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量子暗号の検索結果41 - 76 件 / 76件

  • 「ポスト量子暗号アライアンス」をAWS、Google、NVIDIA、Cisco、IBMらが設立 ポスト量子暗号の採用を促進

    この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「「ポスト量子暗号アライアンス」をAWS、Google、NVIDIA、シスコ、IBMらが設立。ポスト量子暗号の採用促進のため」(2024年2月16日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。 ポスト量子暗号とは、量子コンピュータによる暗号解読攻撃に耐性があると期待されるアルゴリズムを採用した暗号のことです。 量子力学を利用した量子コンピュータは、ある種の計算に関して従来のコンピュータとは比較にならないほど劇的な計算能力を有するため、その計算能力を暗号解読に用いることで現在利用されている暗号は短時間で解読されてしまう可能性が高いと考えられています。 そのため今後も安全な暗号化通信などを行うためには、量子コンピュータが本格的な実用に入る前に量子コンピュータをもってしても解読が困難な、量子コンピュータへの

      「ポスト量子暗号アライアンス」をAWS、Google、NVIDIA、Cisco、IBMらが設立 ポスト量子暗号の採用を促進
    • 「ポスト量子」暗号をNISTが絞り込み、最有力は格子暗号

      量子コンピューターの実用化は、現在の暗号化システムを過去のものにしてしまう可能性がある。米国国立標準技術研究所(NIST)が進める「ポスト量子」暗号のコンペのファイナリストが15組にまで絞り込まれた。 by Patrick Howell O'Neill2020.08.25 91 16 4 6 私たちが日々オンラインでやっていることの多くは、他人からのぞき見されないように暗号で保護されている。例えばオンライン・バンキングや友人に送るメッセージも、政府の機密と同様に暗号化されているはずだ。だが、現代の暗号化手法を無力化する量子コンピューターの開発によって、こうした保護は脅かされる可能性がある。 量子機械は、今私たちが使用している従来のコンピューターとは根本的に異なる方法で動作する。量子コンピューターは情報を0と1で表す従来の二進数ではなく、量子ビット、あるいは「キュービット(qubits)」と

        「ポスト量子」暗号をNISTが絞り込み、最有力は格子暗号
      • 量子暗号で電子カルテの伝送を秘匿する実証実験に成功

        NECと情報通信研究機構(NICT)、ZenmuTechは10月22日、医療分野への量子暗号の適用に向け、NECが提供する電子カルテシステムのユーザである東京都内の医療機関の協力のもと、SS-MIX標準化ストレージ(厚生労働省電子的診療情報交換推進事業で規定された医療情報の標準規格に則り標準化されたデータを格納するデータベース)に対応した電子カルテのサンプルデータを量子暗号で伝送を秘匿し、広域ネットワーク経由で秘密分散技術を用いてバックアップを行うシステムの実証実験に成功したと明らかにした。 実証実験のシステム構成図 また、同システムを活用することで、高知県・高知市病院企業団立高知医療センターとの電子カルテのサンプルデータの相互参照にも成功した。なお、実証実験は内閣府が主導する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「光・量子を活用したSociety5.0実現化技術」(管理法人:量子科

          量子暗号で電子カルテの伝送を秘匿する実証実験に成功
        • 量子暗号通信の仕組みと開発動向

          RSA AES 1 BB84 Y-00 E-mail: hitoshi.gotou-1@boj.or.jp / /2009.10 107 1. 2008 10 9 20 km 1.02 Mbps 100 km 10.1 kbps 1 Gbps 10 Gbps VPN 7 km 2. 1 3 2 1 2 108 /2009.10 1 2 2 109 2 ID IC KEELOQ 1 1 EUROCRYPT2008 50 2 IC IC 3 3 a DES AES Camellia MISTY1 1 http://www.iacr.org/conferences/eurocrypt2008/sessions/SebastianIndesteege_20080414.pdf 110 /2009.10 3 a b 3 b RSA 2 1 1 100 100 100 �� � �� 5,000 We

          • ポスト量子暗号とは何か? 量子コンピューター時代の 新たな脅威に備え

            Explainer: What is post-quantum cryptography? ポスト量子暗号とは何か? 量子コンピューター時代の 新たな脅威に備え 超高性能の量子コンピューターがもたらす新たな脅威からデータや通信を保護するため、「ポスト量子暗号」の開発が盛んになっている。なぜ量子コンピューターが従来の暗号に対する脅威となるのか? 将来の量子コンピューターによる攻撃に耐えられるポスト量子暗号とはどのようなものか? 解説する。 by Martin Giles2019.07.16 47 16 4 2 この記事は量子テクノロジーに関する解説シリーズの3つ目となる。以前の2つの記事では、それぞれ量子コンピューターと量子インターネットについて説明した。 オンラインショップでの商品購入やメールの送受信、銀行やクレジッドカードのアカウント確認の際に、Webブラウザーに毎回現れる小さな南京錠の

