「ヴイエムウェア(VMウェア)製品を扱うリセラーから、突然ライセンスの契約更改を迫られた」「実質年間1億円の値上げになるシステムもあり、どうしたものか困っている」。2024年5月、日経クロステックに大手金融機関で情報システム部門の管理職を務めるA氏から悲鳴の声が寄せられた。きっかけは24年4月。同社の香港拠点から日本本社に対し、「VMウェア製品のライセンス変更の通知メールが来ており、どう対応す
神戸牛を含む和牛肉の不正輸出事件で、兵庫県警生活経済課などは5日、関税法違反と家畜伝染病予防法違反の疑いで、食料品の輸出入を行う貿易会社「サンコートレーディング」(西宮市)代表取締役の林泰山(たいざん)容疑者(76)ら男女4人を再逮捕した。同課は4人の認否を明らかにしていない。 同課は昨年までの4年間に計約29万7千キロ、税関への申告額ベースで計約20億円に上る和牛肉を不正に輸出したとみて、詳しい経緯を調べている。 再逮捕容疑は共謀し昨年10月13日、船で門司港(北九州市)から香港へ冷凍牛肉約2万6331キロ(申告価格約1億4381万円)を輸送した際、輸出先をカンボジアと偽って下関税関支署に申告し、家畜の伝染病の有無を調べる検査を受けたことを示す「輸出検疫証明書」の交付を受けなかったとしている。 4人は昨年8月に和牛肉を不正輸出したとして、先月16日に逮捕されていた。
民主主義や自由を求めてデモ行進する台湾の香港人ら=台北市で2024年6月9日午後2時19分、林哲平撮影 香港で2019年6月に起きた「逃亡犯条例改正」に反対する100万人デモから9日で5年を迎えた。その後も頻発した大規模デモは当局に抑え込まれ、その後香港国家安全維持法(国安法)、国家安全条例の施行により統制強化が進んだ。 大規模デモや国安法施行以降、数十万人の住民が香港を離れて、英国やカナダ、台湾などに移り住んだ。中国の政治的な影響力が強まる今の香港では民主主義や自由を求める声は上げにくく、その場は海外に移った。 19年の大規模デモから5年となる9日、台湾・台北市中心部では在台湾の香港人ら約600人(主催者発表)が香港での自由や政治犯らの釈放を求めて、デモ行進した。参加者は香港高等法院(高裁)が今年5月に演奏やユーチューブなどへの公開を禁止した、当時のデモのテーマソング「香港に栄光あれ」を
香港で2019年6月に起きた「逃亡犯条例改正」に反対する100万人デモから9日で5年。その後、香港では香港国家安全維持法(国安法)、国家安全条例が施行され、統制強化が進んだ。この5年間に香港の経済社会はどう変わったのか、実態を追った。 「香港の未曽有の消費不況は、共働きで小さい子供がいる中間消費層がこぞって海外移住した影響も大きいだろう」。柳生政一・元香港日本人商工会議所事務局長は指摘する。 100万人デモから5年、高度な自治を保障した「1国2制度」が有名無実化するなか、社会経済が大きく変化した香港の実態を追いました。 【前編】閉鎖、シャッター… 「中国化」で未曽有の消費不況 香港デモ5年 【後編】若者や子連れ世代、海外流出 金融や不動産も低迷 香港デモ5年 香港の人口は長年増加し続け、19年末時点では752万人となったが、新型コロナウイルス禍が広がり、国安法が施行された20年に減少に転じ
香港で2019年6月に起きた「逃亡犯条例改正」に反対する100万人デモから9日で5年。その後、統制強化が進んだ香港は中国との一体化が進み、それが「消費不況」をもたらしている。ただ、日本産水産物に関する対応は中国本土とは違った。【香港で小倉祥徳】 <100万人デモから5年の香港をもっと詳しく> 【前編】閉鎖、シャッター… 「中国化」で未曽有の消費不況 香港デモ5年 【後編】若者や子連れ世代、海外流出 金融や不動産も低迷 香港デモ5年 香港島の繁華街、銅鑼(どら)湾。平日昼に日系回転ずし大手チェーン「スシロー」の店舗を訪れると、入り口前では勤め人や家族連れなどであふれていた。30分ほど待ってようやく入店し、日本同様にタッチパネルで注文を始めると、中国本土の日系回転ずし店とは様子が違うことに気づいた。「青森生サーモン」「北海道産白子天ぷら」「駿河湾(桜エビ)盛り軍艦」――。「日本産」のネタをアピ
