お互いの凸凹を補いながら生活している自閉スペクトラム症(ASD)の西出弥加(さやか)さん(33)と注意欠如・多動症(ADHD)の光(ひかる)さん(26)夫妻。妻・弥加さんは結婚するまで365日「同じ服」だったといいます。光さんとの出会いで、どのような変化があったのかつづります。(文:西出弥加) 【漫画】凸凹なADHD夫とASD妻、マンガで描く日常 対面なのに会話は…… フォーマルな服が苦手私は身だしなみを整えることが苦手です。自分が相手からどう見えているのか、また自分をどう見せたいのか一生懸命考えても、全く、思いつくことができません。 身なりを清潔に保ってはいるものの、着ている服は毎日同じです。夏は半袖で、冬はその半袖の上にパーカーやコートを着ているだけで基本的に365日変化がありません。 寒いから着る、暑いから薄着、という考えしか持てないのです。 しかし結婚してから身だしなみを整えること