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詩の検索結果281 - 320 件 / 2878件

  • <ふくしまの10年・詩が生まれるとき>(4)コンドハ負ケネエゾ:東京新聞 TOKYO Web

    ツイッターは一日でやめるつもりだった。だが、福島県内の避難所や全国各地からたくさんのメッセージが届き、和合亮一さん(52)は驚いた。 「読んでいて不思議と静かな気持ちになりました」「福島に残した父を思って泣きました」「心が折れそうになっていましたが、進むべき道が見えてきました」「あしたも読ませてください」 一日目の二〇一一年三月十六日夜に、和合さんが投稿したのは四十回以上。社会が崩壊し、日常生活が奪われそうな中で、ひたすら頭に浮かぶ言葉を、ツイッターという一回百四十字の枠組みに投げ込んでいった。怒りと絶望でいっぱいになっていた。

      <ふくしまの10年・詩が生まれるとき>(4)コンドハ負ケネエゾ:東京新聞 TOKYO Web
    • 生のなかで一本の支柱になりうるものとしての詩の可能性を示す―永瀬 清子,谷川 俊太郎『永瀬清子詩集』堀江 敏幸による書評(ALL REVIEWS) - Yahoo!ニュース

        生のなかで一本の支柱になりうるものとしての詩の可能性を示す―永瀬 清子,谷川 俊太郎『永瀬清子詩集』堀江 敏幸による書評(ALL REVIEWS) - Yahoo!ニュース
      • プーチン大統領の愛読書・好きな作家・詩人TOP10

        Mikhail Klimentyev/Russian Presidential Press and Information Office/TASS ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアの詩や外国の古典的作品を随時引用するのが好きだ。その愛読書のなかには、子供向けのおとぎ話もあれば、大部の歴史的著作もある。 プーチン大統領の蔵書には、フョードル・ドストエフスキーやウラジーミル・ナボコフの小説から、レフ・グミリョフの『地球の民族形成と生物圏』、古代中国の『易経』にいたるまで、さまざまな本が含まれている。 大統領は、アレクサンドル・プーシキンからセルゲイ・エセーニンまで、ロシアの詩人を愛読している。また、ドイツ語が堪能で、ハインリヒ・ハイネとヴォルフガング・ゲーテの詩も大いに評価する。 しかし大統領は、自分に関する本は一冊も読んだことがないと言っている。理由は、そんなものを読まなくても

          プーチン大統領の愛読書・好きな作家・詩人TOP10
        • mui Labはオールデジタル開催の「CES2021」に出展。二十四節気の詩を通じて、テクノロジーがもたらすアートのある生活を体現します。

          mui Labはオールデジタル開催の「CES2021」に出展。二十四節気の詩を通じて、テクノロジーがもたらすアートのある生活を体現します。Covid-19 による人々の心身への影響が広がる中、mui Lab のデザイン理念の一つ 「Inspire Calm Moments(穏やかな時間を醸成する)」を通じて、暮らしに「余白」を提案 「​Calm Technology(穏やかなテクノロジー)」のアプローチにより、“自然と人とテクノロジーの調和のとれた佇まい”を提唱するmui Lab(本社:京都市、代表取締役・大木和典 、以下mui Lab)は、初めてオールデジタルで開催される「CES2021」に4年連続で出展いたします。 当社は、革新的なサービスや技術を有する日本のスタートアップ企業の海外展開をサポートするJetroによるJ-Startup/JAPANのプラットフォームに参加します。 CES

            mui Labはオールデジタル開催の「CES2021」に出展。二十四節気の詩を通じて、テクノロジーがもたらすアートのある生活を体現します。
          • <ふくしまの10年・詩が生まれるとき>(2)孤独と絶望に襲われ:東京新聞 TOKYO Web

            妻子が山形に避難した後、ひとけのない教職員住宅に和合亮一さん(52)は残った。福島第一の3号機が爆発後、周辺の人たちも避難していた。二〇一一年三月十六日朝、福島市の空間放射線量は毎時二〇マイクロシーベルト。通常レベルの五百倍と報道されていた。ラジオではアナウンサーが「避難するみなさん、どうぞ落ち着いてください」と時折、涙ぐみながら呼び掛けていた。「福島も日本も終わりなんだ」。無人島に一人でいるような孤独感と絶望感が襲ってきた。 空気の中に潜み、ともすると自分の命を奪っていくモノへの恐怖。ひっきりなしに襲う強い余震。食料もガソリンも手に入るあてはなかった。一人になり、どんどん気力がなくなっていった。次に原発で大きな爆発が起きたら終わりだと、死を覚悟した。 二十代から詩を書き、詩集が七冊出ていた。賞を取った後は依頼された執筆をしてきたが、閉塞(へいそく)感を感じるようになっていた。自分を思い返

              <ふくしまの10年・詩が生まれるとき>(2)孤独と絶望に襲われ:東京新聞 TOKYO Web
            • メディアと詩で旧満州を知る 阿智村の開拓記念館で寄贈品展:中日新聞Web

              阿智村の満蒙開拓平和記念館は、秋季特別展「寄贈品展vol.2 満州と旅」を開いている。旧満州(中国東北部)への移民政策を、かつてのメディアや開拓団員の詩を通じて考えてほしいと、来場を呼び掛けている。十一月三十日まで。(二神花帆)...

