークな英単語、異様に長い地名、階級や地域と密接に結びついた発音の違い……。奇妙でユーモラスなイギリス英語から浮かび上がる、英国社会の今昔。含蓄の深さに唸り、ときどき爆笑、読みどころ満載の教養エッセイです。 第1章「奇妙なイギリス英語の世界」所収の「試験に絶対出ない英単語」ではユニークな英単語の数々を紹介しています。 一例をあげると、 groaking:人が何かを食べているときに、少しくれないかと思ってじっと見ること arachibutyrophobia:ピーナッツバター恐怖症 lethologica:ある単語がどうしても思い出せない症状 第2章は「一筋縄では行かない発音の話」。イギリス英語とアメリカ英語には様々な相違がありますが、日本の英語教育はアメリカ英語が主流のため

                『英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる無駄話』を、「好書好日」メルマガ読者5人にプレゼント|じんぶん堂
              • 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー

                2023.12.30 18:00 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと 2年ほど前に「世界史講義録」というウェブサイトの「最初の授業」という記事がバズったことがありました。これは高校世界史の授業初回で、アーサー王伝説の「ガウェインの結婚」をとりあげ、歴史は面白い……というような話の枕にするというものです。 詳しくはリンク先の元記事を読んでいただきたいのですが、非常にざっくり説明すると、アーサー王が敵の騎士から「すべての女性がもっとも望むことは何か」という問いを出され、それの答えが「自分の意志を持つこと」だったという話をネタに、「700年から500年くらい前の時代につくられた物語」なのに既に女性の人権に関係するようなトピックを取り扱っていて現代的だ……という内容です。 このウェブサイトの講義は、2009年発行の竹田青嗣『中学生からの哲学「超」入

                  「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー
                • ヒロインたちの逃走とサバイバル──マーガレット・アトウッド『誓願』解説(英文学者・小川公代)|Hayakawa Books & Magazines(β)

                  数々の名作を世に放つカナダの作家、マーガレット・アトウッド。 1985年の刊行以来読み継がれる名作『侍女の物語』の続篇で、2019年ブッカー賞受賞作でもある『誓願』が、ついに10月1日刊行です! 英文学者の小川公代さんによる解説で、『一九八四年』から『侍女の物語』そして『誓願』へと連なるディストピア文学の系譜をたどります。 (書影をクリックするとAmazonページへジャンプ) マーガレット・アトウッド『誓願』──ヒロインたちの逃走とサバイバル 小川公代(英文学者)   昨今のディストピア小説の世界的な潮流の高まりは目を見張るものがある。それはドナルド・トランプ政権が誕生するに至った米国大統領選挙以降に突如として顕著になったといえるが、その渦の目にいる作家の一人は、まちがいなくマーガレット・アトウッドであろう。ここ数年、全体主義や恐怖政治への危惧を描いた彼女の代表作『侍女の物語』(1985)

                    ヒロインたちの逃走とサバイバル──マーガレット・アトウッド『誓願』解説(英文学者・小川公代)|Hayakawa Books & Magazines(β)
                  • 『「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー』へのコメント

                    学び 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー

                      『「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと - wezzy|ウェジー』へのコメント
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