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角川書店の検索結果121 - 160 件 / 1142件

  • ライトノベルおよび隣接ジャンルにおける<br/>表紙イラストレーションについて(前編) - メディア芸術カレントコンテンツ

    メディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、総合的な広報用ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)」として令和5年2月13日リニューアルオープンしました。 (https://macc.bunka.go.jp/) 当サイトは、これまでの記事をアーカイブとして掲載しています。 「ライトノベル」というジャンルはここ20年でますます拡大しているが、その特徴として欠かせないもののひとつがイラストレーションではないだろうか。そんなライトノベルの表紙イラストレーションの系譜をたどっていく本コラム。前編では、ライトノベルの起源と目されることも多いジュブナイル小説をはじめとした小説が、マンガ・アニメと接近していく過程を追う。 天野喜孝による『グインサーガ 20 サリアの娘』(栗本薫著、早川書房、1985年)の装丁画 天野喜孝『天野喜孝 想像を超えた世界』パイインタ

      ライトノベルおよび隣接ジャンルにおける<br/>表紙イラストレーションについて(前編) - メディア芸術カレントコンテンツ
    • book@holic – ブッカホリック

      幽の書評vol.12 辻村深月『ふちなしのかがみ』 2019/2/10 幽の書評 声にならない呟きが空間を満たしていく いつか恐い話を書くだろうな、と予感はしていた。辻村深月のことだ。彼女の書くミステリー小説には、声にならない囁きが満ちていたからである。辻村作品を読むと、いつも青春時代の暗い面に思いを馳せさせられる。たとえば『太陽の坐る場所』(文藝春秋)を読めば、行間からアノトキハ言エナカッタ……、本当ノ私ハココニイル人間デ... 記事を読む 幽の書評VOL.11 高橋克彦『たまゆらり』 2019/2/9 幽の書評 途切れた記憶が思わぬ魔を呼びよせる 高速で空中を動き回る、黒い玉がある。ビデオ映像などに写りこんだ謎の物体は、たまゆらと名づけられた。〈私〉は、その正体を解明したいという思いに駆り立てられるのだが――。 『たまゆらり』は、不思議現象に取りつかれた男を描く標題作をはじめ、全十一篇

        book@holic – ブッカホリック
      • 老舗出版の「創文社」、書籍販売を終了へ  20年めどに解散、惜しむ声続々

        老舗出版社の「創文社」(東京都千代田区)は2019年12月、来年3月末をもって書籍販売を終了すると発表した。 SNS上では「実にお世話になりました、残念です」「創文社から出すのが夢の一つだったが間に合わなかった」と惜しむ声が相次いでいる。 大学予算縮小などが背景 1951年創業の創文社。学術書専門の出版社として、学識者の知を長年支えてきた。 哲学・宗教・歴史・東洋学など人文学系や、法律・法制史・政治学・経済学など社会科学系の専門書を扱い、『神学大全』(トマス・アクィナス著)や『ハイデッガー全集』などを刊行してきた。 しかし17年3月に、2020年をもって会社を解散すると発表された。大学予算の縮小化による大学図書館への販売低迷や、学術論文の電子化などが、経営に大きな打撃を与えた。 発表文では、「著者の先生方、および取引業者の方々に、経済的なご迷惑をおかけしないために、この度の決断と相成りまし

          老舗出版の「創文社」、書籍販売を終了へ  20年めどに解散、惜しむ声続々
        • 変わっていく商店街、変わらない商店街【兵庫県明石市】(文・はらだ有彩) - SUUMOタウン

          著: はらだ有彩 ときどき、無性に商店街が恋しくなる。ずらりと続く店先に、魚やかまぼこ、乾物や果物やお茶、あらゆるものが並べられ、向かい合った軒の間を人々が行き交う。ケースの中で跳ねる魚に思わず零れる感嘆、年季の入った「昼網」の看板、走り書きの値札、無造作に置かれたトロ箱、さっぱりとした呼び込みの声。商品を品定めしながら忙しなく歩き回る人、ただぷらぷらしている人、それぞれの歩く速さ。物心ついたころからずっとシャッターが閉ざされている一角、若い人がオープンした新しい店。にぎわいをゆるやかに包み込む高いアーケード。故郷に帰りたくなると、今住んでいる町でもふと商店街を探してしまう。 子どものころは、「何もない」町だと思っていた。小学校の遠足といえば校舎の窓からいつも見えている明石公園か天文科学館だったし、明石城跡は当たり前にそこにありすぎて城というよりもはや近所の家という感じだし、港には漁船がび

            変わっていく商店街、変わらない商店街【兵庫県明石市】(文・はらだ有彩) - SUUMOタウン
          • 「花の詩女 ゴティックメード」 映画公開10周年リバイバル上映| WebNewtype | WebNewtype

            「ファイブスター物語」の作者である永野護さんが、監督・脚本などを務め、2012年に公開されたアニメーション映画「花の詩女 ゴティックメード」。この度、公開10周年を記念したリバイバル上映が決定しました。いまだにソフト化や配信は行われていないため、劇場でしか見ることができない、異例のタイトルでもある本作。今回のリバイバル企画では、公開時より多い全国52館で上映されます。千載一遇のチャンスをお見逃しなく! (※YouTube上の劇場予告編は2012年公開時のものです。今回のリバイバル上映では、動画の最後にある特典付き前売券の販売はございません。ご注意ください) 「花の詩女 ゴティックメード」 公開10周年リバイバル上映 2022年11月1日(火)~10(木)※10日間限定 【STAFF】原作・脚本・絵コンテ・レイアウト・監督=永野護 作画監督・原画=名倉靖博、門上洋子、山形厚史 美術=小倉宏昌