              ポスト量子暗号とは何か? 量子コンピューター時代の 新たな脅威に備え
            • 東芝、量子暗号を2020年度に事業化へ 金融、医療分野で活用見込む - ITmedia NEWS

              東芝は、次世代技術「量子暗号通信」について、2020年度に米国で事業化を始めると発表した。金融や医療などの分野での活用を想定している。日本企業で量子暗号通信を事業化するのは東芝が初という。 東芝は21日、通信データの盗聴を防ぐ次世代技術「量子暗号通信」について、2020年度に米国で事業化を始めると発表した。機微な情報を取り扱う金融や医療などの分野での活用を想定しており、将来的に米国以外への事業展開も視野に入れる。日本企業で量子暗号通信を事業化するのは東芝が初めてだという。 量子暗号通信は、情報を暗号化した上で暗号文の解読に必要な「鍵」を光の粒である「光子(こうし)」に乗せて送受信する仕組み。鍵の通信の途中で第三者が盗聴しようとすると光子の状態が必ず変化するため、受信者は盗聴を察知することができる。既存の暗号は超高速で計算できる量子コンピュータにより解読が可能とされているが、理論的に盗聴不可

                東芝、量子暗号を2020年度に事業化へ 金融、医療分野で活用見込む - ITmedia NEWS
              • 量子暗号通信って、なに? |サクサク経済Q&A| NHK NEWS WEB

                毎日インターネットなどで、さまざまなデータが暗号化されてやり取りされていますが、コンピューターの性能が上がるにつれて、不正に暗号を解読されて情報を抜き取られてしまう危険性も高まっています。そうした被害を防ぐ技術として、東芝が「量子暗号通信」と呼ばれる“絶対に解読されない”次世代の暗号技術を来年度、日本や欧米で事業化すると発表しました。どのような技術なのか?経済部で電機業界を担当する猪俣記者に聞きました。

                  量子暗号通信って、なに? |サクサク経済Q&A| NHK NEWS WEB
                • 野村グループ・NICT・東芝・NEC、金融分野のサイバーセキュリティ強化に向けた量子暗号技術活用の共同検証を開始 | IoT NEWS

                  2021-08-252020-12-21 野村グループ・NICT・東芝・NEC、金融分野のサイバーセキュリティ強化に向けた量子暗号技術活用の共同検証を開始 金融機関に対するサイバー攻撃の脅威が増え、金融システムへの影響が懸念されている。こうした中、金融庁により「金融分野におけるサイバーセキュリティ強化に向けた取組方針」が示され、各金融機関がその強化に取り組んでいる。特に近年、金融分野においては、デジタライゼーションの加速的な進展やAPI連携(※1)を始めとする企業間の連携強化等、システムを取り巻く環境が大きく変わってきており、そのセキュリティ対策についてもより一層の強化が求められている。 システム内外におけるデータ通信の安全を確保する暗号技術は、既に社会に広く普及している。現在の暗号は、第三者が解読するには非常に複雑な計算が必要であり、解読までに天文学的な計算時間を要することから、現実的に

                    野村グループ・NICT・東芝・NEC、金融分野のサイバーセキュリティ強化に向けた量子暗号技術活用の共同検証を開始 | IoT NEWS
                  • <独自>盗聴防止へ量子暗号強化 経済安保145億円(産経新聞) - Yahoo!ニュース

                    政府が経済安全保障の強化に向け、盗聴が不可能とされる「量子暗号通信」の研究開発を加速する。令和3年度補正予算案に約145億円を計上し、実証実験や人工衛星の活用などを進める方針だ。量子暗号通信をめぐっては、覇権主義的な行動を強める中国が実用化で日本などに先行している。岸田文雄政権としては、機微技術の一つである量子暗号通信の早期実用化を後押しすることで、経済安保や新産業の育成につなげる狙いがある。 【図で解説】量子暗号通信の仕組み 量子暗号通信は、電子や光など極小の物質の世界で起きる現象を利用した技術。重要な文書や画像などのデータを暗号化し、解読に必要な使い捨ての「鍵」を素粒子の一つである光子(光の粒)に乗せて送受信する。 光子はこれ以上分割できない性質があるため、第三者が送信の途中で盗み見して鍵が壊れると複製が不可能になり、鍵の盗聴に気付く仕組みだ。軍事転用される可能性があり、経済安保の観点

