種類が多く説明もわからないので選べない 理由その5:好みの味がわからない、種類が多くて選べない 日本酒は飲んでみたい、けれど、種類が多くてよくわからない。大吟醸、純米酒、本醸造、生酒、原酒、無濾過……などの言葉もよくわからないという声もよく聞く。 日本酒のラベルに書かれているのはすべて日本語なのにもかかわらず、その意味は、一般消費者にはよくわからない専門用語ばかり。自分の好みの銘柄を選ぶのは至難の業だ。むしろフランス語やイタリア語で書かれているワインのほうが、ソムリエが説明してくれる分選びやすいという逆転現象も起こっている。 平成4年に廃止となった日本酒の級別制度。お酒に含まれる税金の違いで特級、一級、二級と分かれていたものを意味がないと廃止。 その後は、「特定名称酒」という呼び名で区別されているが、廃止後約30年たった今は、それさえも意味がないものとなってきている。米という農作物にかかわ