ピクシーダストテクノロジーズは人とコンピューターの新しい関係(インターフェース)を創る。メディアアーティストの落合陽一筑波大学准教授らが立ち上げた。大学発ベンチャーは特定のコア技術を武器にするが、同社はいくつもの要素技術を抱えて現場に応じて組み上げて提案する。技術開発から空間デザイン、システム構築まで手がける。技術的な基盤が整い、事業を大きく成長させるフェーズを迎えている。 好条件で契約 「設立3年目で技術ポートフォリオがそろってきた。息の長い開発プロジェクトを走らせ、40―50の技術をストックできた」と落合陽一最高経営責任者(CEO)は説明する。インターフェースは特定の要素技術に執着しない分野だ。センサーなどでユーザーや空間を測り、その情報を処理し、ディスプレーやロボット技術などでユーザーにフィードバックする。人とコンピューター、空間を含めたシステム全体を創る。 幅広い技術を抱え、現場ご