                      <独自>盗聴防止へ量子暗号強化 経済安保145億円(産経新聞) - Yahoo!ニュース
                    • 東芝グループが量子暗号通信の商用ネットワーク構築、実証実験開始

                      東芝、東芝デジタルソリューションズ、BTは共同で、量子暗号通信の商用向けメトロネットワークを構築し、実証実験を開始する。機密性の高い通信を行う顧客企業に対して実証環境を提供し、ネットワークの商業的ニーズ、実現可能性を見極める。 東芝は2021年10月5日、東芝デジタルソリューションズ、英国の通信プロバイダーであるBTと共同で、量子暗号通信の商用向けメトロネットワークを構築し、実証実験を開始すると発表した。同社によると商用向けのメトロネットワーク実証環境としては世界初の試みだという。 今回のネットワークは、英国のNational Composites Centre(NCC)とCenter for Modeling and Simulation(CFMS)向けに東芝グループとBTが構築した、ポイントツーポイントソリューションを拡張したものである。英国ロンドンのドックランズ、シティ・オブ・ロンド

                        東芝グループが量子暗号通信の商用ネットワーク構築、実証実験開始
                      • 【ライブ配信セミナー】量子コンピュータと量子暗号の基礎と応用 4月26日(月)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ

                        【ライブ配信セミナー】量子コンピュータと量子暗号の基礎と応用 4月26日(月)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったウェビナー(ライブ配信セミナー)となります。 先端技術情報や市場情報を提供している(株)シーエムシー・リサーチ(千代田区神田錦町: https://cmcre.com/ )では、 各種材料・化学品などの市場動向・技術動向のセミナーや書籍発行を行っておりますが、 このたび「量子コンピュータと量子暗号の基礎と応用」と題するセミナーを、 講師に井元 信之 氏 東京大学 特命教授, 東京大学大学院 理学研究科 フォトンサイエンス機構 特任研究員, 大阪大学 先導的学際研究機構 量子情報・量子生命研究センター 特任教授,大阪大学 名誉教授)をお迎えし、2021年4月26日(月)13:30より、 ZOOMを利用したライブ配信で開催い

                          【ライブ配信セミナー】量子コンピュータと量子暗号の基礎と応用 4月26日(月)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ
                        • ラウンド 2 の ポスト量子暗号 TLS が KMS でサポートされました | Amazon Web Services

                          Amazon Web Services ブログ ラウンド 2 の ポスト量子暗号 TLS が KMS でサポートされました AWS Key Management Service (AWS KMS) が AWS KMS API エンドポイントに接続する際に使われる Transport Layer Security (TLS) 1.2 暗号化プロトコルにおいて新しいハイブリッド型のポスト量子暗号(耐量子暗号)鍵交換アルゴリズムをサポートするようになりました。これらの新しいハイブリッドポスト量子アルゴリズムは、古典的な鍵交換による実証済みのセキュリティと、標準化作業で評価中の新しいポスト量子鍵交換の潜在的な耐量子安全特性を組み合わせたものです。これらのアルゴリズムの中で最も高速なものは、古典的な TLS ハンドシェイクと比較して約 0.3 ミリ秒のオーバーヘッドがあります。追加された新しいポスト

                            ラウンド 2 の ポスト量子暗号 TLS が KMS でサポートされました | Amazon Web Services
                          • 「量子暗号」世界で競争激化 東芝、実用化で先陣 - 日本経済新聞

                            究極の暗号技術といわれる「量子暗号通信」が実用段階に入った。東芝は2020年度に金融機関などを対象に米国で通信サービスを始める。通信設備を巡る中国の華為技術(ファーウェイ)の問題などもあり、安全確保への関心は高く、国際的な開発競争となっている。中国が国を挙げた取り組みを進めるが、日本には数十年にわたる基礎技術の積み重ねがあり、それを生かす戦略が問われている。【関連記事】東芝、量子暗号通信サービス開始 まず米国で20年度「20年は量子技術の市場ができる『元年』になる」――。研究者だけでなく、企業や支援する政府の関係者も注目している。この分野で先陣を切るのが量子暗号通信だ。量子暗号通信は守りたい情報を暗号化したり、解読したりするための「鍵」を工夫したものだ。光の粒である「光子」の特性を利用して送ると、だれかが鍵の情報を盗もうとした際、その痕跡が分かる。暗号の不正な解読は不可能とされる。東芝の強

                              「量子暗号」世界で競争激化 東芝、実用化で先陣 - 日本経済新聞
                            • 医療分野に量子暗号を適用、NECらが電子カルテの伝送を量子暗号で秘匿化する実証実験