                メディアと詩で旧満州を知る 阿智村の開拓記念館で寄贈品展:中日新聞Web
              • さよなら、の - 肉芽観察記

                さよなら、の あと 一度だけ ふり返る

                  さよなら、の - 肉芽観察記
                • 「ボン書店」最後の詩集の著者を知る(本がすき。) - Yahoo!ニュース

                  最初にこの本を手にした時の感想を正直に言えば、「……だ、誰なん?」でした。名前に全く聞き覚えがなく、呼び方すらもわからない!タイトルからして「北方の」「詩人」であることと、カバーに掲載された写真から、「今の人ではないっぽい」という推測が成り立つのみ。そんな未知の本を読むことになったきっかけは、とある編集者さん(思潮社の、ではなく小学館の)が「好きそうなので良かったら」と店にお送りくださったことでした。 ……が、紐解いてすぐ、その方の慧眼にびっくり! 高島高(たかしま・たかし)は、明治43年に生まれ昭和30年に44歳で亡くなった富山県滑川市出身の医師兼詩人だったのですが、はじめ近くに「高の詩作上の秘中の場が宇奈月であった」とあり、実は母がまさにその宇奈月町にあった小学校の出身なので、私としても全然知らない場所ではなかったのです! ちなみに宇奈月は富山では有名な温泉地ですが、言わずもがなこの方

                    「ボン書店」最後の詩集の著者を知る(本がすき。) - Yahoo!ニュース
                  • 川島小鳥写真展:まだなまえがないものがすき

                      川島小鳥写真展:まだなまえがないものがすき 
                    • <2833>「あなた今生一切、手、剥がれるページ」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                      からだからあなたが聞こえてきても、 なぜか、 あたしは蓋をしている、、 私にはその物音がどこか関係のない、 一量の響きとして来る、、 あたしはカラの、、 からだのなかになにおさめるものもない、、 どこから来たのかしら、 これはしらない、、 わたしはもののおくのおとにからだをつけ、、 しっかりと動く、 これがリズムになってくること、、 私の肌居へ、 続いてあつまってくることに、、 いまは、 ゆっくりと驚いている、、 だれが種を仕掛けたの、 からだは、取り込むの、、 違和のなかへ一度投げたの、 その映像だけ、 わずかに残りながら、、 あたしは少し湯音が上がり、、 不可思議な場所へ出ながら、 しらずに、 私を探ったの、、 今生一切、 私の物音、、 私は過去から過去へ、、 しずかに水を渡しながら、 ものともの時一切、、 現象と付き合いながら、 同じブツと付き合いながら、、 お前は誰だ、 ページが剥

                      • <2722>「内部の凝り」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                        あたしある当たり前の時間からは、 しずかに放り出されたの、 ねえ、、 なにか、胸の上あたり、、 こごっている、、 この、内側、、 現実に、対応する振舞いが、 身の、くねらせ方が、 冷たい息をのむ仕方が、 内側の、 こごりを作っている、、 あたしは、身体をまっすぐにし、、 その、こごりに外から触れ、 下へ、下へ落とす、、 下ではまた別の時間が待っている、、 からだがあつい、、 あたらしい、 次々に、 液ばかり受けて、 あつい、 あついの、、 ・・・ あたしはそうしてしばらく自分を触っていた、、 いまやどこから、、 かんたんな内部、 縦横に、 生の管が、張り巡らせてあるだけの、 かんたんな内部、、 その、 ややかんたんなつくりの底で、 あたしは眠っている、、 まだ全ての液の記憶といつだったころの、 その身体のなりたちは、 わたしには、 過去の水で、、 うるおいひとつだに、触れえないけれども、、

                        • <2663>「調子に乗るのではなく」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                          あたしの只中の肌よ今はまた、 ここに声を渡す仕事を、、 私は果たしていくのか、、 私は細胞のことは知らないでいる、 細かい仕事のことは、、 しかし、あたしは、、 調子に乗るのではなく、よろこんでいく、、 ああ、 こんなところにも、 私の残したものがあった、 線があった、と、 順にひろっていく、、 対象と、 私とが、 徐々に育っていく、、 そういうものの読み方ができていたらいい、 わたしは、 楽しくて、 興奮して喋って、別れたあと、、 ほうけて、 あたしのなかには何が詰まっているのか、 まったくもって分からなくなることがある、 だから、 日常の全てがそれでは、いけないのだと思いますが、 しかしまた、、 あたしが一時空白になるような、 楽しい時間を経て、、 日常へかえってくる運動の、 そのうねりは、 生きていくということをとても活発にします、 とも思いました、、 脳が、 この歳ぐらいで、落ち着