2019年に香港で起きた大規模な政府への抗議デモから5年を迎え、香港の民主化や自由を求める人たち=東京都新宿区で2024年6月9日午後4時23分、前田梨里子撮影 東京・新宿で9日、香港の民主化や自由を主張する集会が行われた。 2019年に香港で起きた大規模な政府への抗議デモから5年を迎え、在日香港人や留学生ら約100人が参加。「光復香港 時代革命(香港を取り戻せ 時代の革命だ)」と書かれた旗を掲げて声を上げた。 香港政府は20年に反政府的な言動を取り締まる香港国家安全維持法を施行し、民主派を厳しく取り締まる姿勢を強化。デモの参加者によると、香港では政治に対して諦めざるを得ない状況に追い込まれているという。 昨年は、日本留学中にネット交流サービス(SNS)で反政府的投稿をした香港人女性が帰国した際に逮捕され、デモ参加者が減少。今年は5年という節目でもあり、同日に同様の集会が英国、台湾で行われ
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香港(CNN) その人物は普通の乗客と同じように配車アプリ「Uber(ウーバー)」で予約し、車の後部座席に乗り込む。ただ、道のりも半ばを過ぎると、雰囲気が変わり身分を明かす。 乗客は運転手に「車を止めなさい。あなたに言っている。ウーバーを運転していると問題になる」と告げる。これは香港で最近撮影され、オンラインで拡散された動画の一こまだ。 乗客は交通警官ではない。香港当局が配車サービスを規制していないことに不満を募らせ、直接行動を起こしている自警団のタクシー運転手だ。 車が止まった後、乗客は警察を呼び、運転手を引き渡す。 おとり捜査をするタクシー運転手のひとりは「これを挑発的だと言う人もいるかもしれない。しかしこうした動画がなければ、人々は私たちが『白ナンバーの車』の台数を誇張していると思うかもしれない」と語った。 「白ナンバーの車」はタクシー運転手がウーバーを指す言葉だ。「私たちはただ政府
サッカーワールドカップ(W杯)アジア2次予選の香港-イラン戦で、応援する香港のサポーターら=香港スタジアムで6日、ロイター 香港警察当局は6日、サッカーワールドカップ(W杯)アジア2次予選の香港―イラン戦で国歌斉唱時に起立しなかったとして香港人サポーター3人を国歌侮辱の疑いで逮捕した。香港メディアが伝えた。1国2制度下にある香港では中国国歌「義勇軍行進曲」を国歌として定めているが、若者らを中心に拒否感を持つ香港人もいる。 警察の説明では、6日夜に香港スタジアムで行われた試合前の国歌演奏中に男女3人が起立しなかったり、グラウンドに背を向けたりした。3人は会場で観客の様子を監視・撮影していた警察に逮捕された。その後保釈されたが、警察は捜査を続ける。 香港では、中国主導の締め付けに反発する若者らがサッカーの国際大会などで中国国歌が流れるとブーイングしたり、背を向けたりするケースが相次いでいた。2
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"チャーシュー"の端っこが、香港の土鍋ご飯"ボウジャイファン" に! 2024.06.07 連載 : 尾身奈美枝さんの“フードロサない”アフターレシピ 料理家・フードコーディネーターの尾身奈美枝さんが毎回、余った食材をおいしく食べきるレシピを提案します。前回に続き、自家製“チャーシュー”の端っこで、とびっきりの香港料理をつくります! 残った“チャーシュー”で香港にひとっとび! 自家製の“チャーシュー”をつくると、必ず最後に残りがちな端っこ。前回は、香港風の“焼きそば”のつくり方を教わったが、今回はさらに本格的な香港料理だ。 「“ボウジャイファン”って知ってますか?香港ではおなじみの土鍋の炊き込みご飯なんですが、本当においしいの!具材のバリエーションはさまざまですが、チャーシューを使ったボウジャイファンは定番。端っこを食べきるのにうってつけなんです!」
