小学校に入学する前は、祖父母に連れられて、よく親戚の家に行きました。 祖父や祖母の家系は、入植後、道北の旭川、士別、比布あたりに住んでいました。 祖父母によく連れて行ってもらった親戚の家は、多くが旭川や鷹栖の周辺。 広い田圃の中に家がポツリポツリとあるようなところでした。 旭川の駅前は、子供の目から見ると大都会。 市外につながる路面電車がまだ走っている頃でしたね。 旭川電気軌道という会社が運営している電車でした。 www.youtube.com 旭川は、砂川とは比べられないほど大きな街でした。 そこで僕は、初めてカウンターの前でお寿司を食べたことを覚えています。 祖父母の遠出におとなしくついていったご褒美だったのかもしれません。 【沙河】昭和四〇年~昭和五〇年 (七)① 私は祖母に連れられて、祖母の母親や姉妹の暮らす家に何度か行ったことがある。 初めて行ったのは、四歳か五歳くらいの頃か。ど