                          • <2736>「揉まれて、まったく違う日に」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                            水のしたにしずかにあらわれたとおりの、 そのはだの、、 わたしはなかを持っている、、 あわがくる、 あわをとおっていく、、 なに、、 かたちならなにも、 ここで集めていなくてもいい、、 私は、過去を、、 私は、、 あくまでうかぶところ、、 あらたなヒのかげりを、 あたしはそこにみる、、 まったく違う人になっている、、 私はそのことに、 驚く時間をもたない、、 あたしは一音一音が、 揺れて、振るえている、、 そのかたまりの先に入っていく、 そのかたまりは僅かなふるえのこえ、 どこか、 どこかとおくまで、、 からだのゆるみ、 浸透していく、、 あたしはなかへはいる、、 おそらく手招きし、、 あたしは、 欲望を忘れているわけではない、、 それはどこか遠い音、 あなたは、 あなたのヒに包まれている、、 いちどめから、、 からだの枠から、 あなたは外れ、、 あなたのこえの便りはここに来、、 ながれ、

                            • <2887>「果ての目のなかへ」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                              あたしの身体のはじめ、 呼吸のはじめ、、 どこから漏る、 どこからこのしたたりははじまる、、 うん、 どこかやわらかく、 どこかわからず、、 あなたは混乱し、 えんをえがいたまま、 からだは浮き上がり、、 しずかな道になり、 しずかにえんは続く、、 あたしのはてにあり、 ものはからだのなかにあり、、 いまいる地面のあいだ、 私には見えて、 見えているものの隙間、 水があり、 しらない土地があり、 渡る確かなものがある、 どこへ置く、 用意された分の身体、、 はてにある、 はてにありつづけ、 私になる、、 私には網の目、、 目の粗さ、 落ちる水となり、、 分かれる第二景色となる、、 したになる、、 したはもうだまる、、 だまって血を送る、、 ただあたたかくなる、、 ただ、季節に似通う、、 すぎる、、 呼吸が、 あたしを次々にうんでいく、、 はさまる、、 はさまったまま、 ここにうまれていく、

                              • <2811>「その時私には水がない」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                こんな具体的なものが、 1日を経過していくことは本当に、 何でもないことに思える、、 しかしその、 何でもないことそれ自体に、 ふっとつかまるときがある、 そのとき私は宙を見つめ、、 徐々に呼吸をするだけになる、、 私は、とくに、 生きているとかどうとか、 そんなことをわざわざ持ち出す必要はないように思った、、 そうではなくて私は具体的に動いている、 いろいろな場所が繋がれて、、 私は具体的に動いている、、 私はとくに興味がないように思われた、、 私は没頭しているように思われた、 ほうけているように思われた、、 風が少し長く、、 もう帰らないかのように、、 一瞬、 ここが永遠の場所になって、 一歩も動かれないと、 強く感じることがある、、 本当は、 そんなこともないのだが、、 あの挟まる、 一瞬の時間はなんだったろう、、 私は、 線を様々に組み合わせてみている、、 感動し、 感動することに

                                • <2912>「ひとつの身体を創造すること」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                  あの、 みじかい汗をかかせた、、 場所はどこ、 場所はどこだろう、、 あなたは訊いていた、、 これだけの量があれば、 訊ねるには十分だとおもい、 あなたはきいていた、、 それで、 私はすっかりこの道に、 あらわれたままになってしまって、、 今は知らない日々のなかにいる、、 私は時間を作っていく、 短い線を並べて、 ここに、 あらたな時間を、、 あらわしていく、、 だれだそこにあふれ、、 そこの水をする人、 そこにはあたしの身体がある、、 どこからもきこえるに違いない、 あたしに似たものが、 もうそこまで来ているのだ、 ひとつの身体を創造すること、 何年もかけて創造することは、、 おそろしく興奮することであると同時に、 大変な喪失感を伴うものだ、、 まったく違うところへ来てしまった、、 まったく違う人間になってしまったと、 あなたが言っている、、 あなたは、、 今通過儀礼のなかにいる、、 か

                                  • ペットロスを癒やす有名な詩『虹の橋』、謎だった作者が判明か

                                    画家のステラ・ビオラーノ氏による2009年の油絵『虹の橋』。「私の感じでは、『虹の橋』は広大で美しい場所、広く開かれていて混雑することなく、あらゆる生命が幸せに、永遠に生きられる場所につながっています。クライン=リーキーさんは、そんな希望のメッセージを作ってくれたのです」。ビオラーノ氏はそう話している。(PAINTING BY STELLA VIOLANO) ペットを亡くした経験がある人なら、『虹の橋』という詩を知っているかもしれない。動物たちの天国で愛するペットと再会する姿を詠んだ詩は、シンプルだが胸に響く内容になっている。この詩は、ペットを失った飼い主に向けて、動物病院から贈られたり、ソーシャルメディアのメッセージに掲載されたりしている。 たくさんの人々に感動を与えてきた『虹の橋』の作者はこれまで不明とされてきたが、今回、有力な手がかりが見つかった。英スコットランド在住の82歳の女性、

