「何のことだろう?」と気になるタイトルで静岡新聞が始めた「サクラエビ異変」が4年半の連載を閉じた。駿河湾へ注ぐ富士川流域に暮らす人々を巻き込み、行動に駆り立て、記者はさらに調査を深めて、また一歩進む。「課題解決型報道」としてジャーナリズムの世界でも注目された。その連載を担当した坂本昌信記者(現在、静岡新聞清水支局長)に話を聞いた。 暴かれた国策民営会社、日本軽金属株式会社の悪事 ――2018年春の漁獲減少を契機に、富士川の上流から下流にかけて起きている問題を報じていきました。第1章は「母なる富士川」として上流で問題になっている堆砂問題から始まりましたね。 「静岡新聞では編集局全員でキャンペーン連載のテーマを話し合って決めるのですが、その年はサクラエビの不漁に決まりました。 サクラエビ漁は1894年に富士川河口で、アジの船引き網漁で偶然かかって始まったとされます。現在では静岡県民のソウルフー
一応地元民の立場として 大前提として 「静岡県の選挙にいく層はリニアにうっすら反対してる」という大前提がある 基本的にリニア歓迎してる奴いないのよ、だからリニア賛成してる時点で川勝に勝てない そして一番のでかい要因として そもそも川勝の基礎的な人気がめちゃくちゃ高い(特に県西)というのがある ああいう放言暴言も人気の秘訣でポジションとしては石原慎太郎に近い だから支持者にとって川勝は ・明確にリニアに反対してくれていて ・石原慎太郎(のように見える)みたいなウィット(とてもそうとは思えないが)な発言をする という指導者に見えてるわけ 特に選挙に行く層は大体リニア反対してるというのは結構重く受け止めるべきではあると思う 当然だけど国益考えたら即開通すべきではあるんだけど静岡県民から見ると在来線本数削減が間違いなく来るという負の信頼もあっていらねえよそんなもんになる あとJR東海は特に農家から
いわゆる「コシヒカリ発言」でおととしの議会で辞職勧告決議を受けた川勝知事が、自らのペナルティーとして返上の意向を示していたボーナスや給与を返上していないことが県への取材でわかりました。 川勝知事はNHKの取材に対し、「熟慮した結果、発言へのけじめは知事の職責を果たすことだと思い至った」とコメントしています。 川勝知事はおととしの参議院補欠選挙の応援演説で県内の自治体について、「あちらはコシヒカリしかない」などと発言して批判され、県議会で辞職勧告決議が可決されました。 これを受けて、知事は自らペナルティーを科すとしてその年の12月の給料とボーナス合わせて440万円余りを返上する意向を示しましたが、返上に必要な条例の改正が間に合わず、去年の給与やボーナスでの返上を検討するなどとしていました。 しかし、3日公開された知事の去年の所得では、給与、ボーナスともに満額が支給されていて、返上されていない
静岡県の川勝知事は1日、県の新人職員に訓示し、この中で「県庁というのは別のことばで言うとシンクタンクです。毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたりするのとは違って、基本的に皆さんは知性が高い方たちです」などと発言しました。 この発言が、職業差別発言とも捉えられかねないとして波紋が広がり県には、批判や苦情などが殺到しました。 県の広聴広報課によりますと、2日午後5時までに電話やメールなどで430件、寄せられ「発言は許せない」とか「農業をばかにしているのではないか」など、すべて否定的な意見だということです。 こうした状況を受けて、川勝知事は2日午後6時から、静岡県庁で記者会見しました。 川勝知事は冒頭で、1日に発言した内容の真意を問われたのに対し「職業差別は皆無です。職業に貴せんはないというのは基本的な考え方です。新規職員として入庁した方々への歓迎と励ましのことばが、何か問題発言があったかのごとき