              「花の詩女 ゴティックメード」 映画公開10周年リバイバル上映| WebNewtype | WebNewtype
            • オンライン展示アーカイブ | イベント

              「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展示アーカイブをオンライン上で2022年3月31日までの期間限定で公開します。 東京都現代美術館で2020年11月から2021年2月まで開催され、世代を超えて大きな反響を呼んだアートディレクター石岡瑛子の回顧展が、ハイクオリティの360°VRコンテンツと、ハイライト映像で蘇ります。 コロナウイルス感染症による緊急事態宣言下で開催された同展は、国際的に活躍した石岡瑛子の世界初の回顧展でありながら、限られた観客の方にしかご覧いただくことができませんでした。巡回も予定されておりません。今回の公開により、石岡瑛子の仕事の重要性をより広く、世界中の皆さまにお伝えできれば幸いです。(いずれも音声をオンにしてお楽しみください) ■公開オンラインコンテンツ(期間限定公開) 1. 360°VR https://vr.mot-art-museum.jp/(公開終了

                オンライン展示アーカイブ | イベント
              • 日本初の男性向けエロ同人誌『シベール』全書評(抄録) - Underground Magazine Archives

                1979年*1、第11回コミックマーケット(C11)にて、創作系ロリコン漫画同人誌『シベール』(無気力プロ内シベール編集部)創刊号が頒布された。 同誌は、男性向け同人誌の記念すべき第1号として知られており、終刊直後から今日に至るまで、とにかく方々で神話的に語り継がれている。が、今となっては『シベール』の何が凄いのか、よく分からない人も多いだろう。 簡潔に言うと『シベール』は、手塚の系譜を受け継いだ伝統的・記号的な絵柄で、はじめて性描写を展開したエロマンガ雑誌である。それまでのエロマンガはリアルタッチの三流劇画しかなく、おたく的な青少年たちは、アニメ調のシンプルなラインで描かれた美少女のエロマンガが存在しないことに違和感を覚え始めていた。 そこで、時代の潮流として「かわいいエロ」が求められた。そんな中で出現したのが、同人誌『シベール』である*2。 シベール Vol.0 予告&原稿募集号htt

                  日本初の男性向けエロ同人誌『シベール』全書評(抄録) - Underground Magazine Archives
                • 東京、選択、反射――『天気の子』感想 - boogyman's memo

                  新海誠最新作『天気の子』は身も蓋もなく言えば、「東京」の映画だ。「東京」と「新海誠」の関係は過去の作品群を振り返っても明らか。時に憧憬として、時に焦燥として、そして交差する場所として扱われている。もしかしたら、新海誠という人を映す鏡のような場所なのかもしれない。 『天気の子』の始まり方で印象的だったのも、じつはそれだ。アバンタイトル、病室で母親の横に座る陽菜が雨に濡れた窓ガラスに映り込み、その奥には東京の街と海、雨雲が広がる。 反射/映り込みをファーストシーンに持ってくる演出は、新海作品ではお馴染みと言える。『秒速5センチメートル』や入口を同じにした『言の葉の庭』、また『雲のむこう、約束の場所』にも同様のカットがあり、いずれも「東京」を舞台に"反射"している。 そこに映っているものはそれぞれの「東京」を象徴するものといっていい。だから予告(予報)にもあった陽菜のカットがアバンで使われている

                    東京、選択、反射――『天気の子』感想 - boogyman's memo
                  • Xbox 20周年企画。“黒船上陸”の当時を知るライター陣が綴る「初代Xboxの思い出のゲーム」

                    Xbox 20周年企画。“黒船上陸”の当時を知るライター陣が綴る「初代Xboxの思い出のゲーム」 編集部:MU ライター:高橋祐介 ライター:稲元徹也 ライター:男色ディーノ ライター:板東 篤 ライター:津雲回転 ライター:松井ムネタツ ライター:石井ぜんじ ライター:戸塚伎一 ライター:本地健太郎 ライター:丸谷健太 2001年11月15日に北米で発売された初代Xboxは,今年(2021年)で20周年を迎えた(日本発売は2002年2月22日)。Xbox公式サイトには,日本語の記念ページ「Xbox 20周年」(リンク)もオープンしている。 初代Xboxは,Microsoft初の家庭用ゲームとして世に送り出されている。同社らしくPC市場におけるノウハウやリソースを活かし,高い基本性能を実現するとともに,独特の製品デザインとサイズが話題を集めた。 残念ながら,日本市場では苦戦を強いられたもの

                      Xbox 20周年企画。“黒船上陸”の当時を知るライター陣が綴る「初代Xboxの思い出のゲーム」
                    • “少女マンガ革命”とは何だったのか? 萩尾望都と竹宮惠子…打ち破られた「花の24年組」の幻想 | 文春オンライン

                      2021年4月に発売された『一度きりの大泉の話』は、多くの少女マンガファンを震撼させた。『ポーの一族』などの作品で知られる漫画家・萩尾望都が、同じく「花の24年組」として語られてきた竹宮惠子(代表作『風と木の詩』『地球へ…』など)との関係について、心情を暴露したのだ。 その後、インターネットの掲示板では、それぞれのファン同士が論争。竹宮の妹であり、マネージャーの大内田英子がブログでショックを受けた心情を吐露する(現在は削除)など、マンガ界を揺るがす事態となったのである。 ◆ ◆ ◆ 少女マンガの世界には「花の24年組」と呼ばれた作家群が存在する。昭和24年前後に生まれた作家たちは、萩尾望都と竹宮惠子が同居生活する東京都練馬区南大泉の「大泉サロン」に集結し、さながら「少女マンガ版トキワ荘」のように切磋琢磨し、その作風はのちに「新感覚派」とも呼ばれ、次々と新機軸の作品を世に送り出し「少女マンガ