天安門追悼への警戒強化 今年も集会開かれず―香港 時事通信 外信部2024年06月04日18時42分配信 4日、香港島のビクトリア公園で開催された親中派団体の物産展 【香港時事】天安門事件から35年を迎えた4日、中国政府が統制を強める香港では今年も追悼集会が事実上封じられた。スパイ行為などを取り締まる国家安全条例が今年3月に施行された後で初めての「六四」で、警察当局は追悼の動きへの警戒を強化している。 遺族を徹底監視、真相究明遠く 言論統制強化で風化も―天安門事件35年・中国 6月4日に合わせて犠牲者追悼集会が開かれていた香港島のビクトリア公園。昨年に続いて今年も親中派団体が物産展を開催し、かつての追悼会場を「占拠」した。公園内で取材中、主催者側のスタッフが記者に終始つきまとい、写真撮影などに目を光らせた。 公園内外には多くの警官が動員され、厳重な警備態勢が敷かれた。私服警官の姿も見られ、
茨城県の青果物、コメ、畜産物を合わせた農産物と加工食品の2023年度輸出額は前年度比41%増の42億3500万円で、過去最高を更新した。県が4日、発表した。農産物ではコメが83%増と大幅に拡大。加工食品は菓子類が2倍増となり全体をけん引した。県は事業者への支援強化と新規参入を促し、一層の販路拡大を目指す。 県が支援した事業者などへの聞き取りにより、農産物、加工食品の輸出額を調べた。輸出額の内訳は、農産物が前年度比33%増の17億5310万円、加工食品が48%増の24億8200万円で、いずれも過去最高を更新した。農産物は集計を始めた翌年の16年度から8年連続、加工食品は21年度から3年連続の更新。 農産物で輸出額が最も多かったのは、コメの7億1千万円。特にシンガポール向けが3倍増、米国向けが2倍増と目立った。県は日本食を扱うレストランの需要拡大に加え、円安を背景とした県内事業者らの輸出拡大、
オーストラリアの航空業界格付けサイト「エアラインレーティングス・コム」がこのほど発表した2024年の航空会社ランキングによると、全日本空輸が前年の世界14位から順位を七つ上げて世界7位に躍進し、2年ぶりにトップ10に入った。日本航空も順位を四つ高めて15位となり、日本の両社がそろって上位に食い込んだ。 同サイトは乗客の声や機体の老朽度合い、事故状況や安全性、機内の設備・サービスなどを勘案し、世界の航空各社を毎年評価している。今回は上位25社を選び番付を公表した。全日空は安全性で上位につけ、サービスや客席の機能、快適性も評価された。 24年の世界首位は中東のカタール航空。5年連続でビジネスクラスや機内食が世界最高と位置付けられ、前年の2位から2年ぶりにトップに返り咲いた。貨物運送の高評価が定着し、順位が2つ上がった韓国の大韓航空が2位になり、香港のキャセイパシフィック航空は6ランク上昇し、3
キャセイパシフィック航空は、香港行きを対象とした特別運賃を販売する。 東京/成田発着のエコノミークラス往復運賃は58,340円から。搭乗期間は6月3日から7月15日まで。販売期間は6月30日まで。旅行期間は2日以上1か月以内。 東京/羽田・東京/成田・大阪/関西発着のプレミアムエコノミークラス往復運賃は144,340円から。搭乗期間は6月3日から9月30日まで、8月は除外日となる。販売期間は6月17日まで。旅行期間は0日以上6か月以内。 いずれも燃油サーチャージや諸税は含まれている。一部便は対象外。他のキャンペーンを利用する場合、特別運賃が適用とならない場合もある。小児と座席を使用する幼児は大人運賃の75%、座席を使用しない幼児は同10%が適用される。 ⇒詳細はこちら
香港ディズニーランド・リゾートは、特別ランイベント「香港ディズニーランド10Kウィークエンド2024」を今年11月2日~11月3日の2日間で開催する。 パーク内の様々な街を駆け抜けるランイベントでは、ディズニーのキャラクターたちや、マーベル・スーパーヒーローズなど世界中で愛されているキャラクターたちがパーク内でランナーを応援。 ファンから人気の高い『マーベル・スーパーヒーローズ10K』から小さなお子さん向けのレースまで、さまざまなレースの中から選んで参加すると、ディズニーをテーマにしたランニングTシャツやリストバンドなどが入ったランナーパックを持ち帰ることができる。また完走者にはメダルが授与される。 今年は、世界初となる最大規模の「アナと雪の女王」をテーマにしたエリアを走る『アナと雪の女王エクスプローラーズ3K』を実施。ゲストは、アレンデールの美しい景観の中をアナやエルサ、アレンデールの国