会見で、日経新聞記者が「リニアの話で自然環境に関して関係者の納得が必要だという話があった。水問題の場合だと、利水関係者、いわゆる(大井川の)流域自治体などでわかるが、自然環境問題に関して、県以外の具体的に納得させないといけない利害関係者を想定しているのか」と質問した。 これに対して、川勝知事は「南アルプスを愛する内外の人たちだ」などととんでもない回答をした。 自然環境問題で、県以外に納得させなければならない利害関係者がいることなど初めて聞いた。この回答はどう考えてもおかしいと、筆者は考えた。 この質疑に関しては後に訂正が県政記者クラブに配布されたので、てっきり利害関係者の部分が削除されたのかと思いきや、なんと「南アルプスを愛する内外の方」の部分がそのまま残っているから驚きだ。 しかも県はこの内容を肝心のJR東海、国交省にも伝えていないのだ。 この回答はあまりにも的外れで、川勝知事の発言を一
1月1日に発生した能登半島地震。発生直後から熊本市から支援のため職員が派遣されています。11日、現地で活動した職員が厳しい状況を市長に報告しました。 報告を行ったのは、熊本市危機管理防災部の上村卓也さんと緒方達磨さんです。上村さんたちは、発災4日目に最大震度6強を観測した石川県珠洲市に入りました。現地では、被災地支援で全国各地から集まった応援職員が十分な睡眠を取れず疲弊している姿を目の当たりにしました。 災害マネジメント総括支援員の研修を受けていた上村さん。熊本地震や熊本豪雨など、これまでの災害対応の経験を生かして、応援職員が活動しやすいようアドバイスを行いました。具体的には、寝泊まりや食事をするためのキャンピングカーを提案。手配したキャンピングカーは1台で最大4人が寝泊まりでき、11日の時点で9台が現地に入り、今後あわせて30台ほどが活用されるということです。 しかし、移動手段や支援体制
Published 2024/04/02 18:24 (JST) Updated 2024/04/02 18:29 (JST) 静岡県の川勝平太 知事が4月1日に行われた新入職員の入庁式で「実は静岡県、県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです。ですから、それを磨く必要がありますね」(原文ママ)と職業差別とも受け取れる発言をした問題で、知事は2日午後6時から取材に応じました。 この中で川勝知事は「6月議会をもって職を辞そうと思う」と電撃辞職を表明しました。
4日午前、静岡県東伊豆町で、千葉県の20代とみられる女性が橋からおよそ40メートル下の谷底に転落して死亡し、警察はスマートフォンで景色を撮影中に誤って転落したとみて調べています。 4日午前9時40分ごろ、東伊豆町片瀬で「娘が橋から落ちた」と父親から警察に通報がありました。 警察と消防が捜索したところ、橋からおよそ40メートル下の谷底で女性が見つかり、病院に運ばれましたがおよそ4時間後に死亡が確認されました。 警察によりますと、死亡したのは千葉県の20代の女性とみられ、4日は東伊豆町の別荘に泊まったあと、父親とその友人のあわせて3人で車に乗り、市街地へ食事に向かう途中だったということです。 女性は橋の付近で「景色や野生のシカを見たい」と言って1人で車を降り、スマートフォンのカメラで撮影していたということです。 橋の欄干の高さは70センチほどだということで警察は身元の確認を進めるとともに景色を
静岡県牧之原市の杉本基久雄 市長は4月4日に行われた定例会見の中で、辞意を表明した川勝平太 知事を痛烈に非難しました。 川勝劇場終焉へ… 「一番大きかったのはリニア」も残る疑問 狙いはボーナス? 果たされぬ説明責任 4月2日に辞意を表明した川勝知事は、3日に開いた臨時会見で辞職を決断した一番大きな要因としてリニア中央新幹線に関する問題を挙げました。 リニア中央新幹線をめぐっては、事業主体のJR東海が2027年の開業を断念すると発表していて、この点について川勝知事は「大きな区切りを迎えた。この2~3月で大きく動いた。リニアの問題で大きく動き、ここで仕事が一段落した」などと述べています。 これに対し、杉本市長は4日の会見の中で「辞職するのは失言・舌禍が原因」と指摘した上で「手のひらを返したように自分を美化し、リニア(の開業)を10年遅らせたのは“俺の手柄”と言ってすり替えている」と猛批判。 そ