                        “少女マンガ革命”とは何だったのか? 萩尾望都と竹宮惠子…打ち破られた「花の24年組」の幻想 | 文春オンライン
                      • 出渕裕ロングインタビュー7 出渕裕とナイチンゲールと高橋良輔と

                        出渕 あの時、小説が二本あったんですよ。『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』(徳間書店)っていうのと、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(角川書店)があって、本来だったら『逆襲のシャア』の方でサザビーが出るのかと思ったら、サザビーという名のモビルスーツは『ハイ・ストリーマー』の方で、『逆襲のシャア』の方はナイチンゲールなんだけど、チェーン・アギは『ハイ・ストリーマー』には出てくるんだけど、『逆襲のシャア』には出ていなくて、代わりにベルトーチカがアムロとくっついているという。だからパラレルなんですよ。どっちも公式じゃないですか。それでそっち(角川版)の挿絵を描くってことになった時、ナイチンゲールっていうのが、要はサザビーなんだろうけれど、名前が違うから別物じゃないですか。それでどうしようかって思って、サザビーをモビルアーマーっぽくしたのがナイチンゲールで、νガン

                        • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第23回 時空間の断層“カット頭”に潜む秘密

                          第19回でも取りあげた(https://anime.eiga.com/news/column/hikawa_rekishi/109350/ )富野由悠季監督の「劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター」が公開された。11月29日からの限定上映に加え、配信でもレンタル・購入が可能となった。劇場では「すごく気になったこと」があったため、予約したパッケージ到着を待たず、すぐ確認できる状況となって大変助かった。「気になったこと」とは物語内容ではない。カットとカットをつなぐ「編集点」の特徴だ。それと「フルアニメーション」と「リミテッドアニメーション」という古典的な分類に、大きな関係があるのでは、と思ったのだ。 さっそく「劇場版Gレコ」を自宅のゆったりした環境で再生し、映像の流れを検証してみた。やはり思ったとおりだった。それは「カットが切り替わる編集点で、新しいカットの1コマ目、

                            【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第23回 時空間の断層“カット頭”に潜む秘密
                          • 少女向け小説の歴史と氷室冴子とライトノベル

                            定義的には、ライトノベルは「若者向けのエンターテイメント小説」で、少女小説は「少女向けの小説」なので、コバルト文庫はもちろん、大部分の少女小説はライトノベルに含まれます。ただ、私も少女小説にはまっていたので、少女小説をライトノベルへ含めることの違和感はわかるんですよね。そこで、少女向け小説の歴史を振り返りつつ、氷室冴子の功績やライトノベルとの関係について、簡単にまとめてみました。 1980年代、若者向けの小説は、氷室冴子からはじまった 少年向け、少女向けの小説は戦前からありましたが、戦後、漫画に駆逐されていきます。1970年代頃になると少女向けで生き残っていたのは「ジュニア小説」と呼ばれる性愛をテーマにする小説だけになっていたそうです。性愛をテーマって、要はエロ小説ですよね。 このエロ小説しかなかった1970年代後半にデビューしたのが氷室冴子です。 氷室冴子はデビュー当時はまだ学生だったハ

                              少女向け小説の歴史と氷室冴子とライトノベル
                            • どうしても受けたい講義に潜り込んだら後方に学生が集中していたので、前の席に座って受けたら声をかけられ勉強会に誘われた

                              本ノ猪 @honnoinosisi555 どうしても受けたい大学教授の講義があり、こっそり潜り込んでみたら、講義室の後方の席に学生が集中、前方は誰も座っていない光景が広がっていて絶望した。腹が立ち、自分一人前方に座っていたら、講義終了後、教授から声をかけられ、その後勉強会にもお誘い頂けた。対面授業の魅力である。 2021-10-20 11:52:26 本ノ猪 @honnoinosisi555 「大学の授業(講義)」といえば、中村元・網野善彦・阿部謹也ら、各分野の著名な研究者の「最終講義」を一冊に纏めた『日本の最終講義』が面白い。講義内容としては、淡々とこれまでの研究活動を振り返るものと、熱く自分の学問の原点を語るものの二種類に分けられる。 amzn.to/3G275cu 2021-10-20 12:23:18 リンク www.amazon.co.jp Amazon.co.jp: 日本の最終

                                どうしても受けたい講義に潜り込んだら後方に学生が集中していたので、前の席に座って受けたら声をかけられ勉強会に誘われた
                              • 住民「アライグマに困ってます!助けて!」 自治体「自分で殺して燃えるゴミに出してください」 : 痛いニュース(ノ∀`)

                                住民「アライグマに困ってます!助けて!」 自治体「自分で殺して燃えるゴミに出してください」 1 名前:記憶たどり。 ★:2021/11/15(月) 15:30:25.58 ID:EwTTEbnQ9 「自分で殺して、燃えるごみに出してと言われた」。アライグマの駆除を自治体に相談したという福岡県直方市の60代女性から、西日本新聞「あなたの特命取材班」に投稿が寄せられた。北米原産で特定外来生物に指定されるアライグマは、全国各地で食害などを引き起こしている。しかし殺処分を担うのは負担が大きく、自治体の対応はまちまちだ。現場では手探りの対応が続く。 女性宅の家庭菜園からブドウの房がなくなりだしたのは6月ごろ。センサーカメラを設置したところ、アライグマが写っていた。市役所に相談すると、箱わなを貸し出され、自分で殺処分するよう指示された。 わなを設置したが、捕獲できず、ブドウはすべてなくなった。鶏小屋の

                                  住民「アライグマに困ってます!助けて!」 自治体「自分で殺して燃えるゴミに出してください」 : 痛いニュース(ノ∀`)
                                • 2020年の本 - Valdegamas侯日録