                              NEC、情報通信研究機構(NICT)、ZenmuTechは2020年10月22日、電子カルテの伝送を量子暗号で秘匿し、広域ネットワーク経由で秘密分散技術を用いてバックアップするシステムの実証実験に成功したと発表した。同システムによって、高知市病院企業団立高知医療センター(高知医療センター)との間で、電子カルテの相互参照も実施した。 今回の実証実験は、医療分野への量子暗号の適用が目的で、NICTが2010年に運用を開始した量子暗号ネットワーク「Tokyo QKD Network」上にシステムを構築した。SS-MIX(厚生労働省電子的診療情報交換推進事業)の標準規格に準拠した標準化ストレージ対応の電子カルテのサンプルデータを約1万件用意。この電子カルテを伝送する際に、量子鍵配送を用いてリアルタイムに暗号鍵を供給し、量子暗号で秘匿化した。秘密分散技術によるデータの分散管理や復元についても検証し、

                                医療分野に量子暗号を適用、NECらが電子カルテの伝送を量子暗号で秘匿化する実証実験
                              • 東芝が量子暗号通信を事業化へ。2035年度に世界市場シェア25%を目指す | スラド セキュリティ

                                東芝は7月に量子暗号通信網の共同研究開発の話をしていたが、10月19日には「量子暗号通信」を使った事業を始めると発表した。量子暗号通信を使ったシステムインテグレーション事業は日本では初めてだとのこと(東芝、ITmedia、日経新聞)。 東芝によれば、専用の光ファイバーを使用して2点間をつないで通信する「長距離用途向け」のものと既存の光ファイバー網を利用する「多重化用途向け」の2種類の量子鍵配送プラットフォームを開発しているという。専用システムでは伝送距離120kmを300kbpsで伝送でき、既存光ファイバー網利用タイプでは伝送距離70kmで速度は40kbpsになるとしている。 盗聴に強いとされる量子暗号通信を使うことで、安全保障や金融、医療分野などへの活用を計画しているという。2025年度までに日本だけでなく海外などでの展開も計画している。35年度に世界市場のシェア25%獲得を目指すとして

                                • 量子暗号通信は金融分野で使えるのか

                                  野村ホールディングス(野村HD)と野村證券、情報通信研究機構(NICT)、東芝、NECの5者は2022年1月14日、今後の量子暗号技術の社会実装に向けた共同検証で、量子暗号通信を利用した場合、従来と同等の通信速度を維持でき、暗号鍵を枯渇させることなく高秘匿で高速な暗号通信が可能であることを確認したと発表した。 量子暗号通信をどうやって使うのか 2020年12月に開始した今回の共同検証では、高速で大容量、低遅延なデータ伝送が厳格に求められる株式取引業務をユースケースとした。検証内容は実際の株式取引で標準的に採用されているメッセージ伝送フォーマット(FIXフォーマット)に準拠したデータを大量に高秘匿伝送する際の低遅延性と、大容量データ伝送に対する耐性だ。 今回の取り組みの目的は、理論上いかなる計算能力を持つ第三者(盗聴者)でも解読できないことが保証されている暗号通信方式である量子暗号通信の金融

                                    量子暗号通信は金融分野で使えるのか
                                  • 台湾のポスト量子暗号スタートアップChelpis(池安科技)、2.6億円を調達 - BRIDGE(ブリッジ)テクノロジー&スタートアップ情報

                                    Chelpis(池安科技)のチームメンバー Image credit: Chelpis(池安科技) 台湾スタートアップの Chelpis(池安科技)は、台湾政府の行政院国家発展基金と菓子製造大手 I-Mei Foods(義美食品)CEO の Luis Ko (高志明) 氏らが参加したラウンドで約5,850万ニュー台湾ドルを調達したと発表した。 量子コンピュータの登場により、新しい暗号プロトコルが登場し、古いセキュリティ機構は安全でなくなり、新しい暗号標準アルゴリズムで情報を保護する必要が出てくるだろう。 情報を安全に保護するには、新しい暗号標準アルゴリズムを使うしかない。(Chelpis 創業者兼 CEO の Ming-Yang Chi=池明洋氏) 暗号アプリケーションに注力していた Chelpis は、この問題に着目し、量子コンピュータの新アルゴリズムが引き起こす情報セキュリティ問題を解

                                      台湾のポスト量子暗号スタートアップChelpis(池安科技)、2.6億円を調達 - BRIDGE(ブリッジ)テクノロジー&スタートアップ情報
                                    • 「絶対に破られない」量子暗号通信とは 東芝が20年夏に米国でサービス開始|BUSINESS NETWORK