こんにちは。『モトツーリング』編集長の神田英俊です。 僕の作っている雑誌は、隔月刊にて発行中のオートバイツーリング雑誌情報誌。日本全国の知られざる絶景や秘境、地域独自のグルメスポットや観光地といった、魅惑の旅先情報をモリモリお届けしていますが、とりわけ力を注いでいるのは、「穴場の情報」です。僕自身が現地に足を運んで得た廃道や道路史・地域の知られざる郷土文化といった、ちょっとマニアックな情報も盛り込みつつ、一般的なツーリング / ドライブ雑誌とは若干違った視点で誌面づくりを行っています。 本稿は、そんな僕がお勧めする伊豆半島全域の穴場スポットを「絶景」「走って気持ちいい道」「グルメ」「温泉」の4ジャンルに分け、厳選してお届けしたいと思います。「穴場」と聞いて身構えることなかれ。今回は運転初心者でも比較的アクセスしやすいライト級のスポットを紹介しますので、ご安心を! 【旅に出る前に】伊豆ドライ
静岡県の川勝平太知事が辞意を表明したことで、着工のめどが立っていなかったリニア中央新幹線の静岡工区の建設工事が動き出す可能性が出てきた。 長野県駅(仮称)が設置予定の長野県飯田市では、飯田商工会議所の原勉会頭(74)が「一つの石が取り除かれた」と表現。リニア開通の不透明感が払拭され、出遅れていた地元への投資が活発になることを期待し「地域の発展に向け対応したい」と意気込んだ。 沿線自治体で早期開業を求めている神奈川県の幹部は「早期開業へのハードルが低くなった」と今後の進展に期待した。 JR東海は先月29日、品川―名古屋間の令和9年開業の断念を表明。工期は10年程度と見込み、開業は早くても16年以降になる見通し。 焦点は次の知事選だ。着工に賛同する候補の当選が早期開業の条件となる。甲府市選出の自民党県議は「新しい知事が着工を進めるよう期待する」と語った。関係者によると、川勝氏はすでに後継を打診
松野官房長官は熊本県を訪れて蒲島知事と会談し、いわゆる「台湾有事」を念頭に、九州各県は沖縄の離島から避難する住民の受け入れ先になることが想定されるとして、必要な態勢の整備に協力を求めました。 政府は、有事の際に沖縄県の石垣島や宮古島、与那国島などの先島諸島から避難する住民を九州各県に受け入れてもらうことも想定し、具体的な対応の検討を進めています。 これに関して、松野官房長官は17日「九州地方知事会」の会長を務める蒲島知事と会談し「住民避難にあたっては、食料や医療の提供といったさまざまな面の救援をはじめとする受け入れ態勢も重要だ。万一の際の避難先としての九州各県の役割は非常に大きいものと考えており、避難住民の受け入れの検討、シミュレーションを前に進めていただく必要がある」と述べました。 そのうえで「ご負担をおかけすることになるが、政府としても関係省庁が積極的に支援していくので、さまざまなレベ
(湯之上 隆:技術経営コンサルタント、微細加工研究所所長) 2月24日にTSMC熊本工場が開所式 2021年10月に発表されたTSMC熊本工場の開所式が今年2024年2月24日に行われる(日本経済新聞、2023年12月11日)。この工場では今年末までに、12インチのシリコンウエハで月産5.5万枚の規模で、28/22~16/12nmのロジック半導体が生産されることになっている。総工費は86億ドルで、その約半分の4760億円を日本が補助金として支出する。 また、前掲の日経新聞には、6nmの先端半導体を生産する第2工場が計画されていることも記載されている。この第2工場は、今年4月に建設着工し、来年2025年に建屋が完成、翌2026年末までに生産が開始される見通しである。そして、日本からは7500億~9000億円もの補助金が支出されると報道されている。ということは、TSMC熊本工場には、合計で1.