                                  過去のログを漁るとまるで言い訳の変遷がボージョレ・ヌーボーの評価のようであるが、本当に今年もろくに本を読まない一年であった。Twitterで報告したとおり、私事でも色々あり、世の中はコロナに見舞われた。在宅勤務が増える中で読書がはかどるかとも一瞬思ったのだが、そんなことはなく、人間は読書の習慣が鈍ると本を読まなくなるのだと反省の思いが強くあった。来年からは是正しなければならないとかなり深刻な反省を覚えるところがあったが、それはそれとして今年出た本で印象に残った本を取り上げることとする。 ■印象に残る研究あれこれ どのような脈絡をつけたものか考えたが、ランダムに取り上げることとした。まず一冊目として取り上げたいのは川名晋史『基地の消長 1968-1973 日本本土の米軍基地「撤退」政策』(勁草書房)である。本書は基地問題をめぐる政治学を研究対象としてきた政治学者が、1960年代後半に本格化し

                                    2020年の本 - Valdegamas侯日録
                                  • 【妄想ラノベ史】ライトノベルにおける、不思議要素のない学園ラブコメを探る。その2【97~99年】

                                    さて、今回もライトノベル(以下、ラノベ)における、学園ラブコメについてあれこれ考えたいと思います。今回は本来、00年からの内容を書くつもりでしたが、調べていくうちに97~99年あたりに重要な要素があるように思われたため、前回と内容がダブるのですが、もういちど97~99年を詳しく探ります。 なお、この記事におけるライトノベルの定義ですが、80年代末の角川スニーカー文庫、富士見ファンタジア文庫を始まりとする、表紙や口絵・本文にイラストのある、10代の少年向けエンタメ小説とします。 ブギーポップ以降・ブギーポップ以前 まず98年に登場した上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』(以下、『ブギーポップ』と略)の話です。 学園ラブコメとは関係はないのですが、ラノベ史上でも重要な位置づけにある作品で、Wikipediaによると「ライトノベル業界全体にも大きな影響を与え、『ブギーポップ以降・ブギーポップ以前

                                      【妄想ラノベ史】ライトノベルにおける、不思議要素のない学園ラブコメを探る。その2【97~99年】
                                    • KADOKAWAジェンダー本中止「伝統社会切り崩す人の不都合な真実」島田洋一氏

                                      KADOKAWAが心と体の性が一致しないトランスジェンダーの若者を取材した米ジャーナリスト、アビゲイル・シュライアーさんの著書「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」の刊行を中止したことについて、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏が8日、産経新聞の取材に応じた。 著書を巡っては、反対派が出版中止を求めるキャンペーンをSNS(交流サイト)で展開しており、島田氏は「伝統社会を切り崩そうと考える人々にとっては、不都合な真実が描かれている。トランスジェンダーイデオロギーが浸透する前に警鐘を鳴らすべき」と発刊を訴えた。要旨は以下の通り ◇ 米国で2020年6月に発売されたシュライアー氏の原書に目を通したが、10代の少女に与える「トランスジェンダーイデオロギー」の影響に対し、実証的な取材が行き届いた本だった。私も著書で、原書のポイント紹介に数ページほど充てて

                                        KADOKAWAジェンダー本中止「伝統社会切り崩す人の不都合な真実」島田洋一氏
                                      • 由来の漢字表記が意外な企業名しらべ

                                        漢字表記すると意外 というわけで、ざっと調べて一覧表にまとめてみました。備考欄が由来です。 もちろん、これが全てではないことをお断りしておきたいのと、(自分の)わかりやすさを優先してまとめたので、細かなまちがいがあるかもしれません。(優しくご教示ください) とりあえず、こうやってざっとまとめたところで、ぼくの気は済んでしまっています。特に書くこともないのですが、それではあんまりなので、気になったものをいくつか調べて紹介したいとおもいます。 ニトリは湿地 家具、インテリアの販売で現在全国に店舗を広げている「ニトリ」ですが、これは、創業者の「似鳥(ニトリ)」さんの名字が由来です。 ニトリ(Wikipediaより) 似鳥は、あまり見かけない名字ですが、北海道、北東北三県に多い名字となっています。 似鳥さんの名字の発祥は、岩手県二戸市似鳥だそうです。 山間に開けた農村といった感じですが、残念ながら

                                          由来の漢字表記が意外な企業名しらべ
                                        • あまりの資料的価値の高さで話題となった社史『KADOKAWAのメディアミックス全史』が期間限定で無料配布中。関係者にのみ配布された非売品

                                          KADOKAWAグループの創業75周年を記念し、関係者向けに配布された書籍『KADOKAWAのメディアミックス全史 サブカルチャーの創造と発展』が、11月30日(火)までの期間限定で無料配布されている。 執筆を担当したのはゲーム雑誌「コンプティーク」の創刊に携わったことで知られ、角川グループホールディングスの代表取締役社長も務めた佐藤辰男氏。鎗田清太郎氏の著書『角川源義の時代――角川書店をいかにして興したか』と、佐藤吉之輔氏の著書『全てがここから始まる――角川グループは何をめざすか』に続く3作目のKADOKAWA社史となる。 佐藤辰男氏 本書では1945年に端を発するKADOKAWAグループが「サブカルチャー」の分野で創造した価値と、その領域におけるメディアミックス戦略の意味が書き記されている。同時に、角川書店の上場や、持株会社化、ドワンゴとの統合など、メガコンテンツ・パブリッシャーの実現

                                            あまりの資料的価値の高さで話題となった社史『KADOKAWAのメディアミックス全史』が期間限定で無料配布中。関係者にのみ配布された非売品
                                          • 夏野剛氏「1割の異端が起こす変革、残り9割は邪魔をするな」

