1923年の関東大震災から99年となった1日、東京都慰霊協会が主催する大法要が都立横網町公園(墨田区)の慰霊堂で営まれた。新型コロナウイルス対策で例年より規模を縮小し、遺族や都の代表、秋篠宮ご夫妻ら約30人が参列した。 東京都の武市敬副知事が「先人の苦難に思いをはせ、直面する困難を乗り越え、東京を持続可能な都市として未来に引き継いでいきたい」とする小池百合子知事の追悼の辞を代読した。 同公園では大法要とは別に、日朝協会東京都連合会なども、震災の際に虐殺された朝鮮人らの追悼式を開催した。2016年までは都知事が追悼文を寄せていたが、小池知事は17年以降、「大法要で全ての犠牲者に哀悼の意を表している」との理由で取りやめている。