                                      東芝が「絶対に破られない」と断言する量子暗号通信を今夏に事業化する。量子暗号通信における東芝の強みは速度と安定性。米国からサービスを開始し、グローバルに展開する予定だ。 「原理的に破ることができない。暗号解読との“いたちごっこ”からは解放される」(東芝 CPSxデザイン部 マネージャーの村井信哉氏)。盗聴が理論上不可能とされる「量子暗号通信」の提供を、東芝は2020年夏にスタートする。データを安全に暗号化するには、(1)暗号鍵なしでは解読されない方式でデータを暗号化すること、(2)暗号化/復号化に使われる暗号鍵を盗まれないようにすることの2点が必要になるが、両プロセスを盤石にした。 (1)の暗号化には、ワンタイムパッド(OTP)暗号方式を採用する。これは実データと同じサイズの暗号鍵を生成して、その際に1バイトごとに新しい規則で暗号化した鍵を生成し、使い捨てていくやり方だ。個別の規則で暗号化

                                        「絶対に破られない」量子暗号通信とは 東芝が20年夏に米国でサービス開始|BUSINESS NETWORK
                                      • 東芝分割案、AI・量子暗号通信などインフラ会社に - 日本経済新聞

                                        東芝が検討している3社への分割案の詳細が明らかになった。「インフラ」と「デバイス」の事業を手掛ける2社を設け、電力機器やエレベーターを中心とするインフラ会社には、人工知能(AI)や量子暗号通信をそれぞれ手掛けるデジタル・情報システム事業を振り分ける。残る1社が存続会社となり、半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス株や東芝ブランドを管理する。相乗効果を見込める事業を集約し、3社それぞれの価

                                          東芝分割案、AI・量子暗号通信などインフラ会社に - 日本経済新聞
                                        • 生体認証の情報を量子暗号や秘密分散で保管するシステム--NICTとNECが開発

                                          印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 情報通信研究機構(NICT)とNECは10月29日、顔認証に関する情報を量子暗号や秘密分散などの技術を用いて安全に保管するシステムを開発し、その実証に成功したと発表した。スポーツ分野のナショナルチームのデータサーバー管理技術に応用していく。 開発したシステムで、量子暗号ネットワークにカメラやサーバーと、秘密分散手法によって分散したストレージに認証用の参照データサーバーを設置し、不正アクセスや参照データの消失といったリスクが極めて低いとする。 顔など生体の特徴から抽出した情報を用いて行う認証は、容易に本人確認ができる一方、認証に関する情報が漏えいした場合に変更ができない課題がある。今回は、NECとNICTが顔認証での特徴データの伝送と特徴

                                            生体認証の情報を量子暗号や秘密分散で保管するシステム--NICTとNECが開発
                                          • 数学の定理を活用して耐量子暗号標準候補のアルゴリズム解読に成功――Microsoftによる賞金5万ドルの解読チャレンジで - fabcross for エンジニア

                                            2023-1-12 制御・IT系, 技術ニュース, 海外ニュース Amazon, Ernst Kani, Microsoft Research, SIKE Cryptographic Challenge, Supersingular Isogeny Key Encapsulation(SIKE), Thomas Decru, Wouter Castryck, アメリカ国立標準技術研究所(NIST), クイーンズ大学, クラッキング攻撃, ディオファントス, ディオファントス問題, デジタル時代, ルーヴェン・カトリック, 学術, 接着と分裂(glue and split), 暗号化アルゴリズム, 耐量子暗号標準化プロジェクト, 超特異同種写像ディフィー・ヘルマン(Supersingular Isogeny Diffie-Hellman:SIDH), 量子コンピューティング 量子コンピューテ

                                              数学の定理を活用して耐量子暗号標準候補のアルゴリズム解読に成功――Microsoftによる賞金5万ドルの解読チャレンジで - fabcross for エンジニア
                                            • ポスト量子暗号が一般利用可能に

                                              過去12か月間、当社はインターネット上の暗号化の新しいベースラインであるポスト量子暗号について議論してきました。昨年のバースデーウィークの間、Kyberのベータ版がテスト用に利用可能であること、そしてCloudflare Tunnelがポスト量子暗号を使用して、有効にできることを発表しました。今年初め、当社は、この基礎的なテクノロジーを誰もが永久に無料で利用できるべきだというスタンスを明確にしました。 今日、当社は6年を経てマイルストーンを達成し、31件のブログ記事を作成中です。以下に、より詳細に説明されているように、お客様、サービス、および内部システムへのポスト量子暗号サポートの一般提供のロールアウトを開始しています。これには、オリジン接続用のPingora、1.1.1.1、R2、Argo Smart Routing、Snippetsなどの製品が含まれます。 これはインターネットのマイル