                                            早稲田大学政治経済学部卒業後、東京ガスに入社。米ペンシルベニア大学経営大学院(ウォートンスクール)修了。ベンチャー企業の副社長を経て、NTTドコモに入社して「iモード」などを立ち上げ、2005年に最年少で執行役員に就任。08年に退社し、慶応義塾大学の特別招へい教授を務めた。19年にドワンゴ、21年からはその親会社KADOKAWAの社長を務めている。 夏野社長はNTTドコモで「iモード」などの新サービスを立ち上げ、最年少で執行役員になりました。代表的な異端人材と言えるでしょう。NTTグループという大企業で変革を成し遂げられた秘訣はどこにあるのでしょうか。 夏野剛KADOKAWA社長(以下、夏野氏):私はまさに典型的な異端児だと思いますが、ドコモの中にガーディアン、すなわち庇護(ひご)者がいたということが大きいです。大企業の中で変革、イノベーションを起こそうとすると、既存の組織との摩擦が絶対に

                                              夏野剛氏「1割の異端が起こす変革、残り9割は邪魔をするな」
                                            • 自分のワクワクよりも周りの期待に合わせなきゃ、なんてない。|石井てる美

                                              「学歴やファーストキャリアに縛られるには、人生はあまりに長いですよね」そう話すのは、お笑い芸人として活躍する石井てる美さん。米国元大統領候補ヒラリー・クリントン氏のモノマネなど、持ち前の明るさを生かしたネタで脚光を浴びてきた彼女だが、東大卒、マッキンゼー出身という異色の経歴でも注目を集めた。自身の経験をもとにキャリアに関する考え方を書籍やさまざまなメディアを通じて発信しており、進路に悩む若者のファンも多い。 今や、ステップアップのための転職が一般的になった時代だが、就職活動時の学歴格差や、新卒入社から3年以内に離職することへのネガティブなイメージがまだまだ根強い。コロナ禍の就職活動を経験した世代では、オンラインでの面談や選考が多いために入社後のイメージがつかみにくく、就職前後のギャップに悩んで1年目から転職を考える人も少なくない。しかし「今ここで辞めてしまったら、自分にできる仕事がなくなっ

                                                自分のワクワクよりも周りの期待に合わせなきゃ、なんてない。|石井てる美
                                              • 国会図書館デジタルコレクション個人送信サービスで読める人類学系の翻訳書(著者篇)|MasakiUeta

                                                とりあえずつくった暫定版です。主要な人類学者(岸上伸啓ほか『はじめて学ぶ文化人類学』ミネルヴァ書房、2018年などを参考にしました)の翻訳書のうち、国会図書館デジタルコレクションの(主に)個人送信サービスで読むことができるものを集めています。※ 個人送信サービスの説明や登録方法はこちら。 おもに2024年4月末の追加によって、1995年ごろまでの絶版書目を中心に、多くの文献(とくに各分野で「古典」とされているようなもの)が登録すればオンラインで読めるようになっています。これはすごい! 暇をみて更新するつもりですし、テーマ・地域別のリストも作成したいし、日本人の著者についてもまとめたいと思っている(今回は多すぎたので断念)のですが、そんな余裕はないかもしれません。ぜひ誰かやってください。また作成者は人類学の専門家ではありません。漏れがあったり、主要な人類学者の選定に論争性があったりするのかも

                                                  国会図書館デジタルコレクション個人送信サービスで読める人類学系の翻訳書(著者篇)|MasakiUeta
                                                • KADOKAWAのメディアミックス全史 サブカルチャーの創造と発展

                                                  KADOKAWAの重要な転換期を編纂した新たなる社史 『角川源義の時代――角川書店をいかにして興したか』鎗田清太郎/著、『全てがここから始まる――角川グループは何をめざすか』佐藤吉之輔/著に続く3冊目のKADOKAWA社史。 ライトノベル、コミック、アニメというもっぱらサブカルチャーの分野でKADOKAWAが創造した価値とその分野でのメディアミックス戦略の意味を解き明かす。なぜ上場したのか、なぜ持ち株会社化したのか等々、重要な転換点の理由を掘り下げ、"メガ・コンテンツ・パブリッシャー"という固有のビジョンを実現するために試行錯誤した"業態変革"(トランスフォーメーション)の軌跡を描く。編年式で成功談に終始した社史とは違った構成になっている。

                                                    KADOKAWAのメディアミックス全史 サブカルチャーの創造と発展
                                                  • 石岡瑛子 | 展覧会

                                                    東京に生まれ、アートディレクター、デザイナーとして、多岐に渡る分野で新しい時代を切り開きつつ世界を舞台に活躍した、石岡瑛子(1938-2012)の世界初の大規模な回顧展。時代を画した初期の広告キャンペーンから、映画、オペラ、演劇、サーカス、ミュージック・ビデオ、オリンピックのプロジェクトなど、その唯一無二の個性と情熱が刻印された仕事を総覧します。 展覧会のみどころ コラボレーションを通したデザインのプロセスに迫る展示 自叙伝『私デザイン』(※)にも克明に記述されているように、石岡瑛子の仕事は、マイルス・デイヴィス、レニ・リーフェンシュタール、フランシス・フォード・コッポラ、ビョーク、ターセム・シンら名だたる表現者たちとの緊張感に満ちたコラボレーションの連続で生み出されてきたものでもあります。展示では、集団制作の中で個のクリエイティビティをいかに発揮するかに賭けた「石岡瑛子の方法」を、デザイ

                                                      石岡瑛子 | 展覧会
                                                    • モルモン原理主義者の思考から大学に行くことで免れた『エデュケーション』から、なかったことにされてきた女性たちを浮かび上がらせる『存在しない女たち』まで色々紹介!(本の雑誌掲載) - 基本読書