職業差別とも捉えられかねない発言をし、その後、辞職の意向を表明した静岡県の川勝知事は「職業差別と捉えられるのは本意ではない」と述べ、発言を撤回し、改めて謝罪しました。 静岡県の川勝平太知事は今月1日、新人職員への訓示の中で「県庁というのは別の言葉で言うとシンクタンクです。毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり物を作ったりとかと違って、基本的に皆さんは頭脳・知性の高い方たちです」と発言し、職業差別とも捉えられかねないとして波紋が広がる中、翌日の2日、辞職の意向を表明しました。 3日に改めて行った会見では、発言について謝罪したものの、撤回はしませんでした。静岡県庁には5日午後5時までに電話やメールで2400件を超える批判が寄せられたほか、県議会の会派からも発言撤回の申し入れがありました。 こうした中、川勝知事は5日夕方、静岡県庁で報道陣の取材に応じ「なりわいの違いを申し上げたつもりでしたが、その
辞意を表明した静岡県の川勝平太知事=2日午後(青山博美撮影)静岡県の川勝平太知事が2日、県庁内で記者団の取材に応じ、「6月の(県)議会をもってこの職を辞そうと思う」などと語り、知事職を辞する意向を表明した。川勝氏は1日に行われた新規採用職員向けの訓示で、職業差別と取れる発言をして批判を浴びていた。 川勝氏は訓示で、新規採用職員らに「毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかとは違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方。それを磨く必要がある」と述べた。 この発言を受け、2日午後に記者団の取材に応じた川勝知事は辞職を表明。「いろいろな職種があるということであり、差別的な意図や意識はない」とした上で「言葉が不十分だった。不愉快に思った人がいたら申し訳ない」と謝罪した。 川勝氏は早稲田大教授や静岡文化芸術大学長などを経て平成21年の知事選で初当選。知事就任以降、令和3年に同県御殿
リニア中央新幹線の工事に伴う大井川の水資源への影響などについて話し合う静岡県の専門部会は5月13日、JR東海が山梨県側から進めているボーリング調査について「適切で技術的に認める」との見解を示しました。 【リニア】川勝知事が退任会見で持論 「南アルプストンネル工事自体に黄信号」「JRの姿勢が一新」 リニア中央新幹線の建設に関連してJR東海が5月20日から再開する高速長尺先進ボーリングをめぐっては、静岡県が大井川の水資源に影響を及ぼす可能性があるとして山梨県境や県内での調査に難色を示しています。 こうした中、5月13日に静岡県が設置している地質構造・水資源部会専門部会が2023年8月以来9カ月ぶりに開かれ、発電施設の工事によって大井川上流にある田代ダムの取水が停止していることによって大井川の流量が増えている点やJR側が示したリスク対策の内容を鑑みて、「作業は問題がない」との見解を示しました。
㊤「問題発言があったかのごとき状況に…」 ――「磐田は文化が高い」という発言もそうだが、何かを持ち上げるときに、他の業種を下げて評価を高めるというか、表現方法に問題があるのでは 「いいえ。磐田に関しては、磐田はかつて国府があって、遠州の中心であったということを申し上げた。そういう中身であることは、話を聞いていた人は分かっておられたと思います。ちょうど奈良の時代に、山城国、いまの平安京は田舎であったと、そういう流れで申し上げました。ですから、そこにいらしたボニータの方たちが県外ご出身の方でしたので、磐田に対して誇りを持っていただけるように磐田の歴史を紹介したと。かつ、磐田の国分寺の再建を、七重塔を再建したいということで話をしたいという方がいましたので、そのことも踏まえ、古代の磐田の話をしたということです」 ――改めてだが、この囲み取材を開いた趣旨は 「最近、メディアのハラスメントというような
川勝知事が新入職員への訓示で、第一次産業や第二次産業を蔑むかのような発言をしたことが物議を醸している。知事はかつて御殿場市を揶揄するかのような発言をした際に「切り取られた」と釈明し、3月に特定の高校や自治体への揶揄とも受け取れる発言や性別による役割を決めつけるかのような発言をした際にも「切り取りというのが問題」と述べたことから、以下、訓示の全文(原文ママ)を掲載する。 県職員としての危機管理の重要性を強調 静岡県庁職員5800人くらいいるんですけれども、県庁の職員すべてを代表致しまして心からご歓迎を申し上げたいと思います。 (採用試験は)難関だったんじゃないですか?そうでもないですか? 聞くところによると県庁の職員になるには、かなり高度な試験をマスターしなくちゃいけないと。かつ、そのための準備も一方ならぬものがあるという風に聞いております。 こういう形で皆様方、同期になられた数は233名で