                                      ペットロスを癒やす有名な詩『虹の橋』、謎だった作者が判明か
                                    • 萩原朔太郎の“詩”を味わうチョコレート、「月光と海月」を“クラゲ”のコラーゲン入りショコラで

                                      チョコレートショップ「アイコン ショップ(EYECON SHOP)」から、詩人・ 萩原朔太郎の作品「月光と海月」をモチーフにした新作チョコレートが登場。2023年4月7日(金)20:00より、店舗ほかにて販売される。 萩原朔太郎の作品を刻んだ“詩を味わう”チョコレート活版印刷に着想を得て企画されたこの商品は、 萩原朔太郎の『純情小曲集』(1925年) に収録の作品「月光と海月」を刻んだ、“詩を味わう”チョコレートだ。これまでに谷川俊太郎の作品をモチーフにしたチョコレートなどで話題を呼んできたアイコン ショップの新作スイーツとなる。 ショコラには作品にちなんだ“クラゲ”のコラーゲン入りチョコレートは、日本におけるビーン・トゥ・バーチョコレート(カカオ豆からチョコレートになるまでを一貫して製造)の先駆けである、東京・深沢のチョコレート工房「ショコル(xocol)」が手掛けたもの。 “ホンジュラ

                                        萩原朔太郎の“詩”を味わうチョコレート、「月光と海月」を“クラゲ”のコラーゲン入りショコラで
                                      • <2980>「失礼な嘘を捨てる」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                        私は練習する、、 練習し、 からだを現実につなぎとめる、 私はハラハラする、、 生きていることは時々こわい、 私はドキドキする、、 もう1分1秒だって踊るのをやめていたくないこと、、 興奮するな、 こんな生命軌跡を、 いつ誰が用意したのだろう、、 いつ誰が、、 私は、22歳だった、、 そのとき、、 からだから、 全ての属性が剥がれ、、 空白の場所で、 私は無限に汗をかいた、 無限に寝た、、 現実と別れる、 瀬戸際まで来たときの、 人間の汗、、 あなたの集中力はおそろしい、 あなたのしつこさはおそろしい、、 人間の、 こわさとこわさを全てぶつけ合い、 よく、 死なずに生きてきた激しい生命よ、 お前は生きている、 お前は生きていて、 次の瞬間には、 もう存在しないかもしれない、、 (ふにゃふにゃしていないと書けないなんて嘘だよ) (お前は激しい、激しいことに嘘をつくな) 求められているから、

                                        • <2731>「血の落ちる速度できいてみる」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                          あなたの記憶しているその姿のなかまで、、 あたしは、 ただひたすらまっすぐに到達しようとする、、 ねえ、 あたしには、 その理想とする形のない姿があるだけなんだ、、 完璧にはあわさらない、 だから、 違う通路をゆく必要がある、、 違うステップで、、 目は裏返り、、 全てのものは音もなく、 僅かな光だけがある、、 あたしはここが液にまみれても、、 ひとりでただ生まれていることを知り、 あたしも少しはこのうみだしに混じろうかしら、 と思っている、、 あたしの液になるところ、、 どこかで全部、 からだにして、、 まっすぐに、集めているところ、、 またからだが来た、 あたしは反応機械、 それ以外は空間に、 ぼうっと浮いている、、 ああ吸った、 吸った、吸った、、 それで、、 とじたせかいのこともしらないのに、 私はなにだろう、、 血だろうか、、 血が、しっかり生まれて、、 しっかりと、流れて、、

                                          • <2739>「あたしが水を限定してからの、その内世界の育ち」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                            あたしは、その、 たいした響きを、もつようには思われないもの、 そのひとつを、 しっかり皮膚の裏側へ、貼り、、 長い、長い時間をかけて、 それがからだに浸透し、、 内世界を構成する、 ひとつの風景になるのを、 じっと待っていた、、 あたしは、まだ、、 泡立ちが足りない子ども時代から、 積極的にそうしていた、、 からだのはしにたまる、、 その泡粒ごとの記憶を、 あたしはかきますようにして、起こした、、 あたしはその光景を、、 ただぼんやりと見つめていただけだが、、 しずかに、、 わたしは渡るのを見た、、 からだはどこへ、、 この破片はどこへ、 わたしは、 水のなかに潜り、、 まだ、生まれるまえのことにも、 接続されえない、、 そんな形の、 おどろきと、焦りと、、 こわいぐらいの冷静さとをもって、、 また空気のなかに出ていた、、 うん、、 からだちがうよ、、 どこまでもひろがりうる、 訳ではな