                                              • 東芝が「量子暗号」事業化へ 未来社会の基盤、政府も支援本腰(1/2 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン

                                                超高速で計算できる量子コンピューターといった将来の社会基盤とされる「量子技術」の分野で、日本が世界をリードする期待が高まっている。解読困難な「量子暗号通信」では、東芝が世界で初めてヒトの遺伝情報(ゲノム)の伝送に成功。金融機関などに向けた本格的なサービス展開を2025年度までに実現する構想を描く。ただ、量子技術分野は中国の伸長も著しく、日本政府は国内開発拠点の連携支援や米国との協力強化などに本腰を入れ始めている。 超高速で計算できる量子コンピューターといった将来の社会基盤とされる「量子技術」の分野で、日本が世界をリードする期待が高まっている。解読困難な「量子暗号通信」では、東芝が世界で初めてヒトの遺伝情報(ゲノム)の伝送に成功。金融機関などに向けた本格的なサービス展開を2025年度までに実現する構想を描く。ただ、量子技術分野は中国の伸長も著しく、日本政府は国内開発拠点の連携支援や米国との協

                                                  東芝が「量子暗号」事業化へ 未来社会の基盤、政府も支援本腰(1/2 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン
                                                • ポスト量子暗号候補の4技術、NISTが発表

                                                  米国立標準技術研究所(NIST)は米国時間7月5日、ポスト量子暗号(Post-Quantum Cryptography:PQC)の候補となる4つの技術を発表した。量子コンピューターが現在の暗号化技術を解読できるほど成熟した場合でも、これらの新技術がコンピューターデータの機密性を維持できるとNISTは期待している。 科学者らは量子コンピューターについて、現在の進歩が長期にわたって続く場合、いずれは現時点で主流の暗号化技術を解読できるようになるとみている。NISTは、こうした暗号化データを保護するためのPQC技術を設計し、テストする取り組みを監督してきた。 NISTが選出した4つの技術のうち、2つはさらに広く利用されることが見込まれている。 1つは「CRYSTALS-Kyber」と呼ばれる技術で、暗号化されたデータを2台のコンピューターで共有するために必要なデジタル鍵を確立する。もう1つの「C

                                                    ポスト量子暗号候補の4技術、NISTが発表
                                                  • ポスト量子暗号 TLS が AWS KMS でサポートされました | Amazon Web Services

                                                    Amazon Web Services ブログ ポスト量子暗号 TLS が AWS KMS でサポートされました AWS Key Management Service (AWS KMS) が KMS API エンドポイントに接続する際に使われる Transport Layer Security (TLS) ネットワーク暗号化プロトコルにおけるポスト量子暗号ハイブリッド鍵交換をサポートしました。この投稿では、ポスト量子暗号 TLS とは何か、 ハイブリッド鍵交換とは何か、 なぜこれらの技術が重要か 、この機能でどのようなメリットを得られるのか、そしてフィードバックの方法について説明します。 ポスト量子暗号 TLS とは? ポスト量子暗号 TLS は、ポスト量子暗号の暗号プロトコルを追加する機能です。 AWS はオープンソースの TLS 実装である s2n を使用しています。2019年6月に

                                                      ポスト量子暗号 TLS が AWS KMS でサポートされました | Amazon Web Services
                                                    • 量子暗号、特許は日本企業が1位・3位 実用化では中国先行 - 日本経済新聞

                                                      究極の暗号技術とされる「量子暗号」の活用が広がってきた。第三者による通信の傍受を防ぎ、機密情報などを守る切り札として期待がかかる。東芝など日本勢が優れた技術をもつが、実用化では中国が先を行く。「政府主導で量子暗号を導入すれば、高い技術優位性をもつ我が国が先行することは可能だ」。3月下旬、東京・永田町の衆院第1議員会館。次世代テクノロジーである量子技術の開発・導入を推進する政官民の会合で、東芝の

                                                        量子暗号、特許は日本企業が1位・3位 実用化では中国先行 - 日本経済新聞
                                                      • 量子暗号通信トップページ|Quantum Key Distribution

                                                        技術の進歩によりデータ量が爆発的に増加している現代社会において、機密情報の安全な通信は喫緊の課題です。極めて安全で信頼できる量子暗号通信技術の進歩により、今日から将来に渡り、サイバー攻撃の脅威から機密情報を守ることが可能となりました。 東芝は、個人、企業、国家の情報を守るために、20年以上の長きにわたり、世界をリードする量子暗号通信技術を研究・開発してきました。量子暗号通信は量子物理学の原理法則を応用し、データ通信の安全を担保する技術です。私たちは、今日知られている最も安全な暗号通信技術を提供し、社会のIT基盤に革新をもたらします。 多くの機密データがクラウドのような遠隔のコンピューター・サーバー上に保管されることになり、こうしたネットワーク上のデータへのアクセスを保護することが重要な課題となっています。データ通信の安全性は、ネットワーク上で送受信される情報の暗号化方法に依存します。