                                                      はじめに 本の雑誌2021年2月号掲載の原稿を転載します。月によってオススメの本の冊数にもオススメ度にも変動があるわけだけれども、今回取り上げた原稿はおもしろいものばかり。特に『エデュケーション』の凄まじさ、『存在しない女たち』が明かす「なかったことにされている女性たち」の衝撃、アルゴリズムに戦いを挑んだ男のノンフィクション『フラッシュ・クラッシュ』とかなりの粒ぞろいだ。 本の雑誌2021年2月号掲載 エデュケーション 大学は私の人生を変えた 作者:タラ・ウェストーバー早川書房Amazon教育は人をどれほど変えうるのか。それをまざまざと実感させてくれるのが、タラ・ウェストーバーによる回顧録『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』(村井理子訳/早川書房)だ。大学が人生を変えるのは当たり前だろ、といぶかしみながら読み始めたのだけれども、著者が置かれている状況は普通ではない。彼女の両親はアラ

                                                        モルモン原理主義者の思考から大学に行くことで免れた『エデュケーション』から、なかったことにされてきた女性たちを浮かび上がらせる『存在しない女たち』まで色々紹介!(本の雑誌掲載) - 基本読書
                                                      • 五輪汚職、元理事を再逮捕 KADOKAWA側も2人逮捕 - 日本経済新聞

                                                        東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会スポンサーに選定されるよう便宜を図った見返りに出版大手のKADOKAWAから約7600万円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は6日、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)を受託収賄容疑で再逮捕した。同容疑で高橋元理事の知人でコンサルタント会社社長、深見和政容疑者(73)も逮捕した。AOKIホールディングス(HD)と合わせ、高橋元理事が受

                                                          五輪汚職、元理事を再逮捕 KADOKAWA側も2人逮捕 - 日本経済新聞
                                                        • 「STEINS;GATE」シリーズのTVアニメ全話と劇場版アニメ,さらにコミカライズ版5作品が10月25日より順次無料公開に

                                                          「STEINS;GATE」シリーズのTVアニメ全話と劇場版アニメ,さらにコミカライズ版5作品が10月25日より順次無料公開に 編集部:簗島 MAGES.は本日(2020年10月19日),同社が展開中の「STEINS;GATE」10周年記念企画として,STEINS;GATEシリーズのメディアミックス作品である,TVアニメ全話と劇場版アニメ,さらにコミカライズ5作品を,10月25日よりWebにて順次無料公開すると発表した。 TVアニメ「シュタインズ・ゲート」全24話と「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」が10月31日12:30から,TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」全23話が11月3日12:30からニコニコ生放送で配信される予定だ。また,漫画家のさらちよみさん,筒井大志さんらが描いたコミカライズ版5作品も10月25日11:00から11月30日までの期間限定で公開される予

                                                            「STEINS;GATE」シリーズのTVアニメ全話と劇場版アニメ,さらにコミカライズ版5作品が10月25日より順次無料公開に
                                                          • 京都市伏見区で天下統一さんぽ

                                                            京都市伏見区といえば、日本酒の酒蔵や、伏見稲荷大社などで有名な町だけれど、我々のような地名好きにとってたまらない町でもある。 「武蔵」「長門」といった、旧国名のついた町名がたくさんあるのだ。 伏見区を一日中ぶらぶらして旧国名の地名を集めたら、天下統一できるかもしれない。 豊臣秀吉の城下町、伏見 伏見にやってきた。 伏見駅近くのアーケード 伏見桃山駅を出ると、アーケードの商店街がまっすぐ続いている。 日本各地には、もはや息も絶え絶えといったアーケード商店街がたくさんあるなか、それなりの賑わいが感じられる。 今回は、旧国名の町名を探すのが目的だ。 街角にある住居表示の看板や街の掲示板など、旧国名の町名が書いてあるものを発見すれば、その国を盗ったということにして、最終的に、どこまで国盗りできるのか……というのが今回のさんぽの目的である。 そうこうするうちにさっそく町名を発見。 東大手町を発見 「

                                                              京都市伏見区で天下統一さんぽ
                                                            • 【今年の『M-1グランプリ』は上沼恵美子が優勝】 #tokyopod | サンキュータツオ教授の優雅な生活

                                                              米粒写経HP サンキュータツオと居島一平のコンビ「米粒写経」。公式ウェブサイト 熱量と文字数 サンキュータツオPresents 二次元を哲学するトークバラエティ音声マガジン 漫才バカ一代 米粒写経が主催する漫才オンリーライブ。年4回、3,6,9,12月開催。 ですが、レギュラーメンバーのスケジュールが合わず、次回は未定。 ワタナベエンターテインメント ワタナベエンターテインメント所属 DVD『珍遊記〜太郎とゆかいな仲間たち〜』(1)(2)(3) サンキュータツオの初声優作品!? 漫☆画太郎先生の傑作が春日森監督によってフラッシュアニメ化! 酒の肴にどうぞ。 サンキュータツオ オリジナルデザインTシャツ 「一コマ目から好きでしたっ」 オタク心を代弁した魂の一枚をあなたも! Links ■タイルブログ ■アニメ会の日替わりアニメ定食(毎週水曜日担当) ■日刊ザ★アニメ会A(木曜日担当 角川書店

                                                              • フィクションの世界と素朴な祈り――『天気の子』感想 - 宇宙、日本、練馬

                                                                『天気の子』をみました。新海誠という作家は、これからもますます果敢に自分自身を更新していくのだろうな、と感じさせる傑作だったと思います。以下、感想。ネタバレが含まれます。 雨の降りしきる東京、新宿。病室から外を眺める少女。不意に差し込む光。その光に誘われ、少女は不可思議な力を手にする。 孤島を旅立ち、東京へ向かう少年。船中で偶然出会ったオカルトライターに拾われた少年は、おしつけられた雑用を処理する中で、「晴れ女」の噂を耳にする。「100パーセントの晴れ女」である少女と少年は出会う。そして彼女は、あるいは彼は、世界を変えてしまう。他ならない彼女のために。 新海誠の最新作は、雨の降り続ける東京、おもに新宿界隈を舞台に、意志することで天候を操作し、雨の世界に陽ざしをもたらす少女をめぐる物語が語られる。新海誠のフィルモグラフィから雨の記憶を探っていけば、当然、『言の葉の庭』にたどりつく。『言の葉の