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ことし8月、静岡市内で無免許運転を繰り返したとして、静岡県議会議員を辞職した中山真珠元議員が道路交通法違反の疑いで書類送検されました。 ことし4月の静岡県議会議員選挙で、最年少の27歳で当選した中山真珠元議員(28)は、ことし8月4日、静岡市葵区の横断歩道で、歩行者がいるのに一時停止しなかったことから、警察官に呼び止められた際、5月中旬の時点で運転免許が失効していたことが発覚するなどして、9月に県議会議員を辞職しました。 警察のこれまでの調べで、中山元議員は8月2日にも市内の運転免許センターまで車を運転し、免許を更新できなかったにもかかわらず、帰りも運転したことが確認されています。 このため警察は、中山元議員が無免許運転を繰り返したなどとして、20日、道路交通法違反の疑いで書類送検しました。 任意の調べに対し、元議員は容疑を認めているということです。 元議員の弁護士は「書類送検について、ま
静岡県の川勝平太知事の辞職に伴う知事選(26日投開票)で、リニア中央新幹線の行く末が注目されている。環境問題や水資源への懸念から県が工事に反対してきたことが、リニアの開業が遅れる一因とされてきたからだ。これまで選挙で圧勝してきた川勝氏が県庁を去り、支持してきた有権者の心情は複雑だ。「静岡が悪者にされるのはつらい」と――。 知事選が告示された9日午前。静岡市中心部で立候補者の街頭演説を聞いていた女性(70)はつぶやいた。「はっきりものを言う川勝さんを応援してきたのに、辞めるなんて残念です」 リニアのトンネルは県北部の南アルプスを通るため、そこを水源とする大井川の流量が減少する懸念があり、川勝氏は2017年以降、静岡工区の着工に「待った」をかけてきた。品川―名古屋間のルートにある7都県で唯一、駅が設置されない静岡にはメリットに乏しいという意見も根強い。 この女性は以前、別の工事の影響で実家周辺
職業差別とも捉えられる発言により批判を受け、辞職を表明していた静岡県の川勝平太知事(75)は4月10日午前、静岡県議会議長に辞表を提出しました。これに伴い、川勝知事は30日後に自動的に失職します。川勝知事の辞職に伴う県知事選は、5月9日告示、26日投開票の見通しです。 <静岡県 川勝平太知事> 「心境ですか…『散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ』ですか」 川勝知事は辞表提出前に「散りどきを心得てこそ美しい」という意味の戦国の世を生きた明智光秀の娘・細川ガラシャが詠った辞世の句を読み上げました。 川勝知事をめぐっては、4月1日の新入職員の訓示で職業差別とも受け取れる発言をしたとして、県に批判が殺到し、4月2日に県議会6月定例会をもって辞職する意向を表明しました。その後、発言を謝罪、撤回しました。 一方、川勝知事の辞職表明後、県議会の最大会派である自民改革会議や公明党県
リニア中央新幹線の工事を進めるJR東海は4日、甲府市と山梨県中央市にまたがる山梨県駅(仮称)、長野県飯田市の高架橋の完成がともに2031年になる見通しを公表した。静岡県が着工を認めていない静岡工区以外で、開業を断念した27年を超える工期が明らかにされたのは初めて。「27年開業はそもそも困難だったのでは」との受け止めが広がる。(西田直晃) 「工事の内容を精査したところ、27年までに完了させるのは難しい」。4日の静岡市内での会見で、JR東海の沢田尚夫常務はこう述べた。いずれも来年度の着工を目指す山梨県駅は6年8カ月、リニア本線が通る座光寺高架橋は5年10カ月の工期を要するとした。 3月末に東京・品川-名古屋間の27年開業断念を明らかにした際、同社は「静岡の工事の遅れ」を理由とした。山梨、長野の工期の遅れは「地元との協議などに時間を要した」ためとし、静岡の遅れの範囲に収まることからあくまで「開業