                                                        • 量子暗号とは 不正読み取りを事前に検知 きょうのことば - 日本経済新聞

                                                          ▼量子暗号 情報漏洩を完全に防げるとされる次世代の暗号技術。「量子」の代表格には電子や光の粒子(光子)がある。量子暗号では光子に暗号化や解読に使う「鍵」の情報をのせて送る。光子は誰かが不正に読み取ろうとすると状態が変化し、この兆候を検知することによって漏洩の危険性を取り除き、安全性を保てるとされている。インターネットなどで現在、使われる暗号は従来のコンピューターでは短時間で解けない数学の問題をも

                                                            量子暗号とは 不正読み取りを事前に検知 きょうのことば - 日本経済新聞
                                                          • 次世代暗号技術「量子暗号通信」金融業界で国内初の実証実験 | IT・ネット | NHKニュース

                                                            サイバー攻撃への備えなどセキュリティーの強化が課題になっている金融業界で、量子暗号通信と呼ばれる解読されない次世代の暗号技術の実用化を目指した国内初の実証実験が始まりました。 実証実験は、証券最大手の野村ホールディングスと量子暗号通信を開発した東芝やNECなど、5つの企業や国の機関が共同で進めます。 量子暗号通信は、スーパーコンピューターをはるかに超える計算能力を持つ量子コンピューターでも解読できない次世代の暗号技術だとしています。 金融取り引きで技術を実用化してセキュリティーを強化するのが実験のねらいで、野村証券の拠点に量子暗号通信の送受信機を導入して株式の売買データのサンプルを暗号化してやり取りします。 大容量のデータを高速でやり取りする株式の売買が問題なく行えるかどうか確認することにしています。 金融業界のシステムは、外部と直接つながらないように切り離す仕組みを使ってセキュリティーを

                                                              次世代暗号技術「量子暗号通信」金融業界で国内初の実証実験 | IT・ネット | NHKニュース
                                                            • 東芝とNTT、暗号通信を共同検証 量子暗号と組み合わせ - 日本経済新聞

                                                              東芝子会社の東芝デジタルソリューションズは5日、NTTと共同で暗号技術を組み合わせる検証に成功したと発表した。データを伝送する際、東芝が手掛ける次世代の暗号技術「量子暗号通信」とNTTの暗号通信のどちらを使うか選択できるシステムを試作した。利点に応じて技術を使い分けられ、利用シーンが広げられる。高精細な「8

                                                                東芝とNTT、暗号通信を共同検証 量子暗号と組み合わせ - 日本経済新聞
                                                              • 東芝が狙う世界シェア25%の目算、量子暗号通信 日本の勝機

                                                                中国、そして日米欧において実証が進む量子暗号通信(QKD: Quantum Key Distribution)。日本勢は装置の性能や国際標準化などで強みを持つ。官民連携で社会実装を広げていけば、世界をリードできる可能性がある。日本勢の世界攻略に向けたシナリオに迫る。 「2022年ごろが、量子暗号通信の国際市場のシェアをどの国が取り始めるのか見えてくる時期だ。実証の規模では中国に先手を打たれたが、ここまでに日本勢で市場を奪還する。2025年以降は国際市場シェア4分の1を日本が獲得できるように取り組む」─。情報通信研究機構(NICT) 未来ICT研究所 主管研究員 NICTフェローの佐々木雅英氏はこう力を込める。 国家安全保障の観点から世界で重要性が増している量子暗号通信。2025年ごろから世界で普及が加速し、10年ほどで社会に広く浸透し、2035年には200億米ドル(約2.1兆円)の市場規模

                                                                  東芝が狙う世界シェア25%の目算、量子暗号通信 日本の勝機 
                                                                • 【ライブ配信セミナー】量子コンピュータと量子暗号の基礎と応用 2月8日(月)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ

                                                                  【ライブ配信セミナー】量子コンピュータと量子暗号の基礎と応用 2月8日(月)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったウェビナー(ライブ配信セミナー)となります。 先端技術情報や市場情報を提供している(株)シーエムシー・リサーチ(千代田区神田錦町: https://cmcre.com/ )では、 各種材料・化学品などの他、AI・MIなどの市場動向・技術動向のセミナーや書籍発行を行っておりますが、 このたび「量子コンピュータと量子暗号の基礎と応用」と題するセミナーを、 講師に井元 信之 氏 東京大学 特命教授, 東京大学大学院 理学研究科 フォトンサイエンス機構 特任研究員,大阪大学 先導的学際研究機構 量子情報・量子生命研究センター 特任教授,大阪大学 名誉教授)をお迎えし、2021年2月8日(月)13:30より、 ZOOMを利用したライ