                                            • <2737>「別の回路へ、垂らすアルファ」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                              遠のき、、 うん、 眼の底、、 固いもの、、 さざなみが、うん、 風が、風が、、 そう、、 ひとつひとつを撫でても、、 あなたは底で、 眼のなかで、、 いくつもの粒に分かれて、 揺らいでいる、、 これは筒のなか、 筒から来て、 出ない、、 からだはでない、、 あたしは遠のきへ、 いち音声をかける、、 きこえるのか、 これは、はてまできこえるのか、、 あなたの中心、、 あたしが空間の中で、、 つながっていること、、 わたしが煙の中で、、 ふくまれて、 立ち上がっていること、、 わたしはそれぞれの便りをきいた、、 からだをかきまぜた、 まぜて、 あなたが底にいること、、 あなたの声の延長へ、 まっすぐに入っていくこと、、 私は、なにか、 別の回路を持つようだ、、 そこに声を垂らし、 アルファを垂らし、、 びん、と線が振るえるのだ、、 口をアけた、、 どこにその入口が、、 私には見えない、 見え

                                              • <2728>「生まれた日の記憶に繋がる機械」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                あたしは渦の音を全てきいている、、 からだを落とした、 トオンをおとした、、 なぜあなたのなかには、 同じ渦がないのでしょうか、、 私は先へ、、 身体をのばしていきます、、 この、 透明な層の連なりに、 あたしはかき、 あたしは乗っている、、 誰の呼吸だか、 どこかで分からなくなり、 これはからだの一致、、 同じ声、、 同じゆらめき、、 同じ手のすがたのこと、、 同じ泡を出して、 しずかに、 からだのなかから、、 あなたは内証を通って、、 ここにひらくものを用意する、、 ここから生まれるもの、 同じ隙間を通り、 まったく別の表現、、 まったく別のありかた、、 本当をしてくれ、と言われたら、、 私はしばらく戸惑ってしまうだろう、、 運動にはいくつかの色がある、 それをひとつひとつ取り出して、 語ることは不可能だ、、 あればあるだけのあたしのからだ、 からだを剥いで、、 なかにはなにもなかった

                                                • <2708>「からだを水のなかへ植えよ」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                  なにをあたしはかためているのかしら、、 それからしらない、、 あなたの方向からまずもって笑う、 どこからか、、 あなたのすじがのびてきて、、 こころのなかにまとわりつき、 声をしたら、、 なにか、 どこからかたまるのかしら、これは、、 あたりまえにはじへ、 きこえているのかしら、、 まあ、 まともなはだをしり、 植え、 からだはとおくに走る、、 あたしは液を流したの、、 そんなとこから、 なにか、 これは当たり前の量なのか、、 そうよ、だって、、 わたしは水の底から来て、、 あなたの接触に始まり、 ずっと、 ずっとのびてきたのだもの、 ここをごらんな、 よく生えているでしょう、、 あなたまたなかへ、 もう少しなかへ、、 そのまま、そのままお上がりな、、 ね、からだでしょう、 ずっとその奥、、 あ、 あなたのその手の、 記憶の畳み方はどうなのだろう、、 あたしはしずかに一致する水を思った、

                                                  • <2698>「溶けた、見た、見た、液だ、」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                    あたしの噛んだ、、 あなた液から出た、、 どうしてこんなに小さい、、 あなたの身体はここから、どこへきこえるの、、 あたしは丸い、、 あなたの手を、握る、、 あたしはこの場所から剥がれていく、、 何故、 汗をかいた、、 あたらしい肌のなかに、あなたの、手の、手の、汗、、 私は濡れていく、 分かるかな、、 そこからそこから先、、 あなたは濡れていくの、、 水を、 水をまた、入れたいだけ入れて、 先へ、先へ、、 あなたは走る、、 身体のすべての線が、振るえる、、 あたしはさむさをおぼえる、、 いま、、 これはどこかへとけてしまいそうなほどやわらかい、、 あたしは抱える、、 あたしはこの存在の中心に、夢を見ている、、 あなたが見ることになる、 夢とは別のもの、、 さあ、さあ、来て、来て、、 あたしのところへ来て、、 あたしの液のなかのところ、 そこでは溶ける、、 そこでは呼吸も、日も、 身体の揺

                                                    • <2814>「太陽と、湯気の気配」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                      どこまでもからだが軽やかに、 なりそうになると、 あたしは、 地面を思い出し、 ぐっと沈み込む、、 あたしは歩みの、 その様子に、 少なくない緊張をはらっているようだ、、 あたしから、 湯気が出て、、 なるほど、 この人は燃えて、 徐々に型を失っていく人、、 どこか理解する、 どこか遠くの方で理解する、、 あまりにもあたりまえに消えてしまった、 あのものたちに対し、、 私はひとつの声で応える、、 私は迎えようというのではない、 ただ、 生きてあるものとして、 試みに音声を出していく、 そのことだけがある、、 そのことだけが、 私を地面に繋ぎ、、 私は、 ひとつの呼吸のなかで、 歩くことがまた可能となる、、 私は、 静かな太陽を見ている、、 あなたも少しずつ湯気になり、、 この星の、 気配として、 ひとつの仕事を果たしているのだろうか、、 あなたはきれいだ、、 他に何か言うべきことがあるだろ