                                                                  フィクションの世界と素朴な祈り――『天気の子』感想 - 宇宙、日本、練馬
                                                                • 『俳句歳時記』の“気象俳句”を気象予報士と考察する

                                                                  俳句で使われる季語だけを集めた『俳句歳時記』という書籍がいくつも出ている。 季語は「季節を表す言葉」だけあり、気象に関する季語と俳句も多く載っている。 この俳句歳時記に載っている気象に関する季語と、気象俳句を、気象予報士と一緒に鑑賞してみたい。 超絶シブい記事です、すみません。 まずはいちおう念のため、俳句と季語について解説しておきたい。 俳句には、文字数を五・七・五、または17音にまとめる。切れ字(切れとも、句中で詠嘆する部分、「や」、「かな」、「けり」などの文字)を入れる。季語を入れるなどのルールがある。 俳句を作るうえで、文字数や切れは自分で調整ができるものの、季語に関しては、使おうとしているその言葉が、季語かどうか、季語であればいつの季節の言葉なのかを調べる必要がある。 その便宜を図る目的で、季語と実際にその季語を使用した俳句を収録した本が『歳時記』や『俳句歳時記』などの名称でいく

                                                                    『俳句歳時記』の“気象俳句”を気象予報士と考察する
                                                                  • 俳優・坂本龍一の軌跡|吉田伊知郎/モルモット吉田

                                                                    坂本龍一の50年近いキャリアの中でも、特筆すべき項目のひとつが、『ラストエンペラー』によって第60回アカデミー賞作曲賞を受賞したことだろう。 エンニオ・モリコーネをはじめとする映画音楽の巨匠たちが、監督のベルナルド・ベルトルッチへ、我こそはとアピールするなかで、坂本が音楽も手がけることが決まったのは、撮影終了から半年後。ベルトルッチは当初、坂本を〈俳優〉として起用しただけだった。 俳優・坂本龍一の誕生は、今やクリスマスのスタンダードナンバーになったMerry Christmas Mr.Lawrenceを生んだ大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』(83年)が原点。坂本が演じた捕虜収容所所長のヨノイと、英国軍陸軍少佐ジャック・セリアズ(デヴィッド・ボウイ)との関係を描いたこの秀作は、最初から坂本龍一の出演が決まっていたわけではなく――というより、ビートたけし、デヴィッド・ボウイも含めて、キャ

                                                                      俳優・坂本龍一の軌跡|吉田伊知郎/モルモット吉田
                                                                    • 書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                      社会科学の哲学入門 作者:吉田敬勁草書房Amazon 本書は科学哲学の中で特に社会科学の哲学についての入門書だ.私は社会科学についても哲学についてもあまり詳しくはない.そして最近読んだ進化政治学の本においては著者が実在論にずいぶんコミットしているものの私が理解している科学哲学の実在論とはややニュアンスが異なるような印象もあってややもやもやしていたので,この際勉強しておこうと手に取った一冊になる.著者は科学哲学者で社会科学の哲学を専門とする吉田敬になる. 序章 社会科学の哲学を学ぶとはどういうことか まず本書の目的について,社会科学の哲学という分野がどのようなものであり,どのような議論が行われているかを紹介するものだとしている. そこから序章における概念整理がある. 科学哲学の問題領域には論理学(推論の方法は正しいかなど),認識論(知識とは何かなど),形而上学(扱う対象は実在するのかなど),

                                                                        書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                                      • 『千と千尋の神隠し』~宮崎駿が描いたテーマと鈴木敏夫が隠したモチーフを発掘する : 岡田斗司夫公式ブログ

                                                                        今日は、2019/11/10配信の岡田斗司夫ゼミ「『千と千尋の神隠し』を読み解く13の謎[後編]」から無料記事全文をお届けします。 本日のお題『千と千尋の神隠し』残り10の謎 【画像】スタジオから こんばんは、11月10日の岡田斗司夫ゼミです。 あの、今日ね、長いですよ本当に。一応、放送の時にはレジュメを用意しているんですけど、今日は37枚だから、たぶん、過去一番長い回になりますね。長い回の1つと言ってもいいんですけども。 一応、無料枠の方は、それでも35分か40分くらいで終わるつもりなんですけど。先週に話した謎を最後まで全部、有料を使って話し切るつもりですので、そのくらいになると思っておいてください。 あと、先週から夜7時、19時からのスタートになったんですけど、大丈夫ですね? 今週のガンダム講座も夜7時からになります。 ちょっと先週、告知するのを忘れてたんですけど、次回のガンダム講座だ

                                                                        • 『サムライトルーパー』は聖闘士星矢がモチーフ。サンライズ専務は「柳の下にドジョウは二匹」とうそぶいた…(現在は削除されてます) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                                          本日未明ぐらいか、面白かったので、以下のような埋め込みでこの連続ツイートを紹介した。 #独立プロサンライズを語る  サンライズはしたたかな会社だった。1988年4月名古屋テレビ夕方枠でタカラがスポンサーの「サムライトルーパー」が始まった。1982年「ザブングル」から「ドラグナー」まで、 ガンダムZ、 Z Zを挟み6年間88年1月までバンダイがスポンサーだった。ライバル会社が3ヶ月後に pic.twitter.com/ZNPbXVcJ7v— 植田益朗@アニメプロデューサー塾〜ヒットアニメの作り方教えます (@mastin55) February 19, 2022 独立プロにとってスポンサー、テレビ枠は生命線だ。特に東京キー局に枠を持っていない会社としては絶対死守したい名古屋テレビ枠だった。細かい事情は言えないが、ドラグナーの後番組の企画にバンダイさんは乗ってくれなかった。最後まで必死で営業し