[東京 10日 ロイター] - 北越コーポレーション(3865.T), opens new tabの大株主、大王海運(愛媛県四国中央市)は10日、香港の投資ファンド、オアシス・マネジメント・カンパニーが北越コーポの岸本晢夫社長や現任の社外取締役の解任、新たな社外取締役の選任を求めた株主提案について、賛成することを決議したと発表した。 オアシスは、北越コーポが15日に発表した大王製紙(3880.T), opens new tabとの戦略的業務提携について、数値に基づく説明は皆無だとする声明を公表。大王製紙株の削減方針についても具体性を欠くなどとし、今は株式売却を行う適切なタイミングではないと主張した もっと見る 。 共同保有者と合わせ北越コーポ株の約19%(昨年12月)を保有する大王海運は、北越コーポの戦略的業務提携は抽象的な内容に過ぎないなどとして「北越のコーポレートガバナンスの機能不全に
HOME ニュース 団体旅行向け「香港リワード!キャンペーン」、香港政府観光局が10名以上の企業グループに提供、旅行会社が知っておきたい多彩な特典とは?(PR) 香港政府観光局のMICE専門部署「ミーティング&エキシビション香港(MEHK)」は、2024年度も企業団体旅行向けに「香港リワード!キャンペーン」を展開する。対象は、2024年4月1日から2025年3月31日に日本を出発し、香港(マカオ・深圳を除く)に2泊以上する10名以上のグループ。旅行会社は、このキャンペーンを活用して企業団体に様々な特典を組み込んだ提案をすることが可能になる。 香港は、日本からの距離が近くフライト時間は往路で平均4時間半。航空運賃や燃油サーチャージ、滞在費などのコスト面での優位性、日本の空港とのネットワークも充実している。旅行会社が急回復する社員旅行や報奨旅行の獲得に向けて、提案しやすい旅先だ。 参加人数に応
香港のランドマーク マンダリン オリエンタルにあるフレンチ ブラッスリー SOMM は、今年 5 月に創立 5 周年を迎え、元シェフが創作したさまざまな料理をフィーチャーした SOMMM の 5 周年記念 4 コースおよび 6 コースのテイスティング メニューを特別に発売した。ホテルの料理ディレクター、リチャード・エッケバスとレストランの副料理長が共同で作り上げた創作料理と人気の絶品料理は、この輝かしい 5 年間の美しい瞬間を表現している。 SOMM 5 周年記念のユニークなテイスティング メニューでは、現在の Amber 副料理長テリー ホー (当時 Amber と SOMM の副料理長) が 2023 年に考案したさわやかな夏の「Cooking」、紫蘇の葉、XO マヨネーズ、新鮮なエビ、手長海老、マヨネーズを自家製トルティーヤに詰め込みんだ。もう一つの見逃せないメニューは、レストランの
特区政府は6月6日、代替喫煙製品の完全禁止、行列中の喫煙の禁止、定額罰金の2倍の3000ドルへの倍増、未払いタバコに対する罰金の大幅増額、義務表示制度の導入など、10項目の短期タバコ規制措置を発表した。7日付香港各紙によると、政府は年内に改正案を立法会に提出し、来年可決され段階的に施行されることを目指す。特区政府医務衛生局の盧寵茂・局長は、来年の喫煙率を7.8%に下げるという目標は維持すると強調。長期的な措置として特定の日付以降に生まれた人へのタバコ製品の販売を禁止することについては「これはより最終的な措置であり、実施については議論と検討に時間がかかる」と述べた。 関連する短期措置には、未払いのタバコに対する罰金の強化が含まれる。免税タバコの取り扱い、所持、販売、購入に対する罰金の最高額は、現行の略式手続きによる罰金100万ドルと禁固2年から、罰金200万ドルと禁固7年に大幅に引き上げられ
キャセイパシフィック航空とシンガポール航空はこのたび、サステナビリティに関する幅広い取り組みで協力する覚書を締結した。これは、航空業界の脱炭素化へむけ喫緊の課題である持続可能な航空燃料(SAF)のアジア太平洋地域での開発と利用を推進することを目的とし、サステナビリティに関するパフォーマンスを向上させるための取組みを共有するもの。この覚書は、ドバイで開催された国際航空運送協会(IATA)第80回年次総会および世界航空輸送サミットにおいて、キャセイグループ最高経営責任者 ロナルド・ラムとシンガポール航空CEO ゴー・チュン・ポンによって締結された。 この合意は主に2つの分野に重点を置いており、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを達成するという両航空会社のコミットメントを明確にし、航空業界におけるサステナビリティの発展を促進するという両航空会社の強い意志を示すもの。まず第一に、キャセイパシフ