                                                      • <2840>「死んで、時間を渡してくれる」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                        呼吸の粒のさわりが見えて、 あたしはそれについていく、 私はどこにいるか分からないから、 これがどこか分からないから、 包んでいたものは全て解体し、 解体されてしまったあとで、 私は呼吸が可能になったあと、 どこに行くのか、 どこに居るのかだけが分からないから、 あたしは設える、、 透明な室をあたしのために、 私はその中で連打する、、 ものすごくゆっくりと、 私はそのなかで連打する、、 生まれる響きに、 私というひとりの人間が住む、、 あたしはいつもここに粒が、、 数粒落ちてくるように見え、 あたしはそのなかから僅かにひろう、、 書いてあることを、 少し確認する、、 一瞬で、 全てが分かり、 一瞬で、 全てが変わってしまう、、 私も溶けてしまう、、 ひといきでからだを運び、、 またこのなかへ帰ってしまう、、 ねえ、 どこにいるかは分かる、、 それは分かるの、、 しかし、 ここにいて、なぜ、

                                                        • <2648>「ひとりの身体になりますように」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                          次々にこの場所へ集まるのを、 あたしはほうけとして経過する、、 現実は、 眠っているための場所である、 どうも、そうとしか思われない、 と感じる、 私はたしかに、過去のどこかに存在しました、、 今は、 静かな覚醒の世界にいる、 以前は、 そのことで、少し戸惑うことも、私はありました、、 私は、しかし、、 今はしずかな覚醒の、 その世界の中にいて、醒めたら、 失われるものがありやしないか、と、、 おそれていたものがそっくり、 剥がれているのを感じます、、 熱が身体を作り、、 あたしはそのなかに住まっていた、、 身体が、 上手く操れない、、 十全に機能しているとは、 私は言い難いなかで、 なおのこと、私は中でした、、 ですから、 今は中からのびて、 皮膚の裏側を通り、、 身体の先端まで、 その膜がのびていき、、 この、 筋肉や腱や、 骨や、 血管が、、 私と一致しますように、 どうか私が一とな

                                                          • 萩原朔太郎展を全国開催、前橋文学館の萩原朔美さん 人物ファイル - 日本経済新聞

                                                            詩人・萩原朔太郎の展覧会を全国で一斉に開催――。こんな催しが各地の文学館などで始まっている。企画したのは前橋文学館(前橋市)の館長で、朔太郎の孫にあたる映像作家の萩原朔美さん(75)だ。萩原朔太郎(1886~1942年)は前橋市出身。「月に吠える」などの作品で知られ「日本近代詩の父」とも呼ばれる。没後80年を記念する展覧会「萩原朔太郎大全2022」が、北海道から九州まで全国52カ所の文学館や大

                                                              萩原朔太郎展を全国開催、前橋文学館の萩原朔美さん 人物ファイル - 日本経済新聞
                                                            • 磨く軽井沢高校の魅力 校歌を作詞した室生犀星の文学碑|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト

                                                              軽井沢町の軽井沢高校の生徒が25日、軽井沢ロータリークラブのメンバーらと町内にある室生犀星(1889~1962年)の文学碑を清掃した。同校校歌は犀星が作詞。金沢市の室生犀星記念館によると、犀星作詞の校歌は県内では唯一。生徒会役員有志や関係者約35人が参加した。 町学習センターが、犀星について知っ…

                                                                磨く軽井沢高校の魅力 校歌を作詞した室生犀星の文学碑|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
                                                              • 寄稿:追悼 思潮社元代表・小田久郎さん 戦争の惨禍経て現代詩先導=城戸朱理(詩人) | 毎日新聞

                                                                詩書専門の出版社、思潮社元代表の小田久郎(きゅうろう)氏の訃報には驚かされた。訃報というものは、つねに突然もたらされるものだし、90歳での死は大往生と言えるだろう。だが、小田氏が亡くなったのは昨年の1月。故人の遺志で1年以上、その死が伏せられていたことになる。 小田氏は生前から、すでに伝説的な編集者だった。大学を卒業して、投稿作品の文芸誌『文章倶楽部』の編集者となり、1956年に思潮社を設立。59年に創刊された『現代詩手帖』は詩壇を代表する雑誌として、60年を超える歴史を持つ。 小田久郎は詩人として出発しながらも、編集者に専念するために筆を折り、戦後詩の始まりとされる鮎川信夫、田村隆一、北村太郎ら『荒地』の詩人たちの作品に、戦後詩の目指すべき方向を見いだし、谷川俊太郎、大岡信ら、自分と世代を同じくする若い詩人たちを登用して、戦後の現代詩を先導した。60年代から70年代の現代詩の興隆は、小田