                                                                            『サムライトルーパー』は聖闘士星矢がモチーフ。サンライズ専務は「柳の下にドジョウは二匹」とうそぶいた…(現在は削除されてます) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                                          • 【Word&Excel】『スペースキーで見た目を整えるのはやめなさい ~8割の社会人が見落とす資料作成のキホン』四禮静子 : マインドマップ的読書感想文

                                                                            スペースキーで見た目を整えるのはやめなさい ~8割の社会人が見落とす資料作成のキホン 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて、一番人気だった作品。 著者の四禮さんは、パソコンスクールの運営歴20年であり、講座企画からテキスト作成まで行われるというプロフェッショナルな方です。 アマゾンの内容紹介から。「資料は“内容"さえよければいい」 「Wordくらい、なんとなく使えているから問題ない! 」 そう言っておきながら……、 体裁が整っておらず「読みにくい」と言われてませんか? 限られた時間の中で作成できず、家に持ち帰ったりしていませんか? ほかの人が修正しようとすると、レイアウトが崩れて使いものにならなかったりしないでしょうか? 社会人として恥ずかしくない資料を作るために必要な「美しさ」「スピード」「共有性」。この3つを高めて効率よく仕事を進めるWord/Exc

                                                                              【Word&Excel】『スペースキーで見た目を整えるのはやめなさい ~8割の社会人が見落とす資料作成のキホン』四禮静子 : マインドマップ的読書感想文
                                                                            • 2000年代後半のウェブ小説書籍化(後編) ケータイ小説以外の動向|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

                                                                              メディア上ではケータイ小説に注目が集まっていた2000年代後半には、ようやくファンタジーのウェブ小説書籍化からヒットが登場し、異世界「転移」の書籍化作品もついに現れた――異世界「転生」はおそらくまだだったが。 今回はケータイ小説以外の2000年代後半のウェブ小説書籍化の動きについてまとめてみていく。 2000年代後半のアルファポリス 『レイン』『虹色ほたる』『THE QUIZ』 05年には吉野匠の代表作『レイン』がアルファポリスのドリームブッククラブを通じて書籍化され、最終的にはシリーズ累計100万部に達する。 黒衣の剣士レインが無双するファンタジー小説である。 吉野はラノベ新人賞に投稿していたがなかなか通らず、自分の楽しみのために書いたという。これが吉野のデビュー作にして最大のヒット作となる――が、四六判単行本で刊行された『レイン』を当時「ライトノベル」とみなしている業界関係者は少なかっ

                                                                                2000年代後半のウェブ小説書籍化(後編) ケータイ小説以外の動向|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
                                                                              • 『ゲーム小説』の一読者視点からのアレコレ【前編・80~90年代コンピュータRPGの時代】 |たいむましん

                                                                                『ゲーム小説』の一読者視点からのアレコレ【前編・80~90年代コンピュータRPGの時代】 公開日:2021年4月30日センセイ (べ・一文字) 読者の皆様は「ゲーム小説」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか? ここで元祖はどうとか本家はどうとかいう話を始めると様々な異論反論が入り乱れてかつライトノベルの定義がどうこうとか余計な方向からの流れ弾も飛んできて宗教戦争かくやと言うペンペン草も生えない焦土状態になる事は火を見るより明らかと思いますので、あくまで個人的な体験・経験則を元に語る「ゲーム小説の蘊蓄」が今回の題材と言う事でお願いします。かつ、文中敬称略です。 まぁそう言った前置きと言うか逃げを打った上でも、現在まで続くライトノベル史の起点とも言うべきタイトルとして『ロードス島戦記』(著・水野良/角川書店(現KADOKAWA))を外す事は出来ないと思います。 元々は『コンプティーク』誌に連載さ

                                                                                  『ゲーム小説』の一読者視点からのアレコレ【前編・80~90年代コンピュータRPGの時代】 |たいむましん
                                                                                • 「なつぞら」最終回 脚本家が明かすぎりぎりの創作秘話。「締めのナレーションには好き嫌いがあると思う」(木俣冬) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                  最終回を迎えた朝ドラこと連続テレビ小説「なつぞら」(NHK総合)。戦災孤児となり十勝の酪農家の家庭で育てられた主人公なつ(広瀬すず)が生きる夢と力を与えてくれたアニメーションを作る仕事を選ぶ。離れ離れになっていた兄妹とも再会し、これまでの数々の体験、出会った人々の想いを作品に込め、これらかも子供たちの幸福への祈りの物語を作り出していくであろう希望をもたせて終わった。最終回の仕掛けをはじめとして、「なつぞら」で何を書き何を書かなかったか振り返る。脚本家大森寿美男インタビュー泰樹のラストカットはどう解釈したらいいかーー劇中アニメ「大草原の少女ソラ」は戸田恵子さんの歌に沢城みゆきさん。アニメーターには佐藤好春さん、才田俊次さん、石田祐康さん、語りが安藤サクラさんとものすごく豪華。そのうえ、千遥の複雑な家庭問題も出て来て……。終盤、エピソードが盛り沢山でした。 大森:最初から最後まで話の流れをだい

                                                                                    「なつぞら」最終回 脚本家が明かすぎりぎりの創作秘話。「締めのナレーションには好き嫌いがあると思う」(木俣冬) - エキスパート - Yahoo!ニュース