                                                                    【ライブ配信セミナー】量子コンピュータと量子暗号の基礎と応用 2月8日(月)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ
                                                                  • 生体認証データの高秘匿・高可用性な伝送・保管を量子暗号を用いて実現 | NICT-情報通信研究機構

                                                                    個人情報である生体認証データの伝送を量子暗号を用いた高秘匿技術で実現 生体認証時の参照データの保管を量子暗号ネットワーク分散ストレージで実現 スポーツ分野のナショナルチームのデータサーバ管理技術に応用 今後端末にも適応予定 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)と日本電気株式会社(NEC、代表取締役 執行役員社長 兼 CEO: 新野 隆)は共同で、顔認証システムでの特徴データの伝送と、特徴点などの認証用参照データの保存を、量子暗号と(k,n)閾値秘密分散(以下、秘密分散)を用いて構築し、認証時の高い秘匿性・可用性を持ったシステムを開発し、実証に成功しました。

                                                                    • 量子暗号通信で電子カルテの送信とバックアップに成功 NECとNICTなどが実験

                                                                      NEC、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、データ管理のセキュリティサービスなどを手掛けるZenmuTech(東京都中央区)はこのほど、電子カルテのサンプルデータを量子暗号通信で送受信し、秘匿性を保ちながら分散バックアップも行う実験に成功したと発表した。 実験では、NICTが2010年から運用を続けている量子暗号ネットワーク「Tokyo QKD Network」上に、データの保管と相互参照ができるシステムを構築。通信に光子を使うことで原理的に盗聴されずに情報を共有できる「量子鍵配送」を使い、東京都内の医療機関から提供された電子カルテのサンプルデータ約1万件を送信。データを分割し、断片をサーバに分散保存することで情報の盗取を防ぐ秘密分散技術を使い、データの管理や復元を行った。 実験の結果、安全なネットワークとバックアップシステムを構築できた他、都内の病院や高知医療センターなど複数の

                                                                        量子暗号通信で電子カルテの送信とバックアップに成功 NECとNICTなどが実験
                                                                      • 米政府、ポスト量子暗号への備えを今すぐ始めるよう推奨

                                                                        量子コンピューターがもたらすセキュリティ問題に、自社はいつ深刻に向き合い始めるべきだろうかと思いを巡らしているとしたら、その答えは今だと、米政府は述べている。 「量子コンピューターが米国の敵対者に使われるようになるまで、行動を先延ばしにしてはいけない」と、 米サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は米国時間8月24日に公開したガイドの中で述べた。「早期の準備が、ポスト量子暗号規格がひとたび制定された後の円滑な移行につながる」(CISA) 量子コンピューター技術は現在、黎明期にある。しかし、IBM、Intel、Google、Microsoftなどの企業が、複数の新興企業と同様、その開発に多額の資金を投じている。量子コンピューターはさらに高性能になるにつれて、従来の暗号の解読が可能になり、機密性の高い通信をむき出しの状態にする可能性がある。 米国立標準技術研究所(NIST)が

                                                                          米政府、ポスト量子暗号への備えを今すぐ始めるよう推奨
                                                                        • 量子暗号は東芝を救うか 「再建」へ動き活発化

                                                                          過去の不正会計が発覚した2015年以降、財務基盤を立て直すために看板の白物家電事業や主力の半導体事業などを次々に売却していった東芝。事業の柱を失った後の成長戦略が注目されていたが、ここに来て東芝を巡る動きが活発になってきた。俯瞰すると、東芝が進もうとしている方向性が透けて見えてくる。 その鍵となるのが、2019年11月に発表した上場子会社3社を完全子会社化する方針だ。その3社は、火力などの発電設備を手掛ける東芝プラントシステム、ビルや工場向けの発電機を扱う西芝電機、半導体製造装置を製造するニューフレアテクノロジー。この3社に対して、計約2000億円を投じて株式公開買い付け(TOB)を実施するというのが発表内容だ。この時の記者会見で、東芝の車谷暢昭・会長兼最高経営責任者(CEO)は、完全子会社化によって「グループの力を結集し、相乗効果を最大化したい」と述べている。 グループ3社を完全子会社化

                                                                            量子暗号は東芝を救うか 「再建」へ動き活発化