                                                                  寄稿:追悼 思潮社元代表・小田久郎さん 戦争の惨禍経て現代詩先導=城戸朱理(詩人) | 毎日新聞
                                                                • 俵万智さん「貴司くんの本歌取り、わかりにくっ!」 NHK朝ドラ「舞いあがれ!」貴司(赤楚衛二)の短歌に私見

                                                                  この日放送された第95回では、貴司が舞(福原遥)に贈った短歌「君が行く 新たな道を照らすよう 千億の星に 頼んでおいた」は、狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)の短歌「君が行く 道の長手を 繰り畳ね 焼き滅ぼさむ 天の火もがも」の本歌取り(オマージュ)であることが史子(八木莉可子)の指摘で明らかになった。本歌は夫を思う歌であり、貴司の歌も恋の歌と解釈ができるという。

                                                                    俵万智さん「貴司くんの本歌取り、わかりにくっ!」 NHK朝ドラ「舞いあがれ!」貴司(赤楚衛二)の短歌に私見
                                                                  • <2941>「あたしはうつる、付き合おう」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                                    からだから言われたのね、、 お前にはここの道だって、 あたし、 そんなことないわよと、 ひとつひとつ応えていったけど、、 どうやら、 それもそうだけとは言えないみたいで、、 いつもの回転や、 あたしの仕草が、、 不思議にここへかえる、、 あたりまえにあった場所に、 あたりまえに戻れなくなる、、 私は、 時間の回転だけを残して、 ここにいる、、 ここから先へ行く、、 ここから四方へ行く、 あたしは日の辺りを確かめる、、 からだがくる、 からだが先に行く、、 あたしはうつる、、 もののひそかな声のまえで、 あたしはうごく、、 うごく身体、 うごく身体が、、 あたしにはひとつの音だから、 あいだで見た景色は、 そうか、 私はあそこに一年半以上行っていない、 生活の場所だったはずのところで、 あたしはどこ、、 からだはどこ、 私は自己を管理しているのではない、、 何かが上手くなった訳でもない、 付

                                                                    • 「宮沢賢治の直筆」X線で分析 京都の堀場テクノ 絵画でも実績 | 毎日新聞

                                                                      童話「銀河鉄道の夜」などで知られる岩手県花巻市出身の詩人・童話作家、宮沢賢治(1896~1933年)の草稿「S博士に」が、本人の直筆の可能性が高いと判明した。真贋(しんがん)判断に活躍したのが、堀場製作所のグループ会社、堀場テクノサービス(京都市南区)のX線分析装置だ。 草稿は2020年6月、総合花巻病院(花巻市)から同市に寄贈された、故佐藤隆房氏のコレクションから見つかった。佐藤氏は同病院の前身・花巻共立病院の初代院長で、賢治の主治医。S博士のモデルとされる。 堀場テクノサービスが用いたのは、非破壊・非接触で物体の元素を測定する微小部X線分析装置。今回の草稿を、宮沢賢治記念館(同市)が所蔵し、同時期に書かれた詩の一つ「ひるすぎの三時となれば」の直筆草稿と比較したところ、インクと用紙の成分がほぼ一致した。分析結果やこれまでの研究から、花巻市は直筆草稿の可能性が高いと判断した。

                                                                        「宮沢賢治の直筆」X線で分析 京都の堀場テクノ 絵画でも実績 | 毎日新聞
                                                                      • 詩の橋を渡って:蟻たちも季節を生きる=和合亮一(詩人) | 毎日新聞

                                                                        10月 蟻の巣穴の入口に 引きずりこもうとしてできなかった空が 丸く小さく 引っかかっている 紅葉の色合いを楽しみつつ朝晩の寒さに四季の足音を感じている。ふと家の中に蟻(あり)の姿を見かけた。捕まえて逃がすと庭先の行列に加わった。玄関に戻ると迷い込んでいるのがまた一匹。その後も追いかけっこを彼らと何度かしたが、しかしその後からぱったりと姿が消えた。この数日で特に寒くなったからなのか。庭にあるどこかの巣の中で熱心に冬ごもりの準備をしているのだろう。蟻たちも私たちも共に季節のめぐりを生きている。 高岡修の詩集『蟻』(ジャプラン)が届いた。不思議な親しみを覚えながら頁(ページ)をめくった。「蟻の巣穴の入口に/引きずりこもうとしてできなかった空が/丸く小さく/引っかかっている」。コロナ禍の影響により二月の末ぐらいから、私たちもまた家の中へと巣ごもりをせざるを得ない状況で、現在に至っている。春から夏