外国勢力との共謀罪に問われた壱伝媒集団の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏と『りんご日報』関連会社3社の裁判が6月4日に88日目を迎えた。5日付香港各紙によると、検察は4日、黎氏の逮捕前のインタビュー映像や、英国の反中団体「香港監察」創設者ロジャース氏が黎氏に送ったビデオを流した。黎氏は中国に対抗するために「壱伝媒」を設立し『壱週刊』を創刊したと指摘し、香港の『りんご日報』の事業が軌道に乗った後、香港の新聞業界で影響力を高めるために台湾版『りんご日報』を創刊することにしたと説明した。ロジャーズ氏は英国政府が香港を支援しないことに失望し、英国政府が中国に制裁を課し、BNOを持たない香港人に庇護を提供するよう提案した。 検察は4日、法廷で黎氏の逮捕前のインタビュー映像を流した。黎氏は貧しい家庭に生まれ、カジュアル衣料ブランド「ジョルダーノ」を設立した後、ゼロからスタートした経験を簡潔に説明し
国家安全保障法律フォーラムの座談会セッションで、香港金融管理局(HKMA)の余偉文・総裁は香港の財政的優位性について語った。6月9日付香港各紙によると、余総裁は「香港はその独特の政治的・地理的優位性を通じて中国本土と世界を結びつけることができる。中国の開放政策はすべて香港を通じて実施され、香港は緩衝地帯およびファイアウォールとみなされ、チャンスを提供すると同時に国の金融安全をさらに保護することができる」との見方を示した。 余総裁は「香港の金融システムの強靱性は香港、国家、世界の安定にとって非常に重要であり、安全で安定した香港は金融市場の発展を促進する。またビジネス環境は政治的、法的、社会的安定の影響を受ける」と言及。余総裁は2019年に就任した際を振り返り、当時は香港の金融不安に関する多くの噂がソーシャルメディア上で広まり、金融システムが崩壊し、香港から資金が流出し、香港ドルが下落すると主
HSBCホールディングスは1-3月(第1四半期)に香港で13万人以上の新規顧客を獲得した。中国銀行(香港)は2023年に20万人の新規クロスボーダー顧客を獲得し、ハンセン銀行では非居住者の新規口座開設が昨年342%急増した。 この急増の大部分は、本土の中国人が香港に資金を移す動きによるもので、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と数年にわたる政治不安定の後、回復に苦戦している香港にとって歓迎すべき傾向だ。 アジアの金融センターである香港の高金利に注目して多くの人が、低迷する中国本土市場を離れ保険や定期預金など幅広い投資オプションを利用しようと香港に口座を開設している。 今年初め、スタンダードチャータードは中国人顧客を引きつけるため10%という高い短期預金金利を提供した。中国の規制当局が国内で高利回りの資産運用商品を取り締まるとともに、不動産価格の下落が中国人の資産を圧迫している
衛生署衛生防護中心は6月4日、2024年第1四半期のHIV新規感染者数を発表した。新規感染者は105人で、うち男性は83人、女性は22人だ。感染経路は61人(58・1%)が同性または同性と異性両方との性的接触、24人(22・9%)が異性との性的接触によるものだった。しかしその他の20人は感染経路が特定できていない。これで香港のHIV感染者は1984年から累積で1万2143人となった。一方、24年第1四半期のエイズ発症例は24人。発症者の感染経路は11人(45・8%)が同性または同性と異性両方との性的接触、11人(45・8%)が異性との性的接触によるものだった。しかしその他の2人は感染経路が特定できていない。エイズ発症例は1985年から累積で2507人となった。衛生署ではHIVとエイズに関する情報をホームページで公開しており、ホットライン2780―2211で抗体検査の予約も受け付けている。抗