アニメや映画の舞台になった場所をファンが訪れる「聖地巡礼」。街おこしの切り札になる可能性を秘めているだけに、多くの自治体が新たな「聖地」をつくろうとロケ誘致に意欲的に取り組んでいる。自治体関係者が成功例として羨望(せんぼう)のまなざしを向けるのが、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台・静岡県沼津市だ。放送開始から8年目となったいまも続く、作品と地元、ファンの幸せな関係の秘密を探った。 7月13日、沼津リバーサイドホテル。頼重秀一市長が登壇すると、会場から大きな拍手と歓声が上がった。公式スピンオフ作品「幻日(げんじつ)のヨハネ―SUNSHINE in the MIRROR―」の主人公ヨハネこと津島善子の誕生祭での出来事だ。「これまでこんなに拍手を受けたことはありません」。頼重市長が声援に応えると、会場は再び沸いた。 誕生祭は「あげつち商店街」と同ホテルの共催で、平日にもかかわらずファ
静岡県は、西伊豆町の特別養護老人ホームで利用者と職員あわせて33人が腹痛や下痢などの症状を訴え、2人が死亡したと発表しました。患者の便からは腸管出血性大腸菌O157が検出され、県は施設で出された給食が原因の集団食中毒と断定しました。 静岡県によりますと、11月6日の朝から、西伊豆町にある特別養護老人ホーム「ヒューマンヴィラ伊豆」の利用者と職員の合わせて33人が腹痛や下痢、血便などの症状を相次いで訴えたということです。 患者の内訳は、 ▽45歳から103歳までの女性25人と、 ▽57歳から95歳までの男性8人です。 このうち、いずれも西伊豆町に住む入所者の ▽76歳の女性が11月11日に、 ▽81歳の男性が15日に それぞれ死亡したということです。 また、現在、8人が入院しているということです。 保健所が調べたところ、全員が11月3日に施設で昼食として提供された給食を食べたとみられ、検査の結
熊本市中央区にあるマンションの1室で、10日未明に爆発が起き、住人の男性が病院に運ばれました。 男性は部屋に殺虫剤をまいていたと話し、警察が爆発との因果関係を調べています。 10日午前0時ごろ、熊本市中央区大江のマンションで、「爆発音がした」と警察や消防に通報がありました。 警察によりますと、4階建てマンション2階の54歳の男性の部屋で爆発が起きベランダの窓が吹き飛んだほか、こたつ布団の一部が焼けるなどしたということです。 この爆発で男性は髪の毛が焼けるなど、軽いやけどをして病院に運ばれました。 警察の調べに対し、男性は爆発当時、部屋の片づけ中に室内でゴキブリを見つけスプレー式殺虫剤を大量にまいていたところ、約1分後に爆発が起きたと話しているということです。 警察は、何らかの火がこたつの周辺から殺虫剤の可燃性ガスに引火した可能性があるとみて原因を調べています。 ところで、似たような事故がこ
静岡県がリニア中央新幹線の着工をあの手この手で妨害している。ジャーナリストの小林一哉さんは「川勝平太知事は政治家として『水面下での駆け引き』ができない。そのため、JR東海のあらゆる提案も拒否するしかない」という――。 【写真6枚】ほとんど水の流れない河原砂漠となった大井川中流域(川根本町) ■リニア問題をとにかく複雑にさせたい川勝知事 静岡県の「水」を巻き込んだリニア議論は、県民ですら理解できないほどこじれにこじれてしまった。 現在は、JR東海が提案した「田代ダム案」(後述)に言い掛かりをつけてストップさせつつ、JR東海が山梨県内で進めようとしているボーリング調査を「山梨県内で出る地下水は静岡県の水だ」と主張して中止させようとしている。 この2つの問題を都合よく絡ませたい静岡県は、「山梨県の調査ボーリング」を田代ダム案とセットにすることまで画策した。 川勝平太知事は「(田代ダム案に待ったを
熊本市の雑居ビルで女性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、このビルのエレベーターの点検などを行う会社の男性従業員が、事件後、死亡していたことが分かった。警察が事件との関連を調べている。 【画像】遺体が見つかった7階へは、停止中の直通エレベーターか、非常階段でしか行くことができなかったという。現場ビルのエレベーターなどを見る この事件は5月29日夜、熊本市中央区の雑居ビル7階の空きテナントで、布にまかれた状態で派遣社員・辰島ありささん(29)の遺体が見つかったもの。 7階へは現在停止中の直通エレベーターか、非常階段でしか行くことができず、捜査関係者は「ビルの内情を知る人物による犯行の可能性がある」としていた。 関係者によると、エレベーターの点検などを行う会社で、このビルを含む現場周辺のエリアを担当している男性従業員が事件後、死亡していたという。 捜査本部は今回の事件との関連について、慎重