                                                                          詩の橋を渡って:蟻たちも季節を生きる=和合亮一(詩人) | 毎日新聞
                                                                        • <2781>「存在する秘密が、あなたの手を通過していく」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                                          あたしはものを求めているのか、どうか、、 それはとても分からない、、 しかしあなたの液は熱くなる、、 からだの奥で、 からだの周りで、、 次々に、、 あなたの歩行もまた、 熱さを増した、液により、、 ここへ流れることになる、、 あなたが歩行すると、、 違う世界の入口に立っている、、 これは、 なんのいんちきも使っていないのに、 現実の場所ではないみたいだ、、 あなた内奥からください、、 もらったそばから、 次々この手から、 ぼろぼろとこぼれるとしても、、 あなた、 これをください、、 私は透明の日々に、、 この液を流している、、 あなたが次から次へ、 生まれていること、、 かたまりがついに、、 そこまで見えてくること、、 普通に手の仕事を生きるようになった、、 うん、、 この辺りにはっきりと見えて、、 あたしはいくらも混ざった、、 あたしはその香りのするなかへ、 幾度も混ざった、、 ある当

                                                                          • 💐 ことばによる文化創造の新たな地平を切り拓くために 💐 - 果てしない青のために

                                                                            1 作品に内在する「詩的思考」 現代の日本社会において、ことばによる文化創造は、作品に内在する「詩的思考」を探ることによって、新たな地平を切り拓くことができないだろうか。 2 世界を「物語る」欲求 池上(1984)によれば、人間は外界を主体的に意味づけ、価値づけ、秩序づけ、「自然」を「文化」に変える営みを主体的に行う「構造化を行う動物」であるという。私たちのこの本質的営為は、世界を「物語る」欲求であるといえるだろう。 私たちの生は、たとえば幼時のごっこ遊びから、壮大な文学作品に至るまで、現実的世界と主観的世界とをずらし、そこから生まれる快楽を欲する。この差異の感覚を生み出すものこそ「詩的思考」であり、現実空間と物語空間とを繋ぐ回路であり、ことばの持つ記号性の打破であり、比喩である。 3 ことばと思考 思考は常にことばによってなされ、ことばを離れての思考は存在し得ない。一般的に、思考は自由で

                                                                              💐 ことばによる文化創造の新たな地平を切り拓くために 💐 - 果てしない青のために
                                                                            • <2978>「私は、怖かった」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                                              私は、怖かった、 何かをしゃべり、 人の反応が変わり、 人が、 いつも自分に意見を求めてくるように、なったことが、 こわかった、 小学生の私には、 その出来事は重たかった、、 私は、怖かった、、 当たり前に生きていると、 当たり前に人に好かれることがあるのが、 心底こわかった、 どうしてこわいのだろう、、 私が現実から、 違う場所に行こうとしているのに、 それを、 ぎゅっと引きとめられるような気がしたからか、 足首を、つかまれて、 お前はこの場にいろと、 いうやられ方をしているように、感じるからか、 私は、怖かった、、 友達の一番ではなくなること、 愛する人や、 結婚する相手が見つかり、 仕事があり、 遊ぶことが当たり前ではなくなっていったこと、 私は、怖かった、、 命が、1回しかないこと、、 その状況で、 せっかく出会った二人が、 まったくバラバラの方向を向いているのが、 とても怖かった

                                                                              • <2758>「人間のかわく場所、ひとつの砂の部分」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                                                ヒがからだにあたりつづく、、 私はからからにかわいてしまい、、 指で身をすりつぶし、 全ては粉になり、、 しずかに、 ものの奥へ、駆けていきました、、 別の招び声の場所、 あたしはまっすぐ潜った、、 人間のない場所、 人間の、かわく場所、、 あなた、 あたしは線ばかりに、、 なにか、 からだがきこえるばかりに、 そこへ、 小さな身体を用意して、、 あれしかもそれはけだるさではない、、 あたしはかわいたものの近くで、 安らいでいた、、 この場所の匂いもない、、 あるいは、 私が既に混ざり切ってしまった、、 どこから来たのだろう、 私は自分を見、、 からだを見、 穴を見、、 夢の中を見た、、 あたしは道を歩いていた、、 少しずつ透明になり、 一切のものが外へ、溶けていくのをただ、 見ていた、、 あれはどこへ行くのかしら、、 あたしはその場所の音を構成する、 ひとつの砂の部分になっていたのだ、、

                                                                                • <2752>「内側へ畳め、そこから線を走らす」 - そうだろうね、いやどうでしょう

                                                                                  そこにはあなたがいるでしょう、 印の、、 あたしはただこの振るえ、、 からだのなかでいくつも、 いくつもの線に分かれ、、 あなたがた ただきこえるでしょう、 わたしは内部、 からだごと、、 その回転のなかで育ちながら、、 あなたには膨らみ、 複数の音がきこえる、、 あなたはそばに立っている、、 この、、 ははのしらない一連の流れが、、 あたしは、、 しずかにこの妄想を作ってから、、 あたしにきこえ、、 これはどこからあつまってきて、、 わたしにとどく、、 わたしはからだをほどいている、、 ひとつひとつの線が、 液に浸っていて、、 あたしは夢なども、 少しかわく場所へ、、 呼吸を、 次々に送っていた、、 あたしはどこだということになるの、、 このまざりあいでは、 いかようにも回転し、、 すみにほどけ、、 また垂れたら垂れるだけ、、 あたしははしの方で生まれ、、 このからだを落とす、、 からだ