香港の警察は1989年に北京で起きた「天安門事件」から35年となる4日、スローガンを叫んでいた68歳の女性を逮捕した。 警察は同日の声明で、女性が扇動的な意図を持ち罪を犯した疑いがあると発表。天安門事件の犠牲者を追悼するため、以前は毎年6月4日に香港市民数千人が集まっていたビクトリア公園の近くで逮捕された。 香港は今年3月、「国家安全条例」を急ぎ制定。同条例が抗議デモを行っている市民に適用されたのは、今回が初めて。 かつては自由な経済とアジア金融の中心地としての地位を謳歌(おうか)してきた香港だが、当局が許容できる言論と扇動の境界線をどこで引くかを再定義しかねない出来事がこのところ相次いでいる。
今年2月に発表された財政予算案では、北部都会区の開発やイノベーション科学技術の企業誘致など、香港経済の発展を促進する内容が多く盛り込まれた。これらは、日本企業にとっても注目すべき情報である。今回は特別インタビューとして香港特区政府駐東京経済貿易代表部の首席代表を務める欧慧心(ウィンサム・アウ)氏に、香港の経済発展や日本との連携などについて伺った。(編集部 楢橋 里彩) 欧慧心(ウィンサム・アウ)さんプロフィール 1998年に香港大学卒業後、政務職として香港特別行政区政府入り。康楽・文化事務署に勤務後、シンガポールにあるアジア太平洋経済協力(APEC)秘書処に出向し、3年間駐在。2010 年に香港に戻り、工業貿易署で香港と中国本土の通商関係を担当。運輸・物流局首席助理秘書長を務めた後、2023年4月から現職。 ――2月に発表された財政予算案では北部都会区の開発やイノベーション科学技術分野の投
民生問題についてしばしば訴訟を起こす「長洲訴訟王」こと郭卓堅氏は近年、「法律を知っていながら法律を破った」という疑いが暴露されている。6月7日付香港各紙によると、郭氏は近年、油麗邨の公共住宅を割り当てられたが、長期間にわたって女性に与えて居住させていた。郭氏は元妻の名義で長洲東堤の小さなアパートに住んでおり、公共住宅を乱用した疑いが持たれている。綿密な捜査の結果、警察は郭氏が個人の収入と資産を隠して公共住宅、総合社会保障扶助、法律扶助、高齢者生活手当をだまし取った疑いがあることを発見し、6日朝、郭氏を詐欺容疑で逮捕した。 警察は東九龍総区刑事部の捜査を経て、長洲の郭という名の85歳の地元男性を、2013年から22年の間に虚偽の陳述と虚偽の情報を提供した疑いで逮捕したと発表した。個人の収入と資産を隠して政府の補助金や公共住宅、高齢者生活手当、社会保障扶助、法律扶助などの社会保障を騙し取ってい
新界元朗の八郷にある野良猫保護ハウスで6月10日、火災が発生し、猫40匹が焼け死ぬという悲しい事件があった。香港メディアによると、同日朝11時ごろ、金水南路のトタン屋根小屋から出火しているとの通報があり、消防が駆け付けた。ケガ人は出なかったものの、鎮火後にたくさんの猫の死骸が発見され、当局が動物愛護協会に調査を依頼した。警察の話では、火災現場は野良猫が保護されていた場所だという。初期捜査では、電器の短絡(ショート)が出火原因とみられている。香港では近年、野良猫や野良犬の保護活動への取り組みが増えている一方でペットや動物の虐待事件も発生しており社会問題として注視されているが、今回の火災には今のところ事件性はないようだ。
香港で俳優、歌手として活躍し、『ドリーム・ホーム』『コンテイジョン』や『オープン・グレイブ 感染』など、ハリウッドにまで活躍の場を広げる香港スター、ジョシー・ホー。日本では三池崇史監督の『DEAD OR ALIVE FINAL』に出演している彼女が、カルト的人気を誇る『狂覗』や世界三大ファンタスティック映画祭の一つであるブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で日本人初のアジアグランプリ受賞した『超擬態人間』の藤井秀剛監督とタッグを組み、日本を舞台にしたオカルト・ホラーが製作された。 キャストには、歌手でもあり俳優としても活躍している『追龍』のローレンス・チョウ。日本からは、ミュージシャン、俳優として活躍する高橋和也に加え、毎日映画コンクール「田中絹代」賞を受賞している白川和子が怪演をみせる。そのほか、黒川智花、酒向芳、菅原大吉などの実力派が脇を固める。 製作はジョシー・ホーの夫で俳優とし
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