新人職員への訓示の中で、職業差別とも捉えられかねない発言をしたことなどから辞意を表明していた静岡県の川勝知事は10日にも県議会議長に辞職願を提出する意向を固め、県議会の主な会派の代表や県幹部などに伝えました。県知事選挙は、早ければ5月下旬に行われる見通しです。 川勝知事は今月1日、新人職員への訓示の中で「県庁というのは別のことばで言うとシンクタンクです。毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり物を作ったりとかと違って、基本的に皆さんは頭脳・知性の高い方たちです」と発言し、職業差別とも捉えられかねないとして波紋が広がる中、翌日の2日、辞職の意向を表明しました。 当初、川勝知事はことし6月19日に開会する予定の6月県議会の冒頭で辞職したいという意向を示していましたが、その後、県議会最大会派の自民改革会議と公明党県議団が早期の辞職を申し入れたほか、県民からも「すぐに辞職すべきだ」などと批判の電話やメ
新入職員に対する訓示の中で、青果販売業や牛を育てる仕事、モノづくりに従事する人たちを差別するかのような発言が問題になっている静岡県の川勝平太知事が2日午後6時に会見し、「6月の県議会をもってこの職を辞そうと思います」と電撃的に辞任を表明した。 川勝知事は1日、新入職員に対する訓示で、「県庁というのは、別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的にみなさんは頭脳・知性の高い方。ですから、それを磨く必要がある」と青果販売業や酪農業、モノづくりに従事する人たちを差別するかのような発言をした。 この発言が報じられると、SNS上には「どんな仕事でもリスペクトされるべき」「選民思想というか差別主義者というか。 碌でもない要素これでもかと詰め込んでるね」「どんな考え方を持つかは個人の自由だが、行政のトップと
水俣病と認定されておらず、救済策の対象にもならなかった関西などに住む128人の原告全員を水俣病と認定して、国などに賠償を命じた大阪地方裁判所の判決を不服として、国は10日、大阪高等裁判所に控訴しました。 昭和30年代から40年代にかけて、熊本県や鹿児島県に住み、その後、関西などに移り住んだ128人は、水俣病に認定されていない人を救済する特別措置法で、住んでいた「地域」や「年代」によって救済の対象外とされたのは不当だとして国と熊本県、それに原因企業のチッソに賠償を求めました。 9月27日、大阪地裁は、特別措置法の基準外でも水俣病にり患する可能性があるとする、初めての司法判断を示して原告全員を水俣病と認定し、国と熊本県、チッソに合わせておよそ3億5000万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。 この判決について国は10日、大阪高裁に控訴しました。 控訴した理由について環境省は、今回の判決が、水
リニア中央新幹線静岡工区を巡り、静岡県の川勝平太知事が「水」に続き、今度は「土」の問題で反発を強めている。JR東海の工事残土置き場の計画地を「深層崩壊する可能性がある」などと再考を要求。過去に現計画地が示された際は、可否について特段の言及をしておらず、再度の〝ちゃぶ台返し〟にJR東海は困惑する。関係者は「恐怖をあおっている」と批判している。 「1000年に一回という(災害)規模で考えるべきだ」。8日の静岡県知事定例記者会見。残土置き場の選定や安全対策の検討に当たり、想定すべき降雨災害のレベルについて、川勝氏は新たな見解を示した。 残土で形成する盛り土の崩壊防止策として、例えば排水施設を設置する際に考慮する降雨の想定レベルは、静岡県の基準で「5年に一度起こり得る降雨」だ。一方、JR東海が大半の残土を置く予定の大井川上流エリアの「燕(つばくろ)」と呼ばれる計画地では、100年に一度の降雨を想定
川勝知事を守る「ふじのくに県民クラブ」 静岡県の川勝平太知事が「御殿場市にはコシヒカリしかない」旨の発言をして御殿場市、及び市民を愚弄した問題で、給与などを返上するとしながらも必要な条例案を議会に提出していなかったことが明らかになった。結果、県議会最大会派である自民から不信決議案が50年ぶりに提出された。採決では可決にあと1人賛成が足りずに、否決された。 仮に不信任決議案が可決されていれば、川勝知事は「県議会の解散」か「失職」をしなくてはならなかった。自民、公明、さらには2年前の辞職勧告決議案では一部が反対にまわっていた無所属の議員も全員賛成に回った。ただし、知事を全面的に支持する会派「ふじのくに県民クラブ」の田口章会長は「時系列に並べれば(知事の行動や発言は)なんら矛盾しているわけではない。そこを取り上げて不信任とすることは不信任に当たらない。辞職勧告決議以来様々な議論の中で今に至ってい
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